平成28年第2回臨時会1日目(平成28年07月25日) 議事録
平成28年第2回愛荘町議会臨時会
議会日程
開会:午前10時00分 閉会:午後1時12分
日程 | 議案内容 |
---|---|
日程第1 | 会議録署名議員の指名 |
日程第2 | 会期の決定 |
日程第3 | 町長提案趣旨説明 |
日程第4 | 議案第51号 契約の締結につき議決を求めることについて |
本日の会議に付した事件
日程第1から日程第4
出席議員(13名)
1番 上林 村治
2番 西澤 桂一
3番 伊谷 正昭
4番 高橋 正夫
5番 徳田 文治
6番 河村 善一
7番 小杉 和子
8番 吉岡 ゑミ子
9番 瀧 すみ江
10番 森 隆一
11番 竹中 秀夫
12番 辰己 保
13番 外川 善正
欠席議員(0名)
なし
議事
開会の宣告
議長(外川 善正君)
皆さん、おはようございます。早朝より大変ご苦労さまです。これより会議に入りたいと思います。座らせていただきます。
ただいまの出席議員は13名で、定足数に達しております。
よって、平成28年第2回愛荘町議会臨時会は成立いたしましたので、開会します。
これより本日の会議を開きます。
議事日程の報告
議長(外川 善正君)
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。
会議録署名議員の指名
議長(外川 善正君)
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
今期臨時会の会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により、9番森 隆一君、10番瀧 すみ江君を指名します。
会期の決定
議長(外川 善正君)
日程第2、会期の決定についてを議題とします。
お諮りします。今期臨時会の会期は、本日の1日のみとしたいと思います。これにご異議はありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
異議なしと認めます。よって、会期は本日の1日のみと決定しました。
町長提案趣旨説明
議長(外川 善正君)
日程第3町長提案趣旨説明を求めます。町長。
〔町長 宇野 一雄君登壇〕
町長(宇野 一雄君)
本日ここに、平成28年第2回愛荘町議会臨時会をお願いいたしましたところ、議員各位には何かとご多忙の中、早朝よりご出席賜り、厚くお礼を申し上げます。平素は、町政各般にわたりまして格別のご支援、ご協力をいただいており、厚くお礼を申し上げます。
本臨時会に提案いたします議案につきましては、契約の締結につき議決を求めることについて、1案件でございまして、議案第51号契約の締結につき議決を求めることについて、提案案件の概要をご説明申し上げます。
(仮称)中山道愛知川宿街道交流館整備事業におきます旧近江銀行愛知川支店保存修理工事の契約締結議決でございます。
(仮称)中山道愛知川宿街道交流館整備事業につきましては、近世、中山道愛知川宿として栄え、近代に繊維産業を中心に発展した街道沿いの町並みが、大型量販店等の影響で活気を失っておりますものを、街道景観を保全しつつ、地域に残る資源を活かし、賑わいと安らぎのある新たな愛知川宿へ再生を図っていこうとするものでございまして、人・もの・情報交流の場を広げる交流拠点施設の整備を行おうとするものでございます。
去る7月14日、一般競争入札を執行いたしましたところ、大阪府大阪市中央区北浜東4の33株式会社コンステック、代表取締役中野米蔵が落札いたしましたので、関係法令等に基づき、議決を求めようとするものでございます。
なお、当該整備事業につきましては、旧近江銀行愛知川支店保存修理工事と西側の民家および中庭等を整備いたします交流拠点施設工事の2工事に分けて実施するものでございまして、本日、議決をお願い申し上げますのは、旧近江銀行の保存修理工事でございます。
何卒、慎重なご審議のうえ、ご議決を賜りますようお願い申し上げます。提案趣旨説明させていただきます。
議長(外川 善正君)
ここで暫時休憩をいたします。
休憩午前10時05分
再開午前10時06分
議長(外川 善正君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
会議録署名議員の再指名
議長(外川 善正君)
先ほど日程第1で説明しました内容に間違いがありますので、再度、指名します。
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
今期臨時会の会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により、9番瀧 すみ江君、10番森 隆一君を指名します。以上、修正します。
議案第51号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(外川 善正君)
日程第4、議案第51号契約の締結につき議決を求めることについてを議題にします。
本案について提案理由の説明を求めます。総合政策部長。
〔総合政策部長 林 定信君登壇〕
総合政策部長(林 定信君)
それでは、議案第51号契約の締結につき議決を求めることについて、説明をさせていただきます。議案書をお願いいたします。
次のように請負契約を締結いたしたいので、地方自治法第96条第1項第5号ならびに議会の議決に付すべき契約および財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。
記
- 契約の目的
平成28年度工事第11号
旧近江銀行愛知川支店保存修理工事 - 契約の方法
一般競争入札 - 契約金額
1億8,900万円 - 契約の相手方
住所大阪府大阪市中央区北浜東4-33
氏名 株式会社コンステック 代表取締役 中野 米蔵
でございます。ご審議賜りますようどうぞよろしくお願いいたします。
議長(外川 善正君)
これより質疑に入ります。質疑はありませんか。10番、森議員。
10番(森 隆一君)
10番、森です。本日の臨時議会に対しての契約についての議決はしていかなければならないと、まず感じます。
そして、我々は地域住民との話し合いを、地元の議員として22日に第2回目の説明会を催していただきました。その中で、やはりいろいろな過去に対しての説明はある程度していただいたにしても、これから先に対しての不安とか、いろいろなことに対しての疑問はかなりあったことは事実であります。
しかし、契約をしたのだから、議決はして行かなければならないと思いますが、その後、工事の執行はしばらくの間、近いしばらくの間中止をしていただいて、その間に詳しい理由説明をはっきりと部長の方からでも、町の方からしていただいて、みんなが「よし、それならやっていこう」というような良い方向に向いて行きたいと思っております。
なぜならば、地元の愛知川の議員として、やはり街道交流館をはじめ、宿場町の再生というのを切に願っている人間でありまして、実際の話、このことに対してはいいことをしてきたなとは思っておりますが、現実問題はいろいろな問題が生じておりまして、それを解決していかなければ、なかなかスムーズに活かすことができない要素があるのではないかと思っております。
そういう意味におきまして、町の方は本当に覚悟をもって、そして主体性をもって、そして、どうしてもという10年、20年あるいは30年先を見据えた中で、これは絶対必要なものだということで、自信を持って向かっていってもらいたいと思います。
そのことが、我々地域住民も納得し、安心していけることにつながっていくのではないかと思っていますし、その覚悟がなければ、なかなか不安ばっかりが生じてうまくいかないような気もします。
しかし、やるからには町民みんなが協力者になっていただいて、そして、いい方向性を見出していただく努力をしてもらう、地域も一緒になってやっていくというようなまちづくりをしていただきたいと思います。
明治二十何年に、今度、祭をやるらしいのですが、伊佐庭如矢という方は道後温泉を100年先を見据えて、かなりの反対が多かった中でもやり通した。松山城を崩すということになったのですが、それでも1人がんばって明治23年に、当時町長をされていたと思いますが、その方がやって、今100万人、200万人の観光客を集客できるような町になった。だから、できれば、それぐらいのまちづくりをするための将来ビジョンをしっかりと持って、これからは応えていっていただきたいと思いますが、部長の見解を聞きます。
議長(外川 善正君)
総合政策部長。
総合政策部長(林 定信君)
愛知川宿街道交流館の構想につきましては、平成10年に、最初、商工会におきまして中山道66番宿資料館構想という形で、まず立ち上がったというふうに記憶しております。
その後、中山道400年という中で、愛知川におきまして平成14年に中山道宿場会議が開催されまして、さらに街道交流館を整備して行こうという形で、議論が熱くなったというふうに聞いております。
その後、14年以降、17年・18年まで何回か検討委員会が開催されておりまして、街道交流館構想につきましても、煮詰められたということでございます。平成10年の報告書ならびに平成15年から平成17年・18年にかけての検討に関する結果も、報告書という形でまとめられておりまして、それらを今回の整備のスタート台とさせていただいているところでございます。
その検討につきましては、商工会、観光協会また地元の方々、そういうことを代表した委員の方々が参画されたというふうに記録されているところでございます。そういうものをベースといたしまして、さらに現代、新しい要素ということで、県立大学の方とともに、斬新な要素を取り入れていくということで、平成25年から何度か地元の方、観光協会も含めてワークショップをさせていただきまして、新たしい発想がないかという形で検討をさせていただきました。
特に、愛知川観光協会につきましては、将来、この街道交流館の運営も主体的に関わっていただけたらというこちらの気持ち、また観光協会にも関わっていきたいというお考えもあったと思いますけれども、そんな中で熱心に議論をしていただいたというふうに思います。
今回の整備設計をまとめるにあたりましては、そういうことをベースにいたしまして、そういうものを活かしながら、設計業者のプロポーザルにおきまして、今日の実設計の案となるものを提案いただきまして、更に設計業者を交えて議論をしていきまして、今日の案にまとまった次第でございます。
その案につきましては、全体で前の旧近江銀行の構造、ならびに後ろの民家の活用という2つの建物、少し目的が異なるのですけれども、総合的に考えるという形でいろいろ考えていただいた次第でございます。
前の建物、今日工事を提案させていただきました旧近江銀行につきましては、将来、登録文化財を目指すということで、建築当初の姿にできるだけ復元すると、現在中2階の板張りになっておりますけれども、こういうものをすべて撤去しまして、建設当初の銀行の姿に復元して行くような形で考えておる次第でございます。
後ろの民家につきましては、現在の姿を、現在の状態をできるだけ活かして、あまり大きく変更せずに、経費を押さえて活用していくという形で考えているものでございます。
議員のご指摘がございますように、6月、7月と地元説明会をさせていただきました。まだまだ十分なご理解をいただけておりません。さらに、これから努力していきたいとは考えておりますけれども、現時点で工事を中断するということはできませんので、よろしくご理解をいただきたいと思います。
また、この整備につきましては、長くハード、ソフト、またその運営をしていただく主体につきまして、時間をかけていろいろ考えておるところでございます。こういう形で現在、まとまりがまだできておらないのは事実でございますけれども、2年~3年かけて検討しておりますので、今後もこういう方向で進めさせていただきたいと考えておる次第でございます。
議長(外川 善正君)
6番、河村議員。
6番(河村 善一君)
6番、河村 善一です。全員協議会の中でもお話しました。私は愛知川自治会ではありませんので、参加しておりませんが、6月24日と7月22日に住民説明会がなされたと聞いております。その結果、どういう意見が出たのか、あるいは、2週間以内に第3回目を開くというようなことを聞いております。まずもって、住民説明会ではどういう意見が出たのか。厳しい意見も出たと思いますが、まずお聞きしたいと思います。
議長(外川 善正君)
総合政策部長。
総合政策部長(林 定信君)
住民説明会におきましては、多くの方々から厳しい意見をいただいておるところでございます。
まず1つは、地元説明会につきまして、もっと早くから丁寧な説明が必要ではなかったのかということを、これまで何度もご指摘をいただいておるところでございます。地元説明につきましては、最初、平成25年4月に区長総代会の方で説明をさせていただきました。その後2回ほど説明をさせていただいております。
ただ、街道交流館につきましては、土地・建物の取得が平成26年の春でございまして、最初25年の4月、2回目が28年の2月、3回目が28年の5月でございますけれども、当初におきましては、まだ未確定な部分があったという中で、しっかりとした具体的な説明ができていなかったというふうに反省いたしております。
また、その後につきましても、26年度につきましてはできておりませんし、もう少し密度を濃くして丁寧に説明が必要であったということは反省しておりまして、この辺につきましては説明会におきましてもお詫び申し上げたところでございます。
2点目に、今日の工事の建物につきましては、保存という形で大きな指摘はありませんでしたけれども、その後ろの特に民家の活用につきましては、ソフトの部分が非常に大きな要素でございまして、特にランニングコストとか、収支につきましてこの活用でいいのかという形でいろいろご指摘をいただいているところでございます。また、その収支バランスにつきましても細かな分析が必要ではないかと、今の町の分析ではまだまだ甘いということをご指摘ただきました。一定すでに現状での整備のあり方で試算そしているわけですけれども、改めてさらに詳しい試算をして提言をし、説明をしてまいりたいと考えておる次第でございます。
全体の愛荘町という中で、または愛知川の活性化の中で、これをどう位置付けるかということにつきましては、本来ならば愛知川の街道のゾーン整備のマスタープランがありまして、その中でこの位置づけという形が本来であるべきでございます。これにつきましては、後先になりましたけれども、この街道交流館をまず拠点としまして、中山道活性化を図りまして、愛知川全体のマスタープランにつきましても、それと並行して進めてまいりたいと、少し後先になりましたけれども、これにつきましても地元の方々と一緒に考えてまいりたいという次第でございます。以上でございます。
議長(外川 善正君)
河村議員。
6番(河村 善一君)
総合政策部長の方から、「もっと早くから説明がなかったのか」という住民の意見に対しては、「反省している」というようなことを述べておられます。「しかし、工事は進めていきたい」と、それでは住民の方が納得されないのではないかと、やはり、前提、十分な理解を得られないままでは、着工することは認められないというご意見も聞いております。
また、当然、皆さんが愛知川にお住いの方である限りは、愛知川を復興したい、素晴らしくしていきたい、いろいろ愛着も持っておられると思います。そういう方々の十分な意見を聞いて進めていくべきであると私は考えるわけですけれども、今、「意見は取り入れていきたい」ということを言われるけれども、それを今までそういう意見をいっぱい聞く機会もあっただろうと思うし、これからもあると思うので、お約束されていると思うのですが、2週間以内に再度説明会を開き、そこで十分理解が得られた段階で、この契約案件について、審議し直すという点はないものかどうか、お尋ねしておきたいと思います。
議長(外川 善正君)
総合政策部長。
総合政策部長(林 定信君)
前の旧近江銀行愛知川支店につきましては、将来、登録博物館を目指すということで、その価値を文化財的な価値を残していくという整備ということで、今日まで町の中に近代建築物保存等検討委員会という専門の先生方の委員会も立ち上げまして、いろいろ議案していただきまして、今日の整備のあり方が妥当だろうと、それで文化財的価値が残るだろうという形で、この実施設計をまとめていただきました。
裏の民家の活用につきましては、今議員ご指摘がございましたように、いろいろ十分まだ皆さんのご意見が反映できていない部分があるという形で、裏の建物につきましては、今後見直す部分は見直すという形を考えておりますので、前の整備につきましては延期という形では現在考えておりません。
議長(外川 善正君)
河村議員。
6番(河村 善一君)
やはり、この事業は一体的なものであろうと私は思うのです。前だけは町が独自で自由にさせてくれと言うのとまったく一緒であって、後ろのことだけを考えてくださいと、後ろのことについても、十分な意見を今まで聞いてこなかったのではないか。
一体的にどのように進めていくか、それを町の考えは当然あろうと思うのですけれども、そのことも踏まえて、やはり、愛知川の自治会の方に説明会を2度もしたならば、3回目も約束をされているわけですから、そこで十分な理解を得られて、それで思い切った事業の進行というのはあるべきだし、愛知川の方々の協力なしでは、この事業の成功はないと思うのです。
どこでもそうですけれども、その事業を実行して行こうと思ったら、その住民の方の熱い思い、熱い気持ちというものが、他から誰かを頼んで指定管理でやっていったとしても、住民の人の理解が得られない限りは、絶対成功していないと私は思いますので、今一度見直し、あるいは検討というか、そこに町長もおられたと思いますので、町長の見解を聞いておきたいと思います。
議長(外川 善正君)
町長。
町長(宇野 一雄君)
この愛知川街道交流館につきましては、ここまで実は暗礁に乗り上げるという認識は実はなかったもので申し訳ないのですけれども、冒頭、部長も申し上げましたように、過去の経過もございましたので、中山道につきましては西のランドマークとして、どうしてもやっていかないかんというようなスタンスで進めてきました。
そして、話もありましたと思うのですけれども、設計する過程で、今後の運営主体をお願いしようとしている観光協会の意見も聞きながら、一部だと思いますけれども、地元の意見も踏まえ、また県立大学のゼミの意見を踏まえながら進めていったという経過もありまして、これは当然一体的なものとして進めてきたというような認識しておりまして、我々の中では、いわゆる前の旧近江銀行の支店につきましては文化財の保存というようなスタンスで動いてきましたので、文化財についてはなかなかこちらが意見を言えても反映されるものではない。
しかし、中のソフトは別です。中のソフト、どうやって何を売ってどうのこうのというのは意見を聞かないといかんと思うのですけれども、ただ、後ろの民家につきましては、皆さんのご理解がないとできないものですし、そして、これはあくまでも街道交流館というのは1つの定点でございまして、これをすることによって中山道そのものの活性化を図っていくというのが最終の目的でございますので、当然、皆さん方の意見は聞かせていただくということになるわけですけれども、前の一体的整備の中で、今回お願いしております契約議決案件につきましては、文化財の登録文化財とするための施設でもございますので、それにつきましてはなんとかご理解を得て、ソフト部分は十分に詰めもさせていただきますし、意見も聞いてまいりますので、進めさせていただきたいというのがお願いでございます。以上でございます。
議長(外川 善正君)
河村議員。
6番(河村 善一君)
これで終わりたいと思いますけれども、その時に出た意見で、私が聞いておりますのは、町長も出られたので、「強引に契約案件を決めるならば、頑なに今後の話を持ってくることについては反対する」というような意見も出ておったし、あるいは、「もし強行したらバリケードをしてでも抵抗する」というような意見も、何人言われたかはわかりません。でも、そういう意見も出ていたように、ある方から聞いております。
そういうことについて、町長自身が、みんなが望んでいることは一緒だと思うのですが、今までのやり方が遅すぎたし、部長が言っていたように、今までの説明が後手後手に回ってきたことが大きな問題だろうと思うのですけれども、今一歩、立ち止まってでもやはり十分な理解、十分なコンセプトというか、話し合いをした上で、よりよい計画、事業というものを進めていくべきではないかということについて、再度、町長の意見を求めておきたいと思います。
議長(外川 善正君)
町長。
町長(宇野 一雄君)
先の6月24日の会議は出られなくて申し訳ないですが、7月22日は確かに出させていただきました。いろいろな意見をいただきまして、またソフトというか、中身の部分まで入れなかったのかな、総論的な部分で終ったのかなというような感じをしています。
それで、「今日の議会の議決を得たら、バリケートをしてでも止めるわ」というのは、私は聞けなかったのですが、バリケートをして工事をストップするというような、これはまちづくりですので、決して町のエゴで進めるわけでも何でもございませんので、何とか地域の活性化を図りたいというのが最終的な目的でございますので、あくまでも皆さんの意見を聞きながら、後ろの民家等々につきまして、また前の近江銀行の跡地のソフト部分につきましても、こちらの方から考え方を提示させていただきながら意見を聞きまして、皆さんの意見を吸収しながら、積極的な意見を出していただいて進めさせていただきたいというように思いますので、今回のこの契約案件については時間もかかりますので、何とかご理解をいただければというように思っております。以上です。
議長(外川 善正君)
11番、竹中議員。
11番(竹中秀夫君)
11番、竹中です。本日の契約議決について、何回かお尋ねをしてまいりたいと思います。
先ほど全協の中でも申し上げましたが、今日までの説明は、地元説明は6月24日と7月22日、この説明の中で、説明不足ということは明確に答弁をいただいておりますが、まず、あなた方らが今日まで地元はもちろんでありますけれども、議会の中で近江銀行、近江銀行とばかり声を大にして言っておられるが、裏の建物と一体化のもので進めていくと、今日までの議会では説明は何回となくあった、図面も示された。初めてですよ、近江銀行の入札で3回流れています。これは4回目、仮に落札というのは中身を柔らかく緩和して落としやすいようにしなければ、業者は今日まで厳しい目で3回不調に終わらせていると、そういう点は十分に緩和をしてあげたなと思っております。
しかしながら、今日まで、先ほど言うように、議会に示してきたことと地元住民の説明、本日ここに来て、契約内容は4~5日前に聞きました。議会運営委員会を開くについての下地の中の話は聞きました。先ほど言うように一体化の中で経費もかかるので一体化の中で進めていきたいと、町長以下あなた方は、そういう説明できたのではないのか、そうでしょう。別件で切り離してやっていきますというようなことを、今日まで説明の中で言ってきましたか、言ってきていないでしょうが、その点をまず第1点、答弁を求めます。
議長(外川 善正君)
総合政策部長。
総合政策部長(林 定信君)
前の建物と後ろにつきましての実施設計を進めるにあたりまして、前の旧近江銀行につきましては、文化財専門の設計業者に委託して価値を残していく設計をしています。
裏につきましては、ソフト部分が重要でございますので、同一業者ではできないという形で、そういうまちづくり等に長けた業者のプロポーザルというような形で業者を決めさせていただきました。
その2つの進め方でやっているということにつきましては、設計につきましては議会の全員協議会でも説明をさせていただいたところでございます。十分ご理解いただいていなかったということにつきましては、申し訳ございませんけれども、2つの設計で進めているということにつきましては、説明はさせていただいておりました。
工事につきましても、無理して進めていくということにつきましても、明確なお話ができていなかったかも知れませんけれども、その目的が異なりますので、設計も異なりますので、こういう形で、まず工期が必要な前の建物につきまして入札して、その後に裏の民家の整備をして行くという形で進めておる次第でございます。
議長(外川 善正君)
竹中議員。
11番(竹中 秀夫君)
11番、竹中です。
設計業者は違いますよ、わかります。敷地一体化のものでしょう。前をどれだけよくしても、後ろのものは全く理解のできないもので、一体化の敷地の中で物事何が進むのですか。林部長、近江銀行は社会資本の尻がくくられているから早くやりたいのでしょう、裏は違うでしょう。裏も社会資本に入っていますか、違うでしょうが、今日まで街道交流館というのは一体化のものでしょう。
当初から、大学の松岡教授、県立大の学生さん、いろいろなプロジェクトを組んで、今日までどうしたら街道交流館ができるのだろう、それは近江銀行も交えて、裏の建物も交えたいろいろな中身構想を、費用を使い、日時も使って、やってきたのでしょう。
それを住民説明会で生かせた説明をしてきましたか。何にもできていない。それで住民が納得していますか。ものをつくるにしても、道路にしても、何にしても、地域へ、この工事、この建物、地域にまず担当を置く、説明会なり、もちろん執行部や議会はもちろん、地域の理解無くしてものが進みますか。3回の入札を不調に終わり、4回目はようやく緩和して落札していただいた。3回の不調は半年以上ですよ。
地元説明、何か先ほどから聞くと、半月か20日ほどで、また第3回目の住民説明に入るようなことでしょう。今日まで半年以上、この入札に焦って、焦って、尻がくくられているから、これを逃したら社会資本はパァーになるのでしょう。それだから、地元の説明もあやふやな説明で終って、それを進めてまいりたいと、あなた方の目指すところは、そういう考え方しかないのでしょう。
私も街道交流館については、いろいろな角度から見て賛成をした1人です。しかし、中身については十分に精査していかなくては反対で、郡役場は真っ向から反対です。これは、この契約とは関係ありませんけれども、中身がもう少し、もっと真剣な中身構想を十分に説明してきなさいと。
林部長、先日も彦根に行きましたでしょう。その時に私はあなたに忠告とは言いませんけれども、「まちづくりの難しさというのは、十分にこれを聞いてわかった」と。あそこは業者からお金を1銭ももらっていません。市を通しての交付金はもらっています。2千何百万の借金をして、自己資金を1,000万円以上出して、住民の説明もほぼ1軒ずつ説明に歩いたと、また会議も持たせてもらったと、いろいろな問題点がありますけれども、9月には黒字にはもっていくという説明をいただいた。
それぐらいのまちづくりは、いかに大事であるか、もう少し、立派なものをつくるについて、補助金を充てるより、時間をかけて、その補助金が10年先、20年先に戻ってくるぐらいの意気込みでやったらどうかと。
次回の説明を、どういう説明で入るのですか。理解をするという自信があるのですか、そこら辺の答弁を聞いておきます。
議長(外川 善正君)
総合政策部長。
総合政策部長(林 定信君)
まず1点目、社会資本整備総合交付金につきましては、裏の建物も該当します。この建物につきましても、社会交付金を投入してまいるものでございます。
そして、裏の民家の整備と前の近江銀行の整備につきましては、同一期間(平成27年度)に実施設計を進めておりました。そういう中で2つの業者に分かれて実施設計を進めておりましたけれども、適宜、同一の会議に同席していただいて調整する、全体の調整につきましては、裏の民家の方の整備の業者にお願いをするという形で進めてまいった次第でございます。
地元の説明につきましても、入札不調から6カ月近くという間でございます。この間につきましても進め方につきまして、愛知川観光協会等々、さらに細かなところも打ち合わせもさせていただいております。けっして放置しておったわけではございません。
彦根の整備につきましても、議員申されましたように、学ぶところが非常に多いと、2,000万円ぐらいの改修工事費だったと思いますが、そのうちの1,000万円は国の交付金という形でしたが、1,000万円は自分たちの自己資金という形でやっておられます。今後のランニングにつきましても、1年位は一定赤字は覚悟するけれども、今年の秋、1年経たない間に、一定の黒字化を図りたいという大きな野心の中で整備を進めておられるということを聞きました。
また、具体的に進め方の手法につきましも、いろいろ勉強となるところがございます。当然、彦根と愛荘町、若干地理的なものが違うところはありますけれども、学ぶところが多いという形で参考にさせていただきたいと考えている次第でございます。
議長(外川 善正君)
竹中議員。
11番(竹中 秀夫君)
話し合いの自信があるのか、ないのかの答弁がありません。
議長(外川 善正君)
総合政策部長。
総合政策部長(林 定信君)
地元と2回続けて、6月と7月にさせていただきました。自信というものにつきましては、何とも言えないですけれども、強い反対のご意見がありました。それは承知しているところでございます。努力してまいります。それ以上のことは今の時点では申し上げられません。
議長(外川 善正君)
竹中議員。
11番(竹中 秀夫君)
11番、竹中です。
部長、自信を持たなければ物事は進まないのと違いますか。住民に理解と納得をしてもらうぐらい自信がなかったら、もの事は進まないと違いますか。中でも反対者はいるかもわかりません。それぐらいの答弁はできませんか。あなた、わかりませんと、たくさん反対されたら中止にするのですか。
もう少し、行政マンなら行政マンらしい、もの事を表に出そうと思ったら、ある程度の自信をもったもの運びをしないとあかんのと違いますか。それによって、議決なり、住民の理解が得られるだから。
「わかりません」と、わからないのだったら、これは延ばしたらいい。言っていることと、もっとツボすることを答弁しないといけない。
先ほど観光協会の方と、いろいろ綿密に今日まで会議をしておるということは、答弁で言われました。私も観光協会の方々にもいろいろと今日まで聞くことも聞き、いろいろな意見も聞きました。観光協会の方、はっきり言って、自信をもっては、よう言いませんけれども、あの方達がもっと中身を濃い話を今日まで、あなた方は教授なり何なりの絵に描いたものばかりを見せて、話がどうであったかはわかりませんけれども、もう1つ自信がないようなことを言っています。
どうですか、林部長、それがここまでの経過そのものが生かされてきていなかったと、この資料を見ると、観光協会といつから話をしているのです。今ですら、まだ不透明な答弁ではないですか。もう少し中山道界隈をにぎやかな66番宿の本当のまちづくりを考えることを求めておきますが、答弁をもらっておきます。
議長(外川 善正君)
総合政策部長。
総合政策部長(林 定信君)
愛知川観光協会の方々とは、平成25年から話し合いの場をもたせていただきまして、どういう整備をして行くかについてご意見をお伺いしているところでございまして、特に昨年につきましては、設計業者も決まりましたので、具体的な議論をしていただいたところでございます。
議長(外川 善正君)
ほかに質問はありませんか。11番、竹中議員。
11番(竹中 秀夫君)
何回も申し上げておりますので、まず地元の説明の自信があるかないかは不透明やという回答であったと思います。あなた方らが再度、私が寄せてもらうものでもないし、あなた方が行って理解を求めるしか道はないかなと思います。
それから、近江銀行の工事が仮にいつから進むかわかりませんけれども、果たして裏との整合性、そこらのところの構想の中で、既に今日までに持っていなくてはならない30年の2月でしょう。それに裏も社会資本に含まれているというのであれば、裏はまだこれからソフトなり、いろいろな面を進めていく。
一体化の中で果たしていいものができるのか、できないのか。それはあなた方らが、これから積み立てていくんだろうと思いますけれども、それでは私の考えは、あの中山道のまちづくりは、もう1つ今日までの取り組みやいろいろなことを考えると、前進は恐らくないだろうと考えておりますが、この点も自信のあるところの答弁をいただいておきます。終わります。
議長(外川 善正君)
ここで暫時休憩をいたします。
休憩午前10時52分
再開午前11時05分
議長(外川 善正君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
議長(外川 善正君)
先ほどの竹中議員の質問に対する回答と、そして今までの不明瞭な点について、一括答弁をしてください。総合政策部長。
総合政策部長(林 定信君)
裏の民家の整備につきましては、先ほど来申し上げておりますように、過去の愛知川での議論等を踏まえまして、またそれを基にしまして県立大学の方で構想を練っていただきまして、またそれを基にして設計の方に、プロポーザルをお願いしまして、このプロポーザルの案を基にしまして観光協会等々と議論を重ねてきたものでございます。
まだ地元の方々と意見を交換する中で、改善すべきところはあるという形で承知しておりますので、これにつきましては、いろいろさらにご意見をお伺いする中で、整備のあり方について考え直してまいりたいと思っております。
地元説明会につきましては、更にランニングコストの問題とか、そういう形で課題をいただいております。そういうものについては、精緻な試算をいたしまして、もう少し細かな試算をいたしまして、回答を用意をいたしまして理解をいただくように努力をしてまいりたいと思います。
議長(外川 善正君)
ほかに質問はありませんか。2番、西澤議員。
2番(西澤 桂一君)
2番、西澤です。
この問題、非常に愛知川の中山道再生活性化については、大事な問題であるのは間違いないと思います。それで、私たちの地域から見れば、これだけのことをやっていただけるのは「非常にありがたい話やな」と思う反面、そういうような思いがあるのに、なぜこれだけ地元の方の同意が得られないのか。先ほどから、いろいろとお聞きしている中で、納得をされない、意見がいろいろあるということですが、果たしてどういうところに焦点があるのか、なぜ納得してもらえないのか。それは今までの説明が不十分であるということだけなのか。いろいろもっと問題点があったのか。そういう具体的なところがずっと今日、お聞かせいただいておりましても見えてきません。
私自体も今まで銀行と裏の民家とは一体の事業であると、街道交流館についてはという説明を受けて来ておりましたから、今日初めて、実は銀行だけなんやというような説明で、ちょっと驚いております。その部分ではやはり執行部の今までの説明不十分というのは、議会に対しても十分ではなかったなという思いを持っております。
ですから、私自体は本当に住民の方々が、先ほど言いましたように、本来は歓迎すべき事業のところで、これだけ反対をされてきているとか、納得ができないとか、具体的なところをもう少しお聞かせをいただかないと、我々としましては、ちょっと判断に困っている状態です。
このままで採決ということになりましても、ちょっとどう判断していいのかというところが私には今のところ自信を持って見えませんので、その辺りのことについてもう少し詳しくご説明をいただきたいと思います。
議長(外川 善正君)
今の西澤議員の質問につきましては、確かに言われていることはわかります。それを今遡ってすべてのものをここで説明していくには時間がとても足りないと議長としては思います。それで、その意見はその意見で私にお預かりさせていただけませんか。だめでしょうか。
議長(外川 善正君)
ここで暫時休憩をいたします。
休憩午前11時10分
再開午前11時16分
議長(外川 善正君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
議長(外川 善正君)
執行部の答弁をお願いします。総合政策部長。
総合政策部長(林 定信君)
6月24日・7月22日の住民説明会におきまして、質問がございました。それについて、主要なものについて説明させていただきます。
まず1つ目、先ほどから申し上げております地元住民説明が遅くなった理由については、「不十分でございました」という形で、お詫び申し上げました。
宿泊施設を計画した経緯につきまして、これにつきましても、先ほどから申し上げていますように、旧町時代からの議論の中では宿泊施設、ゲストハウスというような計画はございませんでしたけれども、今回、昨年の設計業者を決めるにあたりまして、私どもも新しい要素、新しい取り組みというのは必要だろうと考えておりまして、この提案がございまして、観光協会の方々とも、その時に一緒にプロポーザル審査に参加していただいたのですけれども、リスクはあるけれども、一度この可能性を探ってみたいということでございましたので、それをたたき台として、昨年1年間議論をしていただいて、最終的に宿泊施設の計画が残った、実施設計に活かしていくという形で説明をいたしたところでございます。
また、同様の宿泊施設等で、地元には既に業者があるではないかと、そういう業者とバッティングするのではないかという質問もございまして、それにつきましても性格が若干異なると、民家を整備するにあたりましては、あまり高額な額をかけずに、できるだけ今の状態を活かす。ある意味少し不便な施設になるかもしれません。ただ、各地であのようなゲストハウスが整備されている状況においては、不便を多少でも楽しむという、そういう中で地元の方々との交流を楽しむというような形での整備はあり得るという形で私どもも学びまして、いろいろ工夫してまいらなければならない点はあるけれども、その可能性についてはあるという形で、既に既存のある施設とは競合しないのではないかと考えておるところでございます。
それと、既に手遅れやないかと、今さら投資してどうするのかという意見もございました。これにつきましては、そうではないのやと、今やらなければ、もうできない、今やりましょうという形でしか答弁することはできませんけれども、確かに平成10年に最初の街道交流館構想ができており、それ以後、18年間の中でもシャッターを、店を閉じられたところも多いようでございまして、非常に厳しい状況ではございますけれども、この街道交流館を、まず最初の拠点としまして、その後にはそこでの人の動きをつくる中で、愛知川の力をつくっていく方向で構想を考えたらどうかというように考えている次第でございます。
それと、採算性につきまして、何回もご指摘がございました。確かに今、中山道を歩いておられる方、そういうものについて調査しているところでございますけれども、その方々の実績を見ておりますと、なかなか難しい。ただ、そういう方々が泊まれるというよりも、そういう施設をつくることによって、これから人を呼ぶという施設にしていきたい。今の現状の中で採算が取れる、取れないについては、ある意味民間が出資、施設を投資していく場合には、そういうのも非常に重要でございますけれども、公費におきましては、その施設だけではなくて、地域の経済効果というものも踏まえて、まず整理する中で経済効果を見出していきたいというような形で考えておる次第でございます。
それと、県立大学という形で説明させていただきました。その中で、県立大学の案をそのままではないのかというようなご質問もいただいておりますけれども、決してそうではなくて、あくまでも県立大学からいただいた案につきましては、たたき台であり、けっしてそのまま実績に結び付いているものではございません。かなり異なっております。あくまでも県立大学に考えていただきましたのは、今までにない新しい発想が必要であるというようなプランを出していただきました。
そういう中で、今回の宿泊施設というようなものの可能性も感じた次第でございまして、けっして県立大学の案をそのまま採用したものではございません。そういう雰囲気、イメージの中でものを考えているということでございます。
費用対効果につきましては、ゲストハウスについては、類例の中で計算はいたしました。けれども、まだ十分ではございません。その点につきましては、さらに次回までに、前の建物も含めてもう少し細かな具体的な形で準備していかなければならないと考えておる次第でございます。
そういうふうないろいろな議論、それぞれが個々意見を申される方、それぞれの思いの中で意見を述べられておられまして、多少は温度差があるかなと感じておる次第でございます。すべての方が、この事業はだめだと言っておられるというようには考えていない次第でございます。
一体化につきまして申し訳ございませんでした。これについては明確な説明ができておりませんでした。私どもとしては、前の保存、あくまでも保存という設計と、後ろのとにかく新しい発想で入れる活用というものを分けて考えておりました。説明の時には、もちろん、あくまでも街道交流館として一体の施設でございますので、その辺が全体として統一を取りながら、個々のものを考えるという形で考えておりました。その辺が説明をしたつもりでございましたけれども、十分明確にできていなかったということはお詫び申し上げます。
議長(外川 善正君)
2番、西澤議員。
2番(西澤 桂一君)
今ご回答をいただきました。1つが焦点になっているところは住民の説明会が遅いと、宿泊施設の経過と言いますか、採算性はどうなのか。そして、今さらこんなものをつくってどうするのやというようなこと、銀行と民家についてと、大きくまとめていくと、そういうようなとこら辺かなというように、回答を聞いたわけでございます。
その中で、前向きにどうとらまえていくのかということで行きますと、説明会が遅いというのは、これは行政としても反省すべき点だろうと思いますけれども、やはりこれはこれとして、別のところで議論されたらいい話かなと今思っております。
ただ、こうやって見ていきますと、裏の民家、ここの活用をどうしていくのかと、やはり心配されているのは、ここの経済効果をどうしていくのか。ここに突き詰めれば焦点が行くのかなというように思っております。
私自体は、これは将来的には指定管理にされていくのだろうということになりますけれども、指定管理の委託料をいつまでも流し続けるということには、それは後の世代の負担ということに、つけを回すということはできませんから、その辺りのことはしっかりとした、当然その時の経営努力というものもありますけれども、やはり基本的にはどういうものをつくっていくのかというのがベースになってきますから、そこのところはしっかりとしたご意見の中で詰めていくべきだろうというように思っております。
こうやって考えていきますと、今の回答の中では銀行はとりあえず、本日議案として出された。民家につきましては、あれが固まったものではないので、今後十分に地元の皆さんの意見を聞きながら詰めていくというような事であったと思いますが、再度、その点の確約を求めたいと思います。
議長(外川 善正君)
総合政策部長。
総合政策部長(林 定信君)
裏の民家の運営につきましては、今議員申されましたように指定管理料をずっとという形では考えておりません。当然、まちづくりには経済効果が重要でございますので、収入の方が確保できるような運営ということを考えておる次第でございます。
また、裏の整備のあり方につきまして、今の実施設計案がたたき台にはなりますけれども、いろいろご意見を賜っているところでございます。意見を拝聴いたしまして、変えられるところは変えて、より良いものにしてまいりたいと考えておる次第でございます。
動議の提出
議長(外川 善正君)
6番、河村議員。
6番(河村 善一君)
動議を出したいと思います。この案件について愛知川自治会に対する十分な説明と理解が得られるまで、この議案につきましては継続審議とすることを動議し、提案したいと思いますが、お取り計らいをお願いしたいと思います。
議長(外川 善正君)
ここで暫時休憩をいたします。
休憩午前11時28分
再開午前11時29分
議長(外川 善正君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
議長(外川 善正君)
ただいま6番、河村議員から本件の動議が提出されました。この動議は提出者のほかに1名の賛成者が要ります。賛成者はありますか。
〔「はい」の声あり〕
議長(外川 善正君)
これで、賛成者がほかに1名ありました。
議長(外川 善正君)
ここで暫時休憩をいたします。
休憩午前11時30分
再開午前11時48分
議長(外川 善正君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
議長(外川 善正君)
提案者に提案についての説明を求めます。6番、河村議員。
〔6番河村 善一君登壇〕
6番(河村 善一君)
6月24日に第1回の説明会があり、7月22日に第2回の説明会が愛知川自治会に対する住民説明会がありました。そこでは十分な説明がなく、納得が得られず、2週間以内に第3回目の住民説明会を開催すると聞いております。
そのところでは、13項目にわたる質問が出て、第2回の住民説明会の時には口頭での説明でありましたけれども、第3回は文書による回答を求めたいというような意見も出ておりました。
そこで、私は愛知川の自治会の十分な説明と理解が得られないまま、この契約案件を議決することは、本日議決することは不適当であると思い、この住民説明会が終わり、愛知川自治会の皆さんのご理解が得られてから、契約案件を採決する、議決することを求めたいと考えております。
住民の代表である議員が、愛知川自治会の理解が得られないままでの賛否を取るということは、住民の意見を無視することでもあろうかと思います。そういう意味におきましても、ここ2週間のことでもありますし、十分な理解を得られた上で、議会と住民の皆さんとともに意見を交わしながらも、この採決を延ばしていただきたいと思いまして、そういう意味で継続審議として求めたいと思います。
議長(外川 善正君)
お諮りします。本動議案を日程に追加し、ただちに議題とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(外川 善正君)
賛成者少数です。よって、動議は否決されました。
議長(外川 善正君)
ここで暫時休憩をいたします。
休憩午前11時52分
再開午後1時00分
議長(外川 善正君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
議長(外川 善正君)
質疑を続けます。質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
質疑なしと認めます。
これで質疑を終わり、討論に入ります。はじめに反対討論はありませんか。6番、河村議員。
6番(河村 善一君)
6番、河村 善一です。今までの審議でも述べてまいりましたし、動議提案で審議延長を述べましたけれども、賛同が得られず、本日の議決となりました。
私は愛知川自治会の理解が得られるまでは、この契約の締結について議決を求めることについては反対いたします。
その後ならば賛成したいと思うのですけれども、まず、愛知川自治会での十分な説明、理解、それを求めておきたいと思いますし、今回の件については反対討論とさせていただきます。以上です。
議長(外川 善正君)
ほかに討論はありませんか。10番、森議員。
10番(森 隆一君)
10番、森です。議案51号に対して賛成討論をいたします。
愛荘町の中でも、この街道交流館構想は長年の懸案になっておりました。そういう中で、今まさに大正時代のものを大事にしながら、まちづくりをしようとする事であります。そういう中で、まず何としても、前から考えていたのですが、拠点をつくっていかなければ66番宿の値打ちがないであろうと、そして、その前には、本来は妻籠や馬籠のように金のない町ならば、あのままで現在は素晴らしいまちづくりができたような、観光客もいっぱい来ていただけるような町になったと思いますが、愛荘町の場合は愛知川の宿場まちの場合は、お金があり過ぎたのか近代的な建物をさっさ、さっさとやって来られて、結果としてシャッター街になってしまった帰来があります。
しかし、これを再生していくには、大変なことだと思いますが、近年少子化である中で、なおかつ観光という形の中で人を集客しようとすると、昨年あたりは外国人の観光客は2,000万人を突破したと、そのつい1年~2年先は800万人の観光客が2,000万人以上になったということからしまして、次は東京オリンピックがあるとするならば、4,000万人に将来なるだろうということであります。
そうしますと、やはり、観光客の誘致が一番大切なことになってくるのではないかと思いますし、そして、そのことによって拠点をまずつくって、インターネット等で誘客をして行くということが大事なことになっていくと思いますので、そういうことも考え、私は賛成としたいと思います。
言いたいことはいろいろあるのですが、賛成討論といたします。
議長(外川 善正君)
ほかに討論はありませんか。11番、竹中議員。
11番(竹中 秀夫君)
11番、竹中です。反対討論を行いたいと思います。
反対の理由といたしましては、今日まで中山道の賑わいの街道交流館まちじゅうミュージアム、いろいろな計画の中で取り組んできたことについて、賛同をしながら今日までを迎えてきた一人でもあります。
しかしながら、この計画に平成10年から計画に基づいて縷々議会の中でも説明はあったようにも思います。しかし、何を求めていくにしても、地域の協力をなくして物事は進まないということは、今日まで議会人はもちろんでありますけれども、地域の皆さん方の議会は何を求めておるのだというようなことにたどり着くのではないかなと思っております。
そういった中で、地域の方の説明不足ということは、いがめるもない執行部は認めておると、後先の説明に走っておるということが1点であります。
そういう中で、この契約議決を2週間か3週間後にまた説明があろうというようなことも、答弁の中で聞いております。果たして、これを議決をするについて、執行部は実際に次の段階の説明会で、住民に理解と納得が得られるという自信があるのかないのかも、お尋ねいたしました。そういう中で、できれば努力をする、これはどの場面でも努力をするということは、何時でも言えることでありますけれども、議決をした限りは、議員我々も1つの荷物を背負っていくのが、まちづくりと思っております。
そうした中で、住民なくしてまちづくりはできないというのは、いつも町長も申しておりますし、議員のみんなもそのようなことを住民に訴えて来ておるのが現状ではないかなと思っております。
そういった中で果たして、この議決が妥当であるのか、ないのかは別にして、住民の理解が得ていない。それから、先に前だけをして、後ろはまだ話し合いで求めていると、社会資本が一体化のものであれば、後ろのものが遅れることによって前も遅れてくるというような一体化の敷地の中のものづくり、まちづくりではないかなと思わせていただきます。
そういうような諸々を考える中で、私は今一歩立ち止まりをするのが妥当ではないかなということで反対討論といたしたいと思います。以上です。
議長(外川 善正君)
ほかに討論はありませんか。12番、辰己議員。
12番(辰己 保君)
12番、辰己。議案第51号契約の締結につき議決を求めることについて、賛成の立場を表明します。
反対討論の弁には当然、真摯に耳を傾けるということ、特に言われているのは、その中心部分は住民の声を反映すると、真摯に受けとめて事業を進めるということは当然であります。
この事業はやはり議会としても、我々研修に行ったように、秋津野ではありませんが、地域力を同時にお願いしていく、要するに地域の皆さんとどのように町を活性化させていくのかという大きな課題を背負った事業であるというふうに思っています。
ですから、そういった地域力、地域の諸団体の皆さんの力を借りているというプロセス、形成においては、まだまだ遅れたまちです。これを契機に思いきり、その情勢に染めること、同時にその情勢というのは反対討論の中にあったことは指摘であります。
ですから、意識的にまちづくりの根幹は当然住民であるから、住民の力をどのようにお借りしていくのか。このことを合わせたことを、要するに理念を合わせて、この事業の推進に努めていただきたい。その町をつくる大きな起爆剤となるのが、この拠点づくり、街道交流館というふうに理解をしています。
よって、この議決に対して賛成の立場を表明しておきます。
議長(外川 善正君)
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
これで討論を終わります。
これより議案第51号を採決します。本案はこれを承認することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(外川 善正君)
起立多数です。よって、議案第51号契約の締結につき議決を求めることについては、原案のとおり可決されました。
閉会の宣告
議長(外川 善正君)
これで本日の日程はすべて終了しましたので、会議を閉じます。
これをもって、平成28年第2回愛荘町議会臨時会を閉会します。
お疲れさまでした。
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更新日:2019年12月25日