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常設展示のご案内

金銅造聖観音坐像 金銅造聖観音坐像(こんどうぞうしょうかんのんざぞう)

 金剛輪寺旧蔵、現在米国ボストン美術館(ビゲロー・コレクション)で所蔵され、海外流出した日本至宝の文化財の一点である。

 比較的大型の金銅仏であるが、光背などは繊細に造られている。

 展示品はレプリカであるが、米国ボストン美術館の特別な許可を得て、鎌倉時代当時の技術を再現しながら制作したものである。
 銅造鍍金、文永6年(1269)西智作、総高106.5p
銘文(抜粋)「・・・松尾寺本堂奉安置・・・願主犬上利吉并芳縁依智秦氏・・・」


天台の古刹 金剛輪寺 天台の古刹 金剛輪寺

 西明寺(甲良町)、百済寺(東近江市)とともに湖東三山の一つとして栄えた金剛輪寺は、天平13年(741)行基によって開基され、円仁(慈覚大師)が中興したと伝えられる天台宗の古刹です。

 同寺には国宝の本堂(弘安11年<1288>建立)、重要文化財の三重塔をはじめ、仏像、工芸品などに数多くの逸品が残されています。

 また、同寺が最も隆盛する室町時代には、一山に百余の塔頭が築かれていたとされ、発掘調査によっても興味深い遺構や遺物が出土しています。


湖東地域の麻織物 湖東地域の麻織物<※展示替えのため、ただいま展示していません。>

 滋賀県湖東地域は古くから麻布の産地であったことから、現在生産不可能な良品の麻織物が残っています。

 館蔵品のなかから数点展示しています。


堅井之大宮春祭り

 岩倉集落の堅井之大宮(軽野神社)において、毎年4月20日前後の日曜日に春大祭が催される。

 岩倉川沿い9つの集落(斧磨・松尾寺・岩倉・竹原・西出・東出・深草・円城寺・常安寺)からそれぞれ曳山が出され、若衆による勇壮な巡行が見物である。曳山の舞台上では、豪華絢爛たる衣装をまとった人形による演劇の情景が表現されており、各集落はその出来映えを競う。
 このほか宮後の八木神社、蚊野の軽野神社、目加田の春日神社、あるいは安孫子の安孫子神社などで同時期に例大祭がある。


滋賀県の曳山まつり <※展示替えのため、ただいま展示していません。>

 現在、滋賀県では湖東地方、湖北地方を中心に24か所において曳山まつりが行われている。

 その形態は大きく「長浜型」「大津型」「日野型」に類型化されている。 堅井之大宮の曳山(愛荘町)は「日野型」に相当する。


金 環 <※展示替えのため、ただいま展示していません。>
 上蚊野集落の民家に伝来し、開墾の折、不時に発見されたものといわれている。周辺には金剛寺野古墳群があったため、それらを構成する古墳の副葬品であったと考えられる。

習書木簡

 畑田にある畑田廃寺遺跡から出土した木簡。「秦」「大」あるいは「火」の文字が何度も書かれていることから、木簡のなかでも文字の練習に使われた「習書木簡」とよばれている。

 畑田廃寺遺跡は、従来より依智秦氏との関係が指摘されており、同木簡の出土はこれを裏付けるものとして注目される。


湖東式軒瓦

 滋賀県の湖東地方に分布する古代寺院を中心に福井県(越前町)や岐阜県(各務原市、美濃加茂市、関市、坂祝町、笠松町)、愛知県(一宮市、江南市)長野県(長野市)の一部で出土する特徴的な瓦。

 軒丸瓦(のきまるがわら)においては、単弁・複弁蓮華紋(たんべん・ふくべんれんげもん)と呼ばれ、中房(ちゅうぼう)に大きな蓮子(れんじ)を付け、十字の界線が施される。外区は内縁に殊文帯を配し、外縁には二重圏線を施す。

 軒平瓦(のきひらがわら)は重弧紋の下端部を指で押して波状にしたもので指圧波状重弧文(しあつはじょうじゅうこもん)とよばれている。

 同軒丸瓦は朝鮮半島において出土したものと類似しており、渡来文化の影響が指摘されている。


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