湖東三山SICのご案内

更新日:2019年12月25日

湖東三山スマートインターチェンジ位置図
湖東三山スマートインターチェンジ概要図

インターチェンジ新設の要望活動は、昭和50年代の旧秦荘町時代から始まり、平成15年10月には近隣1市7町(彦根市、多賀町、甲良町、豊郷町、旧愛東町、旧湖東町、旧愛知川町、旧秦荘町)で「(仮称)湖東インターチェンジ建設促進期成同盟会」を組織し、湖東地域の利便性の向上と地域の活性化を図るため、地域を挙げた設置要望活動を積極的に行ってきました。
平成21年3月に設置した「(仮称)湖東三山スマートインターチェンジ地区協議会」において「スマートインターチェンジ実施計画書」を承認の上、滋賀県から日本高速道路保有・債務返済機構および中日本高速道株式会社に提出し、平成21年6月には国土交通大臣から秦荘パーキングエリアに連結する許可通知をいただきました。
一方、平成23年11月には名称の決定通知をいただき、スマートインターチェンジの名称を「湖東三山スマートインターチェンジ」に、秦荘パーキングエリアを改名し「湖東三山パーキングエリア」に名称変更しました。
湖東三山スマートインターチェンジは、約40年の歳月を経て多くの関係機関や関係者のご支援によりまして、約4年の工事期間を経て整備が完成し、10月21日午後4時から一般車両が通行できることになります。
湖東三山スマートインターチェンジは、名神高速道路のインターチェンジ間の距離が最長(21.3キロメートル)となっている彦根インターチェンジ~八日市インターチェンジ間(旧秦荘パーキング)に接続しています。
利用対象車はETC(ノンストップ料金収受システム)車載器を搭載した全車種で、利用時間は24時間可能です。

期待される整備効果

交通利便性の向上

広域マップ

交通利便性の向上

湖東地域では、高速インターチェンジへのアクセスの不便、異常気象や事故への対応、観光シーズン時の道路混雑が課題であり、湖東三山スマートインターチェンジを設置することで、インターチェンジへのアクセス性の向上、緊急時等の高速道路と一般道路との結節機能の向上、観光シーズン時の一般道路の混雑緩和など交通利便性の向上が期待できます。

産業の活性化

湖東地域では、基幹産業のひとつである製造業の新規立地の伸び悩みや、既存事業所での産業構造の変化への対応、後継者不足などが課題となっており、湖東三山スマートインターチェンジ設置による高速インターチェンジアクセス時間が短縮され、産業立地ポテンシャルの向上、産業活動の円滑化などが期待できます。

観光振興の支援

湖東地域には、湖東三山(金剛輪寺・西明寺・百済寺)をはじめとする観光資源が存在し、年間635万人の観光客が訪れていますが、隣接する東近江地域や湖北地域には及ばず、観光振興が課題となっています。湖東三山スマートインターチェンジを設置すれば、観光地へのアクセス向上や、広域的な観光ネットワークの強化等の効果が期待できます。

救急・医療活動の強化

湖東地域では、彦根インターチェンジ~八日市インターチェンジの距離(21.3キロメートル)が長く、高速道路へのアクセスに時間を要する地域であり、これらでは、負傷者や急病者の搬送に時間がかかるなど、救急医療の面でも問題が生じている。湖東三山スマートインターチェンジの設置により、緊急活動車両の現場到着時間・搬送時間の短縮や、第3次医療施設30分圏域が拡大することが期待できます。

事業概要

連結施設

県道湖東三山インター線(上下線とも)

国道出入口

国道307号湖東三山インターチェンジ口交差点

接続形式

サービスエリア・パーキングエリア接続型

形式

全方向(名古屋向き出入り口、大阪向き出入り口)

運用形態

全車種・24時間

事業費

約19億円
(日本高速道路保有・債務返済機構:約11億円、NEXCO中日本:約3億円、滋賀県約5億円)

計画交通量

2,300台(平成26年度)

これまでの取り組みと経過

昭和50年6月

旧秦荘町において秦荘インターチェンジ設置促進協議会発足。

平成15年10月22日

「(仮称)湖東三山インターチェンジ建設促進期成同盟会」を設立。
合併前の秦荘町をはじめとする近隣1市7町(彦根市・多賀町・甲良町・豊郷町・愛知川町・愛東町・愛知川町・秦荘町)の首長、議長、県議会議員、国会議員、県土木事務所が参加。滋賀県、国土交通省近畿地方整備局、中日本高速道路株式会社などへ設置要望活動を行う。

平成19年1月23日

「(仮称)湖東三山スマートインターチェンジ設置検討委員会」を設立。合併後の愛荘町をはじめとする近隣2市4町(彦根市・東近江市・多賀町・甲良町・豊郷町・愛荘町)の首長、国土交通省近畿地方整備局滋賀国道事務所、滋賀県、滋賀県警察、中日本高速道路株式会社、商工会、観光協会が参加。

平成19年7月4日

(仮称)湖東三山スマートインターチェンジ設置第2回検討委員会を開催。秦荘パーキングエリアと接続し、出入口を国道307号に設ける案で合意。

平成19年8月30日

建設促進期成同盟会では、インターチェンジの早期着工・早期設置を求めた要望書に賛同された企業98社、観光事業者22社の合計120社から署名をいただき、国土交通省近畿地方整備局、滋賀県知事、中日本高速道路株式会社に要望書を提出。

平成20年8月6日

(仮称)湖東三山スマートインターチェンジ設置検討委員会から「(仮称)湖東三山スマートインターチェンジ社会実験準備会」に名称変更。

平成21年1月

国土交通省はスマートインターチェンジ設置にかかる新制度要綱を提示。社会実験制度に代わり地区協議会を組織して周辺道路の安全性や採算性等を検討・調整することとし、地元市町の負担なしでETC専用のスマートインターチェンジの整備が可能になりました。

平成21年3月3日

新制度によるインターチェンジ整備を行うため、(仮称)湖東三山スマートインターチェンジ社会実験準備会を名称変更し、「(仮称)湖東三山スマートインターチェンジ地区協議会」を設立。

平成21年3月12日

(仮称)湖東三山スマートインターチェンジ地区協議会で承認された「スマートインターチェンジ実施計画書」を滋賀県から日本高速道路保有・債務返済機構および中日本高速道株式会社に提出。

平成21年3月19日

滋賀県より国土交通省近畿地方整備局へ連結許可申請を提出。

平成21年6月30日

国土交通大臣より滋賀県知事宛に連結許可通知をいただく。

平成21年12月25日

建設促進期成同盟会の主催において、スマートインターチェンジ起工式を挙行。

平成23年7月12日

地区協議会において、スマートインターチェンジの名称を「湖東三山」とする原案を承認。

平成23年8月25日

地区協議会より独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構へ名称の原案を伝達。

平成23年11月21日

独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構より名称を「湖東三山スマートインターチェンジ」とする決定通知を受ける。

平成25年1月16日

愛荘町と中日本高速道路株式会社および西日本高速道路株式会社とで名神高速道路秦荘パーキングエリアの名称を「湖東三山パーキングエリア」に変更する協定を締結。

平成25年8月29日

建設促進期成同盟会および地区協議会の総会を開催し、湖東三山スマートインターチェンジの開通について協議。

(左)インターチェンジ建設促進期成同盟会総会中の写真(中)橋梁工事中で橋が半分掛かっている写真(右)大きなクレーン車2台を使用して橋梁工事をしている写真

平成24年度湖東三山インターチェンジ建設促進期成同盟会総会(左)と橋梁工事(中・右)の様子

湖東三山スマートインターチェンジ開通

湖東三山スマートインターチェンジの航空写真

平成25年9月13日撮影

名神高速・彦根インターチェンジ(IC)―八日市インターチェンジ間の愛荘町松尾寺地先に、県内初のスマートインターチェンジ(SIC)として整備が進められてきた「湖東三山スマートインターチェンジ」が 平成25年10月21日(月曜日)16時から開通します。
湖東三山インターチェンジ建設促進期成同盟会(彦根市、多賀町、甲良町、豊郷町、東近江市、愛荘町)および愛荘町の主催で、同日14時から開通記念式典および開通記念行事を挙行しました。開通式には嘉田知事をはじめ地元自治体の首長や関係者約170名が出席。
村西俊雄愛荘町長は「インターチェンジ設置促進協議会が発足して以来、38年間の悲願が達成された。地元住民の利便性向上、産業振興や観光客誘致に加え、地域防災や救急医療などへの貢献も期待できる」と意義を強調。
嘉田由紀子知事は「観光名所の湖東三山(西明寺、金剛輪寺、百済寺)が紅葉のシーズンを迎える直前のタイムリーな開通。県全体の発展につながる」と述べた。
このあとテープカットなどが行われ、利用が始まった。
湖東三山スマートインターチェンジは、ETC(自動料金収受システム)専用で、ETC車載器が搭載されていない車両は通行できない。彦根-八日市間(21.3キロ)は名神高速の中では最長区間で、そのほぼ中間地点に国や県、NEXCO中日本が総額19億円を出資して整備された。1日約2300台の利用が見込まれている。

湖東三山スマートインターチェンジ開通記念式典並びに開通記念行事

紅白幕の前で挨拶をしている村西町長と記念行事に参加している人達の後ろから撮った写真

開通記念式典において式辞を述べた
建設促進期成同盟会会長 愛荘町村西町長

主催:湖東三山インターチェンジ建設促進期成同盟会、愛荘町

開通記念式典

日時

平成25年10月21日(月曜日) 午後2時から3時

場所

湖東三山スマートインターチェンジ下り線ゲート付近

紅白幕の前で挨拶をしている嘉田滋賀県知事と記念行事に参加している人達の後ろから撮った写真

来賓祝辞でごあいさつされた
嘉田滋賀県知事

次第

  1. 開式
  2. 式辞:湖東三山インターチェンジ建設促進期成同盟会会長・愛荘町長
  3. 来賓祝辞:滋賀県知事、他5名
  4. 来賓紹介:9名
  5. 祝電披露
  6. 事業経過報告
  7. 記念植樹(愛荘町の花:さくら苗木3本):9名
3名の男性がスコップで開通記念植樹をしている写真

開通記念植樹の様子

テントの中で演奏をしている滋賀県立愛知高等学校音楽コースの皆さんを斜め前から写した写真

開通記念行事で記念演奏された
滋賀県立愛知高等学校音楽コースの皆さん

開通記念行事

午後3時から3時30分

市長他関係者6名による開通記念行事でのテープカットの写真

開通記念行事でのテープカットの様子

次第

  1. 開通記念演奏:滋賀県立愛知高等学校音楽コース
  2. テープカット:7名
  3. 万歳三唱
  4. 閉会あいさつ

この記事に関するお問い合わせ先

みらい創生課
〒529-1380 滋賀県愛知郡愛荘町愛知川72番地
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ファックス:0749-42-7377
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