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平成30年6月定例会3日目(平成30年06月20日) 議事録

更新日:2019年12月25日

平成30年6月愛荘町議会定例会

議会日程

開会:午前10時00分 閉会:午後2時33分

平成30年6月愛荘町議会定例会日程と議案内容
日程 議案内容
日程第1 議案第34号 愛知郡広域行政組合で共同処理する事務および規約の変更について

本日の会議に付した事件

日程第1

追加日程と議案内容
日程 議案内容
追加日程第1 議案第36号 愛荘町税条例の一部を改正する条例
追加日程第2 議案第37号 財産の取得につき議決を求めることについて
追加日程と議案内容(議提)
日程 議案内容
追加日程第1 議堤第5号 「愛荘町ゆめまちテラスえち」利活用の長期延期方針の撤回を求める決議
追加日程第2 議堤第6号 総務産業建設常任委員会閉会中の継続調査について
追加日程第3 議堤第7号 教育民生常任委員会閉会中の継続調査について
追加日程第4 議堤第8号 広報常任委員会閉会中の継続調査について
追加日程第5 議堤第9号 議員派遣について

出席議員(14名)

1番 澤田 源宏

2番 村西 作雄

3番 森野 隆

4番 西澤 桂一

5番 村田 定

6番 伊谷 正昭

7番 外川 善正

8番 徳田 文治

9番 河村 善一

10番 吉岡 ゑミ子

11番 瀧 すみ江

12番 竹中 秀夫

13番 辰己 保

14番 高橋 正夫

欠席議員(なし)

なし

議事

開議の宣告

議長(高橋 正夫君)

皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は14名で、定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

議事日程の報告
議長(高橋 正夫君)

本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。

議案第34号の上程、説明、質疑、討論、採決

議長(高橋 正夫君)

日程第1、議案第34号 愛知郡広域行政組合で共同処理する事務および規約の変更についてを議題にします。
本案について提案理由の説明を求めます。総務部長。

〔総務部長 川村 節子君登壇〕

総務部長(川村 節子君)

それでは、議案第34号 愛知郡広域行政組合で共同処理する事務および規約の変更につきまして、ご説明申し上げます。
議案書20ページをお開きいただきたいと思います。地方自治法第286条第1項の規定により、愛知郡広域行政組合で共同処理する事務の変更および同組合規約を次のとおり変更することについて、地方自治法第290条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
変更理由でございます。愛知郡広域行政組合で共同処理する事務のうち、墓地、埋葬法に関する法律に定める火葬場(現在、愛荘町長野960番地にございます愛知郡広域斎場)の設置および管理運営に関する事務は、平成30年12月5日をもって終了させていただきます。
ただし、閉鎖後の愛知郡広域斎場施設および跡地に係る財産処分につきましては、愛荘町と東近江市で協議を開始することから、組合が共同処理する事務の内容を変更し、組合規約の一部を変更するものでございます。
22ページをお願いしたいと思います。規約の変更の内容でございます。第3条第3号を旧愛知郡広域斎場に係る財産処分に関する事務と改めるものでございます。この規約は平成30年12月6日から施行をさせていただくものでございます。
よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。

議長(高橋 正夫君)

これより質疑に入ります。質疑はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(高橋 正夫君)

質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。はじめに反対討論はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(高橋 正夫君)

討論なしと認めます。
これより議案第34号を採決します。本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(高橋 正夫君)

起立全員であります。
よって、議案第34号 愛知郡広域行政組合で共同処理する事務および規約の変更については、原案のとおり可決されました。

議長(高橋 正夫君)

暫時休憩いたします。

休憩 午前10時04分
再開 午前10時04分

議長(高橋 正夫君)

休憩前に引き続き会議を開きます。

議長(高橋 正夫君)

お諮りします。ただいま議案2件が提出されました。これを日程に追加し、直ちに議題としたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(高橋 正夫君)

異議なしと認めます。よって、議案2件を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定しました。

議案第36号の上程、説明、質疑、討論、採決

議長(外川 善正君)

追加日程第1、議案第36号 愛荘町税条例の一部を改正する条例を議題にします。
本案について提案理由の説明を求めます。総務部長。

〔総務部長 川村 節子君登壇〕

総務部長(川村 節子君)

それでは、議案書の1ページ、議案第36号 愛荘町税条例の一部を改正する条例について、ご説明をさせていただきます。
改正理由、要旨につきましては別冊改正条例説明資料の1ページ、新旧対照表は2ページでございます。それでは、説明資料の方でご説明をさせていただきます。
今回の改正につきましては、平成30年度地方税法の改正に伴って、本年6月6日に施行されました生産性向上特別措置法の規定に基づき、中小事業者等による設備投資の促進に向けた固定資産税の課税標準の特例措置が創設されたため、愛荘町税条例の一部につきまして所要の改正を行うものでございます。
改正要旨でございます。生産性向上特別措置法に規定されております市町村の導入促進基本計画に適合し、かつ労働生産性を年平均3%以上向上させるものとして認定を受けた中小事業者等の先端設備等導入計画に従い取得された一定の機械・装置等で、同法の施行の日から平成33年3月31日までの間におきまして取得されるものについて、最初の3年間の固定資産税の課税標準に乗ずる割合を零とするものでございます。
なお施行日につきましては、公布の日から施行するものでございます。
よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。

議長(高橋 正夫君)

これより質疑に入ります。質疑はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(高橋 正夫君)

質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。討論はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(高橋 正夫君)

討論なしと認めます。
これより議案第36号を採決します。本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(高橋 正夫君)

起立全員です。
よって、議案第36号 愛荘町税条例の一部を改正する条例は、原案のとおり可決されました。

議案第37号の上程、説明、質疑、討論、採決

議長(高橋 正夫君)

追加日程第2、議案第37号 財産の取得につき議決を求めることについてを議題にします。
本案について提案理由の説明を求めます。総務部長。

〔総務部長 川村 節子君登壇〕

総務部長(川村 節子君)

議案第37号 財産の取得につき議決を求めることについて、ご説明を申し上げます。
次のように財産を取得することにつき、地方自治法第96条第1項第8号ならびに愛荘町議会の議決に付すべき契約および財産の取得または処分に関する条例第3条の規定により、議決を求めるものでございます。

  1. 取得の目的
    平成30年度物品第4号 
    愛荘町消防ポンプ自動車購入事業
  2. 取得の方法指名
    競争入札
  3. 取得金額
    2,498万7,520円
  4. 取得の相手方住所
    滋賀県彦根市平田町185番地
    氏名 株式会社 奥山ポンプ商会 
    代表取締役 北村 芳巳

でございます。よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。

議長(高橋 正夫君)

これより質疑に入ります。質疑はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(高橋 正夫君)

質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。はじめに反対討論はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(高橋 正夫君)

次に賛成討論はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(高橋 正夫君)

討論なしと認めます。
これより議案第37号を採決します。本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(高橋 正夫君)

起立全員です。
よって、議案第37号 財産の取得につき議決を求めることについては、原案のとおり可決されました。

議長(高橋 正夫君)

暫時休憩いたします。

休憩 午前10時10分
再開 午前10時20分

議長(高橋 正夫君)

休憩前に引き続き会議を開きます。

議長(高橋 正夫君)

お諮りします。ただいま議堤5件が提出されました。これを日程に追加し、直ちに議題にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(高橋 正夫君)

異議なしと認めます。よって、議堤5件を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定しました。

議堤第5号の上程、説明、採決

議長(高橋 正夫君)

追加日程第1、議堤第5号 「愛荘町ゆめまちテラスえち」利活用の長期延期方針の撤回を求める決議を議題にします。
提案理由の説明を求めます。13番、辰己 保君。

〔13番 辰己 保君登壇〕

13番(辰己 保君)

議堤第5号 「愛荘町ゆめまちテラスえち」利活用の長期延期方針の撤回を求める決議をご提案申し上げます。ご提案するに先立って決議分の内容について、皆さん、申し訳ありませんが、修正をお願いします。3ページ、上段から1行目から2行目にわたり「湖東三山館あいしょうの駐車場整備」を削除させていただきます。そして、11行目、愛荘町ゆめまちテラスえち利活用を首長の一声で「平成31年9月を目途に活用構想を取りまとめる」というふうに修正させていただきます。
それでは、朗読をさせていただきます。

議堤第5号
平成30年6月12日

愛荘町議会議長 高橋 正夫様

「愛荘町ゆめまちテラスえち」利活用の長期延期方針の撤回を求める決議

上記の議案を愛荘町議会会議規則第14条の規定により提出する

提出者 愛荘町議会議員 辰己 保
賛成者 愛荘町議会議員 外川 善正
賛成者 同 村西 作雄
賛成者 同 徳田 文治
賛成者 同 西澤 桂一
賛成者 同 瀧 すみ江

めくっていただいて、朗読をさせていただきます。

「愛荘町ゆめまちテラスえち」利活用の長期延期方針の撤回を求める決議
旧愛知郡役所の改修整備施設「愛荘町ゆめまちテラスえち」の活用については、平成27年7月に町長が任命した14名の委員からなる「(仮称)愛荘町ふれあい交流館の活用のあり方検討委員会」で3ヵ年度にわたり、延べ10回の議論が重ねられ、昨年10月10日「(仮称)愛荘町ふれあい交流館の活用のあり方について」と題し、中間報告が町長宛に提出されました。
この中間報告では施設活用の柱として、本町のものづくりや手仕事の伝統を生かし、歴史的建造物において最先端のものづくりが体験できる「ものづくり工房(ファブラボ)」を活用の中心とすると報告されたところです。
この中間報告を踏まえ、町は昨年10月の愛荘町議会全員協議会で同施設の活用について説明され、議会の賛同も得てきたところです。
これを受け11月には「平成30年度のオープン予定、旧愛知郡の歴史展示・本町のものづくりや手仕事の伝統を生かし、歴史的建造物において最先端のものづくりが体験できるようなものづくり工房、文化事業やものづくり工房等による町内外の交流、国際交流の推進、地場産業等を活用した障がい者の雇用創出、地域資源、観光情報等の発信(まちじゅうミュージアム)などを活用の柱として…」という活用方法を示したうえで名称を公募され、「ゆめまちテラスえち」という名称に決まりました。
また、愛荘町議会12月定例会において提案された愛荘町ゆめまちテラスえち条例の中にも前述の中間報告を受けた活用方法が記述され、全員賛成で原案どおり可決成立したところです。
このことにより、12月定例町議会では活用実態に合わせた建具工事、カーテン工事、空調機器工事など4,500万円余の追加補正も可決し、30年度に繰り越しのうえ、本年9月末に工事が完成予定であり、これに合わせての活用を町民はじめ私たちは心待ちにしていました。
しかし、有村町長は去る5月17日の愛荘町議会全員協議会において「旧愛知郡役所『愛荘町ゆめまちテラスえち』の活用方法については、先の活用のあり方検討委員会の中間報告を否定するかのごとく、引き続き検討し、町民の声を聞く中で、平成31年9月を目途に活用構想をとりまとめる」こととして、提案されました。
これまで、土地取得から足掛け4ヵ年にわたるこれらの工事は建築物の保存・活用を明確にしたうえで設計(変更を含む)が行われ、設計に基づいて工事が施行されています。
とりわけ、29年度12月補正(30年度に繰越)の工事は、前述の利活用の目的において工事進捗がなされているにも関わらず、完成後、「活用方法については引き続き検討する」とは、到底納得できるものではありません。行政運営上許されない提案です。
旧愛知郡役所保存改修工事は、少しでも町一般財源の持ち出しを少なくすべく、国土交通省の都市再生整備計画(愛荘地区)の認可を受け、その基幹事業に位置づけて社会資本整備総合交付金として得る交付金と、その財源補足として合併特例債を充当し、事業が進められてきました。
とりわけ、この都市再生整備計画は平成24年度から5年間(実質6年間)にわたり、街道交流館改修整備、秦の郷公園整備、中山道街路灯整備など9事業をセットに採択され、特に観光客の入り込みについては秦の郷公園、旧郡役所、街道交流館を線で結んで東部地区から西部地区へ誘導していくとの観光行政振興の計画のもとに事業展開されてきたものです。
当然、毎年事業の成果として、これら施設の整備によって観光客がどれだけ増加した等との国への報告が必要でありますが、活用を先延ばしし、計画どおりの実績が得られない場合、最悪9事業(うち6基幹事業)に交付された社会資本整備総合交付金の一部返還との問題も上がることが危惧されます。
今日まで、行政と議会と町民とが信頼関係の中で積み上げてきた愛荘町ゆめまちテラスえちの利活用を、首長の一声で「平成31年9月を目途に活用構想を取りまとめる」ということは、完成した建物を全く利活用せず、費用対効果を行政が1年間放置する横暴であります。
また、旧愛知郡役所に対する投資は、保存と活用を一体的に行うことにより成果が得られるものであり、町議会議決などの今日までの取り組みを鑑み、町監査委員による会計監査などからも検証が必要となります。
以上のことから、愛荘町ゆめまちテラスえちの活用延期は行政事務事業として成り立たないものです。よって、愛荘町ゆめまちテラスえち利活用の長期延期方針はただちに撤回することをここに決議する。

平成30年6月20日 

愛荘町議会

この提案に際しまして、提案の趣旨は行政事務として目的を持って進められた工事は完成するが、活用については1年を目途に活用構想を検討するとの町長の説明に対して不可解さを示しているものです。
県が昨年8月に示した都市再生整備計画事後評価シートの総合所見では、郡役所が工事中であり、今後関心が高まることが期待されると記述されています。また、地区の概要、町の課題の変化では旧郡役所を保存活用を行うための事業に着手したが、事業途中であるため、完了に向けて引き続き事業を進める必要があると記述しています。そして、観光誘客についても記述しています。平成24年3月の整備計画には大学と連携し、まちづくりについてのアイデアに基づく学生のパワーを生かしたまちづくりを進める当初計画方針が記述されています。
以上のことから、活用を中断させることなく、目的どおりに進める事務事業を求めるということを深くご理解いただいて提案とさせていただきます。

議長(高橋 正夫君)

これより質疑に入ります。質疑はありませんか。3番、森野 隆君

3番(森野 隆君)

3番、森野です。提出者の辰己議員にご質問させていただきます。
まず、この決議書文でございます。先ほども一部訂正が入りましたけれども、まずタイトル等になっております「長期延期の方針の撤回を求める」というようなこと、私の理解では長期ということではなく、住民の皆さんと話し合い、もう一度よりよいものにつくりあげていくということで、これが1年未満であっても、それで再開をするということで、長期ということにはあてはまらないような気がいたします。
そして、3ページにも書いております交付金の問題でございます。「交付金を一部返還との問題があがることも危惧する」というようなことも書いておりますけれども、本当にそのような問題が起こるのでしょうか。
そのようなことで、この文章を見させていただきますと、文字を飾り、文章を盛り、住民の皆さまが不安を持たれ、また、強いては行政不信になってしまうというようなことにもなるようで、まるで、印象操作のようにも思えてなりません。そこら辺のこの文章については、どのようにお考えかお聞かせください。

議長(高橋 正夫君)

13番、辰己 保君。

13番(辰己 保君)

今、森野議員からの質疑で何点かあるわけです。
その1つのうちに、長期延期という言葉は不具合であると、私なりに簡略に解釈をさせていただきます。1年間を目途に、要するに活用構想を検討し直す、言葉の使い方はそれぞれ自分の自由にさせていただきます。
それで、その1年間が長期と見るか、短期と見たり、もしくはそれまでに行えば、別に長期と、そういう含みがあるので、別に長期の表題はおかしいのではないだろうかという指摘だと思います。
しかし、それはあくまでも5月の17日から一貫して言っているように、事務事業としてどうであるのかという、まずここが立着点に立っていただかなかったら、議論の余地がなくなるわけです。一般論で長期とか短期とかいう議論ではなく、行政事務すなわちここにも書いてあるように盛り込んでいるのではなく、時系列で書いている部分があります。議会の議決をもって工事を、事業を進めてきている、その事業を完成までするという、森野議員もご存知のように全協でも言っているわけです。
ですから、それで利活用を見直す、もしくは町民さんの声を聞くという行為が果たして行政事務と交付金との兼ね合いで成立するのかという、道理の問題を私は問うているわけです。
この道理が、説明が一環してないわけですから、その道理がない以上、やはり道理どおり進めていただきたいというのが正論となってくると思います。
交付金、これが本当に返還をしなければならないのかと、目的外補助金等は俗に言う適化法という問題が国においてあるわけです。それを適正に補助金・交付金が執行されているかというので会計監査員が検査を行います。
確かに、危惧されるところ、本当に交付金の監査の対象になるのかということは1年間の方針が会計検査員のもとで立てられますから、この施設の執行が該当するかどうかという点では私は監査員ではないので、しかし、もし目的に沿って利活用がされていなければ、会計監査員の検査の対象になり得るということになってきます。
それ以上は、要するに危惧されなくても、このように問題が起こっていけば検査の対象になり得るということだけは言っておきます。こういうものを出せば、住民が不安を持つのではないか、行政不信を煽っているのではないか。行政不信を煽っているわけではない。
行政事務が道理あるのですか、どうですか。私は道理がないという判断で決議を提案させてもらった。このままなかなか一般質問でとりあげても、適正な答弁が返ってこない。ですから決議を上げさせていただいたということになります。

議長(高橋 正夫君)

3番、森野 隆君。

3番(森野 隆君)

3番、森野です。先ほどから辰己議員のご答弁に「道理」というようなこと、また「事務事業としては」というような言葉が出てまいりました。
道理とは物事が正しいかどうか、人として行うべき道が正しいかどうか、物事がそうあるべきかどうかということです。この道理というのは、道理で言うのでなれば、一度みんなで考えようではないかというのも、正しくこれが道理ではないかと考えます。
2番目、事務事業についてということですけれども、事務事業、行政事業は正しく行われていないのではないかというようなご答弁だったと思います。首長(くびちょう)が替われば、行政用語はちょっとわかりませんが、先ほどは首長(くびなが)とおっしゃったので、首長(くびなが)が替わればというのか、首長(くびちょう)が替わればというのか、どちらかわかりませんが、平たく町長が替われば、事務事業が変更になるというのは、今近隣でも起こり得る問題ですし、いろいろなところで起こっていることで、前任の町長、首長が選挙で勝たれていれば、そのまま事業が推移したかもわかりません。
でも、そこには住民の声というものがあって選挙という審判を受けて新しい町長が替わられたことということを考えれば、事務事業はどのようであって、それが正しいかどうかという答えは、そこにあるのではないでしょうか、いかがお考えでしょうか。

議長(高橋 正夫君)

13番、辰己 保君。

13番(辰己 保君)

2点について、道理、みんなで考えようというところで考えるならば道理です。私が一貫しているのは行政事務として今日まで流れてきたものが、止めていいのですかという道理を言っているわけです。それまではいろいろなあり方検討委員会等で協議がなされて、それをどう評価するかは個々の判断でいいでしょう。それは委ねます。ただ、そういうプロセスを行政事務、行政手続きを踏んできたプロセスのうえにおいて、道理があるかを論じているのであって、ここにいきなり町民さんの声をとか言って、町民さんの声を全面にした道理の議論はしていません。
そして、事務事業についてですが、町長が替われば政策変更はあります。でも、これはその前にどうであったのかということもあります。対案を示さなければ一定あきません。ただ、その示されたのは、私が一貫しているのは事務事業としてどうであるかを前提にしていますから、町民の声を聞いているのは対案だと言われるのは事務の流し方として道理がないのでそれは詭弁であるという考え方を持っています。

議長(高橋 正夫君)

3番、森野 隆君。

3番(森野 隆君)

少し道理ということで私の考えと少し乖離があるとは思いますけれども、次の質問に行かせていただきます。

13番(辰己 保君)

はい。

3番(森野 隆君)

これも提出者の辰己議員にご質問させていただきます。私、議員になりまして4ヵ月余り、それまでは一愛荘町の住民でした。この14名の議員の中では一番住民により近いというか、議員に染まっていない部分が今回初当選した3人だと思うので、住民の今思っている、私が今まで58年間生きてきた中で思っていることを少し辰己議員にお伺いいたします。
私の思いは、こういった箱ものづくりや箱ものづくりに関わる事業は、どちらかというと保守系の方が賛成をし、日本共産党である方が反対をし、「そのようなことにお金を使うなと、そんなものづくりやものづくりのために何億、何千万と使うならば教育や福祉にお金を使え」と言ったのは、今までの私の考えの日本共産党のお考え、辰己さんのお考えではなかったのかなと思っております。
今までの答弁をしばらく聞いておりますと、私がまるで逆のように日本共産党員で、保守系議員に質問させていただいているような思いをしてなりません。このような私の考えというのはおかしいでしょうか。

議長(高橋 正夫君)

13番、辰己 保君。

13番(辰己 保君)

レッテル貼りは個人の自由ですので、どのようなレッテル貼りをしていただいても結構です。ただ、一言だけ言っておきます。今、びんてまり、図書館、併設館についても私は賛成しました。だから、何か箱ものだったら、今の質問の中にあるように、共産党なら何でも反対のように思っておられる方は多いと思います。しかし、歴史的価値、しかもあの当時、確かにバッシングを受けました。あなたのように共産党がなんでそんな無駄な大きな図書館を賛成するんだと言われました。しかし、これは町民の財産として変ってくるもので、これは20年、30年経たないと、その成果は上がらない。ですから、これは大切だし、渡辺館長は、その当時の設計ですけれども、げた履きで誰もが気楽に図書館として入りにくいものはつくりたくないという哲学を持っておられました。すごい哲学です。ですから、私はその哲学に賛同したし、当然その施設づくりにも賛成しています。
全く賛成していないのではなく、私はここにおられる議員仲間にも愛荘町のまちづくりに政党を持ち込むことの考え方が歪んでいるんだと言っています。ですから、先ほども全協で言いましたように、辰己は何かと言って色眼鏡で見ようとする、申し訳ないが、今みたいな見方だと思います。
私は街道交流館にしろ、郡役所にしろ、歴史的価値があるのなら、それは守って保存して拠点にして、新たな愛荘町が発展する機にする。
もう1つ大事なのは愛知高校を無くしてしまえば、本当に寂れてしまいます。だから、いかに愛知高校とセットする、この考え方は非常に哲学は私は議員、職員もみな持ってほしいと思います。この立場なら、私は施設づくりに対して賛同をします。それが、生きたものになっているからです。
だから、5月17日にああいう発言したあとに、直ちに行動を起こしました。実際に声を聞かないと努力の度合いを聞かないと、しかもその努力の度合いは他所の人が、俗に他所の人と言いながら不適切なら、町外から来た人が真剣に愛荘町のことに考えた末につくり出した、考えついた。しかも将来に子どもたちのこと、愛知高校の勉学、将来のこと、そういうものを含めて検討され考えたという、その熱意、思いをやはり汲むべきだと思っていますから、私はこの施設づくりは、また活用の仕方はセットでいいのではないかという考え方を強く持ったので改めて、こういう決議をつくらせてもらった。
あくまでも私の道理は行政事務としての流れとしてしっかりと持っているということだけはご理解いただきたいと思います。

議長(高橋 正夫君)

3番、森野 隆君。

3番(森野 隆君)

3番、森野でございます。3つ目の質問に行かせてもらいます。次は賛成されている5名の方にご質問させていただきます。順番に上から外川議員から村西議員、徳田議員、西澤議員、瀧議員ということで順次お答えいただければけっこうです。
先ほども申しましたように、私たちは4ヵ月前に、住民の皆さまにマイクを持ち大きな声で、どの議員も一緒だと思うのですけれども、「皆さまの声を、住民の声をしっかりと行政に伝えてまいります」と住民の皆さまに訴えてまいりました。そして、住民の皆さまのおかげで当選させていただきました。
果たして、このゆめまちテラスえちの中でファブラボ、1年間で初年度は5,400万円ほど、そして2年以降は2,431万円というお金を使いながら、それを運営をしていくというのは本当に住民さんの声であったのかどうか、それが代弁者としての議員であったのかどうかということを、賛成されている議員の皆さんにご質問させていただきます。

議長(高橋 正夫君)

7番、外川 善正君。

7番(外川 善正君)

外川です。森野議員の質問にお答えいたします。
その前にまちづくりとしての私の考えを一つ触れておきたいと思います。まちづくりというのは、行政だけがするものではなくして、議員だけがするものではなくして、住民の声だけでするものではないと思います。
住民の方の声が、どのようなまちをつくりたいという強い意志、そして行政とその計画、企画したことが本当に進んでいくかというのを、議員を含めて議論をしていかなければだめではないかと思います。
先ほど森野議員が選挙の時に住民の方、町民の方の皆さんのお声を議会の方にお届けしますというようなことをおっしゃられました。それは最もでありますけれども、14名の議員にはそれぞれ支持された1つの母体が、それぞれ形は変われども何らかの形でその方に影響を与えている部分があります。そこの方々の声をやはり議員は橋渡しとして議会で質問なり協議をしていくのは当然の責務であると思います。
その14名の声が皆さんまったく一緒だったらということを考えたことがありますか。やはり、私には私の支援してくれる方の声があります。森野議員には森野議員の支持された声があります。そういうような皆さんのお声を、それぞれの議員が議会の中でどのように訴えていくか。そして、どのように融合しながら1つの議会としてものをつくっていくかということが一番大事ではないかなと思います。
まちづくりに関する考え方、議員さんのしていかなければいけないことに触れましたが、そうした中において、このゆめまちテラス、この事業が先ほどもありましたように、「31年の9月まで一旦見直していく、その間には町民の皆さんの声も聞かせていただく」という、そこが私は少し、私の考えとして懸念しているんです。
5月17日の全員協議会の中で、私ははっきり言いました。事業というものは企画をしてエンドを決めて、その中でやはりきちんと納めていく気持ちを持たないと、どの事業をやっても、たらたらと税金の無駄遣いになります。
だから、今年の9月いっぱいで、今までそれぞれの議員が自分のところの声を持ちあげた中で、時間がかかりましたけれども、協議していって、いろいろな形が生まれてきました。
そして、もう1つは目的が1つであれば、当初のこういうまちづくりをするのだというところから逸脱しなければ、私は常に一歩一歩前向きに、いい知恵を取り入れていく、それが必要だと思います。だから、今、この時点になって見直しを行うというそういう町長の一言が私は理解できなかった。
そして、本当に私は3月の議会で町長に「今まで外から見た愛荘町の町はどういう目に映りますか」ということもお尋ねしました。本来、ゆめまちテラスがちょっとおかしいなということを、もしも思われていたならば、その時点からやはり提案して、そして議論を進めていって9月30日に終わるような運営体制を取るべきだと思います。
だから、そこの部分は撤回という中で求めたいということで答弁を終わります。以上です。

議長(高橋 正夫君)

次に、賛成者の2番、村西 作雄君。

2番(村西 作雄君)

ありがとうございます。私もこのゆめまちテラスの長期活用延期方針の撤回を求める決議の賛成者として名前を連ねさせていただきました。
私も森野議員と同期で、今年の3月に初めて町議会議員にならせていただきました。その中でまだ日も浅いわけですけれども、今回のこの決議に名前を連ねさせていただいた理由について、最初に説明をさせていただきたいと思います。
まず、あり方検討委員会、10回にわたられてされたということで、その中での論議、いろいろな話が合った中で、最終的にはものづくり工房ということに落ち着いたというふうに聞いておりますけれども、そのものづくり工房を踏まえて、ここにも書いていますように、ゆめまちテラスの条例も制定された。その条例で使っていくのやというふうにされたということでございます。
とりわけ、私が一番心配しますのは交付金の問題でございます。6事業、6の基幹事業、そして3つの提案事業を含めて9つの事業を6年間に渡って展開されてきました。総額13億円になる中で4億近い交付金がこの愛荘町に下りている、この中でいろいろ私もホームページとか調べさせていただいたんですけれども、旅人数、愛荘町へ来る人、すなわち観光客でございますけれども、その旅人数を増やしていくとか、あるいは郡役所の活用によるまちづくりのワークショップへの参加者数を増やしていく、こういった形で計画がされ、その成果も報告されていることでございますけれども、報告通りに施設が活用されていないということになると、これはやはり交付金の返却問題についても出てくるのではないかなと、こういうふうに大変危惧してきたところでございます。
今回、このような形で提案させていただきましたけれども、住民の声を大切にというお言葉が森野議員からございました。悲しいことに私、秦荘地域の人間にとっては郡役所の問題はあんまり論議に上がらないというのが現実でございますけれども、私はとりわけ、こうしてずっと数年間いろいろな論議をする中で、議会も含めて執行部の提案も含めて、それが議会の議決にもつながって進めてきたものを、それを再度引き延ばすということについては、大変な危機感をもっているところでございます。
そういった中で、あえて今回賛成という立場で名前を連ねさせていただいたものでございます。よろしくお願いいたします。

議長(高橋 正夫君)

次に、徳田 文治君。

8番(徳田 文治君)

8番、徳田 文治。今回、賛成した理由を申し上げます。
私は旧の愛知郡役所の活用について、今まで何度か一般質問をさせていただいています。その中に特に文化とか教育とか福祉とか、そういうことでどのように活かしていくのかという質問でありました。
文化においては、やはり歴史的な建造物の文化的な財産価値の保存でした。現在に再生し、解放的な雰囲気を生かしたミニコンサートなど開催をすると、このようにおっしゃっています。
教育においては、先ほども辰己議員がおっしゃったように愛知高校が残りました。併設されて県立養護学校もこちらに来ました。そういった地域共学ということで、やはりこれからは高校生、特に愛知高校は普通科、体育科、音楽科がございます。そういった音楽も含めての演奏会などもお聞きしております。
そして、福祉においては、高齢者の方が気軽に特に中山道街道交流館は観光の面だと思います。郡役所に関してはみんなの交流の場であると聞き及んでいるところであります。
そういったことで、県立愛知高校養護学校生との雇用も考えていきたい。また、地場産業も育成していきたい。このような答弁をいただいております。
ただ、今森野議員がおっしゃったように、費用対効果、この件に関しては企業、会社においてはやはり費用対効果、このことは言うに及ばず、大変重要な経営手法でございます。特に営業利益、経常利益、そして何よりも株主に配当する、こういうことが大変重要視され、やはり財務体質の健全性を維持することが大事なことであると認識をしております。
今おっしゃったようにファブラボ、このことに関しては、私も辛くも現在器材を導入されるのは10点ぐらいと聞いております。やはり収支、そういったバランスも勘案、総合的に勘案したうえで、3Dプランターとか、レーザーカッター、カッターマシン、デジタル刺繍ミシン、3Dスキャンナー、CRCミリオンマシーン、こういった器材を実際個々に調べてみますと、200万円から1,000万円以下に抑えられると、このように実際問題聞いておりますし、事実上、スマホなんかで見ていますと、こういうか価格がついてまいります。
そして、個人的なことになりますが、土日に近江上布作業会館において麻の体験というか、そういうのをやっておられました。そういったことで新聞に出ていまして、日曜日に来館しました。そうしましたら、やはり30歳以上の女性の方が多く来場されています。扱っている商品、あるいはそこで体験できる内容から致し方ないものだと思いますが、この旧の郡役所近辺には特に愛荘町の中心地区、愛知川・市・豊満、いわゆる新興住宅が皆さんもご存じのように増えております。そういったことで、やはりこういう若いお方が居住されておられます。こういった方々に対し、人的支援が活用されていないと思います。やはりファブラボ、この器材、すなわち、若い方が好んでおられる特にデジタル刺繍ミシン、これにより指定管理者、こういう指定管理料をペイできると、このように認識しております。
やはり当初は何でも金がかかると思います。例えば、車を持っていればガソリン代、損保料、保険代、毎年の自動車税、そして車検代(2年に一度)、保守点検等、いろいろ費用はかかるかと思います。そういった中で地域おこし協力隊が3年間の総務省の提案により愛荘町に着任をされました。そして、その後も愛荘町を全国的に発信しなくてはと、こういう熱い思いで、あり方検討委員会、27年の7月から昨年10月まで町が設置した検討委員会、この中間報告がファブラボだっと認識しております。
そういった意味において、やはりリスクがあろうかと思いますが、滋賀県にないことをやるということ、このことはリスクも伴いますが、こういった地域おこし協力隊の熱い思い、そして今までプロセスをもって2年猶予の間、あり方検討委員会が検討をされて来られました。そういったことをもって賛成をした次第です。
それと、補足をしますが、国の社会資本総合整備交付金、この交付金は補助金と違って、返還は別段ないかなと私自身は思っております。そういう所見も述べさせてもらいました。やはり事後評価、そしてこの社会資本総合整備交付金には2兆円の多額の交付金がされています。そして、所見としてあるのは交付金、これを注視して見たいと、会計検査員を毎年入られると思います。そういうことがやはりこういう交付金、国の検査官、そういう資料の中から拝見できます。
以上を持って賛成をした次第です。よろしくお願いします。

議長(高橋 正夫君)

申し上げますが、答弁が長くなっておりますので、もう少し簡略に説明をしていただきたいというふうに思います。
次に、4番、西澤 桂一君。

4番(西澤 桂一君)

4番、西澤でございます。今議長から簡潔にというお話ですけれども、やはりそれぞれの思いがありますので、そこはひとつご容赦をお願いしたいと思います。私の賛成をしました理由を何点かありますので、申し上げていきたいと思います。
まず1つ目ですが、平成27年度から活用につきまして14名の委員で愛荘町ふれあい交流館のあり方検討委員会が設置され、29年度までに10回にわたり検討をされてきています。
10月10日に町長宛に中間報告がされておりまして、これを受けまして12月の定例会で条例が質疑・討論もなく全員賛成で可決をいたしました。この条例の中で業務として定めておりますのが、8項目ほどあります。
地域住民等の交流の活動の促進に関することとか、あるいはものづくり工房等を生かした地域の魅力づくりに関することとか、旧郡役所の展示紹介に関することとか、多文化共生の推進あるいは障がい者雇用、そういうものが定めておられます。
このゆめまちテラスえちにつきましては、改修工事から利活用までが、これは一貫した取り組みであります。別々のものでもありませんから、やはり最終の間近になりまして方向を転換するというのは行政上、私はちょっと考えられない行為であると、このように判断をしております。
行政にも当然の運営上のルールというのがあると思っております。よほどの痂疲か法に触れる行為があれば別でありますけれども、選挙で民意を聞いたというような町長のお話がありましたけれども、これを全体の意見のように言われているというところにも、どのような掴みかたがあるのか、これは人それぞれによって違いますから、そう言われるのであれば、選挙の公約として焦点にすべきではないかなと、そういうように私はその部分を捉えております。
行政も議会も一つずつの課題を解決しながら前に進めてきたものです。それが突然、このような状態になってしまっては、町政は何を信用して行けばいいのかと、こういうように私は思っております。
2つ目の理由です。議員には行政をチェックするという大事な役割があります。しかし、大きな視野から物事を見ないと若い人の目、感性をつぶしてしまうことになります。これでは町は発展しません。ファブラボ、そんなものは未知の要素が大きいから経営として成り立たつのか。人口の多い都市部でないと無理やというような声もあります。
それでは、どういうような代案があるのかと、そういうようなものも現在示されていないというところでありまして、じゃ、食料でもやれば、物販やれば、そういう保証もないわけです。全く未知の世界であります。
隣りの豊郷町では一時小学校の取り壊しが問題となりましたが、残された結果、商工会の若い人たちにより、軽音甲子園として全国的にも有名になってきました。これこそ未知の事業でありましたが、若い人の感性にかけ、大人はその後押しをしました。新聞やテレビで取り上げられ、全国から若い人が来る、ものが動く、町に活気が出てくる。愛荘町の場合、街道交流館もオープンいたします。こことの連携も十分に考え、新しいアイデアが次々生まれてくるんではないかと、こういうような期待を私はしております。
若い人の夢や思いを後押しもせず、自分たちの価値感だけで、若い人たちの考えや、活動を排除をしてはならない、このように自覚をしているところであります。
今回の町長選でも町民は若い感性にかけた選択を行われたと思っております。町長もそのことを大事にして、若者が将来に挑戦することの大事さを知ってほしい、これがまちづくりに非常に大切であると思っております。
3つ目の理由です。ファブラボの話が出てきました。その実態をどこまで知っておられるのかということで、少し私は過日愛知県豊橋市にあるメイカーズラボとよはしに行ってきました。ここは市長のものづくりにかける強い思いから、全国でも最大級と言われるラボであります。もともとトヨタ自動車の地元で、ものづくりの盛んな地域でありますが、この地域随一のラボとして周辺の市町から人が集まり、設立をされて3年目でありますけれども、利用者は既に1万人近い。場所は都会ではありません。周りは田んぼや畑やバスも駅から1時間に1本という非常に不便なところにあるにもかかわらずであります。
ちょうど2組の来場者等に会うことができました。1組目は家具を扱ているという60代と30代前後の親子でありますが、木材でブロックをつくっているが、接続部分が木材では温度や湿度で伸縮し、うまくいかない。3Dプリンターを使い、樹脂でその部分がうまくいかないかどうかを試作していると。ここに来ると、お互いに利用者同士で相談ができるし、大学研究生とも意見交換ができるということで、よく利用をしているということでありました。
もう1組は名古屋から初めてきたという40歳前後の女性です。自分で起業を起こしている。自分で考えたものを形にして販売している。しかし、どうしても角や曲線がうまくいかない。業者に頼むとロット単位で必要以上の数量でないと相手をしてくれないので、とても採算が合わない。ここでは必要量だけをレーザー光線でつくってくれる。今年度中に名古屋市にもファブラボができるので非常に期待をしているというようなお話でありました。
ですから、そういった意味で、このファブラボがどうなのか。そこのところをしっかりと皆さんとともに知っておく必要があるだろうと思っております。
もう1点は、愛荘町ゆめまちテラスえちの指定管理者は、当然、公募になるものと思いますが、それに向かって取り組まれているのが、初めての町おこし協力隊として2014年に当町に来て下さった2人です。既に任期は終わっておりますけれども、愛荘町のまちづくりのために現在も頑張っていてくれます。
ご承知のとおり、彼らが考えましたののすて折り紙や、ののすて扇子、ののすてレターセットはデザイン資源としての価値も高く、近隣市町や京都府などで開催されたワークショップには5,000人以上の人が参加をされています。
トヨタ自動車が展開しているレクサスが主催しているレクサスニューパックミープロジェクトというのがあります。これはレクサスが主体となり日本の各地で活動する地域の特色や技術を生かしながら自由な発想で新しいものづくりに取り組む若き匠に対して、地域から全国に、そして世界に羽ばたく、サポートするプロジェクトです。
今回、ここにこの2人が出されましたのが、滋賀県代表として選出されました。選出されるということは多くの専門的なアドバイザーの助言を得ながら新製品を開発し、国内外のバイヤーに向けて展示会が行われるということになっております。
日本を代表するトヨタ自動車と慶應義塾大学の支援を得ることで、愛荘町の存在を非常に広く発信する可能性を強く感じております。彼らは愛荘町でものづくりに取り組まなければ、きっと他の地で自分の夢をおきかえるであろうというように思っています。ぜひとも、ですから私たちはこの活動を支援していきたいというように思っています。
以上が、私の今回賛成した理由であります。

議長(高橋 正夫君)

次に、11番、瀧 すみ江君。

11番(瀧 すみ江君)

11番、瀧 すみ江です。この議案に賛成した理由については、私も一般質問で議題について出させていただき、そこで議論を交わしているわけですから、皆さんおわかりであろうと思います。
そして、先ほどの質問に出されました町民の声を反映しているのか、このようなことについてお答えいたします。
私どもは町議選の前にアンケート活動というのをやっております。全戸にアンケートの用紙を配り、そして返信をいただく。受取人払いですけれども返信をいただく。このようなことをやらせていただいています。正直言いまして、200足らず、たくさんの返信があったわけですけれども、実際のところ旧郡役所について意見はいくつかはありました。
しかし、その意見というのは、保存するのに意義があるのかという保存に対することであって、そういう疑問が寄せられていたというのはあります。しかし、活用について、例えば、今示された活用方法について、異議を唱えておられた方は一人もおられません。
そして、私は6期22年間、この期を抜いて、今まで愛知川町の時代から議員をやらせていただいている中で、ほんとうに旧郡役所についても、その流れ、それを巡る流れを一部始終見させていただいています。
それで、その中で町民の中からお聞きしたのは、これは本当に活用してくれるのだろうかということです。「ちゃんと有効に活用がされたら、これは残してもいいものだと思う」と、こういう方がたくさんおられました。
そして、一般質問の答弁でも、町長もいろいろな声を選挙期間中に聞かれたというふうに言われていました。それが質問の中では「どういう声」ということを聞かなかったわけですけれども、今まで議員活動をした中においても、選挙期間においても、活用について異議を唱えられた方は一人もおられず、「活用をしっかりされたら、残してもいいものだと思います」というのが、多かったです。
それを町民の声をどうとらえているかということについてのご質問に対しては、そのようにお答えさせていただきます。
そして、今まで答えられた方、何人か言われましたが、特に活用についても今までいろいろな議論が交わされまして、いろいろと変遷もしてきた部分もあるわけです。それでファブラボというものが、活用方法として出てきたわけですけれども、このファブラボということを出されたのには、最初は全然どういうことかわかりませんでしたので、一般質問で出させていただくにあたって、いろいろと視察に行き、調査をし、そして西澤議員も言っておられましたけれども、第1回目の最初の地域おこし協力隊として、この町におられて、任期は終わられましたけれども、その関さんと河合さんにも何回も伺ってお話をお聞きしました。
そういう中ですけれども、このファブラボというのが、なぜ出されてきたか。それはやはり、私たちの年代では全く想像もつかないようなものです。それを若い彼らが提案した、それが未来の可能性を秘めているのではないでしょうか、と思います。
それに、そのことをやみくもに思いつきで提案されたわけではありません。その提案されるに至った過程には、慶応大学の全面的な応援が得られるという、そのようなバックアップ、保障が得られたからです。
それは文部科学省が行っているセンターオブイノベーションプログラムという事業がありまして、その中でファブ地域社会創造拠点ということで、その中で慶応義塾大学の、日本で初めてファブラボを開始されました、つくられました田中教授という方に、こちらから連絡を取られたということで、そうしたら、「旧郡役所の古い建物の中で、こういう最先端のものをやるというのは、ものすごく話題になることだし、当たると思う」という返答を得られたということです。
ですから、この慶応大学の田中教授が取り組んでおられるこの事業はセンターオブイノベーションプログラム事業の中に入って、国も認めている事業として行われているわけです。
それで、その事業の中で愛荘町のファブラボを愛荘町さえOKしてくれたら、すぐにでもバックアップできると、応援できると、全面的に応援すると言われているそうです。
それで、そういうふうに保障が得られたから、あり方検討委員会でも、その提案をされたわけです。ですから、まったくの思いつき、やみくもにされたわけではありません。その教授が言われていたそうですけれども、「その事業をゆめまちテラスえちで行われたならば、慶応大学の学生もそこに学習に来る」と、そういうことも言われているらしいです。
そして、その方が学習なり来たら、泊まるところがないですから、街道交流館に泊まられる。そうしたら、集客が図れるのではないでしょうか。そういうタイアップした事業、そうしたら街道交流館に宿泊施設があるわけですから、そこに泊まっていただく。そういうことで愛荘町にも人が来られる。人の集客が見込める。そして、賑わいが得られる、そういうことになると思います。
ですから、田中教授が書いた本を借りて読ましていただきましたけれども、結局、このファブラボというのはITの中でパソコンを通じてものづくりをしていく、そのようなものです。そして、個人による自由なものづくりの可能性を広げ、自分たちの使うものを使う人自身がつくる文化を醸成することを目指すという、つまり自分がつくって自分が使うという、そういう文化をつくっていくという、そういうもので、それを助けるものであるということが言われているわけです。
その本に書いてありましたのには、今まで私たちは2回の革命を経験していると書いてありました。それは1つはパソコンが全家庭に普及されたという革命、2つ目はインターネットが各家庭で使えるようになったという革命、3つ目はファブラボが近くにあってみんなが使えるようになるという革命であるということが書いてありました。
ですから、この2つというのは本当に短い期間で私たちの家庭にパソコンなり、インターネットなり、家庭で自由に使えることが経験されているわけですから、ファブラボがこれから開発される可能性、広く使われるようになる可能性というのはあると思います。
本当に若い二人が進めているように、関さん、河合さんの話を聞いて、本当にそれが確かだということを確信しました。ですから、皆さんにもぜひこの二人の話を聞いていただきたい。そして、そのことを映像でちゃんとまとめておられますので、例えば、何かものができる過程とか、そういうものを見ていただいて、理解していただきたい、そういうことを思います。
パソコンが中心ですから、ITが中心ですから、ファブラボは世界に、そして日本中に発信できる力を持っているんです。ですから、ここでファブラボの何か世界の祭典とか開かれるかもしれません、日本の祭典も、そして、近くの人が来てやられる。そうすると1日~2日かかったら、泊まるところがないので街道交流館を利用される。そういうタイアップしたまちづくりができるのではないでしょうか。
ですから、訴えたいのは、これからの社会を担う若い人々が、こういう提案をされているのですから、それを大切にしていただきたい。提案しているだけでなくて、ちゃんと保障をもって確信を持って言っているのですから、話を聞いて応援してあげてほしい、私はそのように思うわけです。

議長(高橋 正夫君)

繰り返しの話も入っていますので、簡単にまとめてください。

11番(瀧 すみ江君)

長いこと話させていただいたので、だいたい言いたいことは言いましたけれども、もう1つだけ言わせていただきます。6月15日に京都新聞に人往来ということで、関りんさんが記事に掲載されておられます。これを読んでいただきたいと思いますし、こんなにも愛荘町を周りに、全国に発信していくためにがんばっておられる、私もその関さんの情熱、関さんと河合さんの情熱を感じて、私も自分で今日はののすて折り紙のペンダントをつけてきました。ブローチ、これもののすて折り紙です。ですから、ここで麻をアピールする、そしてこれもアピールしています。ですから、そういうような趣旨を踏まえていただきたいと思いますし、私がこのことについて賛成している、進めていきたいということは、このような理由です。それでは長い間申し訳ありませんでした。それでは終わります。

議長(高橋 正夫君)

ほかに質疑ございませんか。1番、澤田 源宏君。

1番(澤田 源宏君)

1番、澤田です。同じ上地域の賛成者の議員の外川議員に質問というより、考えを3点ほどお聞かせ願いたいと思います。
愛荘町ゆめまちテラスえちは、上の地域ではまだまだ浸透していないと思うのです。そういうところから、もう少し時間をかけて住民の方によく見てもらい、よく理解してから、ゆめまちテラスの方向性を考えて行けばいいのかと思う点が1つ。
そして、2つ目には上の地域にある湖東三山館がありますが、けっして成功しているとは思えません。失敗の方が多いと思います。そして、蚊野にある秦の郷公園については、鎖が張って何の活用もされていない。ただの犬のおしっこ場みたいのような状態になっている。
そういうところから、このゆめまちテラスをしていって成功するとは到底思えない。先に三山館なり、秦の郷公園をよくしてから、ゆめまちテラスのこともゆっくりと考えていけばいいと思うのです。
そして、3つ目がゆめまちテラスの予算案に3Dプリンター等の予算だけで3,250万8,000円を使われる予算が出ています。これだけのお金を使うならば、外川議員が一般質問でされた老人の送迎バスなりに、私はそっちの方に使うべきやと思うのですけれども、その3点です。

議長(高橋 正夫君)

7番、外川 善正君。

7番(外川 善正君)

7番、外川です。澤田議員の質問にお答えします。
1点目の愛荘の東部地域における愛知川のいろいろな諸事業、これについては先ほど村西議員が少し話されたように、もろ手を挙げて賛成しているわけではありません。やはり、そこには地域の活性化の進め方、進め具合、そういうものがある程度加味しているのではないかなというふうにとらまえております。
そう言いつつも、やはり愛荘町全体をよくしていくというのが大きな目的であり、順次やっていかなければ同時にやることは不可能です。まず今点と線を結んだまちじゅうミュージアムというのがずいぶん昔から言っておられます。その中の今2つの工事をやっておられます。
そういうふうに、工事をする時期時期によって、やはり目に映ることは若干変わってくると思います。そこにおいても、やはり、2点目の関連にもなるかもわかりませんけれども、そこに住んでいる方々、その方がそこをどういうふうにしようという協働の精神を持ってあたっていかないと、やっぱりものは成功しない。
なぜなら、我々秦荘地区の人間から見たら、愛知川のここら辺は遠いところです。でもそれはそれで、やはりここがよくなったら、また順次、東の方にも向いて上がってきてもらえれば、いいのではないかなと。
2つ目の愛荘館と秦の郷ですが、秦の郷はあれこそみんなのそこに住む人たちの考え方が大きくここに入っております。そこでグランドゴルフをしたいという話をしているのですが、なんせ周りが川なので、打ったボールが川に落ちる。だから、今そこら辺は善処していただけないかなということで、町の方にも時々はお願いをしている次第です。
そして、そこもやはりもっと何かをしなければいけないという、皆が使おうじゃないかという気持ちはあります。けれども、区の方針として夏祭りなんかは従来の場所でやった方が親しみやすいとかいう意見があれば、それも致し方ない事なので、今順次、活用に向けての話は大きくなってきております。
3点目、バスの方にお金を回した方がいいのではないかは、それはゆめまちテラスとはちょっと離して考えていきたい。というのは、確かに、老人の方、運転免許を返納された方なんかはそれぞれ困っておりますので、そこはこの前の質問の中で言った中で対処していただければ、それでいいと思います。そういうのは、できるだけ早い方がいいので1つその点はよろしくお願いします。

議長(高橋 正夫君)

それでは、ほかに質疑ありませんか。5番、村田 定君。

5番(村田 定君)

5番、村田 定です。まず、提出者の辰己議員にお尋ねをいたします。
議決もできていないものを撤回を決める決議とは、いったい何かと、この議会という聖域の場所で、こういったことを議論すべきではなくて、むしろこれは全協でやるべきだと私は思います。
この利活用の撤回を求める決議内容も、読ましていただきますと、事実とずいぶん違います。愛荘町ゆめまちテラスえちの長期延期方針を撤回するという目的は、この問題だけではなくて、ほかに裏に何かがあるんではないかなということを、私は考えます。何かあれば、ストレートで言っていただきたいと思います。
また、このような提出をされたことは、議会を二分するようなことになりまして、9期目のベテラン辰己議員がこのようなことを提出されたことは、納得できません。今まで議長もされ、また議会改革特別委員長もされ、町民の願いを一筋ということでやって来られた方だと思うのですけれども、今日、このような決議を出されたことは、本当にこれが議会改革なんでしょうか。議会改革とはどういったことを指しておられるのか、私は明快なお言葉をいただきたいと思います。
まずは、有村町長が5月17日の全協で質問に対して答弁をされました。しかし、全協の場で答弁されたことが、なぜ議会の場に持ち込まれて来られるのか。それであれば、全協で全員が議論すべきだし、議長はそこのところを十分に認識をしていただきたいと思います。
愛荘町には平成25年7月1日に自治基本条例というのが制定されています。これは私たち新人4名以外の10名の議員の方々は、その条例に参画されています。町民全部は知らないと思いますけれども、この自治基本条例というのは全国に1,700ある自治体の中でも23.6%しか、この自治法は制定されておりません。非常に全国でも先進町であります。
この自治法は町長が替わっても、これは憲法でございますから、愛荘町では変わらないということでございますので、だから前町長はこれを無視されてまいりました。そうしたことで自治基本条例に則り、有村町長は行動されていることだと私は理解をいたします。
この自治基本条例は主権者は住民であります。また、情報も共有であります。そしてまた、住民は参画する、新しいものづくりにつき、新しいものをつくろうとするときには住民が参画するという、また協働したまちづくりということをうたっております。そういったことの原点に正しく帰られたわけでありまして、これは立ち止まるとか、そういったことを言われておりますが、決してそういうことではないと思います。
それで、次にお聞きしたいのは、自治基本条例を守れていなかったことについて、議員としてどのように思っておられるのかということと、今日本は二元代表制であります。二元代表制の中でこのようなことを議会でやるということは、もう議会を二分しているわけですから、だから本当にこれでいいのかなと、この先愛荘町議会が本当に二元代表制、二輪車で回って行けるのかなというふうに心配をいたします。
今月、今日はもう20日ですけれども、4ヵ月前には選挙がありました。同時選挙でございましたけれども、皆さん選挙公報は一生懸命町民のために頑張るということで言って来られました。どうか胸に手を当てて考えてほしいんですけれども、決して愛荘町内、先ほど秦荘とかいう言葉が出ていましたけれども、それは死語でありまして、愛荘町は1本だと思います。その中で、温度差があるということをおっしゃるけれども、非常に残念でならないと思います。
この文書を出されてきたということは、首長が替われば当然方針が変わるというのは当たり前のことですから、トップダウンで行くのが行政のあれですから、それは全然問題ないと思います。
それと、行政に対する批判というのですか、批判、疑問、不信任ではないかなと、それで二元代表制を守れるのかということを提出者たちに聞きたいと思います。
それと、私も平成26年から15人目の議員としてやってきましたので、この郡役所については、ここにおられるすべての方よりも詳しく知っていると自信を持っています。だから、そういったことで、まず1点目は今申し上げましたようなことをお聞きしたいと思います。

議長(高橋 正夫君)

13番、辰己 保君。

13番(辰己 保君)

13番。質問の順序に全部答えるのではなくて、「トップダウンなんで、これでよい」と自らが言われました。それでは、以前のやつはトップダウンはあかんのかということになります。そのままそっくり返させていただきます。それが私の答弁です。
あえて、議会改革を出されました。自治基本条例を出されました。自治基本条例はどうであるかというのは、これから自治基本条例で云々とか、現実的に進めていこうということで、歩んでいます。だから、その中に町民の概念もどうであるかは決めています。
それと、今の議会で持ち出すことがどうであるかというのは、やはり次元が違うということであります。というのは、一貫して私は言っています。議決もしていないのではなくて、17日に問題提示をされて、それをわがものにし、わがものにしたことによって一般質問を出し、町長の考え方、見解を求めているわけです。
そういう一連の流れの中で、基本としているのは行政事務のあり方がこれでいいのかという、別にブレているわけではなくって、これが議決されていないからどうだということではなく、もう1つ、この基本が不可解なので疑念を持つわけですから、議会の中がこれに対して一言も言えないということは、もし二元代表制で議会が二分している、皆がこれを黙っていれば職員の皆さんの中にもちょっとと思う方がいたとしたら、議会が誰一人黙っている、言わないと、その事自体が不可解になります。
行政事務としてどうであるかを議論しているのであって、ただ、その観点から決議を出しているのであって、議会改革を言われること、私はこれこそが議会の活性化だと、議会の自主性なんです。議員活動の最たるものです。
ですから、説明もできない、正式なひな形もつくれない、そして委員会の設置を求める、これこそが議会改革の最たる否定であります。
それで、裏に何があるのか。私は一貫して冷静に聞いていただきたい。17日から何一つ変わっていないということです。先ほども言いましたが、色眼鏡で見たり、邪推を持ったり、そういうことをしているから、本当に議会がなすべきことを、どうであるかを、議会が議論をできるかどうか、議会で議論をしようというのなら、これがいいのか悪いのか、邪推を持つのではない、色眼鏡でものをみるのではない。
これを正面に据えて、おかしい、よいという議論をすればいい、この活性化。しかも前期にまちづくり懇談会、委員会でそういうことをやり、そして本当はもっともっと醸成をしていく、まだ議会がそこを到達していない。
ですから、議会は視察や研修に行って、それをわがものにして、そしてから町長に、行政に、提案できることがあればやると、そういう活動を、より議会改革のもとで進めていくことは大事です。こういう議論をもっと活発になる議会に前進していければ議会改革と結んでいくだろうと思っています。以上答弁です。

議長(高橋 正夫君)

5番、村田 定君。

5番(村田 定君)

今のトップダウンということを言われましたけれども、トップダウンというのは当然あることで、先ほど辰己議員と私とは考えが違うのですけれども、トップダウンは当然あることだと思います。
黙っていれば裏がなくて、そんな色眼鏡でどうのこうのとおっしゃいますけれども、こういった内容で聖域な議会で討論すること自体が残念、これが議会改革だとおっしゃるけれども、これであれば議長に提案して、議員の全員協議会をして、先ほど外川議員がおっしゃったけれども、14名それぞれ必死に思いを議論をしたらいいと思うのです。
次の質問ですけれども、愛荘町ふれあい交流館の活用のあり方検討委員会というのがありまして、私も傍聴に行ったこともありますし、いろいろありました。
10回持たれました。そして、10月の10日に中間報告をされております。その中で、ものづくり工房ファブラボによる事業が有効であり、事業に取り組む慶応大学の田中先生等々の視察も行い、事業実施の可能性を議論し、中間報告として提案するということで ファブラボを提案されておられます。そして、その場所に愛荘町国際交流会の図面にも愛荘町国際交流協会AIFAというものの場所も設定もされております。
また、ものづくり工房ファブラボの機器整備にあたっては、クラウドファンティングもするというところまで書いています。ですから、それはあり方検討委員会ではなくて、あり方決定委員会でないかなと。
それを辰己議員にお尋ねしたいのですけれども、検討委員会であれば、こういった問題にまで発展しないと思うのです。決定委員会で、ここまでファブラボ等々で勉強もいかれ、NPO法人も立ち上げられ、また河合さんや関さんの2名の名前もあげられました。
この町に4年ぐらい前に3名来られまして、1名帰られましたけれども、関さんと河合さんとは何度も話をしました。この町に来ていただいた理由は何かと、河合さんは東京からですし、関さんは兵庫県の方ですが、この地域の地場産業は知ってくれているかということで、ご説明もさせていただき、また麻というものを説明させてもらいました。
だから、2人が熱い思いを持っているのは当然の役目であるし、仕事だと思うのです。ボランティアで来られているのではないので、だから、必死にやって、その次の新しいまちづくりに携わっていただかなければいけないと思います。
この中間報告がされたのが、国際交流協会の連携、こういったところに国際交流協会が入られるということは、私は事実上できないと思うのです。ゆめまちテラスえちはそういうものを目的にしていないと思います。だから、愛荘町国際交流協会が、どのような話し合いをされているのかわからないけれども、それはあくまでも検討の段階だというように思いますので、あり方の方が決定したということで、どんどん前へ進められてきた、それが10回あり方検討委員会を持たれています。
すべて、林さんの指導による事務局の提案による委員会でございます。事務局から提案されたものを委員の皆さまが質疑をされるというふうなことで、傍聴したかぎり、決して委員さんからまちづくりについての考え、郡役所についての利活用についての考えというのは全くございません。
すべて林さんが組まれた事務局案であります。例えば、2階にエレベーターを付けてくれとか、2階にトイレを付けてほしい、また2階にグラウンドピアノを置いてほしい、そういったことが委員さんから出るわけです。しかし、事務局案としてはございませんから、事務局としては「それは後付けになります」ということで、進められません。そうしたら委員の方は寄付を集めたらどうかというようなことまでおっしゃっていました。
ですから、そういうふうなことで1回から10回されていた経緯があるわけでございますが、最終的に10回目のあり方検討委員会の中間報告のまとめで、このような資料を提出されたと思います。
既にこの時は検討委員会であれば、当然中間報告ですから、これから行政や議会の方でどのように内容が変わるかもわからないし、これはあくまでも決定ではないので、検討ですから、提案ですから、ですから、そういった審議を得ない、いけない、そういったものを決めて、どんどん、一応これの中心的な役割というのは、ものづくりが中心的だということで聞いておりましたが、ものづくりがファブラボであるということを事務局から提案されました。
10回目の時に、委員さんから「ものづくりは何をされるのですか」と聞かれた時に、事務局の方から「ものづくりとはファブラボです」と、そうしたら委員さんから「ファブラボは何ですか」と聞かれたら、いろいろなご説明をされました。「騒音は出ないのですか」とかいろいろ、あまり知識を持っておられませんでした。
そういったことで中間報告をまとめられ、10月20日の全員協議会にこれを提出され、反対があったか、賛成があったか、知りませんが、これは報告ですから、一応10名の皆さんはご記憶には新しいと思います。
そこでファブラボというのが初めて出てきました。それから、12月の議会においてゆめまちテラスえち条例が提出されました。それから書面によりますと、全員賛成というふうに書いておりますが、私もその現場におりませんのでわかりませんが、この条例は使用料とか休館日とか、時間とか、そういったものは詳しく書いています。
一番大きなのは、ゆめまちテラスえちは次に掲げる業務を行うというところではないかなと、その中で「ものづくり工房を活かした地域の…」と書かれておりますが、10月に答申されたのが、もう決定ありきで、ここにものづくり工房の中にゆめまちテラスえちのファブラボのというものを取り入れようということを、私は総合政策課は絵を描かれたと思うのです。それによって、これは幻かもわかりませんが、収支予算書というのは初年度、2年度をいただきました。そこまでされているということは決定をして進めてこられたところに大きな間違いがあるのではないかなと。
そして、そこで町長が替わられた。総合政策課の方から今までの中間報告を含めて、こういうふうなビジョンを持っていますということは縷々説明されたと思うのです。それに対して、町長は二つ返事でOKではなくて、先ほど申し上げました自治基本条例にありますように、住民が参画ですから、一応皆さまに完成した建屋を見ていただいて、そして皆さまの意見を、住民にも参画していただくという、この基本条例にのった行動をされた。
それが4月の全協ではなく、熟慮され5月になったということは、その間、総合政策課とのいろいろな意見交換をし、町長は熟慮に熟慮をされ、やはりこれは基本に戻らなければいけないというようなことで、5月17日に全員協議会である議員の質問に対してそういう答弁をされました。
しかし、これによって6月に一般質問をされ、確認をされたわけでございますが、5月17日の町長の報告に対して、やはりあり方検討委員会が情報し、思われたということは、いかがなものかと思うのが1つであります。
だから、先ほど来、この交流館には愛知高等養護学校等々の話がございます。これは一番最初はパン工房に始まり、テキスタルに始まり、喫茶に始まり、二転三転してきました。しかし、その度に県の方に確認をし、行きました。また議事録も取っています。
その中でハード面は県の教育委員会がやるということを、その時は川原教育長だったと思っていますが、川原教育長がはっきりとハード面は県がやります。パン工房は地域内で行います。
また、愛知高校の校長先生にも住民の多くで二度も三度も行きました。「そういう要望を高校はされているのですか」と聞いたら、「一切しておりません。同窓会も一切しておりません」ということで、ハード面は県がやると。
次にテキスタイルになりました。テキスタイルは麻工芸伝統会館がございます。そこを二分するということで、これも話が×(バツ)になりました。
なぜ、パンやテキスタイルかというと、養護学校の2年生から課外授業ということで週10時間しないといけないわけです。それが、農業であり、パン工房であり、テキスタイル、3コースの分かれるのですけれども、そういった中で、愛知養護学校がこの郡役所を利用したいというふうな働きかけはなかったと、これは町民目線では、そういったことが言われておりますが、それは県にも確認しました。結果、そういったことはございません。
ただ、いろいろなそういった中で、県が返事に困られたのは、川原教育長と前藤野教育長とは懇意の仲でございました。そういった中でおい、おまえの仲だったものでなかなか言いづらかったということも聞いております。
だから、そういったことでソフト面は町がやるべきだと思うのです。ハード面は県でソフト面は町がやる。だから、地域共学と言っているのですから、町がやるべきです。ですから、私たち市区は年2回、養護学校の生徒2年生と触れあっております。1回は高齢者と触れあおう、1回はグランドゴルフをしましょう。年2回やっています。今年で3年目になります。社協を通じてやっておりますが、非常に交流ができています。他の地区もやっておられます。これはどんどん進めなければいけないと思います。
そういった観点で、ファブラボというものに位置づけされておられることについて、これは議会でも議論されていないし、されていないと思う。

12番(竹中 秀夫君)

していません。

5番(村田 定君)

だから、古い議員がそう言っておられるからされていないということです。ある日突然、中間報告でファブラボがあがっている。ファブラボも事務局提案なんです。こういったものを、先ほど出ていました河合さん、関さんどうのこうのと出ていました。これは仕事としてやっていますし、現在もコーディネーターとして町から給料をもらってやっていますし、私も何回も会っています。
いろいろなお家もやっていますし、そういったことで、この町に対する思いもあるし、当然のことを仕事としてやっていただいていますので、そういったことから、私はゆめまちテラスえちの条例、また中間報告の中でファブラボというものが出てきたことに対するあれを感じます。
これはもともと愛知郡役所というのは賛否両論ありましたから、あとの議員に、こういうことも聞こうと思っていますので、それはやめますが、今言ったことの回答をお願いします。

議長(高橋 正夫君)

時間がまいっていますので、今の村田議員の質疑の中で、答えられる範囲、簡単にできますか。辰己 保君。

13番(辰己 保君)

村田議員の質問、考え方は今披露されましたから、皆さん理解できたと思います。当然、愛知高とのタイアップの云々とか、それがファブラボとの関係とかいう話ではなくって、要するにそれはどう発展させるか。それは今後のことであろうと確かに思います。
今、愛知高でいちいち県に行って確認してきた。そんな報告を別にもらたって私答えようがありません。それはあなたの活動を今披露されたんだなと思って聞いています。それは大変な活動をなされていたんだなというふうに敬意を表させていただいてきます。
そして、誰かが仕組まれた、なんとかと言って固有的に個別的に言われるのはどうであるかというのはありますが、いろいろな問題があろうと、結局は10月にそのことが報告されて、中間報告ですので、結論ではありませんと、答弁とよく似た、聞いたことのあるような、ないような、そういうことを言われていますが、であろうとも、12月議会や条例制定、設管条例を制定する時には、そういう説明のもとで設管条例をつくり補正予算を認めていますので、いろいろと異論はあろうとは思いますが、行政事由をこういう流れの中で、私は「3月までこういうふうにやってきたからどうなんだと、トップダウンはけっこうなんだ」と言われると、果たして、これからこんなことが起こるのかということを危惧します。危惧していることに対して、今決議をあげているんです。そのことをまとめて答弁とさせてもらいます。

議長(高橋 正夫君)

ここで暫時休憩いたします。

休憩 午後12時10分
再開 午前 1時10分

議長(高橋 正夫君)

休憩前に引き続き会議を開きます。

議長(高橋 正夫君)

質疑を続けます。5番、村田 定君。

5番(村田 定君)

5番、村田です。休憩を挟みましたので、私のポイントがずれて申し訳ございません。前段、長かったということで、まとめたことを言いたいと思います。
湖東三山館あいしょうでも、箱ものの実績はございません。そういったことで行政主体の箱ものは限られてきているというような状況下であると思います。 
地域協力隊の2名が指定者管理を受ければ、そこからの活動の原資を引き続きやられるという算段があり、と私は思っております。それに従って、情熱や発信力を否定するつもりはけっしてありませんし、お二人方とはよく話をすることもあります。けっして、2名の方が町内の若い世代の代表ではないと思います。若い世代で必死に自らの事業を運営している経営者も多くいますし、勤労世帯や子育て世代の皆さんにしたって自らの税金がどのように使われているか、大変気にしているところであります。若い世代の声として、いつまで我が町の行政は箱ものをやっているんだというふうに呆れているのも事実であります。
私が問うていますのは一部の関係者を除き、多くの町民の方々が、これだけ町主体の箱ものに関して持ちえない中で、また新たに費用発生する、スタートすると指定者管理となりまして、5年で1億円もの費用が生じることであります。
8月にオープンいたしますふれあい本陣さえ、先に確信を持てない中でスタートを切るということでございます。そういったことで一度スタートしてしまうと軌道修正ができなく、改めてコストがかかってきます。
ハード面ですが、あり方検討委員会の方々も懸念されているとおり、足の不自由な方々は2階にも一人ではあがれません。また、バリアフリーも完全ではございません。また、2階にトイレさえないということで、エレベーター、トイレの問題はずっと解決しないまま、このまま残っております。
また、イベントをするにしても、裏の駐車場は、この前現地見学をしましたけれども、7台しかないということを聞きました。そういったことで、なんとも使い難い、使用用途を明確にできずに、ここまで来てしまったということは事業の成果物としては見えないハードになっていると思います。そういったことで、これは真剣、慎重に行政、議会が議論をしなければいけないことではないかなというふうに思います。
また、先ほど来、ファブラボというのが出ていますし、西澤議員から豊橋のファブラボを見学されたということを聞きました。近畿大学と企業との連携がものづくりの蓄積というニュース、大学のそういった話があるわけですけれども、人材、人材の母体と言いますか、当町と比較するのは存在が違うのではないかなというふうに思いました。
賛成者辰己議員に、昼食の時に「何を言っているのかわからない」と言われましたので、ポイントだけ言いますので、説明をいただきたいと思います。
あり方検討委員会を数回やられましたけれども、これはあり方決定委員会として、もう既に決められてNPO法人の設立やNPO法人をつくった場合には1,500万円出資すると、また河合さん、関さんにもそういうふうに思わせてしまったということ、それは検討委員会であるゆえに、それは先走りではないかなということについて、ご答弁いただきたい。
そして、その中に国際交流協会が入られるということも、これはそういった建物を国際交流協会が使うということは、これは事実認められていないわけです。そういったことも、あり方検討委員でなぜそういったことを協議されなかったのかということでございます。
先ほど来、トップダウンと申し上げましたけれども、民間でもトップダウンは必要でございますし、やはり方針、最終的に決めるのはトップではないかなというふうに思います。今回の提出者、賛成者を見ておりますと、2月の町長選の構図になっております。こういったことについてお尋ねをいたします。2月の選挙の結果は現状を選ぶか、改革を選ぶかの選挙でありました。しかし、多くの住民は改革を選びました。その審判が下りたわけですから、全議員が今の執行部に対して協力していかなければならないのではないかなというふうに思いますので、このような構図になっていることがは私は不思議だと思います。
それと、もう1点、最後に、提出賛成者の村西議員さんにお聞きしたいのですけれども、この郡役所の保存問題に関わってきた経緯は、当時町の職員であったと思うのです。何課長かわかりませんが、この経緯は村西議員は一番よく知っておられると思います。今日ここまで来て建物ができた、利活用がこういう状態ということは、私たちは当初から想定していたことでありますけれども、村西議員のそれまでの経緯を 一つお尋ねして終わります。以上です。

議長(高橋 正夫君)

13番、辰己 保君。

13番(辰己 保君)

答弁させていただきます。
前段のまとめとして、湖東三山館あいしょうがうまく機能していない。そういったことを危惧されて、箱もの行政を批判されているのかなというところを感じました。確かに、施設というのは立地条件等々があって、しかし、あそこは開かれていくだろうというのは当然、スマートインターの入口になって、しかも当初の利用台数は当初見込みよりも倍近くというか、そういう利用台数が現実に起こっているわけです。
そこをどう活用するか、それをどう生かしていくかという知恵をどう出していくかということが問われているのであって、成果物がまずいからどうなんだということの議論を進めば、後ろ向きの議論しかない。これは過去もずっとそれは言っています。
ですから、委員会でもまちづくり協議会等そういうものを設置して、地域の人の声を聞いてとかいうことの提案を過去にしてきた経緯があります。
そのことをもって、どうなんだ、箱物はという議論ではなくて、あくまでももう1つのまちじゅうミュージアム構想の中で、愛荘町が人口衰退町になっていかない。そうした確かにならない条件は今あります。
ありますが、いずれはなっていくわけで、ですから、どういうふうな町をつくっていくかというのは非常に大事です。発信、新しいまちをどうつくっていくか、中山道をどのように再興できていくのか。
これには地域の方の力を借りていけば、起爆剤に変っていくことができます。それは行政の役割であったり、地域の皆さん、商工団体の皆さんの力を借りて進めばいいというふうに、これも改めて言っているわけではなくずっと言い続けています。
それがいよいよ本格的にそういうものをコラボさせて、結果として全体、当面は愛知川地域がそういうふうに進んでいくやも知れません。しかし、いろいろなコアがあります。だから、そういうコアを上手に連携させていくことによって、とりあえず愛荘町の愛知川地域の発展、同時に秦荘地域においては秦荘地域の持っている地域性、それをしっかり生かした議論を進めていけばいいと思います。ちょっとまちづくりの議論はさておいて、それが答弁という形でさせていただいておきます。
あり方検討委員会について、議論がありきであったということの指摘がありました。そういうものをもって、特に具体的にファブラボを、そういうふうにしていった経緯から見てもおかしいということの指摘だと、だから、先走りであるというご指摘だろうと思います。
確かにいろいろな議論がなされていたんだろうと思います。国際交流協会を含めて、この郡役所は事務局を置くということは確かに認められていない状況があります。ですから、そこは当然精査をされるだろうし、どういう形で入っていくのか。要するに旧郡役所にそういう他団体が、しっかりと協議をされたらいいと思います。これもこういう形で答弁で入れないのではなくて、事務局としては入れない。組織としての形を取れば入れないのであって、どういうように交流ができるか、道があると思います。
トップダウン、私自身トップダウンが当然あるわけですから、これも先ほど答弁しました。17日にそういうことを言うのだったら、工事を止めなさいと言っているわけです。工事が止まらないとか、どうのこうのではなくて、目的を持って、議会の議決を持って、ここまで進んできて9月に完成をさせると言ったんだから、そのまま活用を進めていくべきではないのかということを、私は問うているわけです。事務事業として、行政事業としてどうであろうかを問うているわけです。ですから、トップダウンであるならば、工事は止めなさいと言っているわけです。何に使うかわからないのだったら止めなさいということを言っているんです。
残念ながら、町長選の構図といわれました。私は町長選の構図はあえて答弁しなくてもいいんだと思います。決議に対してですので、これはだいぶん外れていると思います。一言だけ言わざるを得ないのは、私は前の町長の一定の方針であっても、ある事案についてははっきりと反対をしています。ですから、そういうふうに改革が、当然町長が替わったから改革が起こるんだと、それはあり得るでしょう。
それは別に否定しないけれども、しかし、そういう見方を議員同士がそういう見方から、いろいろな行動を評価していけば、やはり大きな器の議会にはなりきれない。そのことを申し上げて答弁とします。

議長(高橋 正夫君)

2番、村西 作雄君。

2番(村西 作雄君)

2番、村西 作雄でございます。ただいま議員の方から、私が現職時代、これに関わっていた、その経緯とおっしゃいましたけれども、その経緯というのはわかりづらいので、私は今の率直な思いを述べさせていただくことでご勘弁をいただきたいと思います。
私が当時、政策調整室長、政策調整主監として関わらせていただきましたのも9年前のことだと思います。その当時、議会の中でもその郡役所の保存ありき、保存しない、もう壊したらいいんやと、そんな論議がなされていたように思います。
当時、概算ですけれども改修して使えるようにするには2億円余りかなというような話もあったやに記憶しているんですけれども、その2億が今や5億なんぼということで、相当大きな改修費用になったと。これについては私も率直にそこまでかかるんやなと、かけたんだなと、議会の同意を得てやられたなという思いを持っています。
けれども、先ほども申しましたとおり、24年から、できるだけ町当局は町費の持ち出しを少なくしようということで、24年から都市再生整備計画を立てられて、その中で大目標として安心元気喜びのまちづくり推進、目標1・2・3とあるんですけれども、地域固有資源の保存、有効活用による文化・学習交流ネットワークの強化ということをうたわれて、総額13億円のうち4億円足らずの交付金をいただいてこられたと。
私思いますのに、郡役所ゆめまちテラスえちですけれども、これがここまでお金をかけて、そしてそれをずっとではないですけれども、来年1年までずっと皆の意見を聞いて模索をするんやという中で、この交付金の活用あり方ということから言うと、もしこれがそのまま改修されてそのまま1年間ずっと置いておかれるということになると費用対効果の面で、やはり4億円弱もらった交付金の使途についての検査の対象になるんやないかなというふうに危惧しています。
その中で、1つこければ、この分だけ返したらいいということではなしに、すべての9事業に影響してくる話だと思います。そういったことで、あえて私はこの中で今ある、いろいろ積み上げて来られたあり方検討委員会のいろいろな意見を含め、ファブラボを中心にということで条例も設定されていますので、それをそのまま遂行してほしいという思いで賛成しているものでございます。
なお、冒頭、ちょっと森野議員の方から指定管理の収支予算の中で1年目は5,487万円、2年目以降2,430万円というようなお話がありましたけれども、私のいただいている資料では指定管理となられる方が初期投資として1,500万円を持ち出して、1年目の費用としては4,000万円弱の町費が必要だと、2年目以降は1,530万円というようなことでございますので、これについては、あえて訂正をさせていただきたいと思います。以上でございます。

議長(高橋 正夫君)

ほかに質疑はありませんか。9番、河村 善一君。

9番(河村 善一君)

9番、河村 善一です。何点か簡潔にお聞きします。
この決議文の、先ほどから言われているんですが、10行目のところなんですが、「この中間報告を踏まえ、町は昨年10月の愛荘町議会全員協議会で同施設の活用について説明され、議会の賛同も得てきたところです」というところが1つございます。
議会の賛同を得ているわけではなくて、議会に報告をされたというのが現状ではないだろうかというところでございます。だから、賛同を得て、これが進められるというか、こういうことを検討してきたよという中間報告であったのではなかったのかなと、まずそこ第1点目は、そうであったかどうなのか、提出者のご意見を聞いておきたいと思います。

議長(高橋 正夫君)

13番、辰己 保君。

13番(辰己 保君)

要するに、中間報告の解釈という問題であろうと思います。中間報告は中間報告で、しかし、それを行政の側から見れば、中間報告をして、あれこれと注文を付けるときもあります。当然、5月17日はまさにそういうことであるわけですから、注文を付けているわけです。
ですから、注文はつかずに指摘もなく、議論がなく、なくと言い切っては語弊がありますが、とりあえず、その中間報告を追認した状態、それをもって近々の議会にそれに伴った行動事務事業を起こしているということで、その事務事業においてストップをかける意見もなく、何が言いたいのかというと、条例制定に対しては次に進むためのステップとして設管条例ですから、その条例を認めたと、認めたから、次に補正予算を云々という手順で動かれたんだと思います。
ですから、中間報告でなかったのかと言われるのだったら、その当時にそのことをしっかりと発言をされていくべきではなかったのではないかなというふうに推察をさせていただきます。

議長(高橋 正夫君)

9番、河村 善一君。

9番(河村 善一君)

なぜ、確認をしたかと言いますと、12月議会で一般質問しているんです。12月議会で私は(仮称)愛荘町ふれあい交流館の活用について一般質問をして、質問内容はどんなことだったかというと、文章があるんですけれども、10月20日の全員協議会の場で(仮称)愛荘町ふれあい交流館の活用のあり方について、中間報告があり、平成27年度4月からの委員会の中間報告だった。
そんな中、住民の方から、「あの建物はどうなっているのか。その活用はどうなっているのか」のお尋ねがあった。そこで中間報告の内容を話したが、そんな内容で町民および町外の多くの方に来てもらうことができるだろうかとのご指摘であった。
ご指摘があったということを踏まえて尋ねるということで、第1点、FMラジオを活用した情報発信基地としてはどうかということと、賑わいのある施設として特産品の紹介と販売また飲食などを考えたらどうかについて質問しました。
だから、設管条例の条文の中の1つ1つまでは言っていません。でも、こういうこともありませんか、こういうことも考えてみませんかということを、私は町長に尋ねています。町長は、その時の答弁の内容は「町内外はもとより、県外から多くの人々に来場していただき、交流ができる活用のある施設にしていきたいと考えておりまして、常に新しい情報を発信し、その手段としてインターネットやチラシの情報発信を考えており、議員ご提案のFMラジオ放送やスマートフォンを活用した…考えております」と、これも検討していきましょうということであっただろうと、当時の宇野町長の考えであったんだろうと思っています。
第2点の賑わいのある施設のことについても、その当時の町長は「施設の活用につきましては、賑わいと活気のある施設とするには多くの人にご愛用いただくことが重要であると考えております、当該施設は町のまちづくりの拠点として位置づけており、そのためにはまず町を知っていただくなどの役割を果たす必要がございますから、町の紹介はもとより、町内施設の案内や宣伝を行うことにしております」と、町民を巻き込んで考えるということです。ここの時にファブラボの話は出ていないんです。だから、ファブラボありきで進めるということは、やはりいかがなものかと。
検討していく、我々もずいぶん町長にはこの施設はどうかということで、秋津野ガルデンの方も来られたし、我々も見に行ったり、いろいろしました。いつも町長に対して言っていたのは、町民を巻き込んだ、これをやっていく気運をいかに盛り上げていくかということは重要であろうかということを言っていたのであって、ファブラボが来たから、なんや、孫の手か、これですべてが行くということは絶対ありえないと思います。
これをやはり町民が受けて、どう育てていくのか。町民がどう利用するのか。遠くから来られる方はあるかも知れない。珍しいので来られるかも知れませんけれども、町民が、町民の農業あるいはここの産業、その部分が絶対100%成功するというものでない限りは、多くのものを投資していく、商工会の方とか、作業の方とかが賛成して、これで行こうという意見の盛り上がりがないと、これは入れるのにおいては危険ではないのかなと思っておりますが、そのことについての見解を求めておきたいと思います。

議長(高橋 正夫君)

13番、辰己 保君。

13番(辰己 保君)

今の河村議員の質疑ですが、前段の部分は都市再生整備計画また事後評価シート、今言われたところでの立場で答弁されているんだなというふうに解釈しています。情報発信をどうするか、FMとか、当然スペースがあってより高度に何かできれば、そういうことも考えられた。これはあくまでも推定ですので、推測の域ですので、これ以上議論は。ただ、そういう質問に対してはこういうことの立場で答えられたのであろうというのだけ答えておきます。
そして、12月議会で一般質問を出して、今みたいのを含めていろいろ提案しているということを言われて、しかし、でも議会として条例はそういう賛成をしてきて、今言われた河村議員の質問は今ほどの私の答弁にあるように、決まってもいないのにとか、当然これから何か伴って予算が出てくるや知りません。だから、問題提起をいち早くしていることは一緒です。
だから、議論をどうしていったかというプロセスは、やはり我々議員としても問われてくるんだろうなと思います。孫の手があるのかないのかはわかりませんが、いずれにしてもそういう形で行政事務を職員が動かしてきた事実は事実ですということは言いたいです。
河村議員の考えは当然13人の議員の考えがあったわけですから、13人三様の意見があっていいわけです。ですから、あったけれどもどうやったという議論を、そこで戻すわけにはいきません。ですから、それが事務事業だろうと思っていますので、あえてこういう答弁とさせていただきます。

議長(高橋 正夫君)

9番、河村 善一君。

9番(河村 善一君)

私は何も設管条例を、この建物が建ち運営していくにおいては、今後考えていくには最低必要だということを理解した上で賛成したのでありますけれども、内容、運営については、これからだと思うわけであります。
また、今回、とりわけ2月に町長選があり、有村新町長が誕生したわけでありまして、有村新町長としては、こういうことを本当に町長としての責任と、それが伴っているわけでありますから、そのことで立ち止まって本当に成功する、失敗は逆に許されないわけでありますから、そういうものをやっぱり見ていく、支援していく。それは本当に成功するのかどうか尋ねていくということは必要なことであろうかと思うのですけれども、近々にすぐあれやこれやは、なかなか難しいのではないかなというようなことを思うのですけれども、私が新町長に今までの内容も踏まえながら、慎重に歩んでいただいて、成功するように持って言ってもらいたいというのが私の意見であります。答弁なければこれでけっこうです。
提案者にそこまで近々に事務だとおっしゃいますけれども、少しでも余裕がないのか、あるいはそのことについての見解があったら答弁を求めておきたいと思います。

議長(高橋 正夫君)

13番、辰己 保君。

13番(辰己 保君)

私自身、ものすごく誤解をされて、皆さん捉えられているんだなと思っています。というのは、別に町長に求めているわけでは何もないです。要するにトップダウンするのだったら、トップダウンされて、仕事を止めたらどうですかと、利活用の目的を変える予定があるんだったら、それがまだ不確定なので仕事を止めなさいと言っているだけのことであって、バタバタとあれもこれもを求めているわけではないです。
今進んでいる仕事を、こんな止め方でいいのですかという問いかけをしているだけであって、しかも止めた後に、国からの関係で問題は起こしませんか、町の監査から見ても指摘はありませんかと言って、それを問うているのであって、だから、こんな止め方はよくないでしょう。進めていって、撤回してほしいというわけになるわけです。
ですから、求めているわけではなくて、今やっている仕事を仕上げてしまって、それを前を進めていこうよということを提案申し上げているという理解をしていただければありがたいです。

議長(高橋 正夫君)

ほかにありませんか。6番、伊谷 正昭君

6番(伊谷 正昭君)

6番、伊谷です。私の方からは2~3質問をさせていただきます。
立場上、あまり突っ込んだ話はしませんので、先ほど来から各議員がこの利活用の長期延長の方針の撤回を求める決議について質問をされています。少しダブるかもわかりませんが、私の思いだけを少しお聞かせ願いたいと思います。
この愛荘町ふれあい交流館活用あり方検討委員会で約3年間、延べ10回の議論を重ねられまして、昨年10月に中間報告ということで、ものづくり工房ファブラボを中心としたといったことが報告されたわけでございますが、その後、ただ1回だけの報告でありまして、私どもはどのような形で推進されてきたということは一切聞かされていないということで、いろいろな不安もありました。
相当初期投資の金もかける必要がございますし、また誰がどのような形で、この運営をするのか。さらにまた、大きくは地域のまちづくりにどのように貢献をできるのか。このようなことが本当に不安でありますので、町長も町民の意見を聞き、見直していきたいということは当然だと思っております。
こういうことから、私もいろいろな形で調べさせていただきましたが、何分にも歳の関係もございまして、私の立場としてはなかなか難しいような現状であるというふうに痛感をさせていただいたところであります。
そこで、賛同者のお二人方に今言いましたどのような形で運営をするのか。初期投機のお金をどのようにされるのか。また地域のまちづくりにどのような貢献をしていけるのかということについて、賛同者のお一人であります徳田議員と、村西議員にお答えをいただきたいと思います。まず、1問目は以上です。

議長(高橋 正夫君)

8番、徳田 文治君。

8番(徳田 文治君)

お答えをします。
やはり、どういうように若い方、貢献というか、先ほどもいろいろ議論があった中で、地域おこし協力隊、この方たちが退任後も愛荘町に残り、本当にこの愛荘町を全国に発信していきたいという熱い思いと、郡役所周辺は今現在は先ほども申し上げますとおり、愛知川、市、豊満、新しい新興住宅が立ち並んでおります。そういう若い方たちが興味を持たれる。定着していただける、また他所からこちらへ移住していただける、こういったことで中間報告でファブラボを中心にしてという諮問に対して、町の答申が出ました。
私は現在、お家等々に行ってまいりましたが、滋賀県が何もやっておられないと、一部のリスクがあるからとは思うのですが、こういったことを生かして教育・文化・福祉、そういったものと融合させて愛荘町が誇れる、ファブラボを中心に事業展開できる、こういったものも発信できたらいいかなと、こういう未来に向かっての夢を実現していただきたいなと考えています。
地域の貢献は、愛荘町は町でいうならば若いお方が一番たくさん住んでおられます。この前の日曜日に麻織物麻麻の店に行ってきましたが、そういうところで意見を伺うと、先ほども申しましたように、30代の女性の方がほとんだと、郡役所近辺には若い方が居住されています。そういった意味において、そういう方たち、地域起こし協力隊も含めて、こういう事業の推進にあたっていただければ本当に町が活性化し、情報発信できる、全国に未来の夢として発信できるのじゃないかなと、こういうように考えております。答弁になっていないかわかりませんけれども、以上です。

議長(高橋 正夫君)

2番、村西 作雄君。

2番(村西 作雄君)

2番、村西 作雄でございます。ただいま伊谷議員からご質問いただきましたけれども、私の一番のこの決議に賛成の理由としては、9月にできあがる施設をそのまま1年を、長くて1年を、いろいろな使用活用方法を考えるということに対して、それは待ってねと、あり方検討委員会でファブラボを中心としてやっていくというような中間報告が出て、その中間報告を基に条例もつくられて、こうして動いて来ている中で、それをまだ先延ばしすることに対しては、一番私は反対の大きな理由でございました。
今、そのファブラボという話が出ました中で、若い人たちが、都会から来た若い人たちが、そしてその他の町民も巻き込んでいろいろなNPOをつくる中で、こうしていきたい、ああしていきたい、こうした国の補助ももらってやっていきたいというような絵を描いていただいているということ、もちろんそれは指定管理は公募ですので、その方に決まるとかどうとかでないですけれども、今一度今年度の運用開始を強く求めたいという思いで賛成しているものでございます。
ですから、地域への貢献度ということについても、それは私はそういったNPOの中心となる人たちがそういった運営を、もししていただくのなら、地域の人たち、若者も巻き込んだ中での運営はできる。そして、また町外からも多くの人たち、思いを一つにする人たちが一緒に作業をする、勉強したいという気持ちで愛荘町に寄ってきている、そんな賑わいのある町になるんではないかなという思いでいるところでございます。以上、答弁です。

議長(高橋 正夫君)

6番、伊谷 正昭君。

6番(伊谷 正昭君)

6番、伊谷です。もう1点、質問させていただきたいと思います。実は今回、町長が「町民の意見を聞き、見直しをしたい」ということに前回のお話であったと受け取っておるんですけれども、このことについて、愛荘町の議会では提出者なり賛同者にお聞きをしたいわけでございますが、検討とか議論をどのように、今日までされたのか。
ただ、先ほど言いましたように、1回だけの検討委員会の報告を聞いただけで、議会では何の議論もございません。また、このことについて、町民にどのように尋ねられたか、お聞きになったかということであります。
このことについて、私たち今申し上げましたように、各議員の意見を聞かず、一部の議員有志の方が、この決議書を出されたということは、本当に私としては大変残念である、また委員同士の不信感というものを買われたものと思います。
この2~3年前から議会改革ということで、地方自治は民主政治の最良の学校であるというようなことを言われた有名な政治学者もおられるそうですが、住民が自ら地域の政治行政を担うことが大切であるというふうに問われたと、私は思っております。
住民自治を実現するために、今日まで議会改革を進めて来られたわけでございますが、この議会改革を進められて来られたことが、今になって何であったのかというように私は疑いを持ちますし、先ほど申し上げました不信感を感じているところであります。
そういうことから、提出者の辰己議員と外川議員に、このことについて答弁を求めたいと思います。以上です。

議長(高橋 正夫君)

13番、辰己 保君。

13番(辰己 保君)

議会改革はよろしい、よく持ち出されています。当然、議会の中での協議は必要であります。先ほどもそれは答弁を少し言っていますが、提案をして研修に行って委員会で揉む、そして自由討論を行って導きだせるもの、議会として独自に導かせるものがあれば出す。そういうことを繰り返し、委員会中心に委員会活動の活性化ということをやっています。
今回、ここにその議題改革の問題を持ち出されていますが、今も言いましたように、17日にどれだけの意見が出されたのかということになります。そして、その後の経緯です。それで議会になぜ議会でもっと揉んでくれなかったのか。それはその時の議員活動であり、議会の姿勢であろうと思います。
これがもし、これが問題提起として議論されるのであったら、当然これが契機となるわけで、より町長が求めているように町民の声を聞いてということになれば、より議会がより継続して、議論を続ければ町長への意見ということに発展していくだろうと思います。これが契機だと理解していただければありがたいです。
なお、今までの1回しかということはあります。確かに多々そういう弱点が、議員の方から今日まで大きな事業の時にはよく出てきます。これ自体は私は否定する気はありませんし、街道交流館についても、どれだけの説明があったのかとか、常にそういう問題が付きまとっています。されど、そのたびに議会は、議会というよりも議員活動としてそうしたものに研修に行って、その地域の話を聞き、どういう活用をしているか、そういうことの上で、その使い方を協議を、議員個々が判断されて進んでいたというように思っています。
ですから、今回もそういうことに何らかをされたらいいけれども、されど、国との関係ではどうなるんですかというのは、誰も答えていない。ですから、私はこういう出し方は起こり得るということを言っておきます。
当然、初期投資やランニングコスト、こうしたものについて、つくり出すために一生懸命みんなが知恵を絞っているということだけは申し添えておきます。

議長(高橋 正夫君)

7番、外川 善正君。

7番(外川 善正君)

7番、外川です。伊谷議員の質問にお答えします。
まず、業務が流れています。その中で5月17日に町長が、私質問しております。先ほどから何回も言っています。
それと、もう一つは、町長がこの愛荘町のトップに就任しようとした場合、普通でしたら、こういうようなまちをつくりたいという気持ちが全面に出てもいいと思う。そういう気持ちがあれば、3月議会の次でも、これは5月17日に質問したことが出て来ても不思議ではなかったんではないかなと。
だから、私はこれを出した時に、そこの本来あるべき事業の進め方、それで同意したわけであります。そういう中で、17日に質問した中でも、具体的な話はなかったです。やはり見直すのでしたら、なぜこういうことになるとか、具体的な話が私は部長よりも町長から話をしていいと思うのです。それだけの大きな問題だと思うのです。だから、私はその1点に絞って、撤回に賛成しております。
もう1つは、議会改革の話が先ほどから何回も出ております。私も議会改革は通算2年ぐらい委員としてやってきました。それは本来あるべき議会運営、それがどうあるべきかというところで議論をしてきたはずです。
例えば、常任委員会1つとらまえても、この委員会はどういうようなことをしなあかん委員会やというのは、現実問題としてそこからかけ離れた形をとっていたので、そういうのを本来の形の議会運営に戻そうということでやったんです。
この今の問題と議会改革というのは、私はべっこであり切り離しています。そういう意味合いで今までやってきましたので、そういうことで、答えになっていないかもわかりませんけれども、以上で答弁を終わります。

議長(高橋 正夫君)

ほかに質疑ございますか。12番、竹中 秀夫君。

12番(竹中 秀夫君)

12番、竹中です。私からは何点か質問したいと思っています。
先ほどから提出者ならびに5名の方が名前を連ねて出されたと、その中でそれに対しての質疑を提出者ならび賛同者がしておると、そういうことを聞きながら、これが出された時点から私なりに目をとおして、こういうところは一度聞くべしではなかろうかと思って今日、議場に入らせてもらった1人でございます。
いずれにしても、皆さん方が質疑なり、答弁なりをされております中で、こういうことは何とか皆さん方で知恵を絞りながら、また町民の声はもちろんだけれども、議員14名の1人として知恵を絞りながら、先達て町長が17日に一旦立ち止まってというような言葉も発言をされた。
それはそれとしながら、深い気持ちで受け止めて、どうであるかというふうなことで、みんなで考えて一歩一歩前進するような協議を、今後も何回も持つべしではないかなと。
それというのは、この文書を読む時点で自分として思ったのは、全員協議会でも若干触れさせていただきましたけれども、22年度だと確信は持っておりますけれども、その当時から、これとは全く違う、全くこんな話の「は」もない。何を原点で皆さん、協議をしてきたのか、4年、5年。
私はがんとして反対をしてきた、議場でも全員協議会でも、その時は皆、賛成、賛成、いろいろな意見を言われた議員もおる。その時にこんな話は出ましたか。よく、その原点に戻って考えないといけない。
町民にこういうように聞いてきた、ああいうように聞いてきたと、皆それぞれ10人おったら10人十色です。反対の署名も3,000人近い署名も前町長に代表として持って行った、3,000人ですよ、それだけ町を、ど真剣に町民ならびにみんなが考えているということや。
そうだけれども、それは済んだ話、私も反対はしてきたけれども、2億どんだけで仕上がってやりますというのはご存知だったと思う。それが5億数千万円、これだけ膨れ上がった、中身も違ってきただろうと思います。
しかし、これから先が大事だと、これをいかにして守をしていくことが大事だということで、皆さん十分には考えてきたと思う。先ほどから言うように、10月10日聞きました、12月は賛成しました。それは前座があるから何とか設管を認めてもらわなくては進まないということで賛成をしました。
もっと説明を我々議員だけでなく住民にも説明をしてくることが当たり前と違いますか。5年も6年も、喫茶店、上は軽音とは言いませんが、そういう場を大広間で、そんなことばっかりを協議していた、それで皆賛成をしていた。
ここで提出者や賛同者の言い分もあるでしょう。また、質問する側の言い分もあるでしょう。執行部の言い分もあるでしょう。そうだけれども、今出されている、これを本当にど真剣にどういうふうに、消えるかもしれませんよ、断言はしませんが、もっとよいものが出てくるかもわかりません。
そういう話し合いの場をもっともったらどうですか。決議は決議でやるのだったら、決議でやったらいい。決議を出した以上は、二分とは言いませんけれども、そういうことの場では、これはケチが出ている場ですけれども、もっと以前に考えならんものでないかなと。今までの経緯からみたら何1つと。10月聞いた、12月設管、1月来た、2月来た、選挙があった。3月来た、4月に町長、ちょっと足止め、これは事務的なものでも、町長としても、何ら考えた中でやったかと私は思っております。
また、事務的なもので、今日まで来たというようなこともあろうかと思いますけれども、これは提出者に、以下に何点も聞くことはどんとあるんだけれども、提出者にも聞かせていただきますけれども、この出された経緯について今日まで経過を踏まえながら、なぜ、ここまで提出なされたのか。もっと真剣なお気持ちを持って十分に皆さん方にもっと説明の段階が提出者としてしてなかったのかなと、その点をお尋ねしておきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。

議長(高橋 正夫君)

13番、辰己 保君。 

13番(辰己 保君)

13番。竹中議員の質疑に対して、なぜもっと慎重にということだろうと、まとめてしまえば、そういうご指摘だろうと思います。これは先ほどからの質疑の中で答弁をしています。
私が言いたいのは、立ち止まって今まで聞いていないファブラボ、降って湧いてファブラボを協議していないという、時系列的にいろいろな事案があって5月に来たと、5月に町長が一旦立ち止まるということを言ったと、それも町民の声を聞いたと、それはそれで全部否定をしていません。
それだったら、止めるのだったら事業が完成するという、目的を持って事業を完成するという、行政事務がどうであるかということを言っているのであって、だからもっと大事なところ、前進させる協議をもっと行うべきであると、だから、先ほども言いました。これを契機にして議会として協議をすればいいし、何もそれを否定しているわけでなくって、私はこういうことが国との関係や本当に町の監査の関係からも本当にできるのかということです。他の町の幹部やらも聞いてきて、どうであるのかということです。
しかも、それに対して私は何一つ、ただ一つ言えるのは町長がその止めることに対して、対案を示されていないということです。皆さんの声を聞いてというのが、本当にそれが対案になるのか。確かに皆さんの声を聞くのは否定しません。今の流れの中でそれでいいのですかという問いかけです。
前進させる協議を行うこと、これは大いに賛成です。答弁とさせていただきます。

議長(高橋 正夫君)

12番、竹中 秀夫君。

12番(竹中 秀夫君)

12番、竹中です。今ほど提出者の答弁をいただきました。本日は決議として出ているものですので、先行きはいろいろな協議をというような答弁をなされたのかなとこのように思います。これはみんなが考えるべきと、私も一議員として思っております。
そこで、賛同者の方々にも若干、お尋ねをしたいと思います。先ほど2番の村西議員さんが答弁の中で、あなたが24年頃、その時分に主監なり室長をやっていた当時、あなたなりの規模では2億そこそこでいけるだろうという自分なりの予想というか、それぐらいの思いがあったと、それが5億円に膨れることには、決して悪いとは言いませんけれども、ちょっと私なりにという言葉でなかったかと思って聞いておりました。
そういう中で、先ほどから言うように何回となく、これもします、あれもしますというようなことで来ましたけれども、それは私は反対の立場であったから、今さらそんなことを申し上げませんと先ほども言うように、できあがったものにどうのこうのはありませんけれども、それでもやはり賛同の方が多いがために可決されてきたと。
しかし、当時から私の後ろには住民が控えていると、必ず、そういうならんときがくるんだという信念のもとで、当時から一途にやってきた一人でもあります。
そういった中で、賛同者がこの文面を十分に熟読したと思います。自分の自筆で書くというのは、どこまで行っても消えません。昔から自筆で書くということは大変なことやということぐらい皆さんご存知だと思う。わかっていてやったんだから、後戻りはいかないということや、そこらの点を賛同者は十分に熟読した、簡単な答弁でいいから、今後のまちづくり、今日までやってきたことを踏まえながら熟読したと思う、そこのところを簡単でいいから答弁を求めます。

議長(高橋 正夫君)

4番、西澤議員。

4番(西澤 桂一君)

西澤です。今の竹中議員のお話がありました。
もちろん、これを熟読して私は先ほど賛成の理由を述べました。以上です。

議長(高橋 正夫君)

11番、瀧 すみ江君。

11番(瀧 すみ江君)

11番、瀧 すみ江です。本当に長時間にわたっていますので、簡単に申し上げます。
確かに、この文章はよく読みまして、昨年からの経過、そして、今年5月17日を踏まえての経過、そして私も一般質問をさせてもらったので、その質疑答弁の経過を踏まえて、この文書の賛成者にならしてもらいました。以上です。

議長(高橋 正夫君)

2番、村西 作雄君。

2番(村西 作雄君)

村西でございます。熟読をさせていただきました。

議長(高橋 正夫君)

8番、徳田 文治君。

8番(徳田 文治君)

8番、徳田 文治。竹中議員の質疑に対してご答弁申し上げます。
熟読をいたしました。長期化というのはやはり企業に務めておりまして企業会計原則ではワンイヤールール、1年というのがございます。そういった観点でこれも含めて熟読いたしました。そして、町長がまた5月17日、全協でお示しをいただいた。やはりその時に代替案をお示しをいただけなかった等々、そして今まで利活用の代替もお示しもいただけず、また従来の検討されてきた案というのが、事実上白紙に戻り、再検討するということでありますので、やはり行財財政事務の適正な執行という観点からも、これに賛成した次第です。以上、答弁となっていないかも知れませんが、終わります。

議長(高橋 正夫君)

7番、外川 善正君。

7番(外川 善正君)

7番、外川 善正。答弁させていただきます。
ここに書いていること、小さい事、大きい事、いろいろありますけれども、一番大きいところで私はこれに賛成しております。以上です。

議長(高橋 正夫君)

竹中議員、よろしいですか。

12番(竹中 秀夫君)

はい。

議長(高橋 正夫君)

これで質疑を終わります。
これより討論に入ります。はじめに反対討論はありませんか。1番、澤田 源宏君。

1番(澤田 源宏君)

1番、澤田 源宏です。「愛荘町ゆめまちテラスえち」利活用の長期延期方針の撤回を求める決議についての反対討論を行います。
ゆめまちテラスえちの活用については、町民が愛着と誇りを持ち、町の宝として後世に引き継がれるような活用方法でなければならないと考えます。このために完成した施設を町民の皆さまに見ていただき、改めて住民の反応や意見を聞き、活用構想を平成31年9月を目途に行政と町民で、あるべき方向性をともに考えていくものであり、利活用の長期延期をするものではありません。
また、活用のあり方検討委員会の意見を尊重された施設の設置管理条例である愛荘町ゆめまちテラスえち条例の設置目的達成に向け、これまでの協議・提案も踏まえ、引き続き検討していくものであります。以上の理由により決議に反対するものです。
議員各位におかれましてもご理解いただき、ご賛同をお願いし、討論を終わります。

議長(高橋 正夫君)

賛成討論はありませんか。11番、瀧 すみ江君。

11番(瀧 すみ江君)

11番、瀧 すみ江。賛成討論を行います。
議堤第5号 「愛荘町ゆめまちテラスえち」利活用の長期延期方針の撤回を求める決議について賛成討論を行います。
提案された文書にありますように、旧愛知郡役所の工事は保存目的だけにとどまらず、条例で定められた具体的な活用目的に沿って設計され、工事が行われて、今後9月には完成の運びとなります。
その後、準備期間を経て今年度中には活用が開始される予定でしたが、5月17日の愛荘町議会全員協議会において、完成から1年後の平成31年9月を目途に活用構想を取りまとめると提案されました。
もし、完成から1年後に活用構想を取りまとめたとしたら、その後の準備期間もあり、実際活用を開始するのは最低1年はかかると想定されます。となれば、工事が完成してから、最低2年間は活用されずに建物があるだけの状態になるということにもなります。保存と並行して活用が進められなければ意味がありません。
平成24年度に計画された都市再生整備計画にも、旧愛知郡役所保存活用事業と保存と活用が同時に事業として明記されています。提案文にもありましたように、この都市再生整備計画は社会的資本整備総合交付金事業として計画されたものです。
この社会資本整備総合交付金交付要綱をインターネットで調べてみましたが、計画の策定に当たって留意することとして、交付対象事業は早期に事業効果の表れるものであることとされています。
以上を申し上げ、工事が完成してから活用方法を取りまとめると、目的を後付することは行政事務事業として道理がないことを訴え、賛成討論といたします。

議長(高橋 正夫君)

ほかに反対討論はありませんか。3番、森野 隆君。

3番(森野 隆君)

3番、森野 隆です。
私たち議員は約4ヵ月前に住民の皆さまに、マイクを持ち大きな声で訴えてまいりました。決められた財源で多くの住民の皆さまに本当に喜んでもらえるもの、また最少の経費で最大の効果を得られるものを、常に追求していくと訴えておりました。
このゆめまちテラスえちをファブラボにする、それも多額の経費を使って、財政豊かな町であれば、いろいろなことをしてもいいのかも知れませんが、どうか議員各位におかれましては、これが町のお金ではなく、自分のお金だとしたら、それだけ使うのでしょうか。よく考えていただきたいと存じます。また、このことが本当に多くの住民が望んでおられることでしょうか。
5億何千万円もした建物を永久に閉め続けることもできません。今はもう一度、再検討し、いいアイデアを考えることが、私たち議員に求められていることではないでしょうか。
このようなことで、議会が、議員がそれぞれの道を歩むのではなく、議員本来の務めである住民の皆さまにとってより良い町にするを、しっかりと胸に刻んでいただきたいと存じます。
私は議員の皆さん、一人ひとりにお話をすると、皆思いは同じです。より良い町にする、その1点につきます。こんなことで議会が、議員が、行政がもめるのではなく、力を合わせてより良いまちにしていきましょう。チーム愛荘町として、以上の理由により、決議に反対するものです。議員各位におかれましては、どうかご理解のほどよろしくお願いし、ご賛同をお願いしたいと存じます。討論を終わります。

議長(高橋 正夫君)

ほかに討論ありませんか。村田 定君。

5番(村田 定君)

5番、村田 定です。「愛荘町ゆめまちテラスえち」利活用の長期延期方針の撤回を求める決議についての反対討論を行います。
撤回を求める決議については、聖域な議場で、このような内容を討論することは大変残念であります。あり方検討委員会の中間報告をされましたが、決定ありきで進められたことが、大きな間違いであります。
次に、活用を先延ばしすることにより、交付された社会資本整備総合交付金の一部返還との問題もあがることから危惧されますと話されていますが、私が調査確認しましたところ、まったくそのようなことはございません。
利活用を首長の一声で平成31年9月まで目途に利用構想というようなことは、完成した建物を全く利活用せず、費用対効果を行政が1年間放置する横暴でありますと記載されていますが、一度立ち止まって考えるとの発言であり、また1年間放置する横暴とありますが、新しく完成した建物を住民さんに広く見てもらって、住民さんに向き合っていくとの発言であります。
また、新しい案が出れば、3ヵ月でも半年でもできるので、この1年間にこだわっているものでもありません。今回の利活用については住民さんの血税を使うものであり、1円たりとも無駄にはできません。また、血税を使う以上、絶対に失敗は許されません。
以上の理由により、利活用については住民さんの声を一度立ち止まって聞く、この首長の判断は極めて整合性があるものと考えます。
以上の理由により、決議に反対するものです。議員各位におかれましても、ご理解をいただき、ご賛同をお願いし、討論を終わります。

議長(高橋 正夫君)

ほかに討論はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(高橋 正夫君)

これで討論を終わります。
これより議堤第5号を採決します。本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(高橋 正夫君)

可否同数であります。可否同数の時は地方自治法第116条第1項の規定により、議長が決することになっております。
議長は否決といたします。
よって、本案は否決されました。

議堤第6号から8号の上程、説明、採決

議長(高橋 正夫君)

追加日程第2、議提第6号 総務産業建設常任委員会閉会中の継続調査についてから追加日程第4 議堤第8号 広報常任委員会閉会中の継続調査についてまでを一括議題とします。
各常任委員会委員長より閉会中も継続調査に付したい旨の申し出があります。閉会中の継続調査に付すことにご異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(高橋 正夫君)

異議なしと認めます。よって、議提第6号 総務産業建設常任委員会閉会中の継続調査について、議提第7号 教育民生常任委員会閉会中の継続調査について、議堤第8号 広報常任委員会閉会中の継続調査については、閉会中も継続調査に付することに決定しました。

議堤第9号の上程、説明、採決

議長(高橋 正夫君)

追加日程第5、議提第9号 議員派遣についてを議題にします。
会議規則第127条の規定により、お手元に配付しました議案のとおり、議員派遣することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(高橋 正夫君)

異議なしと認めます。よって、追加日程第5 議提第9号 議員派遣については、お手元に配付しました議案のとおり、議員を派遣することに決定しました。

閉議の宣告

議長(高橋 正夫君)

これで、本定例会に付された日程はすべて終了しましたので、会議を閉じます。
町長、閉会のあいさつ。町長。

町長あいさつ

町長(有村 国知君)

今議会の閉会にあたりまして、一言御礼を申し上げます。
今議会で提案させていただきました案件は、追加案件を含めまして報告案件2件、承認案件2件、改正条例等議決案件6件、平成30年度愛荘町一般会計補正予算案件1件、財産の取得案件1件につきまして、慎重審議のうえ、すべての案件について可決いただき誠にありがとうございました。
議会中にいただきました貴重なご意見やご提言に関しては、議員の皆さまをはじめ町民の皆さまと情報をしっかりと共有し、職員ともども誠心誠意、これらの執行にあたってまいりたいと考えております。
さて、一昨日、大阪府北部を震源地とする地震が発生し、多大な被害が出ています。犠牲となられた方々に哀悼の意を表すとともに、被害に遭われた方々に心からのお見舞いを申し上げます。
本町におきましても、地震発生2分後に警戒待機態勢を敷き、消防・警察等とも連携を取り合い、町内福祉施設、教育施設、社会インフラ等の被害状況を確認するとともに、町内パトロールを実施、情報収集と並行し、被害状況の確認をいたしました。
幸いに怪我をした方や施設等の被害はありませんでしたが、引き続き、余震や被害発生に警戒してまいりたいと考えております。
また、本年も6月6日に梅雨入りし、梅雨本番となってまいりました。これからの時期、台風や予測困難な積乱雲の発生により、突発的で局地的なゲリラ豪雨が発生するなど、自然災害はいつ発生するかわかりません。
昨年10月に上陸した台風21号では、愛荘町においても山間部の町道の崩壊、一級河川岩倉川の土手の崩壊、道路の冠水、倒木等々の被害が発生しました。こうした自然災害に備え、当町では6月26日に愛荘町、湖東土木事務所、東近江行政組合愛知消防署、東近江警察署、町消防団等、防災関係機関が一堂に会し、町内の河川の増水や越水等が予想される現地視察や職員の採集方法や情報収集、避難情報の発令基準等について情報共有や情報交換することとしております。
有事の際には関係機関が連携するとともに、町民の皆さまの生命と財産を守るため、職員が一丸となって万全の態勢で取り組み、町民の皆さまが安全で安心して生活していただけるよう対策を講じてまいる所存です。
結びにあたりまして、議員の皆さまをはじめ町民の皆さまのご健康とご多幸を、そして増々のご活躍を心からご祈念申し上げ、お礼の言葉とさせていただきます。
ありがとうございました。

閉会の宣告

議長(高橋 正夫君)

これをもって、平成30年6月愛荘町議会定例会を閉会いたします。
大変ご苦労さまでございました。

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