GIGAスクール構想

更新日:2024年04月01日

GIGAスクール構想とは

 令和元年12月に文部科学省が打ち出した「GIGAスクール構想」とは、児童生徒1人1台端末と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備し、多様な子どもたちを誰一人取り残すことなく、個別最適化された創造性を育む教育を、全国の学校現場で持続的に実現させる取組です。

※「GIGA」とは、「Global and Innovation Gateway for All」の略。

 愛荘町では、GIGAスクール構想の取組をさらに推進させるため、「GiGA-Pro(ギガプロ)事業」(※愛荘町造語)を実施しています。

※「GiGA」とは、GIGAスクール構想について、「i」Padなどの「i」CTを活用しながら「i」(愛)荘町ならではの取組を目指すことを意味しています。

※「Pro」とは、「Pro」gramming(プログラミング)教育による情報活用能力の育成や「Pro」fessional(プロフェッショナル)な教員の育成を指しており、これらを「GiGA」と掛け合わせることで、さらなる「Pro」mote(促進)を生み出すことを意味しています。

愛荘町の取組

ICT機器の整備状況

児童生徒1人1台端末

1人1台端末の写真

 愛荘町では、小学校1年から中学校3年までの児童生徒1人1台端末として「iPad」を導入しています。iPadは直感的な操作性に優れており、誰もが簡単に操作することができます。

高速大容量の通信ネットワークの整備

 1人1台端末の整備に併せて、小中学校内のネットワーク機器や校内LANを新設し、高速大容量の通信環境を整備しています。

 各教室に無線アクセスポイントを設け、校内のどの教室にいても、Wi-Fi環境により1人1台端末でインターネットを活用した授業を実施することができます。これによって、オンライン授業はもとより、遠隔地や海外の学校、学校以外の専門家等との意見交換や情報発信なども実施することができます。

 また、今後は、全国学力・学習状況調査のCBT(コンピュータを使用して行われる試験方式)化のほか、学習者用デジタル教科書の段階的な導入等、クラウド配信に対応できる通信環境の更なる強化が全国的な課題となっていますが、愛荘町では令和4年度中にインターネット接続方式を改め(学校個別接続/10GBE)、令和5年度末時点で、通信負荷による接続遅延が生じたことはありません。

電子黒板および書画カメラの配備

大型提示装置写真

 子どもたちが普段使用している普通教室だけでなく、理科室や音楽室等の特別教室にも電子黒板を導入しています。また、持ち運び可能な書画カメラは、各普通教室に導入しています。

※電子黒板とは…デジタルコンテンツを大きく映す提示機能を持つ装置のこと。

※書画カメラとは…撮影した被写体を、大型提示装置で映し出す装置のこと。

学習用ソフトウェアの活用

学習eポータル

 学習eポータルとは、学習管理機能を備えたソフトウェアであり、愛荘町では「L-Gate」を導入し、主に各種システム・教材等にシームレスにアクセスするためのプラットフォームとして活用しています。

授業支援ソフト

 授業支援ソフトとは、ITを用いた児童生徒の学びや先生の授業運営を支えるツールを指します。具体的には、教材や資料、ワークシートなどを端末上で配布・表示・回収ができるほか、授業中に児童生徒1人1人の画面を先生が手元の端末上で確認できる監視機能があるため、ある児童生徒の画面をクラス内で共有したり、課題が進んでいない児童生徒をいち早く見つけ個別指導したりすることもできます。

個別学習ソフト

 小中学校では、デジタルドリル教材(インターネットを利用してiPad等の端末で解くデジタル問題集)を導入しています。デジタルドリルで解いた問題は自動採点され、個人の学習データとして蓄積していくことができます。授業の一コマや自学自習、帯学習のほか、端末の持ち帰りによる家庭学習においても活用しています。

家庭学習での活用

 愛荘町では、一人一台端末を家庭に持ち帰り、家庭での主体的な学習に生かすこととしています。

 なお、保護者のみなさまは、一人一台端末の家庭への持ち帰りにあたり、児童生徒が安全に端末を利用できるよう、ご家庭での使用ルールや健康面への配慮などについてご理解とご協力をお願いします。

モバイルWi-Fiルーター貸与事業

 教育委員会では、インターネットを利用した家庭学習が可能な環境が自宅に整備されていない児童生徒に対し、モバイルWi-Fiルーターを貸与する事業を実施しています。詳しいことは、以下のリンク先をご覧ください。

校務のデジタル化

 愛荘町では、教育情報基盤をゼロトラスト・フルクラウド化し、令和5年4月から運用を開始しています。

 従前は、校務系ネットワークと学習系ネットワークを分離することで境界型の情報セキュリティ対策を行っていましたが,国のガイドラインを参考に,ネットワーク分離を必要としない,認証によるアクセス制御を前提とした構成とすることで,いつでもどこでも安全に端末や情報を利活用できるネットワーク環境を構築しました。

 これに伴って,ネットワーク分離による様々な制約が解消され,場所や用途に縛られず,教職員用端末1台で校務・事務作業や授業活用,情報共有,在宅勤務などが実施可能となっています。

この記事に関するお問い合わせ先

教育振興課(教育委員会事務局)
〒529-1380滋賀県愛知郡愛荘町愛知川72番地
電話番号:0749-42-8016
ファックス:0749-42-8014
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