第33回企画展

会期:令和3年1月9日(土曜日)~3月21日(日曜日)まで

昔の人々は、日常の労働によって仕事着が傷んでも、捨てることなく補修をし、長く着用しました。着ることができなくなった着物は縫い目を解いて大切に保管しておき、衣服に接ぎ当てるために使用しました。時には数代に渡って着用され、物を大切にする心と共に次の世代へと受け継がれていきました。
人々の日常とともにあった仕事着は、労働の痕跡が見えるものもあり、当時の衣生活を知る上で重要な資料として注目されています。また、補修しつぎはぎだらけとなった仕事着の色合いが偶然、パッチーワークやビンテージジーンズのようになり、その美しさから近年国内外で「BORO」として人気を博しています。
展覧会では湖東・湖北地域で発見された仕事着を中心に展示し、衣生活資料から見える労働生活を解説。また、現代のファッションブランド(ANTONINA、KUON、matohu、NIMAI NITAI)に協力をいただき、つぎはぎに着想を得て制作した作品を展示。滋賀県立大学に展示協力をいただき、現代の視点から芸術品としての仕事着の美しさを紹介いたします。
日本人の勤勉さと物を大切にする心から生まれた、美しい仕事着のデザインをご鑑賞ください。
特別協力
滋賀県立大学 ANTONINA KUON matohu NIMAI NITAI
休館日
月・火曜日(※祝日は開館)、令和3年2月12日(金曜日)、24日(水曜日)
無料入館日
令和3年1月23日(土曜日)・24日(日曜日)、2月20日(土曜日)・21日(日曜日)、3月13日(土曜日)・14日(日曜日)
学芸員による展示解説
日時:令和3年1月24日(日曜日)、2月21日(日曜日)、3月14日(日曜日)
10:30~11:00/13:30~14:00
場所:愛荘町立歴史文化博物館 企画展示室
参加費:無料
展覧会チラシ
展示作品解説書
第33回企画展展示作品解説書 (PDFファイル: 2.2MB)
列品目録
この記事に関するお問い合わせ先
歴史文化博物館
〒529-1202
滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺878番地
電話番号:0749-37-4500
ファックス:0749-37-4520
メールフォームによるお問い合わせ
更新日:2021年03月25日