第23回ふるさと展

会期:令和2年9月19日(土曜日)から令和2年10月18日(日曜日)

当時の田畠を詳細に記す、東出村の「地券取調総絵図」(明治六年)および「字限図」には、「字安孫子」の名称が明記されており、字中央の藪地にはコの字型の堀が残されているのがわかります。安孫子城の跡であると伝えられ、南安孫子村の城跡を安孫子南城と称するのに対して、安孫子北城と呼ばれます。安孫子日向守の屋敷であったと記され、そのため、東出村は安孫子庄の中でも中心的な位置付けで、安孫子庄の親郷と称されました。
また、秦川山は安孫子庄内であり、安孫子領主が支配しました。山年貢は安孫子城お膝元の東出村が管理しており、「秦川山論絵図」の筆頭には東出村が署名しています。
堅井之大宮の例大祭においても東出村の特異性が見られます。古くは安孫子城主の氏神が大宮であったことから、祭礼の運営に絶対的な権限(宮世話)を許されていたことなど、「東出村誌」大宮祭礼の「覚」などからも窺えます。
これらの資料を今回は展示して、安孫子庄における東出村を紹介します。
開催場所
愛荘町立歴史文化博物館 エントランスロビー
(エントランスロビーのみの入場は無料です)
展覧会配布資料
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更新日:2021年08月06日