2月10日　「学びを止めない」、今日もオンライン授業を実施

　「学級閉鎖中でも学びを止めない」を合言葉に、昨日から6年生の1クラスを対象にオンライン授業を始めましたが、今日は、1年生の1クラスも実施しました。担当された2人の先生は、「45分の授業を20分の内容にしてわかりやすく伝える。」という難しい課題に正面から挑み、たくさんの工夫ある授業をしてくださいました。

　できるだけ短い言葉で簡潔に説明する。オンライン上での混乱を防ぐために、考える場面では選択肢を作る。1時間の流れが一目でわかる板書を事前に準備し、それを埋めながら授業を進める。ミュートのオン、オフを使いながら、楽しく児童とやり取りをしながら進める。画面共有の機能を活用し、わかりやすく説明する。授業で学習した内容の宿題を児童のタブレットに送り、提出することで理解度を把握する・・・・・・等。

　このような今回の授業の工夫点はこれからオンライン授業を進めるにあたって、本校の大きな財産になりました。授業後、「普段の授業とちがって面白かった。」「離れていても、友達と会えてうれしかった」など、子どもたちからの感想が寄せられ、授業をした2人の先生も大いに喜んでいました。そして、先生たちのタブレットには、早々と多くの児童から宿題の提出があり、これにも驚いておられました。また、オンライン授業に参加できなかった児童のために、授業風景を別のタブレットで録画し、その映像をクラスボックスの中に保存することで、参加できなかった児童も、後で学習できる仕組みを実践していただきました。

　新型コロナウイルス感染症の拡大が続く中、いつ、学級閉鎖、学年閉鎖、臨時休業になってもおかしくはありません。しかし、愛知川小学校では、教員間で様々なアイデアを出し合い、それを行動に移し、試行錯誤をすることで、ICTを有効に活用した「子どもたちの学びを止めない」取組の形が明確に見えてきました。今後も、感染対策を強化しながら、子どもたちの学びを保障する取組も同時並行で考えていきます。