GIGAスクール構想
GIGAスクール構想とは
令和元年12月に文部科学省が打ち出した「GIGAスクール構想」とは、児童生徒1人1台端末と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備し、多様な子どもたちを誰一人取り残すことなく、個別最適化された創造性を育む教育を、全国の学校現場で持続的に実現させる取組です。
※「GIGA」とは、「Global and Innovation Gateway for All」の略。
愛荘町の取組
令和2年度
児童生徒1人1台端末の整備
愛荘町では、児童生徒1人1台端末として「iPad」を導入しました。iPadは直感的な操作性に優れており、誰もが簡単に操作することができます。
さらに、iPadを用いて、子どもたち一人一人の反応を踏まえた、双方向型の一斉授業を行うため、小学校ではMetaMoji ClassRoom、中学校ではロイロノート・スクールという授業支援ソフトを導入しました。
高速大容量の通信ネットワークの整備
小中学校内のネットワーク機器や校内LANを新設し、高速大容量の通信環境を整備しました。
各教室に無線アクセスポイントを設け、校内のどの教室にいても、Wi-Fi環境により1人1台端末でインターネットを活用した授業を実施することができます。また、オンライン授業や遠隔地、海外の学校、学校以外の専門家等との意見交換や情報発信もできるようになりました。
電子黒板および書画カメラの配備
子どもたちが普段使用している普通教室だけでなく、理科室や音楽室等の特別教室にも電子黒板を新たに導入しました。また、持ち運び可能な書画カメラは、各普通教室に導入しています。
※電子黒板とは…デジタルコンテンツを大きく映す提示機能を持つ装置のこと。
※書画カメラとは…撮影した被写体を、大型提示装置で映し出す装置のこと。
教員研修の開催
文部科学省のGIGAスクール構想による急速な学校ICT化に対応するためには、全ての教員がICTを活用した授業を実施するためのスキルを身に付けることが重要です。
愛荘町では、各校で随時、放課後等に教員研修を実施し、実際にICT機器に触れながら、先生方にICT活用スキルを磨いていただきました。
令和3年度
GIGAスクール構想の取組をさらに推進させるため、「GiGA-Pro(ギガプロ)事業」(※愛荘町造語)を実施します。
※「GiGA」とは、GIGAスクール構想について、「i」Padなどの「i」CTを活用しながら「i」(愛)荘町ならではの取組を目指すことを意味しています。
※「Pro」とは、「Pro」gramming(プログラミング)教育による情報活用能力の育成や「Pro」fessional(プロフェッショナル)な教員の育成を指しており、これらを「GiGA」と掛け合わせることで、さらなる「Pro」mote(促進)を生み出すことを意味しています。
デジタルドリル教材の導入
デジタルドリル教材とは、インターネットを利用してiPad等の端末で解くデジタル問題集のことです。愛荘町では、東京書籍「タブレットドリル」を導入し、児童生徒1人1人にIDとパスワードを配布しました。デジタルドリルで解いた問題は自動採点され、個人の学習データを蓄積していくことができます。授業の一コマや自学自習、朝学習、放課後学習で活用しています。
フィジカル型プログラミング教材の導入
令和2年度から小学校プログラミング教育が必修化され、愛荘町においては、ビジュアルプログラミング教材によりコンピュータでのプログラミング教育を行ってきましたが、令和3年度ではフィジカルプログラミング教材を導入予定であり、実際にモノを動かす体験を通じて、プログラミング的思考を育みます。
GIGAスクールサポーターの配置
令和2年度に引き続き、GIGAスクールサポーターを配置しました。
愛荘町に新たに赴任された教員を対象としたICT機器活用研修を実施し、夏休みは各校でICT機器活用に係るフォローアップ研修を実施しました。
さらに、小中学校の授業に参加しながらICT機器活用のサポートを行いました。
モバイルWi-Fiルーター貸与事業
教育委員会では、インターネットを利用した家庭学習が可能な環境が自宅に整備されていない児童生徒に対し、モバイルWi-Fiルーターを貸与する事業を実施しています。詳しいことは、以下のリンク先をご覧ください。
この記事に関するお問い合わせ先
教育振興課(教育委員会事務局)
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更新日:2022年09月26日