平成30年第4回臨時会1日目(平成30年10月01日) 議事録

更新日:2019年12月25日

平成30年第4回愛荘町議会臨時会

議会日程

開会:午前9時00分 閉会:午後12時17分

平成30年第4回愛荘町議会臨時会日程と議案内容
日程 議案内容
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 会期の決定
日程第3 町長提案趣旨説明
日程第4 議案第61号 平成30年度愛荘町一般会計補正予算(第3号)
日程第5 議案第62号 平成30年度愛荘町下水道事業特別会計補正予算(第2号)

本日の会議に付した事件

日程第1から日程第5

出席議員(14名)

1番 澤田 源宏

2番 村西 作雄

3番 森野 隆

4番 西澤 桂一

5番 村田 定

6番 伊谷 正昭

7番 外川 善正

8番 徳田 文治

9番 河村 善一

10番 吉岡 ゑミ子

11番 瀧 すみ江

12番 竹中 秀夫

13番 辰己 保

14番 高橋 正夫

欠席議員(なし)

なし

議事

開会の宣告

議長(高橋 正夫君)

皆さん、おはようございます。早朝よりご苦労さんでございます。
ただいまの出席議員は14名で、定足数に達しております。
よって、平成30年第4回愛荘町議会臨時会は成立いたしましたので、開会いたします。

開議の宣告

議長(高橋 正夫君)

これより本日の会議を開きます。

議事日程の報告

議長(高橋 正夫君)

本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。

会議録署名議員の指名

議長(高橋 正夫君)

日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
今期臨時会の会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により、11番瀧 すみ江君、12番竹中 秀夫君を指名します。

会期の決定

議長(高橋 正夫君)

日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
お諮りします。今期臨時会の会期は、本日の1日のみとしたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(高橋 正夫君)

異議なしと認めます。よって、会期は本日の1日のみと決定しました。

町長提案趣旨説明


議長(高橋 正夫君)

日程第3町長提案趣旨説明を求めます。町長。

〔町長 有村 国知君登壇〕

町長(有村 国知君)

本日ここに、平成30年第4回愛荘町議会臨時会をお願いいたしましたところ、議員各位にはご出席賜り、厚くお礼を申し上げます。議員の皆さまには日頃から町政の運営にご理解とご協力をいただいておりますことを、まずもってお礼を申し上げます。
本臨時会で提案いたします議案は、平成30年度愛荘町一般会計補正予算(第3号)と平成30年度愛荘町下水道事業特別会計補正予算(第2号)の2案件を上程させていただきました。
本議案は残念ながら平成30年9月議会定例会でご議決いただくことができなかった平成30年度愛荘町一般会計補正予算(第2号)に、台風による災害対応経費を合わせてご提案させていただいております。
まず、一般会計補正予算(第2号)で論点となった「ゆめまちテラスえち」管理運営事業に関する555万円のうち、活用方法の検討に要する経費、報償費37万5,000円についてご説明させていただきます。
今日までこの「ゆめまちテラスえち」に関しましては、地域住民の交流拠点としての活用は前提とするものの愛知高校・愛知高等養護学校との連携、パン工房の整備さらには近江上布の活用、そしてものづくり工房(ファブラボ)など、その活用構想が2点、3点してきました。
町民の皆さまをはじめ議員の先生方にもその説明が不十分であったことから、活用方法に対する認識の齟齬を招いたものでございます。活用構想が十分に浸透していなかったことや今後のランニングコストの視点からも、今一度活用方法を仕切り直すことがふさわしいと考えたものであり、町行政としての説明責任、情報発信が不十分であったことは反省しなければならないと認識をしております。
それらの中で先般の9月議会におきまして、第2次愛荘町総合計画の議決をいただきました。この第2次総合計画が町民の皆さま一人ひとりに幸せを実感いただき、この町に愛着と誇りを感じていただくためのまちづくり手引きとなるよう着実に推進していただければならないと考えております。
10年後に目指す町の姿『愛着と誇り、人と町がともに輝く未来創生のまち』の実現に向けましては、まちづくり・人づくりが重要であると考えております。そして、この「ゆめまちテラスえち」が、まちづくり・人づくりの拠点としてコア機能を持つことができるよう完成した建物をニュートラルな状態で多くの方に見ていただくだけでなく、施設に訪れていただく方々自らが施設づくりから関わっていただけるような仕組みづくりが不可欠であると考えており、再度活用方法の検討に要する経費37万5,000円を含む「ゆめまちテラスえち」管理運営事業に関する経費555万円の上程をお願いするものでございます。
未来に向けたまちづくりを進めていくためには、町民の皆さまと行政のパートナーシップのもと、力を合わせて取り組みを進めていくことが大切であると考えておりますので、ご理解を賜りますようお願いを申し上げます。
次に、議案についてご説明申し上げます。
まず、議案第61号平成30年度愛荘町一般会計補正予算(第3号)につきましては1億2,896万7,000円を追加し、総額101億4,550万4,000円とするものでございます。
主な補正内容といたしまして、台風被害による庁舎・地域総合センター・小学校・中学校・ハーティーセンター秦荘・道路反射鏡等の公共施設の修繕費用や台風被害による自治会・公民館等修繕に対する補助金、各住宅等の災害廃棄物処理費用等台風被害対応予算を合計8,423万4,000円計上しました。
また、庁舎等管理事業で耐震改修に向けた庁舎改修設計監理業務費用や来庁者へのおもてなしや安心感を持っていただくための窓口受付カウンターの更新等に1,107万6,000円、「ゆめまちテラスえち」管理運営事業で運営開始にともなう光熱費等の維持管理経費や施設備品の整備に555万円、障害者自立支援医療給付事業で更正医療の対象者増加により470万円、町外地域型保育施設入所事業で入所児童増加により382万7,000円、農業基盤整備促進事業で長野西工区用排水路改修工事に404万円等を計上しました。
次に、議案第62号平成30年度愛荘町下水道事業特別会計補正予算(第2号)につきましては45万6,000円を追加し、総額13億2,969万6,000円とするものでございます。
補正内容といたしまして、台風被害によるマンホールポンプ場維持管理業務に45万6,000円を計上しました。
以上の案件を平成30年第4回愛荘町議会臨時会に提案させていただきました。何とぞ慎重なご審議の上、ご議決を賜りますようお願いを申し上げまして、提案趣旨の説明とさせていただきます

議案第61号の上程、説明、質疑、討論、採決

議長(高橋 正夫君)

日程第4、議案第61号平成30年度愛荘町一般会計補正予算(第3号)を議題にします。
本案について提案理由の説明を求めます。総務部長。

〔総務部長 川村 節子君登壇〕

総務部長(川村 節子君)

それでは、議案第61号平成30年度愛荘町一般会計補正予算(第3号)について、ご説明を申し上げます。
平成30年度愛荘町一般会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。
第1条歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1億2,896万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ101億4,550万4,000円とするものでございます。
第2条地方債の変更は「第2表地方債補正」によるものでございます。
5ページをお願いします。第2表地方債補正でございます。臨時財政対策債において限度額を3億5,900万円から3億5,869万7,000円に変更をお願いするものでございます。起債の方法、利率、償還の方法については変更がございません。
8ページ、事項別明細書で各課目の補正額および主な内容の説明をさせていただきます。今回の補正予算(第3号)は、主に一般会計補正予算(第2号)の補正額に台風による公共施設の被害や災害廃棄物等の対応経費を合わせて補正をお願いするものでございます。
まず、歳入でございます。
9款地方交付税1項地方交付税7,024万6,000円の追加、13款国庫支出金1項国庫負担金1目民生費国庫負担金1節児童福祉費負担金191万3,000円の追加は施設型給付費負担金でございます。
7節障害者自立支援給付費負担金235万円の追加、2項国庫補助金2目民生費国庫補助金1節障害福祉費補助金184万8,000円は地域生活支援事業補助金の追加、14款県支出金1項県負担金1目民生費県負担金児童福祉費負担金95万6,000円の追加、7節障害者自立支援給付費負担金117万5,000円の追加でございます。
続いて9ページでございます。2項県補助金2目民生費県補助金4節障害福祉費補助金60万円の追加、18款繰越金1項繰越金1節前年度繰越金3,105万円の追加、19款諸収入5項雑入1節総務費雑入のうち町有建物災害共済保険金1,852万2,000円の追加、町有自動車損害共済保険金17万9,000円の追加、10節土木費雑入県道路改良負担事業返還金43万1,000円の追加、20款町債1項町債1目総務債2節臨時財政対策債30万3,000円の減でございます。
続いて10ページ、歳出でございます。
2款総務費1項総務管理費1目一般管理費8節報償費は公正透明な入札確保委員会の初期の目的が達成されたため新たにより専門性の高い委員会とするため入札監視委員会を設置するもので6,000円の追加、9節旅費1万円の追加、13節委託料216万円は平成32年4月1日から施行されます会計年度任用職員制度の対応例規整備支援業務でございます。
5目財産管理費11節需用費施設修繕料は台風被害による対応経費を含めまして145万5,000円の追加、12節役務費23万6,000円は町有建物火災保険料の追加、13節委託料285万2,000円の追加は愛知川庁舎の耐震補強やLED化に向けた設計委託料、14節使用料および賃借料は12万9,000円で公用車のリース料でございます。
15節工事請負費135万6,000円の追加につきましては愛知川庁舎トイレ洗面所の自動水洗化の取替と災害対応経費・備品購入費653万円の追加でございます。
続いて、6目企画費でございます。8節報償費37万5,000円は「ゆめまちテラスえち」がまちづくり・人づくりの拠点として再度活用を検討するための経費を追加、9節旅費13万2,000円の追加、11節需用費403万4,000円のうち「ゆめまちテラスえち」の管理に伴う消耗品15万5,000円の追加、光熱水費78万円の追加、機器修繕料3万9,000円の追加でございます。
施設修繕料はせせらぎ街道水中ポンプの更新246万円、災害対応経費につきましてはせせらぎ街道とむらじまん看板合計で60万円の追加でございます。
12節役務費54万7,000円の追加、13節委託料304万4,000円のうち157万9,000円は男女共同参画推進計画アンケート調査業務委託料、自然観察の森の災害対応経費48万4,000円でございます。
14節使用料および賃借料35万6,000円の追加、備品購入費261万5,000円の追加、19節負担金補助および交付金1,198万円の追加は台風による自治会施設物置等の被害修繕補助等でございます。
7目電子計算費でございます。13節委託料129万6,000円は障害者総合支援法改正による電算システム開発業務の委託料、19節負担金補助および交付金につきましては1万6,000円の追加でございます。
11目地域安全対策費194万1,000円の追加は災害対応分他、3款民生費1項社会福祉費2目社会福祉総務費561万6,000円は川久保地域総合センターの災害対応経費でございます。
3目老人福祉費13節委託料63万7,000円の追加は利用者増によります配食サービスの業務委託料の追加、8目障害福祉費94万3,000円の追加は障害福祉施設の災害対応経費、20節扶助費710万円の追加は訪問入浴・更正医療の利用者増に伴うものでございます。
10目福祉センター費47万6,000円はけんこうプール・いきいきセンターの災害対応経費でございます。
2項児童福祉費2目児童福祉措置費19節負担金補助および交付金382万7,000円は町外地域型保育給付費分でございます。
4目保育園費16万2,000円は災害対応経費でございます。
4款衛生費1項保健衛生費6目環境衛生費は災害廃棄物処理委託料1,500万円の追加、6目保健センター管理費11節需用費は施設修繕料35万9,000円の追加、6款農林水産業費1項農業費3目農業振興費につきましては農業作業所の災害対応経費30万5,000円の追加、5目農地費15節工事請負費404万円の追加は農業基盤整備促進関連工事でございます。
19節負担金補助および交付金21万3,000円の追加は小規模土地改良区補助金の追加でございます。
14ページになります。7款商工費1項商工費2目商工振興費19節負担金補助および交付金は地域活性化住宅省エネ等改修事業補助金100万円の追加、3目観光費中山道街路灯災害復旧経費といたしまして53万5,000円の追加でございます。
8款土木費2項道路橋梁費3目道路維持費につきましては倒木撤去作業委託料といたしまして200万円の追加、4目交通安全対策費11節需用費102万1,000円の追加、15節工事請負費337万円はカーブミラー道路標識等の災害対応経費でございます。
4項都市計画費1目都市計画総務費24万9,000円は秦の郷の災害対応経費でございます。
2目下水道費28節繰出金5万6,000円の追加でございます。
続いて15ページ、9款消防費1項消防費2目消防施設費11節需用費86万6,000円の追加は消防センター消防車の災害対応経費、19節負担金補助および交付金3万6,000円の追加は消火栓ボックスの被害対応経費の補助でございます。
3目防災対策費11節需用費46万5,000円は防災ガイドブックの増刷、10款教育費1項教育総務費1目学校建設費につきましては災害対応に伴う幼小中施設設計監理委託料50万円の追加、工事請負費は幼小中の学校の災害対応経費等で2,633万9,000円の追加でございます。
2項小学校費1目学校管理費11節需用費3万5,000円は秦荘東小学校の災害対応経費でございます。
16ページになります。3項中学校費1目学校管理費3節職員手当10万4,000円は通勤手当分、需用費の3万3,000円につきましては中学校の災害対応経費でございます。
5項社会教育費1目社会教育総務費3節職員手当としまして通勤手当8,000円の追加、3目人権教育推進事業費8節報償費39万円の追加、7目図書館費は秦荘図書館玄関付近のタイル膨張によりまして調査設計業務委託料24万5,000円の追加、9目文化振興費11節需用費10万6,000円はハーティーセンター秦荘自動ドアで災害対応経費、15節工事請負費750万6,000円はハーティーセンターの屋根の災害対応経費でございます。
11目博物館費15節工事請負費30万円は歴史文化博物館の玄関化粧塀の災害対応経費、6項保健体育費2目体育施設費15節工事請負費343万2,000円は中央スポーツ公園および秦荘武道館の災害対応経費、3目給食費11節需用費30万円は給食センターの災害対応経費となっております。
以上、補正予算の説明とさせていただきます。よろしくご審議いただきますようお願いいたします。

議長(高橋 正夫君)

これより質疑に入ります。質疑はありませんか。1番、澤田 源宏君。

1番(澤田 源宏君)

1番、澤田です。この前の全員協議会で村西議員が質問された答弁において、「集落の公民館が自然災害を受けた場合、被害額の2分の1が補助される」と言っておられましたが、もし集落が独自で保険に加入していて、自然災害があったときにも同じように町の補助が受けられるのか。もし加入していて自然災害があった集落については補助がないという場合は不公平が生じると思うのです。あくまで保険に入るのは任意であって、補助金は別と考えますが、どう思われていますか。

議長(高橋 正夫君)

総合政策部長。

総合政策部長(小杉 善範君)

今のご質問の保険の加入の関係でありますけれども、保険もいろいろ種類がありまして、建物のなかでも火災保険、地震等いろいろあります。
自然災害について加入されている場合と加入されていない場合がありまして、今回対象とさせていただいたのは保険加入されている、されていないは別としまして、保険の対応をされていない施設で自治会の管理という施設に対しまして、自治会の今後のコミュニティーの運営等で支障をきたす部分につきまして、保険対応されていない分につきましては、町から今日までのこととは別枠としまして、補助金ということで出させていただこうということで決めさせていただいたもので、要綱等を改正させていただいて、まったく対応されていない部分については補助の対象にさせていただくということで検討させていただいたものでございますので、よろしくお願いしたいと思います。

議長(高橋 正夫君)

澤田 源宏君。

1番(澤田 源宏君)

保険に入っている場合は、もう保険を使ってそれで終わりということですか。

議長(高橋 正夫君)

総合政策部長。

総合政策部長(小杉 善範君)

保険に加入をされている場合は、どれだけ保険の対象になるかというのは私どもではわからないのですけれども、保険に加入されて、保険で対応いただく場合については町からの部分については支出をさせていただかないという通知の中で、自治会の方から保険に入っていないので、こういう被害がありましたということで報告をいただいた分について、今補正予算を計上させていただいたものであります。

議長(高橋 正夫君)

澤田 源宏君。

1番(澤田 源宏君)

それだと、どうしても不公平になるので、もしそれだったら、自然災害に入る保険を全自治会に町が半分負担して入ってもらうようにした方が平等になると思うのです。
そして、今でも1,188万円いっている、そんなことと比べたら、これから自然災害が増えていくのに、絶対に保険に入ってもらうように進めて、半分補助した方が安くつくと思うのですけれども。

議長(高橋 正夫君)

総合政策部長。

総合政策部長(小杉 善範君)

集落でいろいろな施設をお持ちだと思いますけれども、町の方で補助金等で整備された施設等につきましては保険の加入について求めてまいりたいというふうに思いますし、今後区長会等でもできるだけ、集落の規模とか予算の関係もあると思いますが、そういうこともお願いしてまいりたいと思っております。

議長(高橋 正夫君)

ほかにありませんか。10番、吉岡 ゑミ子君。

10番(吉岡 ゑミ子君)

10番、吉岡です。ただいまの説明の補正予算の中の「ゆめまちテラスえち」についてお尋ねいたします。これは全協でもお尋ねしましたけれども、もう少ししっかりとした答弁をいただきたいので再度質問いたします。
町長は箱もの行政の行き詰まりやランニングコストなどの観点からファブラボを中心とした旧郡役所の活用方法の見直しを表明されました。その点について3点ばかり、総合政策部長にお尋ねいたします。
愛知高等学校・養護学校との連携と喫茶コーナーでの住民交流を行うこと、愛荘町国際交流協会の事務局が入り日本語教室やイベントなどでの住民との国際交流を推進すること、近江上布伝統産業会館など地場産業との連携した事業を開店する活用方法について見直しをされるということですが、そのことについて総合政策部長にお尋ねいたします。
続きまして、2点目でございますが、平成29年10月に中間報告が取りまとめられ、活用方法について我々議員をはじめ町民の皆さんや関係団体の方々にきちんと説明をされましたのか。情報を共有できておらず、個々の活用方法に対する認識が人によって違うことになっていることについて、どのように考えておられるのか、これは副町長にお尋ねいたします。
3点目でございますが、9月末で旧郡役所の保存工事が完了する予定です。地域のシンボルとしてまちづくりの場所として多くの町民の皆さんに利用いただくために、町民や関係団体の皆さんのご理解とご協力が不可欠であると考えます。今後どのような考えで活用方法を取りまとめていかれるのか、これは町長にお尋ねいたします。
以上、3点よろしくお願いいたします。

議長(高橋 正夫君)

総合政策部長。

総合政策部長(小杉 善範君)

ただいま吉岡議員からご質問いただきました3つの活用方法につきましては、これまで旧郡役所のあり方を検討する中で、町から具体的な活用方法としてご説明をさせていただいたものであります。
これらの3つの活用方策は平成29年10月に(仮称)愛荘町ふれあい交流館の活用のあり方検討委員会の中間報告の時点で、いずれも大幅に見直しをせざるを得ない今状況となっているわけです。
1点目の愛知高校・高等養護学校との連携に関しましては、学校の教育課程のカリキュラムの関係がありますので、受け身にならざるを得ないような状況、またパンを喫茶で提供することは生産力の問題があり難しいという状況、また生徒が恒常的に関わっていくことは難しいというような状況でありまして、学校との連携の具体的な内容については現時点では定まっていないような状況であります。
2点目の町の国際交流協会との連携に関しましては、日本語教室やイベントで郡役所の会議室を活用いただくことは可能でありますけれども、協会の事務所自体が入っていただくことは国の社会資本整備の交付金の関係もありますので、入居はできないということがわかっております。
また、3点目の近江上布伝統産業会館との連携に関しましては、当初施設機能を旧郡役所に移転する方向で協議をされていましたが、指定管理団体によるファブラボを中心とする活用方法に方針を変更したことから、連携の話は白紙の状態となっております。
平成29年10月の中間報告の時点で、すでに個々の具体的な活用方法は大幅に見直しをせざるを得ない状況でありますけれども、あらためて具体的な活用方法を検討していかなければならないと考えております。以上です。

議長(高橋 正夫君)

副町長。

副町長(石田 政則君)

吉岡議員ご質問の2点目の平成29年10月中間報告としてとりまとめられました活用方法に対する認識が人によって違うということについて、どのように考えるかということについて、私の方からお答えをさせていただきます。
まず、活用方法案につきましては愛荘町ふれあい交流館の活用のあり方検討委員会から中間報告を受けまして、議会全員協議会で説明を行ったところでございます。
その際の説明では、ファブラボを活用の中心に位置づけてビジネスモデルとして確立していくということ、そして、そのためには指定管理者が柔軟に活動展開できるようにする必要があるということが主眼の説明となってございました。
先ほど議員ご指摘のように、これまで広報紙などで町民の皆さんに説明してまいりました活用方法、例えば滋賀県の麻織物工業組合との連携によるオリジナル麻物の生産やショップ経営、そして国際交流協会の事務所の入居、そして愛知高等養護学校ブランドの商品等の販売による接遇体験等という活用方法を説明してまいりましたが、中間報告の時点において、大幅に見直しをせざるを得ない状況になっているということについての説明が十分でなかったと、そしてそのために議員の皆さまをはじめ町民の皆さまに具体的な活用方法を情報共有できていないという事態を招くことになっております。
今後は町行政として、情報共有を積極的に行いまして十分に説明責任を果たしていかなければならないというふうに考えております。以上でございます。

議長(高橋 正夫君)

町長。

町長(有村 国知君)

今ほど吉岡議員からご質問いただきました今後の活用の方針、方法をどのような取りまとめをしていくのかということでございますが、ご答弁申し上げてまいります。
旧郡役所を保存修理することに関しては、町民の町内の方々の中でも賛成される方と反対される方に分かれておられました。費用面でも当初説明の3倍に膨れ上がるなど、様々な経過を経て旧郡役所の保存修理工事が9月末で完成をしております。
旧郡役所は愛知郡の中心であった証であり、愛荘町の誇り、シンボルとしてより多くの町民の皆さんに活用していただけるようにしていかなくてはならないというように思いをしております。
設置管理条例で定めている設置趣旨のとおり、世代や文化を超えて多くの人々が集い交流する人づくり・まちづくりの拠点として、地域の活性化につなげてまいりたいと考えております。
そのためには広く町民の皆さんに旧郡役所の格式ある歴史的建築物を実際に見ていただき、利活用のあり方についても共に考え、情報を共有しながら議論をしていき、より多くの町民の皆さんからご理解と協力を得てまいりたいと、積極的に活用方法を取りまとめてまいりたいと存じます。
この中におきましては、この度の補正予算の中でも予定をさせていただいておりますが、やはり多くのまちづくりに知見と有する方々、まちづくりの思いを持たれる方々、こういう方々、様々なアイデアというものを糾合していきながら、せっかくに誕生いたしました新たな郡役所保存が完了した建物がございます。
やはり、今の時代は一から十まで行政がすべてをご提供申し上げて、それを町民の方にお使いいただくというアプローチだけではなく、やはり我が町の宝ということも町民の皆さまと共有しながら、町民の皆さまにこれからのまちづくりに参画をしていっていただく、そういう町内の方々、また町外の方々のお力をいただきながら、この町の行政を進めていくその拠点の1つとしても、この議論を、郡役所というものをしっかりと活用していきたいというふうにも思っております。
どうか、この補正の中にも含ませていただいております、しっかりとご提案をさせていただいております。どうかお力を賜っていきたいと、その思いでございます。よろしくお願いを申し上げます。以上ご答弁申し上げます。

議長(高橋 正夫君)

ほかに質疑ございませんか。西澤 桂一君。

4番(西澤 桂一君)

4番、西澤 桂一です。今の吉岡議員の質問と重複するところがあるかもわかりませんけれども、ちょっと角度を変えてでもお尋ねをしたいと思っております。
まず、町長にお尋ねをしたいと思います。町長には予算の編成権と議会に対する提案権があるということは十分に承知をしておりますが、今回提案されました補正予算(第3号)には9月定例会で否決されました補正予算(第2号)で問題となりました総務費総務管理費企画費の委員等謝礼15万4,000円、講師等謝礼21万円、合計36万4,000円が再び見込まれております。
最初のごあいさつの中で若干触れてはいただきましたけれども、説得に欠けるものであると思いますので、否決されたものを再び提案される理由を1点お尋ねしたいと思います。
そして、2点目でありますけれども、「愛荘町ゆめまちテラスえち」の活用方法については、あり方検討委員会で平成27年度から10回にわたり検討されてきました。また、その中間報告に基づきまして議会として「愛荘町ゆめまちテラスえち」条例を成立させました。
今回、町長はこれを認めずに他に旧郡役所デザインカレッジやティーミーティングを開催して、今後の利活用方針を決めるとされておりますが、あり方検討委員会の中間報告や条例のどの部分が不適合であるというように判断されておられるのか。あるいはそれによって具体的に、この今申し上げましたデザインカレッジあるいはティーミーティングを行うとされておりますのか、2点目としてお尋ねしたいと思います。
そして、3点目になりますが、あり方検討委員会には今まで大変長い間にわたりましてご苦労いただいております。今回そういうような事態になったことにつきましては、あり方委員会にもやはりその説明はされる必要があると思いますが、そういうことはされているのかどうなのかということをお尋ねしたいと思います。
そして、4点目になります。あり方検討委員会や職員の皆さんが30年9月の完成に間に合うように精力的には取り組んで来てもらったわけですが、結果としては実を結ばなかったと、長い時間の集積が本当に否定されたように私は感じているのですが、これは無駄な時間と経費を費やしたことになるというように思っておられるのか、この点についてはどのように考えておられるのか。以上4点をお尋ねいたします。

議長(高橋 正夫君)

町長。

町長(有村 国知君)

ご答弁を申し上げてまいります。
全部で4点ありましたけれども、まず1点目、提案理由ということでございますが、やはり私はしっかりとこの件、報告を議会でもご答弁できてご報告を申し上げているというふうに思ってはおりますけれども、やはり先ほど時間が、4点目におきましては否定されたとか無駄な時間ということをおっしゃいましたけれども、一貫してやはり町の大事な宝であるということを申し上げております。
ですので、一度も否定であったりとか、無駄な時間だというようなことではなかったかと考えておりますので、その点は最初に申し上げておきます。
この提案というものを、9月補正を申し上げておりましたけれども、非常に大事なことである町民の皆さまと改めてニュートラルな立場で見ていただくことがより多くの町民の皆さんから愛される施設として、この旧郡役所が歩んでいくためには、その時間が必要であるというふうに強く考えておりますがゆえに、改めてこのように補正で議会に上程をさせていただいております。
また2点目でございましたあり方検討委員会、平成27年から10回されました。またその中でどの部分がいけなかったのかというふうにおっしゃっておられます。どの部分ということで私が具体的に申し上げておりますのは、この10回のあり方検討委員会の中で一番最終版に出てきたファブラボということ、この部分に関しまして、このあり方検討委員会の委員の皆さまでさえ、なかなかに「それはどういうものだ」というような経緯でございました。
その点におきまして、3Dプリンター等々を活用したファブラボ、そのものづくりとかいうことに関して全く否定するものではございません。新たな技術ということを様々な方に触れていただくということは大変肝要でもあるとは思っておりますが、やはり比較の対象、そもそもいろいろなアイデアは鎌倉の方が念頭にもなっていると思いますが、鎌倉のマーケットと愛荘町の人口規模等々、また利用のユーザー、近隣の大学等々、そして経済活動をされる事業者の方々、そういうことを踏まえますとやはり鎌倉と同じような形ではなかなか進めていくのは難しい。また5年間で約1億円を超す指定管理、この事業には発生してきます。
これがそもそも保存という1点に関しても、町内の中でも2分するような意見、町長選でも多くいただいておりましたので、5年間で1億円ということを投下していく、多くの方のご理解、あり方委員会の中でも今ほど申し上げましたとおり、委員の中でさえなかなかご理解が、共通理解が進まなかったという部分に対して、5年間で1億円を投入する事業を進めていくと、やはりこの郡役所を町内の皆さんから改めて愛していただける施設として歩ませるにはふさわしくないと考えた次第でございます。
どの部分とおっしゃいただいているのは、3Dプリンターを活用したファブラボという構想が、この愛荘町のマーケットにおいては、なかなかに持続可能性、持続性の観点からすると厳しいというふうに考えておるがゆえにでございます。
3点目、あり方検討委員会の方々への説明ということでもございますが、私は今回のことを議会であったり、本会議でない部分に関しましても先生方には率直に私の思いであったり、考えはご報告をさせていただいております。
そこを通じて、検討委員会の方々も情報はかなりの部分は知っていただいているかと思いますが、もしぜひ有村ということをおっしゃっていただくのであれば、ご説明することは全くその機会はあってもいいかとも思いますが、基本的にはこの議会で町民の皆さまを通してご報告している内容と同じ内容ではございます。
4点目は、身を結ばなかった、否定的、また無駄な時間とおっしゃいました部分に関してですが、今有村が3月からは町長の任にあたらせていただいておりますが、それぞれの町であったり、政治という部分で、まちづくりにかける思いというのはそれぞれあって、またその中で多くの方々のお力をいただいているというのは自然のことでもございます。
私はよく申し上げております、これは3月の議会でも申し上げておりますが、やはり箱もの行政というものの行き詰まりというのは、全国の自治体どこもつらい思いをしています。設置することはできますが、その後の維持管理というのは後世の世代の負担となってまいります。
そういう点におきましてもう既に完成保存工事が進んでおりますので、その事業の是非ということは私が申し上げる部分ではございませんが、やはり有効な活用ということを改めて力を入れていくためには、この度補正でお願いしております件もぜひ議会の先生方にお認めを賜っていきたいというのが真摯な思いでございます。以上、ご答弁申し上げます。

議長(高橋 正夫君)

西澤 桂一君。

4番(西澤 桂一君)

再質問したいと思います。
まず1つはあり方検討委員会、その中に各委員の温度差があるというお話をいただきました。当然、何の審議会におきましても温度差というのはあると思います。やはり委員一人ひとりの相違をまとめたのが報告という形で上がってきたわけですから、報告を受け止めるというのが、かえって報告を受けた者の立場であろうと思います。
各一人ひとりの委員の意見はどうなのか、そこを重要視されてきますと非常に違った方向になってくるのではないかと思いますので、その点の考え方が1点です。
もう1点はご回答いただきましたけれども、いろいろな中でやはりファブラボがあかんというような、そこに町長は固視されているように思いますけれども、私も一応2ヵ所ほどファブラボを見学に行きまして、そこの経営状況等も尋ねてまいりました。
5年で1億いくらというようなお話もありましたけれども、少しそこも見方が違うのではないかなと思っております。指定管理ですから、いくらでやると、それをけっして5年間というのではなくて、その中に経営努力を求めていくと、民間として企業として指定したならば経営努力を求める。
例えば、現在、けんこうプールですと、以前に比べますと廉価な経費で指定管理をされています。当初は設備投資等につきましては、ある程度資金はいるかわかりませんけれども、その後の運営につきましては、そこは町の姿勢として、そういう経営方針をしっかりとしておけば、そういう状態になるのではないかと、現に私が行きましたところも、黒字化を目指して頑張ってきているということで、あまり指定管理料は受け取っておられないという実態を受けております。
ですから、そこのあり方につきまして、以上2点お尋ねいたします。

議長(高橋 正夫君)

町長。

町長(有村 国知君)

報告を受け止めるのがありだろう、責任だろうというのが、そのとおりだと思いますし、そのように受けて止めさせていただいた上で、まちづくりの中核となっていく施設ということに関しても、そのとおりだというふうに思っております。また、委員のお一人おひとりの温度差ということを申し上げているわけではございません。
2点目ですけれども、5年で1億円ということ、また経営努力、民間として求めるのであればというふうにおっしゃっていただきました。本会議の中でも何度かお話をしておりますが、2点ほど申し上げますと、やはり行政がBtoCというか、通常の消費者を相手とする分野に入っていくというのは、なかなかにハードルが高いものであるというふうに思っております。
具体的な部分でいいますと、これも町が行っておりますが、湖東三山あいしょう館、この損益はどうであるかというところ、もちろん観光分野の発信拠点ということもございますので、通常の完全な民間の経営という同じものを求めるのは酷なのかもしれませんが、やはり私も町の皆さまの大事なお財布を預かる立場でございます。
その点では行政がBtoCの中に入っていくということの妥当性というところ、その部分はやはり厳しくより見ていかねばならないという思いは非常に強いものでございます。
その観点で申し上げますと、2点目にございますが、この度のファブラボの計画になっておりましたこれを担う組織が、本当に今ほど西澤議員がおっしゃいました運営費であったり、しっかり収益を上げていくということに耐えられるだけの経営の経験を積んでいる方々であったかと言いますと、やはり商売の業界におられた方々はおられません。これで走って行った時に、おそらく難しい状況にはなるであろうというふうに私は考えております。
2点としまして、あいしょう館を引き合いに出すのもつらいことかも知れませんが、消費者の目ということ、利用料の設定ということも含めですが、大変世の中の競争が厳しいものでございます。そのことに耐えられるだけの組織がない、それを私が説得される、納得をできるなど、確信を持てるなというような組織でない限りにおいては、なかなかに1億円の指定管理料という中でファブラボということを進めていくと、かえって町内の方々に何をやっているのだというふうになりかねないという点を危惧したから、私はこの度の一度仕切り直しということが必要であるということを継続して申し上げております。以上ご答弁申し上げます。

議長(高橋 正夫君)

11番、瀧 すみ江君。

11番(瀧 すみ江君)

11番、瀧 すみ江です。今ほど2人の議員から質問されていた場所になるのですけれども、新しい検討委員会を立ち上げるということで説明もありましたし、その第1回は今年中にすると、12月までに1回ということになると思います。それで、来年の9月には答申をすると、まとめるということになっています。そういう予定、運び方で、充実した答申が得られるのかどうかということは疑問に思うところです。それについて答弁をお願いします。
そして、2点目には町長がなぜ3月の改選、交代の時点で、就任した時点で、このことを提案されなかったのか。町民の方に聞きましても、代替案をなぜ示さなかったのかということについて、よく聞かれます。そういうことで、やはり町長としての考え方を示す事こそ、道理ではないかと思いました。
そういうことで、3月にそのことを口に出されて、町長が代わられたので見直しというのはあり得るかもしれません。3月にそれをして来られたならば、かなり活用開始が早い時期にできたのと思われます。それがなぜされなかったのか。代替案をなぜ出されないのかということです。
そして、先ほど1点目の質問に戻りますけれども、3点目として、そのように新しい委員会をつくって1年以内に答申をまとめるというよりも、あり方検討委員会が今存在しているので、3月の時点であればなおよかったわけですけれども、そのあり方検討委員会が今までの議論のうえに、そういうような得られた提案をまた協議の台に、机に載せてされたなら、今までの協議の積み重ねがあるので、もっと良いものが得られるであろうと私は考えますが、それについて答弁をお願いします。

議長(高橋 正夫君)

町長。

町長(有村 国知君)

答弁を申し上げてまいります。
まず、この1年で充実した答申が得られるかということでございますが、そのように努力をしていくというところでございます。これに関連いたしまして、一番最後の方でよりあり方検討委員会の方々のアイデアということを活用して行けばよいものが得られるというふうにもおっしゃっていただいている、様々なよい議論を真摯に郡役所の保存ということ、また活用に関してあり方検討委員会の方々が真摯な思いで議論を重ねてくださったということは本当に敬意をもっておりますし、それを否定するものでもございません。
ただ、私も検討委員会のそれぞれ議事録を拝見していきましても、やはり委員の皆さまは本当に皆さまに利用しやすい環境をつくろうというふうに求められた部分がございました。具体的には2階に上がる時に「エレベーターがほしい、足が不自由であって2階に上げれないという方々へのどういうふうにするんや」ということは委員の皆さんからもかなり何度も出てきておりましたが、それに対して町の行政の方は、これはどう読んでも「費用がかかり過ぎますので、すみません、できません」という答えになっています。
その点では、検討委員会の皆さんへの敬意というのは非常に持ちながら、この検討委員会の議論がすべてではないなというのが、率直な思いでございます。それに真摯に町の行政、当時の出された方々がふさわしいボールを戻せたかというと、あまり将来の展望をしっかりと描けていたようには10回の議事録を拝見したところでは感じてはおりません。
また、2つ目、この3月になぜということでございましたけれども、やはり3月に就任させていただいて、それからの時間の経過とともに、様々町の行政の部分を見ていくこともできました。町が行っている事業ということを近いところで、また首長という立場に就かせていただいて見ていくと、より感じるものがあったということでございまして、それを5月の全員協議会でのご報告ということでなっております。
3点目、その代替案を出すのが道理ではないかということをおっしゃっていただいておりますけれども、私はやはり郡役所の保存ということでも今までも申し上げましたとおり、町内の方々の意見というのが大変分かれたものでございました。そしてファブラボということが10回目のあり方検討委員会で出てきまして、それに走るというような方向になりつつもありましたけれども、この方向で行ってしまうと、やはり町内の方々の心がどんどん離れていってしまいかねないと、また損益的な部分、持続可能性、永続性の部分から非常にリスクがあるというふうに私が思いましたので、5月の時点であったりということで、町としてはこれで進めますというふうに言ったところ、なかなか町への信頼、この事業に関しての信頼ということに関しては既に町内の多くの方々の気持ちがついていっていない中で事業をお示ししてもなかなかご理解、共感の輪を広げていくのは難しいというふうに私が捉えておりますがゆえに、改めてニュートラルな立場でより多くの町民の皆さんに見ていただく必要があるというふうに信じておりますがゆえでございます。以上、3点ご答弁を申し上げます。

議長(高橋 正夫君)

ここで暫時休憩をいたします。

休憩午前10時01分
再開午前10時02分

議長(高橋 正夫君)

休憩前に引き続き会議を開きます。

議長(高橋 正夫君)

町長。

町長(有村 国知君)

充実した答弁を得ていくように努力をしていくというところでございます。

議長(高橋 正夫君)

ほかに質疑ございますか。8番、徳田 文治君。

8番(徳田 文治君)

8番、徳田 文治。雑駁な質問になるかなと思うのですけれども、ご答弁を賜りたいと思います。
まず、ものづくりについてお尋ねをします。それと、国の会計検査員、こういう視点から質問します。3点目にこの前、先般の京都新聞によりますと「施設事業の費用対効果に疑問がある」と、このようにコメントが載せられています。この3点についてお伺いいたします。
町長も先ほどおっしゃいましたが、ファブラボはあり方検討委員会が汗を流してこられたけれども、いろいろ様々な意見があったということをおっしゃいました。確かに、ものづくり、これは一番大事な、愛荘はものづくりの町でございまして、大変ものづくりは大事だと思っております。
ものづくりというのは先進的で小中学校におけるこれからのプログラミング教育導入とも結びつき、また本町児童生徒の創造性を促す教育の場、こういったことで人づくり工房、このことは大事だと思いますが、それに対する副町長ならびに町長の見解を求めたいと思います。
それと、6月6日、京都新聞に記載がありました。各紙が報じております「施設事業に費用対効果に疑問がある」と、ですけれども、建物が9月に完成をしております。10月20日4時より内覧会をということで、この間も全協において、最短で来年の10月が開始だと、このようにご答弁をいただいておると思うのです。そして備品購入とか入札、そういったもので時間がかかって、あと1ヵ月~2ヵ月程度延びるだろうというような答弁もございました。
これから今後、前の渡辺館長、いろいろ講演とか来られます。そして、そういう企画展示、パネル展も開催されます。ですが、限定された期間ですので、せっかくいいものができた、すぐに活用していただく、何のために今まであり方検討委員会が一生懸命汗をかいてこられたのかなと、これ疑問に思う次第でございます。
それであるならば、やはり愛知高校がある、養護学校がある、愛知高校は普通科と体育科と音楽学科、この3科あります。それであれば、安土でもセミナリヨ、ワンコインコンサートとかやっておられます。実際にいろいろなところを見に行きました。そういうことを2階で今後もやられるのかどうか。費用対効果をおっしゃるのであれば、そういうこともお考えになっていただきたいなと、こういうことです。
そして、この前議場において村西議員から否決の時のこういう質疑をされて、その中に会検の問題があったと思うのです。旧事業がリンクされてやっておられます。裁判所、国会、独立した会検は機関でございます。そういった意味からも交付金の返還、ないだろうと思うのですけれども、そういうことは今後ものができて1年以上延びるということはそれも懸念されるところでございまして、そういったことに対して1つご答弁を賜りたいと思います。
雑駁な質問で申し訳ありませんがよろしくお願いします。

議長(高橋 正夫君)

町長。

町長(有村 国知君)

徳田議員からご質問3点ほど賜りました。1点目、2点目に関しては私が申し上げてまいりたいと思います。ものづくり、私も大事だというふうに思っております。私自身もものを自分の手で組み立てていくということも個人的にも大変好きでございますし、大事なことであると、それを幼少期からできるということは大変価値があると思います。また。2020年からプログラミングが入ってまいりますので、その点に関しても大変優位なことであるというふうには思っておりますし、3Dプリンター等々が扱えるということ自体は大変将来的にもいいことであるというのは、もちろん思っています。そのとおりでございます。
ただ、先ほど申し上げましたとおり、それが愛荘町において、また採算性をしっかりと鑑みながら、できるだけの体制を組めるかというとマーケットの規模であったり、それを担っていく人材の部分で、私が確信を持つに至っていないというところでございます。
それが1点目でございますので、全くそのことを否定するものではございません。
また、2点目なんですけれども、費用対効果ということ大変大事な観点でございます。いろいろ見方もあるかと思いますが、このあり方検討委員会は何のために汗をかいていらっしゃったかというふうに思えないでもないということがありましたが、本当に真摯にこの郡役所に対してのご発言をずっといただいているというふうに思っております。そこの点に関してはずっと敬意をそれぞれの委員の方にも直接町長に面談をということでおっしゃって下さった方々にもお出会いをさせていただきまして、大変そのお姿というのは敬意を持っています。
建物は残っていなくて、あとでこんなもんがあったんだよと写真で見るのと実際に残っていてそれに子どもたちが触れあえるのは違うものでもございます。その保存がこの度なされたということは大変大きなことであるなというふうには思っております。これに関してはそのように思っております。
ただ、やはり行政ということで申し上げますと、これは本会議の中でも以前にもございましたが、イレギュラーの形で進んでしまったというのは歪めないというふうに思います。これは本来的にはその活用方針、活用の内容ということが固まってから、その箱である施設が本来的には設計がなされて、そこの建築工事に入っていく、もしくは保存工事に入っていくと思うのですけれども、基本的にはこの郡役所というのは保存ありきで進んできております。
そもそも数千万円の事業で何とか乗り切れるかと言っていたのが、そこからはるかに億という額になって、そこから3倍ほどの金額になってしまっているということでもございますので、その点ではあり方検討委員会の方々の思いというのは真摯に受け止め、敬意を持って大事にしていきたいですが、やはり行政の進め方として、この郡役所というのはイレギュラーなものがいろいろと入りこんでしまった経緯があったなと考えております。費用対効果、今後とも厳しくも見て行きたいなというふうには思っております。
愛知高校との連携の部分で、やはり我が町にいてくださる愛知高校でございますので、これからも連携することはあるかなと思っております。パンのことに関してはすでにパンを先方では釜をおつくりになっていらっしゃいますとともに、養護学校の方々の就労体験ということが、なかなかパンの恒常的な焼き上げということは先方のカリキュラム上、そこを完全に組み込んでというのは難しいというのは学校から出ている判断でございます。
そして、音楽科という部分で、セミナリヨ、確かにパイプオルガンは大変すばらしいものがございます。コンサートをなさっています。そのような事業、また音楽の発信ということもできたらありがたいなというお声は何人かの方からもいただいてもおりますので、そのようなことをこれからも時間をかけて町民の皆さまとともにつくっていく等々の中でも意見が出てくると思いますので、そういう意見をしっかりと実現に近いものに近づけていければありがたいなかなと思っておりますが、この構想に関してはこれからのことでございます。
以上、2点ご答弁申し上げます。

議長(高橋 正夫君)

副町長。

副町長(石田 政則君)

それでは、私の方から3点目の国の社会資本整備総合交付金の返還の可能性はないかという点について、お答えをさせていただきます。
まず、活用方法を再度検討すること、そしてそれに伴って交付金の返還の可能性はないかとか、交付金の窓口である県の都市計画課の方に事前に確認をさしていただいております。
県の方の考え方としましては、都市再生整備計画で、それぞれ地域のシンボルとしてまちづくりに活用、そして住民の交流コミュニケーションの場として整備するという方向で変らないということであれば、返還の必要性はないというように伺っております。
ただ先ほど、国の会計検査員は独立機関で独自に判断をされるというご指摘がございました。まさしくそのとおりでございますが、返還となることのないように今後も引き続き国と県と協議を確認しながら対応をしてまいりたいというふうに考えてございます。

議長(高橋 正夫君)

ほかに質疑はありませんか。澤田君の場合は先ほど3回質問をされていますので、ご遠慮いただきたいと思います。
ほかに質疑はありませんか。

動議の提出

議長(高橋 正夫君)

13番、辰己 保君。

13番(辰己 保一君)

質疑ではありません。動議を出させていただきます。

議長(高橋 正夫君)

ただいま13番、辰己 保君から動議の発言がございました。動議の内容につきまして、その理由などの説明を求めたいと思います。13番、辰己 保君。

13番(辰己 保一君)

動議の内容は平成30年度愛荘町一般会計補正予算(第3号)について、補正(第3号)の予算書の中の款2総務費1項総務管理費6目企画費のうちの8節報償費37万5,000円を1万1,000円に修正する提案を行うものです。

議長(高橋 正夫君)

ただいま辰己 保君から議案第61号に対する修正動議が提出されました。賛成の方おられますか。この動議は提出者のほかに1名の賛成者がいります。賛成者はありますか。

〔「はい」の声あり〕

議長(高橋 正夫君)

この修正動議は所定の賛成者がございますので、成立いたしました。

議長(高橋 正夫君)

ここで暫時休憩をいたします。

休憩午前10時17分
再開午前10時55分

議長(高橋 正夫君)

休憩前に引き続き会議を開きます。

議長(高橋 正夫君)

議案第61号に対する修正案について提出理由の説明を求めます。13番、辰己 保君。

〔13番辰己 保君登壇〕

13番(辰己 保君)

議案第61号平成30年度愛荘町一般会計補正予算(第3号)に対する修正予算を提出します。

平成30年10月1日

愛荘町議会議長 高橋 正夫 様

発議者愛荘町議会議員 辰己 保 同 外川 善正

議案第61号平成30年度愛荘町一般会計補正予算(第3号)に対する修正動議

上記の動議を、地方自治法第115条の3および愛荘町会議規則第17条第2項の規定により別紙の修正案を添えて提出します。
おめくりいただきたいと思います。聞き取りにくい部分があると思いますが、ご容赦願いたいと思います。

議案第61号平成30年度愛荘町一般会計補正予算(第3号)に対する修正案
議案第61号平成30年度愛荘町一般会計補正予算(第3号)の一部を次のように修正する。
本案の第1条中歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億2,896万7,000円を追加しと書いてあるのを、1億2,860万3,000円に、また総額予算を101億4,550万4,000円を101億4,514万円に改めるということです。
第1表歳入歳出予算の一部を次のように改めます。
「第1表歳入歳出予算補正」
歳入18款繰越金1項繰越金5,000万円を補正予算額3,068万6,000円に改めます。そして補正後の予算額8,068万6,000円とし、歳入合計補正前予算100億1,653万7,000円、補正予算額1億2,860万3,000円、補正後の予算額101億4,514万円、歳出2款総務費1項総務管理費、補正前予算額10億2,207万3,000円、補正予算額4,070万5,000円に改め、補正後の予算額10億6,277万8,000円に改めます。
歳出合計補正前予算額100億1,653万7,000円、補正予算額1億2,860万3,000円に改め、補正後の予算額を101億4,514万円に改めます。
次のページに移ります。「事項別明細書」について説明を行います。
歳入18款繰越金、補正前の額5,000万円、補正額3,068万6,000円、計8,068万6,000円に修正します。
歳入合計100億1,653万7,000円、補正額1億2,860万3,000円、合計101億4,514万円に改めます。
歳出2款総務費、補正前の額12億4,094万5,000円、補正額4,070万5,000円に改め、合計12億8,165万円に改めます。
財源内訳のところだけを説明します。一般財源3,800万2,000円に改めます。歳出合計補正前額100億1,653万7,000円、補正額1億2,860万3,000円、計101億4,514万円に改めます。財源内訳についての説明しておきます。一般財源のところに1億106万円に改めています。
裏面です。歳入18款繰越金1項繰越金1目繰越金、補正前の額5,000万円、補正額3,105万円を3,068万6,000円に改めます。合計8,105万円を8,068万6,000円に改めます。
節前年度繰越金3,105万円を3,068万6,000円に改めることを書いています。合計についても補正前5,000万円、補正額3,068万6,000円、合計8,068万6,000円。
歳出について説明します。2款総務費1項総務管理費6目企画費補正前の額1億8,159万円、補正額2,308万3,000円を2,271万9,000円に改め、合計2億467万3,000円を2億430万9,000円に修正します。
財源内訳の一般財源については2,303万3,000円を2,266万9,000円に修正し、節報償費、委員等謝礼15万4,000円、講師等謝礼21万円を削除し、施設名称当選記念品1万1,000円のみとさせていただきます。
計補正前額1億8,159万円、補正前の額2,308万3,000円を2,271万9,000円に、合計2,467万3,000円を2,430万9,000円に、一般財源についても2,303万3,000円を2,266万9,000円に修正をさせていただく提案です。
この修正提案は29年度における事務事業がそのまま進み、この本年9月に旧愛知郡役所の保存ならびに活用が出発するということが前提で進んでいた。この事務事業に対して新たに考え方を示され、予算提案がされていることに対して、それは行政事務として道理はないという考えのもとで、この修正提案をさせていただきました。どうかご審議のほどよろしくお願いいたします。
お手元の資料のひな形の修正案の第1条中のところで「10,145,504千円を10,145,140円に改める」のうち「10,145,140円を10,145,140千円」と修正をしていただきますようお願いいたします。千を書き加えていただきますようお願いいたします。

議長(高橋 正夫君)

ここで暫時休憩をいたします。

休憩午前11時08分
再開午前11時13分

議長(高橋 正夫君)

休憩前に引き続き会議を開きます。

議長(高橋 正夫君)

先ほど辰己 保君から修正案についての提案説明がございました。
これより修正案についての質疑に入ります。質疑はありませんか。9番、河村 善一君

9番(河村 善一君)

質疑を行います。賛成者である外川議員にお尋ねしたいと思います。
全体といたしまして、昨年12月の定例会で一般質問を行い、愛荘町ふれあい交流館の活用のあり方についての提案がなされたことについて、2つの提案をしております。
1つはFMラジオを活用した情報発信基地としての活用はどうか、その2は賑わいのある施設として観光・飲食などを考えたらどうかの質疑をして宇野町長の答弁をその当時求めておりまして、宇野町長は「施設の活用につきましては、答弁申し上げましたように、賑わいと活気のある施設とするには多くの人々に来町していただくことが重要でございます。当該施設は町のまちづくりの拠点と位置付けており、そのためにまず町を知っていただくなどの活用を果たすことも必要なことから、町の紹介のもとより、町内施設等の案内や宣伝を町内外はもとより県外にも広く行うこととしております。また、施設内にはショップコーナーや喫茶コーナーを設置することとしており、ショップコーナーには町の特産品の紹介や販売、パンフレットによりますふるさと納税の紹介を考えております。また、喫茶コーナーでは観光客の地域の方々に気軽に利用していただき、お茶などを飲みながら交流が図れる等として、また行事ではございますが、愛知高等養護学校のパンの販売や地場産品を加工したメニュー等が提供できればと考えているところでございます。この施設が訪れていただいた方々に愛荘町を満喫していただきリピーターの確保と新しい観光客の増加につなげる施設となりますよう運営に努めてまいりたいと考えております」というのが、当時の宇野町長の答弁でございました。
具体的には、私もいろいろ提案をして、ふるさと納税のところの商品の紹介とかしたらどうかとかいろいろありましたが、実際は2月に町長選挙と町議会選挙があるというようなことで、これは町長選、町議会選挙が終わったあとに審議をしていこうではないかと考えていたところでございます。
今回、新しく有村町長となって、それを見直して進めて仕切り直ししていこうとしている、町民に対する責任も果たしてちゃんとやっていこうというような所であろうかと考えるわけですけれども、これの費用を認めないということであるならば、今後どういう運用をされて行こうとするのか。そこについてお考えがあるならばおっしゃっていただきたいと思います。

議長(高橋 正夫君)

外川 善正君。

7番(外川 善正君)

河村議員の質問にお答えします。
今おっしゃっていただいた部分については、ある程度私も賛成します。なぜかと言えば、5月の全協、6月の定例会、一貫して話をしております。どこがどうやという話になってくると、何をつくっていく、何をしていくというのはいろいろな方のいろいろな意見があって、その中で融合して1つのものをつくっていかないといけない。そこは皆わかっていただけると思う。
ただ、この事業を進めるにおいて、5月、6月にそういう考えがあれば、私は検討して変えられる時間があったと思う。何億円とする施設を9月にオープンして、そして少しでも人と人の交流を図り、町をよくしていこうということになれば、やはりその時点で事業を最初から予定通り、その時点でオープンをささなあかんと思う。
それだけいろいろな税金を使い、何もかもそこへつぎ込んで1つのものをつくろうとしている時に、やるとなった時に、これは中止ですよと、見直しますよ、そんな使い方でいいのかな。
ほんとうにやりたかったら、3月、4月でも、その時点で自分の考えを出して、これはどうやと、そして町民の方々と協議しながら一定の方向性を見つけて9月末にオープンをさす。私はそれが本来の行政のやり方やと思う。
何年か前に目的をきちんと立てて、そしてそれに向かって進んでいくのを首長が替わったから考えが変る、それはわかります。それは自分自身がこういうようなまちづくりをしたいというので立たれたわけですから。
けれども、今までやってきた多くの方の知恵を、どこかは融合させて自分の考えを進めていって、予定どおり9月末にする、オープンして工事を終了させて、そして10月からオープンする、オープンすると当時にその中からいろいろな町民の意見を聞けばいいと思う。私はそれが行政のやり方だと思うのです。
今回、全協の中で見直しをすると、31年の9月末にとりまとめて、31年の10月の1ヵ月でまとめて11月からオープンする予定、そんなことできますか。ものを1つ買うにしても入札をしていかないとあかん、そういうところが私はもう少し見直しをしなければいかんと、逆に、そういう意味から私は修正案に賛成し、本案の元の町長提案の9月議会でも町長提案には反対しました。考え方の1つは、5月、6月、今と全く変わっていないと思います。以上、答弁です。

議長(高橋 正夫君)

河村 善一君

9番(河村 善一君)

新たな具体的な提案のないままこの事業というのは進めていけない。今まで説明のあったように、確かに宇野町長はこういうショップをするとかいろいろ提案がありました。10月10日の議案の中でも、ファブラボの件もありますけれども、国際交流協会の事務所なりも書いてある、それも入れなくなったとか、いろいろ麻もできなくなったとあるわけです。
だから、そういう提案があるのだから見直して、それをしっかりとしたものを提案するという方がしっかり愛荘町の「ゆめまちテラスえち」の今後の、これから1年はすぐに、長期的に成功することでなかったら我々は認められないという立場に立っているわけで、そういうように思うわけです。
もう1つお尋ねします。私は愛知川地区の沓掛におります。沓掛の人間でさえ、ファブラボ、できたけれども何をするんやと、ファブラボという話をしても認識は低いと思っています。外川議員は秦荘地区の蚊野に住んでいます。温度差かどうかわかりませんが、蚊野の住民から説明をされた時、誇りあるものとしてあそこはこうなりますよ、こういうようにしていきますよ、愛荘町の交流協会としてしっかりとしたものができますよと説明できるのか。あるいはこれを認めないということは逆に外川議員が説明をしなければならないと思うわけですけれども、そこについてどういうふうに考えるのか。
これこそ今度はしっかりとした委員会を立ち上げていただいて、議員の意見を言う、報告も求める、そういう中でしっかりとした1年間の間に我々も勉強し、議員も積極的にその中の意見を言いながら、今後のそこの運営にも責任を持つという、議員の責任もしっかり持つ必要があって、私は今回の提案に賛成したい立場でありますけれども、今回の修正案を出されるということは、今後どのように進めていかれるのか、ちょっと見えてこないので、そこについてのお考えをお尋ねしたいと思います。

議長(高橋 正夫君)

外川 善正君。

7番(外川 善正君)

今の河村議員の言われていることは大変よくわかります。でも、それが期間が、時間がなければそれでも仕方がない。なぜ今、町長のお言葉が出てこないのか。もっと3月に自分がこうだと思ったら3月に出て、そこから取り組んだらいいのと違いますか。
事業というものは、できなかったら延ばしたらいいというものでもないし、できなかったら寝ずにでもやったらいいと思います。民間なら皆そうしています。
先ほども言いました。いろいろな方のいろいろな意見があって、そしてそこで議論をして1つのものをつくっていく。その中で私はこれをしたいと思っても、できない場合もある。それは皆の多くの意見を聞いて一番いいのを抽出して、だったらこれで行こうかと、事業のやり方そのものを今問うています。
中身の問題については、やはり今後の考え方もあるし、行政としての考えもあるだろう。町民さんの意見もある。町民さんの中には賛成してもらえる人もあれば、反対される方もある、それは仕方がないですよ。
だから、そういうのを何とかうまくもっていくようにまとめるようにして進めていくように、やっぱり行政としてはそういうふうにやっていただきたい。答えになっていないかもわかりませんけれども、それが私の考え方です。以上です。

議長(高橋 正夫君)

ほかに質疑ございますか。12番、竹中 秀夫君。

12番(竹中 秀夫君)

12番、竹中です。
今ほど修正動議といいますか、出されました。これについて数字は申し上げておきませんけれども、この点についての外川議員にお尋ねしたいと思います。
数字については今ほど言いましたようにさて置いて、わかっていますので、先ほどの外川議員の答弁を聞いておりますと、この修正について、なぜ3月にとか、いろいろ諸々が出ました。理解できる面もあるというような答弁でもあったと思います。
遡っていきますと、これを出すまでに、今日まで、この議場で郡役所について私も一般質問し、また答弁をいただき、いろいろな町民の角度から聞かされている中で、一般質問に臨ましてもらったと、そういう中で今ほど議員が申し上げるように、今日までこの郡役所の見直しというか、補正を出されるについて、提出はおそらくいろいろな考えを持ってと言いますか、3月に就任し、5月17日に一旦立ち止まってと、たまたまその日私は全員協議会を欠席しておりましたので、後に聞かさせていただきましたけれども、これについてなかなか思い切ったことの自らの思いを全員協議会でそのような提案はできないだろうなと思いました。
それについて、先ほど町長も議場の中でいろいろな議事録を、今日まで検討委員会が取り組んできたいろいろな議事録を十分に精査しながら、私はそういう考えに至ったと先ほど申されました。
そこで、私は申し上げますのは検討委員会を10回開いたというようなことは十分に皆さん方はご存知だと思います。こういった中で検討委員のメンバーをはじめて自分のところに入手させていただきました。10回、なるほどいろいろな協議をされてきたでしょう。2階には何としてもエレベーターを付けないと今の取り組みについては非常に無難な考え方を執行として当時の執行役員としてもあまりにもずさん過ぎて自らの考えを引っ張っていけるメンバーを揃えたと、充読をさせていただきました。夜通し目を通しました。
こういう中で当時、ここらが大事なポイントと思っていますが、当時、一般公募を申し出たが、あなたはこの件については賛成でないのでなかなか入れられないというようなコメントを発声をしております。そのようなまちづくりを思う当時の町長さんなり、企画の関係の総合の方々の考え方自体があまりにも町民を冒涜している。
議会は数で手を挙げてきたけれども、今これはどうですか。私は一般質問なりいろいろな面では、町民のバックに持って臨んできた。議会になったら議会の賛成否決も、不賛成もあるだろう、わかります。
しかしながら、十分に今日まで2億円ほどの金でするとか、3億になったとか、当時の議員の中でも、これに賛成か反対は知りません。まだあとで採決があるんだから、そのような町民に対して理解を求めようとする立場の方が5億6,000万円、諸々を加えたら5億7,000万円はいっているでしょう。
議員自らが今日まで取り組んできたそういうことも踏まえた中の答弁もいただきたいし、今日修正に至ったこの件を今までのことを考えた中の修正案に賛成を連ねていると思っております。そういったところを十分に精査しながら、答弁をいただきたいと思います。

議長(高橋 正夫君)

外川 善正君。

7番(外川 善正君)

竹中議員が質問された内容ですが、なかなか何を求めておられるかというのが、今掴めない、少し難しいと捉えております。
あり方委員会とかいろいろな方、そしてそういう行政の方が3月までは一定の方向性を持ってやって来られただろうと思っています。それはそんでいいと思う。
ただ、私が言っていたのは、なぜオープンなのにオープンしなくて、見直しをするのか。そこを言っているんです。時間があったはずなんです。時間をつくって、そして行政側も議会も協議して一定のものをつくる必要があったのではないかなと。
過去のことをあれこれ言って仕方がないけれども、やはりそういうふうにして決められた時期にきちんと形をつくる、そのためにはいろいろ意見を持っておられる方もあろうかと思いますが、そういうところを乗り越えて1つのものを協力してつくっていく。そして9月30日にできるよう頑張っていく。
それがひょっとしたら3月まで思っていたことと違う形になるかもわからない。それはその時その時の行政の職員の考え方、そして議員の考え方、いろいろな思いの考え方があって、それでできていくんだと思うのです。だから、そういう部分を先ほども言いましたように、きちんと考えを示して、その期間内に終える、それが大切でないかと思います。
答弁になったかどうか、竹中議員には申し訳ないけれども、そういう考えでおります。以上です。

議長(高橋 正夫君)

竹中 秀夫君。

12番(竹中 秀夫君)

12番、竹中です。
今ほど答弁をもらって理解をなかなかし難い面が多々ございました。それについても、この修正についても十分に理解をした中の賛同をしただろうなと思っております。
しかしながら、私はこの件については、非常に考えがもう少し浅いのではなかろうかなというふうに考えております。それより、外川議員さんに申し上げておりますので、また答弁をいただきたいと思います。
いろいろな面を踏まえた中で再度だめやと言ったものでも、何とか一旦仕切り直しだから、皆さんと共々に知恵を絞りながら邁進することがベターではないかと、日にち的にも十分に押し迫った日にちになろうかと思いますけれども、十分な考え方を再度しながら、町民にも苦労をしたな、がんばってやっているなと言われるような議員各位の使命にもかかっておるのではないかなと思っております。
そういった中で、外川議員さんに再度、そういうところを眺めながらの答弁をいただいておきたいと思います。

議長(高橋 正夫君)

外川 善正君。

7番(外川 善正君)

今竹中議員がお話された部分については、中段の後の方については考えはけっこうであります。時間も十分あると言われそうですけれども、私は先ほども言いましたように、その中で協力してつくっていく、それが鉄則やと思っておりますので、意見はいろいろあろうかと思いますが、竹中議員の意見も私も参考には今後したいと思っております。以上です。

議長(高橋 正夫君)

ほかに質疑ございますか。村田 定君。

5番(村田 定君)

5番、村田です。発議者の辰己議員にお尋ねをいたします。
この修正動議をされて委員会の謝礼15万4,000円、講師等の謝礼21万円を削除するということでございますが、全協でも本日の会議でも議会でも質問が出ておりますが、町長の代案がないというような言葉がございました。
町長は代案を示しておられるのではないかなと、それは「立ち止まって地域のシンボルとして広く町民さんの意見をニュートラルな立場で聞いていきたい」ということをはっきりおっしゃっているわけでございます。
そして、「新しい検討委員会をつくって、ここの方向を定めていきたい」というふうなことがはっきり答弁をされておられますので、この修正をされますと、この委員会等の設置が難しいのではないかなと、そういったことで今後どのような方法で検討を進めていこうとされているのかについてお尋ねをします。

議長(高橋 正夫君)

13番、辰己 保君。

13番(辰己 保君)

まず、前提条件が違うので言っておきます。
37万5,000円のうちの36万4000円を削ることの意味、今後の検討委員会をどうしていくのかに対して、削除を求めているので、それは執行部が問題であって、あくまでも先ほど言われるように29年度の事務事業が行い、しかも日数を要する活用をしていく上での日数を要するから、この愛荘町ゆめまちテラスえち条例の付則に付則の準備行為としてゆめまちテラスえちを供用するために必要な準備行為を、この条例の施行日前においても行うことができるという付則を付けてあるわけですから、その検討委員会を立ち上げなければ協議ができないのではなくて3月に自らの考えを示して一定の方向なりを行う。
それをもとにやはり行政事業、事務事業が9月の完成、9月の開館、そのために準備行為を行う。それが3月という、単純に言えば半年、実質半年はないと思うのですが、その間に協議を行い、活用もなしにただその施設、箱もの行政は問題なんだと言っていながら箱もの行政を仕上げてしまうという問題が起こるわけです。
ですから、その中身の使い方、条例に沿ってどう使うのかを真剣に詰めて協議をすれば、多少のずれ込みが起こるかもわからないけれども出発することはできる。だから、そのプロセスの問題、あれこれと指摘をされているけれども、行政事務の自らの間違いがどうであったのかということであって、それが間違いなのか、間違いでないのか、あくまでも29年度は提案されたことに対して議会は〇を与えたので、それが事務事業を職員が進めてきたということに他ならないと思っていますので、どうするのかという議論は前提条件が違うということであります。

議長(高橋 正夫君)

村田 定君。

5番(村田 定君)

私も過去の経緯はわかりませんが、これは26年に社会資本整備計画の中で企画された事業だと思いますが、これは発議者の辰己議員に質問します。9月30日をもってこの郡役所が完成をするわけでございますが、これは保存ありきで進められてきて、利活用を明確にせずに進められてきたことが、今日ここに今日このような議論をしていなくてはいけないということは、私は大変残念なことだと思います。
利活用計画を明確にして箱ものをつくるということであれば、町民もわくわく感がありますし、やはり一日も早い完成を求めているわけでございますが、建物は保存ありきで進められて、多くの当初予算よりも大幅な予算を使って補正予算でされてきたと、そういったことで住民さんにとっては、わくわく感は今はないと思うのです。
ですから、何をやるにしても一長一短がありまして賛否両論があろうと思うのですけれども、当初の計画の中で二転三転したと聞いていますが、利活用が明確でなかったと、保存ありきで進んできたのではないかといったことについて辰己議員にお尋ねをしたいと思います。

議長(高橋 正夫君)

辰己 保君。

13番(辰己 保君)

保存ありきというよりも郡役所を保存するということで進んだことは間違いありません。その中で検討委員会が行われて、当然箱もので誰も残すという議論は、その当時も、出発の当時もその後もなかったと考えています。
ですから、あくまでも保存活用という協議がなされ、その場所があり方検討委員会であったというふうに思います。あり方委員会の持ち方、当然真剣な議論がされて将来見通しの議論もなされたんであろうと推察をします。推察する中でそうした新たなものづくりというものは発案されてきたと、結果として、それが総意として議会に示したということではないだろうかと考えています。
ですから、保存ありきというのは愛知川当時から保存はしたいという願望の流れが生まれ行い、合併協定の中にそれが盛り込まれ、そしてその後の町のあり方というものに進んでいったので、保存を行うということで進んだことには間違いはありません。

議長(高橋 正夫君)

村田 定君。

5番(村田 定君)

辰己議員に再度お尋ねをいたします。
平成27年にあり方検討委員会を設置されました。私も数回この検討委員会に傍聴をさせていただきました。すべてその検討委員会は行政の主導でやられまして、既にその日のレジメを渡されて検討委員会の方がそれぞれの立場からご意見を言っておられましたけれども、行政がすべて答弁されておられるのは「予算がない」とか、そういったことでございまして、10回すべては行っていませんが、本当に回を追うごとに、進捗したということは決して思っておりません。
ですから、10回検討委員会をされたということではございますけれども、最終29年の10月にまとめられたのが、答申としてできたものがファブラボと思うのですけれども、ファブラボにつきましても行政からの提案でございまして、委員さんの中にもファブラボということがわからないから質問をされているというふうなこともございました。
最初からの中でバリアフリーができていないということで、委員からも質問が出ていまして、先ほどの答弁でも出ましたけれども、エレベーターを付けてほしいとか、2階にトイレを付けてほしいとか、そういったことは委員さんから要望が出ていましたけれども、全然そういったことが予算ではできないので終わってからまた後付ということで進められてきた、そういったあり方検討委員会自体が、本当に行政主導でやられてきて、検討委員さんがそこに住民さんの広く要望を聞いて、そこで議論をされたものとは思っておりませんが、その検討委員会に対して第1回検討委員会のメンバーに対するこだわりを辰己議員さんは持っておられると思うのですけれども、私はそこの内容についてもう少しお聞きしたいと思います。

議長(高橋 正夫君)

辰己 保君。

13番(辰己 保君)

あり方検討委員会の設置は行政主導であったと、そういう部分があったやも知れませんし、概ね行政委員会的なものは一定行政の考え方を示して、それに対して参加者からいろいろな角度から意見をもらうということは、当然行政事務としては起こり得ることだろうと思っています。
ただ、その意見に対して、メンバーに対してどういうふうに受け入れる、対応するか、それは行政の姿勢の問題だと思っています。ですから、そういうことを私はあり方検討委員会のメンバーを知ろうとはしませんし、そこで真剣に協議はされるものだという考え方を持っています。
ですから、今だに私はそこに戻ってはいません。あくまでも郡役所の保存と活用が、どうあるべきかの議論のみであります。
バリアフリー、確かにその点についても、そういう関係者に質問をすると文化財保護保存という視点を言われると、個人的に議論武装ができておりませんので、そういう回答に対しては、こちらも返しようがないというのが現状で、私があそこのバリアフリーとかいろいろな要請があったことに対しての経緯は感知しませんけれども、ただ、文化財をかなり強調された物件であることは歪めない事実であろうというふうに思っています。
行政主導についてもこれは起こり得ることで、そこに対して毅然とした意見が創造性や発想性が求められてくるということであると思います。

議長(高橋 正夫君)

ほかに質疑はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(高橋 正夫君)

質疑なしと認めます。
これで質疑を終わり、これより討論に入ります。
討論の順序について申し上げます。まず、本案(町長提出議案)に対する賛成者の討論をお願いいたします。そのあと、本案(町長提出議案)に対しての反対の討論という順序でまいります。
また、その後、修正案につきましては本案の討論が終わり次第に修正案の賛成、反対の討論を行います。
それではまず、本案(町長提出議案)に対する賛成の立場からの討論をお願いいたします。討論ありませんか。

議長(高橋 正夫君)

吉岡 ゑミ子君。

10番(吉岡 ゑミ子君)

10番、吉岡でございます。議案第61号平成30年度愛荘町一般会計補正予算(第3号)について賛成討論を行います。
本議案は先の9月定例会で否決となった一般会計補正予算(第2号)と同様の費用に台風21号による復興のための予算を加えたものであると説明を受けました。
私は9月定例会での一般会計補正予算(第2号)には、私自身が特に質疑や討論を行うでもなく、反対の表明をいたしております。その際の反対理由としては「ゆめまちテラスえち」旧郡役所に関する予算555万円の部分に反対するものでありました。
以前から議員には同施設の活用方法を愛知高等養護学校生との連携によるパン工房や喫茶コーナー、また国際交流協会の事務所機能そして近江上布、機織りあるいはファブラボなどを考えている旨を伝えられていたものを、今年の5月の議員全員協議会で町長より「さらに検討し、再度活用方法を検討したい」との報告を受けました。
5月以降、住民の意見を聞く機会は数か月もありながら何も進んでいない点において、新たな検討委員会を立ち上げる、委員謝礼等の報酬費37万5,000円だけでなく、施設の維持管理費用、備品購入について計上されていることに賛同しかねると考えていたものでした。
とりわけ私は愛知高等養護学校生との連携に対し、強いこだわりを持っていましたが、本日の質疑において、そもそもの方向性が不明確であり情報共有が欠けていたということを改めて認識しました。
また、他の部分においても執行部から方向性や不明確であったと詳しい答弁をいただいたことから、今一度これまでの経緯を踏まえて活用のあり方を検討すべきであると判断に至りました。
併せて12月まで待てない住民に直結した予算であること、台風21号による復興のための予算であることを理解し、今回の賛成を表明するものであります。
特に町長におかれましては十分なリーダーシップを発揮され、また住民に対してしっかりと情報共有を徹底いただくよう要望するとともに、更なる適正な予算執行、管理をお願いし、私の賛成討論を終わります。以上です。

議長(高橋 正夫君)

ほかに本案(町長提出議案)に対する賛成者はございますか。賛成討論です。12番、竹中 秀夫君。

12番(竹中 秀夫君)

12番、竹中です。議案第61号平成30年度愛荘町一般会計補正予算(第3号)について賛成討論を行います。
今回の補正予算につきましては、台風被害による公共施設等修繕経費や災害廃棄物処理経費をはじめ耐震改修に向けた庁舎改修設計費用や来庁者による親切丁重に対応し住民サービスを向上させるため窓口受付カウンター等の庁舎整備経費や障害者自立支援医療給付事業等で更正医療の対象者の増加に対する経費、町内外地域型保育施設入所事業で入所児童増加への対応する経費、従前より引き続き実施している農業基盤整備促進事業の用水路改修工事等、住民福祉に直結した予算であり、必要な予算であることが確認できました。
また、議論の焦点となった「ゆめまちテラスえち」の活用方法の検討に要する経費に関しましては、当初計画から今日までの間に活用構想が二転三転してきました。町長から今日までの町の説明は議会や町民に十分な説明がなされていなかったことから活用方法に対する認識の誤解を招いたこと、今後のランニングコストの視点からも今一度活用方法を仕切り直し、ひとづくり、まちづくりの拠点として、より多くの町民に活用できるよう情報を共有しながら具体的な活用方法を取りまとめると発言がありました。
町財政が厳しくなっている中、今後のランニングコストの視点も考慮しながら、町民への情報共有と説明責任を果たし、町の誇りのシンボルとして町民に愛され、親しまれる施設となるよう、議会も含め町民とともによりよい方法を見出していく必要があります。こうしたことから、再度、活用検討する経費を計上されたことは適正であると確認をいたしました。
今後も更なる適正な予算執行、管理をお願いし、議員各位におかれましてもご賛同をお願いいたしまして賛成の討論といたします。以上です。

議長(高橋 正夫君)

ほかに賛成討論はございませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(高橋 正夫君)

これで賛成討論は終わります。
続きまして、本案(町長提出議案)に対する反対討論を求めます。11番、瀧 すみ江君。

11番(瀧 すみ江君)

11番、瀧すみ江。議案第61号平成30年度愛荘町一般会計補正予算(第3号)に対し反対を表明します。
先ほどの修正案で示された企画費の報償費の中の委員等謝礼15万4,000円と講師等謝礼21万円の合計36万4,000円を除く内容については、災害対応や町民に直結した経費が含まれており、適切な執行であることが認められ賛成いたします。
修正案で示された企画費の報償費の中の委員等謝礼15万4,000円と講師等謝礼21万円の合計36万4,000円についてのみ反対します。
平成30年度愛荘町一般会計補正予算(第2号)に対する反対討論の中で、私は企画費の報償費の中の委員等謝礼15万4,000円と講師等謝礼21万円の合計36万4,000円の予算は必要ないことを、理由を述べて訴えました。
補正予算(第2号)は賛成少数で否決され、本日この内容が含まれた平成30年度愛荘町一般会計補正予算(第3号)が提案されました。9月28日に行われた全員協議会で、それに先立っての議案説明が行われました。
その中で来年9月に提言をまとめる、活用開始は早ければ来年の10月との説明がありました。早ければという言葉のあとに遅くともという言葉が付いてくるはずですが、その話はありませんでした。また、準備に時間を要するので提言から1ヵ月後の10月に活用が始められるはずがありません。
この説明から見通しを持たずに事業を進めようとしていることがわかりました。早ければ来年の10月、遅くともいつになるかわからない式の事業が行政の適切な事業と言えるでしょうか。
このことから、私たちが6月議会で提案した「愛荘町ゆめまちテラスえち」利活用の長期延期方針の撤回を求める決議の内容に道理があることがはっきりしました。今から新しい委員会を立ち上げ、講師を呼んで活用を見直す中身の取り組みをしても、形式的なもので終ってしまうのではないでしょうか。
活用方法を見直したいというのならば、今年の3月の時点で町長が何らかの代替案を示すべきですし、あり方検討委員会が存在しているのですから、今まで積み重ねてきた協議を土台として協議して行けばよりよいものができるはずです。
平成27年5月26日から平成27年6月24日にあり方検討委員会を募集した時、条件として、活用のあり方について積極的な提言ができ、検討委員会に置いて策定された活用計画について、愛荘町等と共同してその具現化に向けて行動できる意欲のある方とし、活用案を作文、イラスト画で提出することを求めています。
策定された活用案について具現化に向けて愛荘町等と協議をお願いしますということまで明記しています。任期は開館までとしていますが、活用が伴った開館と考えるのが常識です。
町長が交代しても愛荘町としてこのような募集を行い、委員会を開き協議してきた愛荘町の責任を果たすべきです。町は情報が不十分だったと言っていますが、十分時間があったのに今日までの経過を町民に情報を公開してこなかったことを改めて批判します。
以上のことから、企画費の報償費の中の委員会等謝礼15万4,000円と講師等謝礼21万円の合計36万4,000円の予算は必要ない、またこの場でこのあと採決が行われます修正案に対しては賛成を表明し、この本案(町長提出議案)についての反対討論といたします。

議長(高橋 正夫君)

ほかに反対討論はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(高橋 正夫君)

反対討論を終わります。
続いて、修正案に対する賛成討論からお願いいたします。修正案に対する賛成討論です。西澤 桂一君。

4番(西澤 桂一君)

4番、西澤でございます。賛成の立場から討論を行います。
私は本年6月の定例会で「愛荘町ゆめまちテラスえち」の利活用の長期延期方針の撤回を求める決議において、いろいろと理由を述べまして、私はこれに賛成をいたしました。しかし残念ながら、この決議につきましては否決をされたところであります。
一方、9月定例会では議案第47号平成30年度愛荘町一般会計補正予算(第2号)ですが、これにつきましては今焦点になっておりますところの総務費総務管理費企画費の36万4,000円が認められないということで、私は反対の立場から討論いたしましたら、これは予算につきましては一応いろいろとご理解いただき、否決というような結果になりました。
今回提案されました議案第61号平成30年度愛荘町一般会計補正予算(第3号)ですが、この焦点もやはりこの点にあると思っております。やはり今までの流れからずっといたしまして、一環とした流れの中を途中で立ち止まってと、町長が代わられたところでいうようなことでありますが、町政としてのあり方ということから考えてまいりますと、その説得力には今一つ欠けるものではないかと、このように思っております。
したがいまして、私は今回の修正案につきまして36万4,000円をなくするという修正案につきまして賛成の討論といたしたいと思います。

議長(高橋 正夫君)

ほかに修正案に対する賛成討論はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(高橋 正夫君)

賛成討論を終わります。
続いて、修正案に対する反対討論はありませんか。3番、森野 隆君。

3番(森野 隆君)

3番、森野でございます。平成30年度愛荘町一般会計補正予算(第3号)に対する修正案について反対討論を行います。
修正案は先の9月定例会で否決となった一般会計補正予算(第2号)と同様の費用、台風21号による復興のための予算を加えたものから、委員等謝礼・講師等謝礼36万4,000円を削除するものであります。
「ゆめまちテラスえち」の活用方法の検討につきましては、当初計画から今日までの間に活用構想が二転三転したと聞いており、今日までの町の説明は議会や町民に十分説明が果たせなかったことから、活用方法に対する情報共有ができていなかったと考えるものです。
町長から今一度活用方法を仕切り直し、完成した建物をニュートラルな状態で町民の皆さまに見ていただき、愛着と誇りを持って何度も訪れたくなるような施設にするため、情報を共有しながら具体的な活用方法を取りまとめると発言があったものです。
町民とともによい方向を見出していくための活用検討する経費を計上されたことは適正であると考え、修正案に対し反対するものです。
議員各位におかれましても、どうかご賛同をお願いいたしまして、修正に対する反対討論を終わります。

議長(高橋 正夫君)

ほかに修正案に対する反対討論はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(高橋 正夫君)

これで討論を終わります。
これより、議案第61号を採決します。まず、本案に対する辰己 保君他1名から提出されました修正案について賛成の諸君の起立を求めます。修正案の賛成です。

〔賛成者起立〕

議長(高橋 正夫君)

起立少数です。よって、議案第61号平成30年度愛荘町一般会計補正予算(第3号)に対する修正案は否決されました。
これより、議案第61号平成30年度愛荘町一般会計補正予算(第3号)を採決します。原案に賛成の諸君の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(高橋 正夫君)

起立多数です。よって、議案第61号平成30年度愛荘町一般会計補正予算(第3号)は原案のとおり可決しました。

議案第62号の上程、説明、質疑、討論、採決

議長(高橋 正夫君)

日程第5、議案第62号平成30年度愛荘町下水道事業特別会計補正予算(第2号)を議題にします。
本案について提案理由の説明を求めます。産業建設部長。

〔産業建設部長 青木 清司君登壇〕

産業建設部長(青木 清司君)

それでは、予算書18ページをお願いいたします。議案第62号平成30年度愛荘町下水道事業特別会計補正予算(第2号)について、ご説明を申し上げます。
平成30年度愛荘町下水道事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
歳入歳出予算の補正
第1条歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ45万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ13億2,969万6,000円とするものでございます。
23ページをお願いいたします。今回の補正につきましては、台風21号によります被害対応マンホールのポンプの維持管理に行うものでございます。
まず、歳入でございます。6款1項1目一般会計繰入金45万6,000円でございます。次のページ、歳出でございます。1款1項2目維持管理費45万6,000円でございます。
台風21号によりますマンホールポンプの維持管理に伴う経費でございます。
どうかよろしくご審議のほどお願い申し上げます。

議長(高橋 正夫君)

これより質疑に入ります。質疑はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(高橋 正夫君)

質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。はじめに反対討論はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(高橋 正夫君)

次に賛成討論はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(高橋 正夫君)

討論なしと認めます。
これより議案第62号を採決します。本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(高橋 正夫君)

起立全員であります。よって、日程第2、議案第62号平成30年度愛荘町下水道事業特別会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決されました。

閉会の宣告


議長(高橋 正夫君)

これで本日の日程はすべて終了しましたので、会議を閉じます。
これをもって、平成30年第4回愛荘町議会臨時会を閉会いたします。
お疲れさまでございました。

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