給食センターの概要
学校給食の現状
愛荘町の学校給食は、合併時では旧愛知川町はセンター方式を、旧秦荘町は自校方式で運営をしていた。愛知川給食センターは平成3年、秦荘西小学校は昭和57年、秦東小学校は昭和62年に開設しており、すでに20年以上経過していることから施設および設備の老朽化が目立ち、合併前から建て替えの計画があった。このような経緯から学校給食のあり方検討会の提言を受け、平成23年11月愛荘町給食センター(3,000食)を建設した。
給食センターの概要
構造・面積・事業費

建物
鉄骨造2階建、延床面積3,153.06平方メートル
敷地面積
7,500平方メートル
事業費
- 用地取得・設計・造成費 14,480万円
- 建設設計管理費 1,300万円
- 建築工事費 130,000万円
- 付帯工事費等 510万円
施設の特徴
- HACCPの概念を導入したオール電化厨房を導入
- 町内8校園(幼稚園・小学校・中学校)約2,700食を調理提供可能な最新厨房設備機器の導入
- 学校給食衛生管理基準に合致したフルドライシステムを採用
- 安全衛生基準を一定確保するため、各部屋は壁やカウンターで仕切られ随所にパススルー方式を採用
- 独立したアレルギー対応の調理室を設置
- カゴ毎自動食器洗い洗浄機の導入により作業効率を大幅にアップするとともに水道の節約に努める
- 食育の発信基地としての機能を持たせ、町民開放型の調理室および研修室を設置すると共に調理や洗浄など一連の作業を見ることができる見学コースを設置
- 環境に配慮したオール電化熱源システムを採用
- 全自動生ゴミ処理機の導入によりゴミの減量化・肥料化を実現
従事職員数
町教育委員会職員
所長、食育指導員、アレルギー対応相談員、事務職員 4名
県教育委員会職員
栄養教諭、栄養職員 2名
調理業務
一般食、アレルギー食
委託調理員(一冨士フードサービス株式会社) 25名
配送・回収業務
委託運転手、補助員(日本通運株式会社) 各2名/3台/1日
給食費
校・園 | 園児・児童・生徒/月額 | (1食単価) |
---|---|---|
幼稚園 | 3,700円 | 210円 |
小学校 | 4,000円 | 230円 |
中学校 | 4,400円 | 260円 |
食育の発信基地としての事業計画
〇個別指導(食物アレルギー対応食提供者への個人面談・保護者懇談会)
〇幼稚園・小学校の校外活動(施設見学)
〇中学校の校外活動(職場体験)
〇一般町民への開放(親子クッキング教室・食育セミナー・試食会)
〇各種団体への開放(健康推進委員等)
〇生産者および納入業者との意見交換会(学校給食地産地消推進会議)
年間計画表
月 | 事業内容 | 備考 |
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4月 |
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5月 |
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6月 |
職場体験(秦荘中学校2年生) |
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7月 |
第1回食育セミナー・試食会 |
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8月 |
夏休み地場産物親子料理教室 食物アレルギー懇談会 |
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9月 |
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10月 |
第2回食育セミナー・試食会 職場体験(愛知中学校2年生) |
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11月 |
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12月 |
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1月 |
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2月 | ||
3月 |
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幼稚園(年長)、小学生(2年生もしくは3年生)、高校生等の施設見学については随時受け入れています。
食物アレルギー食の対応について
目標
- 食物アレルギー対象児が、他児と変わらず安心して学校生活が送れること。
- 児童生徒にとって給食が楽しく、十分な栄養が得られること。
- 児童生徒が食物アレルギーに関する理解を深めること。
対応実施の基準
- 年1回の医師の診断により、食物アレルギーの原因食品が明確であること。
学校生活管理指導表と共に、1月上旬に給食センターに提出。
希望者に聞き取りや面談を実施。 - アレルギー対応食検討部会で承諾されること。
- 対応食実施承諾書を毎月提出のこと。
対応までの流れ
- 前月の20日頃までに、保護者向けにアレルギー対応の献立を知らせる。
→保護者が確認後→学校へ提出→給食センターに提出 - 詳しい献立指示書を作成する。
→管理栄養士、調理師、栄養士とペアとなり調理→専用ボックス→学校→教室→本人
参考資料
この記事に関するお問い合わせ先
給食センター
〒529-1312
滋賀県愛知郡愛荘町川久保156番地1
電話番号:0749-42-2644
ファックス:0749-42-7522
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更新日:2024年03月05日