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令和3年度 夏季特別展

更新日:2021年07月15日

愛知川無賃橋190年・御幸橋架替60年記念 愛荘むら芝居「愛智河架橋物語」連携企画

令和3年7月17日(土曜日)から8月27日(金曜日)まで

 江戸時代、頻繁に洪水を引き起こす「暴れ川」として知られていた愛知川。当時、人々は愛知川を渡るために、川渡しを業とする川越人足や仮設の橋(勧進橋)を利用していましたが、路銭を持たない旅行者は自力で川を渡ろうとし、水かさの増した急流に飲まれ溺死する事例がしばしば起きました。当時の愛知川が「人取り川」の異名を取る由縁です。
 天保2年(1831)、中山道愛知川宿の成宮弥次右衛門(忠喜、1781-1855)は、近村の素封家らとともに、銭を払えない人々でも渡橋できる無賃橋(太平橋)を愛知川に架橋します。架設資金の調達や金銭的補償など、橋の完成までの道のりは険しかったものの、渡橋式は大勢の人出で賑わいました。
 展覧会では、無賃橋の架設にまつわる古文書や絵巻のほか、その系譜に連なる「御幸橋」に関する資料を展示します。また、弥次右衛門の妻である八千代の姉で、江戸時代後期の「桜花の女流絵師」織田瑟々(1779-1832)の作品もあわせて公開します。

休館日

月・火曜日(8月9日は開館)

無料入館日

8月14日(土曜日)・8月15日(日曜日)

学芸員による展示解説

日 時:令和3年8月1日(日曜日)・8月22日(日曜日)

   11:00~/14:00~

場 所:愛荘町立歴史文化博物館 企画展示室

参加費:無料(要入館券)

展覧会チラシ

展覧会解説図録(フルカラー・本文28頁)

           頒布価格:1,000円  郵送販売問い合わせ:電話(0749)37-4500 月・火曜日休館

     ※送料:1冊の場合215円(ゆうメール) 

列品資料目録・翻刻

◆連携事業◆ 愛荘むら芝居「愛智河架橋物語」