平成27年9月定例会3日目(平成27年09月25日) 議事録

更新日:2019年12月25日

平成27年9月愛荘町議会定例会

議会日程

開会:午前10時30分 閉会:午後1時36分

平成27年9月愛荘町議会定例会日程と議案内容
日程 議案内容
日程第1 議案第68号 平成26年度愛荘町一般会計歳入歳出決算の認定を求めることについて
日程第2 議案第69号 平成26年度愛荘町住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについて
日程第3 議案第70号 平成26年度愛荘町土地取得造成事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについて
日程第4 議案第71号 平成26年度愛荘町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについて
日程第5 議案第72号 平成26年度愛荘町後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについて
日程第6 議案第73号 平成26年度愛荘町介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについて
日程第7 議案第74号 平成26年度愛荘町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについて

本日の会議に付した事件

日程第1から日程第7

追加日程と議案内容
日程 議案内容
追加日程第1 同意第7号 愛荘町職員懲戒審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて
追加日程第2 同意第8号 愛荘町職員懲戒審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて
追加日程第3 同意第9号 愛荘町職員懲戒審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて
追加日程第4 議案第76号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて
追加日程第5 議案第77号 契約の締結につき議決を求めることについて
追加日程第6 議案第78号 契約の締結につき議決を求めることについて
追加日程第7 議案第79号 平成27年度愛荘町一般会計補正予算(第6号)
追加日程第1 請願第3号 国に対し所得税法第56条の廃止を求める意見書の提出を求める請願
追加日程第2 報告第5号 議会改革条例検証特別委員会の報告について
追加日程第3 議堤第5号 愛荘町議会会議規則の一部を改正する規則について
追加日程第4 議堤第6号 議員派遣について
追加日程第1 意見書第3号 国に対し所得税法第56条の廃止を求める意見書について

出席議員(13名)

1番 上林 村治

2番 西澤 桂一

3番 伊谷 正昭

4番 高橋 正夫

5番 外川 善正

6番 徳田 文治

7番 河村 善一

8番 小杉 和子

10番 吉岡 ゑミ子

11番 瀧 すみ江

13番 辰己 保

12番 竹中 秀夫

14番 森 隆一

欠席議員(0名)

なし

議事

開議の宣告

議長(森 隆一君)

ただいまの出席議員は13名で、定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

議事日程の報告

議長(森 隆一君)

本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。

議案68号~74号の上程、説明、質疑、討論、採決

議長(森 隆一君)

日程第1、議案第68号平成26年度愛荘町一般会計歳入歳出決算の認定を求めることについてから日程第7、議案第74号平成26年度愛荘町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについてまでを一括議題として、9月7日の議事を続けます。
まず、議案第68号平成26年度愛荘町一般会計歳入歳出決算の認定を求めることについては決算特別委員会に付託し、審査が行われた報告書が提出されていますから、決算特別委員会の審査報告を求めます。12番、竹中委員長。

〔決算特別委員長 竹中 秀夫君登壇〕

決算特別委員長(竹中 秀夫君)

決算特別委員会委員長報告を行います。

平成27年9月25日
愛荘町議会議長森 隆一様
愛荘町決算特別委員会委員長竹中 秀夫

本委員会に付託された議案は、審査の結果、次のとおり決定したので、愛荘町議会会議規則第77条の規定により報告します。

  1. 審査結果 議案第68号平成26年度愛荘町一般会計歳入歳出決算の認定を求めることについてを原案可決。
  2. 審査経過 9月17日に総務部門、民生部門、産業建設部門および教育部門に分け、部門別に総括質疑を行い、慎重に審査しました。

総務部門の主な内容は個人情報保護審査会における町の情報管理の内容について、自治基本条例推進委員会について、税の賦課徴収事業について、部落解放・人権政策確立要求愛知郡実行委員会について、不法投棄の対策について、民生部門は健康診断等の精度管理(健診機関の水準)について、児童虐待に対する平成26年度の総括とその総括に基づく平成27年度の対応状況について、がん検診等の追跡調査について、通院支援事業の平成26年度実績の減少について、国民健康保険事業に対する一般財源の繰出金(1億7,000万円)について、医療機関(市町内の病院数等)の医療費の関係について、産業建設部門は湖東三山館あいしょうの運営指導・事業内容について、教育部門は質疑なく、最後に総括質疑として旧愛知郡役所保存事業の現状について、職員駐車場利用料の徴収について、災害時要援援護者支援事業について、学校の就学率について、部落解放・人権施策確立要求愛知郡実行委員会について、コミュニティづくり実行委員会補助金の適正化についてなど活発に審査が行われました。
質疑終了後、討論を省略し、採決の結果、起立多数で議案第68号平成26年度愛荘町一般会計歳入歳出決算の認定を求めることについては可決するものと決しました。
以上で委員長報告を終わります。

議長(森 隆一君)

以上で委員長報告を終わります。
これより、委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。はじめに反対討論はありませんか。13番、辰己君。

13番(辰己 保君)

13番、辰己。平成26年度一般会計決算について認定しないことを表明します。
まずはじめに、平成26年度決算全体では、合併して9年が経ち、町の一体化を考察しながら、住みよいまちづくりを前進させるための事務事業が行われていることも認めます。町長の公約でもあった医療費完全無料化の対象を小学生から中学生まで拡大されました。公立の使命として子育て支援の充実を図るため、つくし保育園整備に着手するとともに幼稚園の施設整備、また本町の新たな入口となった湖東三山インターチェンジの供用開始に伴い、地域活性化施設を開設しました。こうしたことに合わせて、愛荘町の知名度を上げることと合わせ、まちじゅうミュージアム構想の実現化を期待するところです。
また、地球温暖化による異常気象で予期できない災害対策として災害時の避難場所の整備に努めるなどについても認定するところです。私たちはまちづくりの発展を期待するとき、どうしても都市的要素を取り入れようと考えます。当然、人口増は町の発展の要素ではありますが、そのために行われます開発は自然環境に変化をもたらし、治水、灌漑機能の変化に伴って、予知できない災害・被害を本町にも起こっています。予知できない災害・被害を想定すれば、治山治水対策事業に傾注するべきだと考えています。
地山に尽力していただいている森林組合活動への支援を、あらゆる角度から今後は創造されていくことを望みます。治山は治水に連動することから、治水においても河床や堤防の高さを含めて調査研究を求めておきます。
愛荘町の活性化にとって重要な考え方のまちじゅうミュージアム構想、東の金剛輪寺などの旧跡を考えた時、西の愛知川地区はどうであるか。愛知川地区は歴史を経た施設や行事などを面で強調することではないかと考えます。これらを持って愛荘町の知名度を高めることと考えます。
しかしながら、歴史的施設の保存について、愛荘町のまちづくりをどのように進展させるかの議論の停滞から、一部の施設のみに理解が進まない状況をつくり出しました。旧近江銀行と八幡神社そして中山道、近江上布と伝統産業館、それらを綴る旧愛知郡役所とみゆき会、豊満神社やびんてまり館、旧新の施設1つひとつを強調しての面づくりを行うことによって、東の金剛輪寺などの旧跡、西のミュージアム施設の融合で愛荘町の誘客する財産となると考えています。行政からまちづくり全体の考え方を町民の皆さんにわかりやすく伝えることが必要だと考えます。
愛荘町のまちづくりを進めるにあたって、同和行政の考え方をはじめ、考え方の整理が必要と考えます。同和行政を主たる事務事業および議会のあり方がある限り、問い合わせが客観的に生じます。生じさせる環境を今なおつくっていると言わなければなりません。
同対法は被差別部落の劣悪な生活環境や仕事、教育などの立ち遅れた状況を改善するために施行されました。差別意識解消の啓発、教育と人権救済について国の責務を明記した人権擁護施策推進法が5年間の時限立法として施行されましたが、人権侵害を差別、特に国民の差別意識に矮小化している。しかも、国民間の努力で大きく解消、克服されてきている部落問題に、ことさら教育啓発は必要か、目に見えない意識がどうあろうと、実態として表現されない限り、差別とは言えないのではないかなど、疑問や批判が出された結果、2002年3月人権擁護施策推進法は失効となり、審議会は解散しました。
しかし、その後も部落解放同盟などによる差別に対する法的規制を強く要求する動きが続けられてきています。同対特措法および人権擁護施策推進法が失効して12年が経過したもとで、なおかつ愛荘町は合併した町です。町の環境も変わりました。一体化したまちづくりを大きく前進させるためにも、法がめざした事案の到達と問題としている事案の整理が必要です。
同和減免は廃止されました。町民が等しく能力に応じて課税されることになりました。しかし、行政はコミュニティづくり推進補助金と称して、他の自治会との整合性のない補助金拠出や町民誰もが納得する補助金をわざわざコミュニティづくり推進補助金として拠出しています。補助金の拠出にも整合性がない、適正補助金の拠出を指摘しておきます。
また、部落解放人権政策確立要求実行委員会負担金は、人権侵害を国民の差別意識に矮小化しているなどの批判で、法が執行したもとで任意団体の要求運動に各分野の人たちが参加しているからといって負担金を拠出することは、法の執行の目的からも外れているのではないかと指摘します。
最大の人権問題、人を殺し殺される社会を容認する安保法制こそ糾弾すべきです。安保法制は審議の中で提案根拠をなくしただけでなく、何よりも憲法違反の法案を国民の声を無視して強行採決した民主主義国家の否定と言わざるを得ません。何としても安保法制を撤回させる必要があります。この法案により日本は戦争のできる国へと変貌していくことになります。
戦争のできる国へと進めるために、国民を管理するマイナンバー制度や国民の耳と口を防ぐ秘密保護法などを施行してきました。マイナンバー制度の拡大、制度と合わせて今後拡大運用される、そのことは労働法、派遣労働法などとセットで考え合わせれば、個人の財産はもとより生活実態まで管理される。国民の自由と権利を奪う人権侵害の制度であることを訴えておきます。
セキュリティは本町も認識されいるように絶対と言えるものはなく、町民は情報の漏えいに不安を抱かざるを得ません。民主主義が定着してこそ、人権尊重の町が守られます。ものが言えない町では真に人権尊重のまちづくりを進めることはできません。
以上、町民すべての人権、そして町民すべてを視野に入れた補助金、負担金のあり方を指摘して反対討論といたします。

議長(森 隆一君)

ほかに討論はありませんか。4番、高橋君。

4番(高橋 正夫君)

4番、高橋です。議案第68号平成26年度愛荘町一般会計歳入歳出決算の認定について賛成の討論を行います。
平成26年度は緩やかな経済の回復基調が続いていましたが、消費税引き上げに伴う駆け込み需要の反動減や輸入物価の上昇等、いくつかの要因が重なり、年度の前半には実質GDP成長率がマイナスとなりました。混沌とした世界情勢を視野に入れると、さらに今後も不透明な経済状況にあることが予想されます。引き続き、本町においても柔軟な財政運営が望まれるところでございます。
さて、平成26年度歳入決算についてでございますが、町税において過去5年間における最高の税収となりました。また旧町営住宅跡地売払い等により財産収入が476.6%の増額、湖東三山スマートインターチェンジ周辺地域活性化施設整備事業等の財源とした合併特例債を中心とする町債が52.1%の増額となるなど、歳入全体として対前年度比6.8%の増額となっています。
また、自主財源が歳入全体の44.9%となり、前年度の47%より2.1ポイント下降いたしましたが、例年同様、財政調整基金の取り崩しを実施することなく、比較的良好な状態が保たれております。
今後も、税・使用料等の滞納処理を推進し、補助金・交付金の有効活用、有利な交付税措置のある合併特例債の借入等を十分検討され、適切な歳入確保に努められるようお願いするものであります。
一方、歳出決算においては老朽化・待機児童対策としてつくし保育園改築事業や3年保育に向けた町内幼稚園の増改築による施設整備、また小学生から中学生までの医療費完全無料化を実施するなど、愛荘町で安心して子育てができる環境を提供し、道路などのインフラ整備はもとより、観光面では昨年11月にオープンした湖東三山館あいしょうを拠点とした町のPR展開、防災面では拠点避難場所へ防災倉庫等を設置するなど明るい町、安全安心なまちづくりを職員一丸となって遂行されてきた足跡が見られ、歳出総額は対前年比7.9%の増となっています。
積立金についても合併特例債を財源とした合併推進基金を2億円積み立てることで、今後のソフト事業の財源を確保されています。今後は防災行政無線のデジタル化や児童数増による学校施設等増改築、既に着手しております街道交流館を中心とした中山道の再生など継続事業、新規事業が目白押しであります。引き続き無駄のない適切な支出と将来への負担にも考慮した健全な財政運営に取り組まれ、コンプライアンスに基づく行政運営について人力いただくよう合わせてお願いし、本決算の認定について賛成するものでございます。
委員各位におかれましてもご賛同をお願いいたしまして賛成討論を終わります。

議長(森 隆一君)

ほかに討論はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

これで討論を終わります。
これより、議案第68号を採決します。本案に対する決算特別委員会は報告のとおり可決であります。委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(森 隆一君)

起立多数です。よって、議案第68号平成26年度愛荘町一般会計歳入歳出決算の認定を求めることについては原案のとおり可決されました。
日程第2、議案第69号平成26年度愛荘町住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについて、日程第3、議案第70号平成26年度愛荘町土地取得造成事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについては、同和対策特別委員会に付託し、審査が行われた結果、報告書が提出されていますから、同和対策特別委員会の審査報告を求めます。同和対策特別委員会、河村委員長。

〔同和対策特別委員長 河村 善一君登壇〕

同和対策特別委員長(河村 善一君)

同和対策特別委員会、委員長報告を行います。

平成27年9月25日
愛荘町議会議長森 隆一様
愛荘町同和対策特別委員会委員長河村 善一

本委員会に付託をされた事件は審査の結果、次のとおり決定したので、愛荘町議会会議規則第77条の規定により報告します。

  1. 審査結果 議案第69号平成26年度愛荘町住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについてを原案可決。
    議案第70号平成26年度愛荘町土地取得造成事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについてを原案可決。
  2. 審査経過 9月15日に同和対策特別委員6名が慎重に審査しました。住宅新築資金等貸付事業特別会計の質疑はなく、討論を経て採決の結果、起立全員で議案第69号を可決するものと決しました。

次に、土地取得造成事業特別会計も質疑はなく、討論を経て採決の結果、起立全員で議案第70号を可決するものと決しました。

以上で委員長報告を終わります。

議長(森 隆一君)

以上で委員長報告を終わります。
これより、議案69号の委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。はじめに反対討論はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

ほかに討論はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

討論なしと認めます。
これより、議案第69号を採決します。本案に対する同和対策特別委員会は報告のとおり可決であります。委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(森 隆一君)

起立全員であります。よって、議案第69号平成26年度愛荘町住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについては原案のとおり可決されました。
次に、議案第70号の委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

質疑なしと認めます。
これで質疑を終わり、討論に入ります。はじめに反対討論はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

ほかに討論はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

討論なしと認めます。
これより、議案第70号を採決します。本案に対する同和対策特別委員会は報告のとおり可決であります。委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(森 隆一君)

起立全員であります。よって、議案第70号平成26年度愛荘町土地取得造成事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについては原案のとおり可決されました。
日程第4、議案第71号平成26年度愛荘町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについて、日程第5、議案第72号平成26年度愛荘町後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについて、日程第6、議案第73号平成26年度愛荘町介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについては教育民生常任委員会に付託し、審査が行われた結果、報告書が提出されていますから、教育民生常任委員会の審査報告を求めます。教育民生常任委員会、小杉委員長。

〔教育民生常任委員長 小杉 和子君登壇〕

教育民生常任委員長(小杉 和子君)

教育民生常任委員会、委員長報告を行います。

平成27年9月25日
愛荘町議会議長森 隆一様
愛荘町教育民生常任委員会委員長小杉 和子

本委員会に付託された事件は、審査の結果、次のとおりに決定したので、愛荘町議会会議規則第77条の規定により報告します。

  1. 審査結果 議案第71号平成26年度愛荘町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについてを原案可決。
    議案第72号平成26年度愛荘町後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについてを原案可決。
    議案第73号平成26年度愛荘町介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについてを原案可決。
  2. 審査経過 9月11日に教育民生常任委員7名が慎重に審査しました。国民健康保険事業特別会計の質疑はなく、討論は反対討論が1件、賛成討論が1件ありました。採決の結果、起立多数で議案第71号は可決するものと決しました。

次に、後期高齢者医療事業特別会計についても質疑はなく、討論は反対討論が1件、賛成討論が1件ありました。採決の結果、起立多数で議案第72号は可決するものと決しました。
最後に、介護保険事業特別会計の質疑の主なものは、老人施設に対する虐待防止の対策あるいは監視等の対策について、介護保険準備基金の第5期計画最終年の総括についてなど審査が行われました。討論は反対討論が1件、賛成討論が1件ありました。採決の結果、起立多数で議案第73号は可決するものと決しました。
以上で委員長報告を終わります。

議長(森 隆一君)

以上で委員長報告を終わります。
これより、議案第71号について、委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

質疑なしと認めます。
これで質疑を終わり、これより討論に入ります。はじめに反対討論はありませんか。11番、瀧君。

11番(瀧 すみ江君)

11番、瀧 すみ江。議案第71号平成26年度愛荘町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについて反対を表明します。
平成26年度に国民健康保険料賦課限度額が医療分、介護納付分それぞれ引上げがありました。また4月まで70歳から74歳の医療費は1割負担でしたが、4月以降に70歳になる人から2割に引き上げられました。必要な医療が抑制される危険は避けられず、高齢者の生活と健康に深刻な打撃を与えることになりました。
このような国の改悪がある中、行政は国民健康保険事業特別会計に一般会計を繰り入れていることを税の二重の投資だといっています。しかし、国民皆保険制度を支えているのは国民健康保険であり、所得のない人も加入できる国民健康保険事業を支援することはすべての町民の健康と命を守るためには当然のことであることを訴え、反対討論といたします。

議長(森 隆一君)

ほかに討論はありませんか。3番、伊谷君。

3番(伊谷 正昭君)

3番、伊谷 正昭です。平成26年度愛荘町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定に賛成をする立場から討論を行います。
国民健康保険は医療保険制度の根幹をなす制度として、地域住民の医療の確保などに寄与しておりますが、医療技術の高度化等により医療費が増加をしています。
一方、雇用の悪化などにより所得の低下などを見受けられるものの、保険税収納率は前年度を上まっております。しかし、計画的な税率改正を行っているものの一般会計からの多額の繰り入れがなされており、保険財政は大変厳しい状況であります。
このような状況下において、収納率の向上を図るため、未納者に対しまして電話催促などを行うほか、納税相談の充実と短期被保険者証等の交付などの収納対策の強化に努められております。さらに、レセプト点検の強化や医療費通知などにより医療費の適正化を行い、保険財政の安定的な運営に努められております。
今後におきましても税務課、健康推進課、住民課等が連携し、収納率アップ、保険事業の推進、医療費適正化に取り組み、より一層の安定した事業運営と財政運営の健全化を努められることを求めまして、本決算の認定について賛成をするものであります。
議員各位におかれましても、ご理解をいただきご賛同をお願い申し上げまして討論を終わります。

議長(森 隆一君)

ほかに討論ありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

これで討論を終わります。
これより、議案第71号を採決します。本案に対する教育民生常任委員会は報告のとおり可決であります。委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(森 隆一君)

起立多数です。よって、議案第71号平成26年度愛荘町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについては原案のとおり可決されました。
次に、議案第72号の委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

質疑なしと認めます。
これで質疑を終わり、討論に入ります。はじめに反対討論はありませんか。11番、瀧君。

11番(瀧 すみ江君)

11番、瀧 すみ江です。議案第72号平成26年度愛荘町後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについて反対を表明します。
平成26年度は後期高齢者医療の2年ごとの保険料改正の年でした。滋賀県でも保険料と上限額の引き上げがあり、高齢者の負担が増えたことを訴え反対討論といたします。

議長(森 隆一君)

ほかに討論はありませんか。3番、伊谷君。

3番(伊谷 正昭君)

3番、伊谷 正昭です。愛荘町後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定に賛成する立場から討論を行います。
高齢化の進展による高齢者医療費の負担に対応し、負担の公平化および財政運営の責任の明確化と安定化を目的とした後期高齢者医療制度が創設され、7年が経過をいたしました。この間、国では保険料の軽減拡大や徴収方法の変更などの措置が講じられ、制度が定着をしてきた状況にあります。
今後は現行制度を基本とし、必要な改善を加えていくことが適当であることを示されています。町においては制度の周知や保険料収納への理解を深めていただくために、個人通知などによる啓発のほか、窓口対応や自宅訪問などのきめ細かな対応に努められているところであります。
高齢者が安心して医療を受けられるよう制度の充実と円滑な執行に努められていることから、本決算の認定について賛成するものであります。
議員各位におかれましても、ご理解をいただきまして賛同をお願い申し上げまして、討論を終わります。

議長(森 隆一君)

ほかに討論はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

これで討論を終わります。
これより、議案第72号を採決します。本案に対する教育民生常任委員会は報告のとおり可決であります。委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(森 隆一君)

起立多数です。よって、議案第72号平成26年度愛荘町後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについては原案のとおり可決されました。
続いて、議案第73号について委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

質疑なしと認めます。
これで質疑を終わり、討論に入ります。はじめに反対討論はありませんか。11番、瀧君。

11番(瀧 すみ江君)

11番、瀧 すみ江です。議案第73号平成26年度愛荘町介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについて反対を表明します。
平成25年厚労省は通常国会で介護保険法を改悪し、徹底した介護給付の削減と容赦ない負担強化を行いました。要支援の高齢者への訪問介護と通所介護を介護保険のサービスから外し地域支援事業に移行する、特養ホーム入所要件を要介護3以上にする、年間所得が160万円以上で同一世帯の第1号被保険者の年間所得+その他の合計所得金額の合計が単身で280万円以上、2人以上の世帯で346万円以上の高齢者の利用料の負担の自己負担割合を2割に引き揚げるなどの内容があります。
平成26年度中に平成27年度からの第6期高齢者保健福祉計画および第6期介護保険事業計画の策定が行われ、国の制度変更がその中に反映されています。介護保険料の公費5割、保険料5割の現在の介護保険の財政的枠組みは高齢者の負担できない高額な保険料を招くことになり、限界を超えています。
これを打開する方法は公費5割の制約を取り払い、必要な公費を導入する以外にはありません。ところが、政府は公費負担の拡大は否定し、介護保険料の上昇を抑えるために介護サービスの切り捨てと利用者負担増による給付のカットによって介護保険制度の持続可能性を確保しようとしています。
以上、高齢者に多大な負担を押し付け、必要な介護を保障しない国の姿勢を批判して反対討論といたします。

議長(森 隆一森君)

ほかに討論ありませんか。3番、伊谷君。

3番(伊谷 正昭君)

3番、伊谷 正昭です。平成26年度愛荘町介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定に賛成をする立場から討論を行います。
高齢者の介護を社会全体で支える制度としてスタートした介護保険は制度開始から15年が経過をし、介護サービスの利用者も増え、制度も定着をしてまいりました。
平成26年度の介護事業については、介護認定審査、介護保険給付事業のほか、地域包括支援センターを中心に高齢者の総合的相談支援や介護予防事業を実施されました。特に介護予防事業として運動教室や認知症の予防の脳の健康教室を積極的に展開し、多くの高齢者の参加を得たことは大変評価できるものと考えます。
また、増加する認知症の人に適切に対応できる職員の育成に取り組むなど、高齢者が住み慣れた地域で尊厳ある、その人らしい暮らしが継続できるような事業の施行に努められています。
このような状況の中で、26年度は先の第5期介護保険事業計画を評価し、団塊の世代が75歳以上になる2025年を視野に入れながら一人ひとりに目が行き届く地域包括ケアシステムの強化をめざし、第6期介護保険事業計画を策定をされ、適正な介護保険料の算定に努められました。介護保険料徴収においても、相互の観点から住民負担の公平性を確保するために制度の周知や納付相談に努められています。
今後も適正な介護給付の執行に努められることを要望し、本決算の認定について賛成をするものであります。
議員各位におかれましても、本決算のご賛同をお願い申し上げまして、討論を終わります。

議長(森 隆一君)

ほかに討論はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

これで討論を終わります。
これより、議案第73号を採決します。本案に対する教育民生常任委員会は報告のとおり可決であります。委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(森 隆一君)

起立多数です。よって、議案第73号平成26年度愛荘町介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについては原案のとおり可決されました。
日程第7、議案第74号平成26年度愛荘町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについては、総務産業建設常任委員会に付託し、審査が行われた報告書が提出されていますから、総務産業建設常任委員会の審査報告を求めます。総務産業建設常任委員会、竹中委員長。

〔総務産業建設常任委員長竹中 秀夫君登壇〕

総務産業建設常任委員長(竹中 秀夫君)

総務産業建設常任委員会、委員長報告を行います。

平成27年9月25日
愛荘町議会議長森 隆一様
愛荘町総務産業建設常任委員会委員長竹中 秀夫

本委員会に付託された事件は、審査の結果、次のとおり決定したので、愛荘町議会会議規則第77条の規定により報告いたします。

  1. 審査結果 議案第74号平成26年度愛荘町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについてを原案可決。
  2. 審査経過 9月10日に総務産業建設常任委員6名が慎重に審査しました。質疑の主なものは、受益者分担金・負担金および使用料の滞納整理の対応についての審査が行われました。討論を経て、採決の結果、起立全員で議案第74号は可決するものと決しました。

以上で委員長報告を終わります。

議長(森 隆一君)

以上で委員長報告を終わります。
これより、議案第74号について、委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

質疑なしと認めます。
これで質疑を終わり、討論に入ります。はじめに反対討論はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

討論なしと認めます。
これより、議案第74号を採決します。本案に対する総務産業建設常任委員会は報告のとおり可決であります。委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(森 隆一君)

起立全員であります。よって、議案第74号平成26年度愛荘町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについては原案のとおり可決されました。

議長(森 隆一君)

暫時休憩いたします。

休憩午前11時18分
再開午前11時20分

議長(森 隆一君)

休憩前に引き続き会議を開きます。

議長(森 隆一君)

お諮りします。ただいま同意3件、議案4件が提出されました。これを日程に追加し直ちに議題にしたいと思いますが、これにご異議はございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

異議なしと認めます。よって、同意3件、議案4件を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定しました。

同意第7号から同意第9号の上程、説明、採決

議長(森 隆一君)

追加日程第1、同意第7号愛荘町職員懲戒審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてから追加日程第3、同意第9号愛荘町職員懲戒審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてまでを一括議題とします。
本案について提案理由の説明を求めます。町長。

〔町長 宇野 一雄君登壇〕

町長(宇野 一雄君)

それでは、追加案件としてお願いをいたしております愛荘町職員懲戒審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてを説明を申し上げます。
懲戒審査委員会につきましては、地方自治法施行規則第17条第5項の規定に基づき委員は町村の職員のうちから1人、および学識経験を有するもののうちから2人を、町村長において議会の同意を得て命じると定まっており、委員の任期は2年でございます。
現委員につきましては、平成27年9月10日を持って任期満了を迎えましたことから次期委員3人につきまして議会の同意をお願いするものでございます。同意第7号から同意第9号までを一括でご説明を申し上げます。
まず、追加議案書1ページをお願いいたします。同意第7号でございますが、滋賀県彦根市馬場1丁目1番1号大和田(おおわだ) 敢(かん)太(た)氏に学識経験を有するものとしてお願いをするものでございます。昭和24年11月24日生まれで65歳でございます。
大和田 敢太氏におかれましては滋賀大学の特任教授を拝命されており、識見豊かで4期目を迎えますが、適任者と考えておりますので、選任同意をお願いするものでございます。
追加議案書2ページをお願いいたします。同意第8号でございますが、滋賀県彦根市佐和町3番15号生駒(いこま) 英司(えいじ)氏に学識経験を有するものとしてお願いをするものでございまして、昭和32年2月20日生まれで、58歳でございます。
生駒 英司氏におかれましては弁護士でございまして、4期目を迎えますが、適任者と考えておりますので、選任同意をお願いするものでございます。
追加議案書3ページをお願いいたします。同意第9号でございますが、滋賀県東近江市種町877番地藤野(ふじの) 智(ち)誠(じょう)氏、教育長でございますが、お願いをするものでございまして、昭和21年1月3日生まれで69歳でございます。藤野 智誠氏におかれましては昭和26年3月13日付け自治省により、教育長は一般職に属する地方公務員との通知が出ており、職員代表としてお願いするものでございまして、教育長就任後、当該委員をお願いいたしており適任者と考えておりますので、選任同意をお願いするものでございます。以上、同意7号から同意第9号まで一括ご説明申し上げました。よろしくご審議賜り、同意いただきますようお願いを申し上げます。

議長(森 隆一君)

お諮りします。人事案件については質疑、討論を省略しますが、異議はありませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

異議なしと認めます。よって、人事案件については質疑、討論を省略します。
これより同意第7号を採決します。本案はこれに同意することに賛成の諸君の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(森 隆一君)

全員賛成であります。よって、同意第7号愛荘町職員懲戒審査委員会委員の選任につき同意を求めることについては、これに同意することに決定しました。
次に、同意第8号を採決します。本案はこれに同意することに賛成の諸君の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(森 隆一君)

全員賛成であります。よって、同意第8号愛荘町職員懲戒審査委員会委員の選任につき同意を求めることについては、これに同意することに決定しました。
ここで、教育長、藤野 智誠が議場にいらっしゃいます。退場を願います。

〔教育長 藤野 智誠君、退場〕

議長(森 隆一君)

次に、同意第9号を採決します。本案はこれに同意することに賛成の諸君の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(森 隆一君)

全員賛成であります。よって、同意第9号愛荘町職員懲戒審査委員会委員の選任につき同意を求めることについては、これに同意することに決定しました。

〔教育長 藤野 智誠君、入場〕

議案第76号の上程、説明、採決

議長(森 隆一君)

追加日程第4、議案第76号人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題とします。
本案について提案理由の説明を求めます。町長。

〔町長 宇野 一雄君登壇〕

町長(宇野 一雄洋君)

それでは、追加議案書4ページをお願いをいたします。追加議案としてお願いをいたしております議案第76号人権擁護委員の推薦につき意見を求めることにつきましてご説明を申し上げます。
人権擁護委員につきましては、人権擁護委員法第6条の規定に基づき秦荘地域3名、愛知川地域3名の合計6名の方が法務大臣から委嘱を受けご尽力いただいております。人権擁護委員の候補者の推薦につきましては、同法第3項において市町村長は当該市町村の議会の議員の選挙権を有する住民で、その市町村の議会の意見を聞き、人権擁護委員の候補者を推薦しなければならないと定められており、委員の任期は3年と定まっております。
現委員でございます辻野 逸司(つじの いつし)氏が本年12月31日の任期満了をもって退任されることになりまして、後任委員として福田(ふくだ) 俊男(としお)氏をお願いしようとするもので、任期は平成28年1月1日から平成30年12月31日までの3年間でございます。
辻野 逸司氏におかれましては、2期6年に渡り人権擁護委員としてご尽力いただきまして、長年のご労苦に対しまして感謝申し上げますとともに厚くお礼を申し上げる次第でございます。
後任としてお願い申し上げます人権擁護委員は福田 俊男氏でございまして、愛荘町長野572番地にお住まいで、昭和28年3月1日生まれの62歳でございます。福田 俊男氏は旧愛知川町役場合併後の愛荘町役場に勤務され、平成25年3月31日に退職されました。役場在職中は福祉部門はもとより、総務部門など幅広く経験されており、退職後は社会福祉協議会に勤務され、人格識見高く広く社会の実情に通じ、人権擁護に理解があるとともに、人権問題に精通されていることから、熱意をもって積極的に活動いただけるものと考えており、今回1期目の新任委員として推薦いたしたく意見を求めるものでございます。
よろしくご審議いただきますようお願いを申し上げます。

議長(森 隆一君)

お諮りします。人事案件については質疑、討論を省略しますが、ご異議ありませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

異議なしと認めます。よって、人事案件については質疑、討論を省略します。
ただいま説明のありました人権擁護委員の候補者として福田 俊男氏を推薦することについて適任者であると認めることにご異議はありませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

異議なしと認めます。よって、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、福田 俊男氏は適任者であると町長に回答することに決定しました。

議案第77号の上程、説明、質疑、討論、採決

議長(森 隆一君)

追加日程第5、議案第77号契約の締結につき議決を求めることについてを議題にします。
本案について提案理由の説明を求めます。産業建設部長。

〔産業建設部長 北川 元洋君登壇〕

産業建設部長(北川 元洋君)

それでは、議案第77号契約の締結につき議決を求めることについてをご説明させていただきます。
次のように請負契約を締結するにつき、地方自治法第96条第1項第5号ならびに愛荘町議会の議決に付すべき契約および財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により、議決を求めるものでございます。

  1. 契約の目的
    平成27年度工事第11号
    愛知川東面整備(長野第四工区)工事
  2. 契約の方法
    一般競争入札
  3. 契約金額
    8,532万円
  4. 契約の相手方住所
    滋賀県愛知郡愛荘町石橋43番地5
    氏名 竹秀建設株式会社 代表取締役 珠久 昌昭

でございます。よろしくお願いいたします。

議長(森 隆一君)

これより質疑に入ります。質疑はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

質疑なしと認めます。
これで質疑を終わり討論に入ります。はじめに反対討論はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

ほかに討論はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

討論なしと認めます。
これより、議案第77号を採決します。本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(森 隆一君)

起立全員であります。よって、追加日程第5、議案第77号契約の締結につき議決を求めることについては、原案のとおり可決されました。

議案第78号の上程、説明、質疑、討論、採決

議長(森 隆一君)

追加日程第6、議案第78号契約の締結につき議決を求めることについてを議題にします。
本案について提案理由の説明を求めます。産業建設部長。

〔産業建設部長 北川 元洋君登壇〕

産業建設部長(北川 元洋君)

議案第78号契約の締結につき議決を求めることについてをご説明させていただきます。
次のように請負契約を締結することにつき、地方自治法第96条第1項第5号ならびに愛荘町議会の議決に付すべき契約および財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により、議決を求めるものでございます。

  1. 契約の目的
    平成27年度工事第17号
    普通河川追寺川改修工事(第一工区)
  2. 契約の方法
    一般競争入札
  3. 契約金額
    5,346万円
  4. 契約の相手方住所
    滋賀県愛知郡愛荘町香之庄1319番地2
    氏名 吉岡組 代表者 吉岡 武男

でございます。よろしくお願いいたします。

議長(森 隆一君)

これより質疑に入ります。質疑はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

質疑なしと認めます。
これで質疑を終わり討論に入ります。はじめに反対討論はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

ほかに討論はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

討論なしと認めます。
これより、議案第78号を採決します。本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(森 隆一君)

起立全員であります。よって、追加日程第6、議案第78号契約の締結につき議決を求めることについては、原案のとおり可決されました。

議案第79号の上程、説明、質疑、討論、採決

議長(森 隆一君)

追加日程第7、議案第79号平成27年度愛荘町一般会計補正予算(第6号)を議題とします。
本案について提案理由の説明を求めます。総務部長。

〔総務部長 中村 治史君登壇〕

総務部長(中村 治史君)

それでは、議案第79号をご説明させていただきます。別冊補正予算書の1ページをお開きいただきたいと思います。
平成27年度愛荘町一般会計補正予算(第6号)は、次に定めるところによる。
債務負担行為の補正第1条債務負担行為は「第1表債務負担行為」による。
2ページをお願いいたします。第1表債務負担行為として愛荘町立つくし保育園給食調理業務委託料を平成28年度から平成30年度までの期間で4,050万円を債務負担行為としてお願いするものです。
以上、補正予算の説明とさせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

議長(森 隆一君)

これより質疑に入ります。質疑はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。はじめに反対討論はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

ほかに討論はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

討論なしと認めます。
これより、議案第79号を採決します。本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(森 隆一君)

起立全員であります。よって、追加日程第7、議案第79号平成27年度愛荘町一般会計補正予算(第6号)については、原案のとおり可決されました。

議長(森 隆一君)

ここで暫時休憩をいたします。

休憩午前11時37分
再開午前11時38分

議長(森 隆一君)

休憩前に引き続き会議を開きます。

議長(森 隆一君)

お諮りします。ただいま請願1件、報告1件、議定2件が提出されました。これを日程に追加し、直ちに議題としたいと思いますが、ご異議はありませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

異議なしと認めます。よって、請願1件、報告1件、議定2件を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定しました。

請願第3号の上程、説明、質疑、討論、採決

議長(森 隆一君)

追加日程第1、請願第3号国に対し所得税法第56条の廃止を求める意見書の提出を求める請願についてを議題とします。
お諮りします。請願第3号については、会議規則第92条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしますが、ご異議はありませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

異議なしと認めます。よって、請願第3号は委員会付託を省略することに決定しました。
本案について、紹介議員の説明を求めます。13番、辰己 保君。

〔13番辰己 保君登壇〕

13番(辰己 保君)

13番、辰己。請願を紹介議員として紹介を行います。
追加日程第1、請願第3号国に対し所得税法第56条の廃止を求める意見書の提出を求める請願をご提案申し上げます。

国に対し所得税法第56条の廃止を求める意見書の提出を求める請願書

愛荘町議会議長 森 隆一様

請願者
団体名 湖東民主商工会婦人部
代表者 部長森岡 とし子
住所 近江八幡市新古川町1500-46
紹介議員 辰己 保
瀧 すみ江

請願趣旨私たち中小業者は地域経済を底辺から支え、地域の安全、伝統文化の継承、コミュニティづくりに貢献しています。しかし、事業主とともに働き、営業を支える家族従業者の働き分は所得税法第56条、配偶者とその家族が事業に従事した時、対価の支払いは必要経費に算入しない(条文趣旨)により、必要経費として認められていません。
配偶者が年86万円、それ以外の親族は年50万円が控除されるだけで、最低賃金にも満たない額です。そのことが低単価、低賃金、低い年金など劣悪な社会保障の要因ともなっており、後継者不足にもつながっています。
第57条で一定の記帳義務を条件に、税務署から青色申告の承認を得た場合のみ、必要経費に算入することができますが、これは税務署長の判断でいつでも一方的に取り消すことのできる特例条項にすぎません。56条制定時から60年以上が経過した現在、会計知識の向上、パソコン会計の普及などで青色申告と白色申告との間に実質的な差異はなくなっており、2014年1月にすべての事業者に記帳が義務付けられたことで、記帳義務強化のための差別条項である56条存立の根拠も既になくなっています。
世界の主要国では青色、白色の区別なく、家族従業者の給料を経費とするのは当然のことであり、日本の56条は国連女性差別撤廃委員会でも、問題だと指摘されました。
全国では約400自治体が働き分を認めない所得税法第56条は人権侵害だとして、国に意見書をあげています。愛荘町でも一刻も早く56条廃止を求める意見書を国に提出していただきますようよろしくお願い申し上げます。
以上の趣旨から下記事項について要請いたします。
請願項目1、所得税法第56条の廃止を求める意見書を政府に提出していただくこと。
以上、請願趣旨等、項目を朗読させていただきました。
請願趣旨にも記しているように、56条が60年経過した状況においても、配偶者また家族そのものの働き分を認めていない。では57条も同じことで、残念ながら戦前の家父長制度そのものを残しているというのも57条です。ですから、56条を廃止することによって57条の条文整理が行われます。
今、自民党の特別部会でも夫婦控除というものまで議論がなされています。そうしたことから鑑みれば、配偶者および家族の控除できないという条項が根拠がなくなってきているということの表れ、また歴史的流れからも自民党の特別部会でもそういう議論がなされているということを十分お含みいただいて、審議をお願い申し上げて提案とさせていただきます。

議長(森 隆一君)

これより質疑に入ります。質疑はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。はじめに反対討論はありませんか。4番、高橋君。

4番(高橋 正夫君)

4番、高橋 正夫です。私は所得税法第56条の廃止を求める意見書の提出を求める請願については、反対の討論をいたします。
まず、この問題では国によって長い間議論されているということは皆さんもご承知のことだと思います。その中で私も自分なりに勉強をさせていただきました。ネット上での多くの論文であるとか、また税法にたけておられる方のご意見なんかも参考にさせていただきますと、所得税法第56条を考える時、西暦1887年(明治20年)所得300円以上が課税対象となる名誉税とも称された所得税法が施行され、昭和24年のシャープ勧告により世帯単位での合算課税から、個人単位課税方式に移行され、恣意的な税負担の軽減を防ぐことを目的として第56条が施行されました。これは56条の成り立ちでございます。
現代社会において第56条だけを考える時に、正当な労働に対する対価(給料)でございますけれども、この経費算入は認められていないという点については法の不備を感じますが、反対理由の要点の1つ、所得の正しい把握と納税者間の不公平の確保、2つ目、事業の生成発展の計数管理は不可欠であること。3つ目、恣意的な租税回避行為の防止には現在でも重要なことです。
労働対価のみを考えるとき、所得税法57条、青色申告制度により事業所得の計算上、必要経費に算入が認められており、所得税法第57条を用いることにより解消できると考えます。また、記帳の義務化におきましても記帳は当然であると考えます。記帳が事業主の立場から考えると、各帳簿が税務調査の際に必要とか、提示しなければならないものと考えがちですが、自分自身の事業の裏付けとして不可欠なものであると考えます。
さらには、平成18年の最高裁で所得税法第56条の規定は憲法第14条1項に違反しないとされたところでございます。結論的に所得税法第57条にて、ほぼ空文化されたと言われる。単に白色申告を選択されている事業者と生計を一にして親族に対して支払われる労働対価の損金算入の違法性のみで第56条の廃止を求めるのではなく、青色申告制の存続の必要性の有無、個人の事業所得に対する課税方法に多くの問題が提起されており、56条と57条の整合性をはじめとして広く議論されていくべきだと考えます。
我が国の申告は自主申告制度であり、申告される側にも申告の根拠となる帳簿等の整理をはじめ、申告制度の正しい理解と雇用の導入が必要と考えます。
以上のことから、所得税法第56条の廃止を求める意見書の提出を求める請願につきましては反対討論といたします。よろしくお願いします。

議長(森 隆一君)

ほかに討論はありませんか。11番、瀧 すみ江君。

11番(瀧 すみ江君)

11番、瀧 すみ江、賛成討論を行います。
請願第3号国に対し所得税法第56条の廃止を求める意見書の提出を求める請願に対し賛成を表明します。
家族経営の多くは事業主と配偶者、その家族の働きによって人間味あふれ、地域社会を豊かに支えています。こうした配偶者や子どもたちの働き分を税制上、必要経費と認めない所得税法第56条は家族経営に対する差別と偏見に基づくものです。
所得税法第56条が必要な理由に、企業と家計が十分に分離されていないことが言われます。しかし、同じ個人事業であっても青色申告を選択した場合には、給料を必要経費とすることを認めています。
特典により格差を設けた課税当局の狙いは申告納税制度のもとで帳簿書類を基礎とした正確な申告を徹底させることにありました。2014年1月からはすべての事業者に記帳が義務付けられています。課税当局が正確な申告の徹底が必要という立場から、白色申告と青色申告に格差を設けて、白色申告者に家族の働き分を必要経費として認めない差別を続ける理由はなくなっています。
また、日本には国際的にも大きな男女格差があります。男女平等の度合いを示すランキングで日本は世界142ヵ国のうち104位で、先進国で目立って低い順位です。所得税法第56条が必要な理由に、親族に給与を支払う慣行がないことが指摘されていますが、家族一人ひとりの豊かな生活を保障する立場で、働き分に給与を求めることは自然な考え方です。所得税法第56条は税制のうえで男女格差を助長するものです。
以上の理由から所得税法第56条は廃止すべきことを訴えます。皆さんのご賛同をよろしくお願いしまして賛成討論といたします。

議長(森 隆一君)

ほかに討論はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

これで討論を終わります。
これより、追加日程第1、請願第3号を採決します。本案は原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(森 隆一君)

起立多数です。よって、追加日程第1、請願第3号国に対し所得税法第56条の廃止を求める意見書の提出を求める請願は、採択することに決定しました。

議長(森 隆一君)

ここで暫時休憩をいたします。再開を1時にいたします。

休憩午前11時54分
再開午後1時00分

議長(森 隆一君)

休憩前に引き続き会議を開きます。
ここで暫時休憩をいたします。このあと、すぐに議運を開きまして全員協議会を開きたいと思います。よろしくお願いします。

休憩午後1時01分
再開午後1時10分

議長(森 隆一君)

休憩前に引き続き会議を開きます。

議長(森 隆一君)

お諮りします。ただいま意見書1件が提出されました。これを日程に追加し、直ちに議題にしたいと思いますが、これにご異議はありませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

異議なしと認めます。よって、意見書1件を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定しました。

意見書第3号の上程、説明、質疑、討論、採決

議長(森 隆一君)

追加日程第1意見書第3号国に対し所得税法第56条の廃止を求める意見書についてを議題にします。
本案について提案理由の説明を求めます。13番、辰己君。

〔13番辰己 保君登壇〕

13番(辰己 保君)

意見書の提案させていただきます。
お配りさせていただいている1枚をめくっていただきまして、朗読をもって代えさせていただきます。

意見書第3号

平成27年9月25日
愛荘町議会議長森 隆一様

所得税法第56条の廃止を求める意見書

上記の議案を、愛荘町議会会議規則第14条の規定により提出する。

提出者 愛荘町議会議員 辰己 保
賛成者 愛荘町議会議員 上林 村治
賛成者 同 西澤 桂一
賛成者 同 外川 善正
賛成者 同 徳田 文治
賛成者 同 小杉 和子
賛成者 同 吉岡 ゑミ子
賛成者 同 瀧 すみ江

裏面になります。

所得税法第56条の廃止を求める意見書

業者婦人は、女性事業主や家族従業者(共同経営者)として、営業に携わりながら、資金繰りや記帳・家事・育児・介護・地域活動と必死で働き、暮らしと営業を支えている。しかし、どんなに働いても税法上、事業主1人の収入とされ、家族従業者はその働き分が認められていない。
「配偶者とその他の親族が事業に従事した時、対価の支払いは必要経費に算入しない」とする所得税法第56条があるからである。57条で白色申告者の配偶者86万円、家族50万円を限度に所得控除は認められているが、これは時間給にして、それぞれ358円と208円という最低賃金よりはるかに低い金額にしかならず、そのために休業保障もなく融資が受けられない、下請け単価が低く抑えるれるなど、不利益を被っている。
ドイツ、フランス、アメリカなど世界の主要国では、青色、白色といった区別はなく、当然のこととして自家労賃を必要経費として認めている中、大きな見直しを求める声も出ている。税法上も民法、労働法や社会保障上でも、家族従業員の人権保障の基礎をつくるために、所得税法第56条の廃止を求めるものである。
以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。

平成27年9月25日

滋賀県愛荘町議会
内閣総理大臣
財務大臣
法務大臣様

以上、どうか適切なご審議でよろしくお願い申し上げます。

議長(森 隆一君)

これより質疑に入ります。質疑はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。はじめに反対討論はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

ほかに討論はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

討論なしと認めます。
これより、意見書第3号を採決します。本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(森 隆一君)

座ってください。起立多数です。よって、追加日程第1、意見書第3号国に対し所得税法第56条の廃止を求める意見書については、原案のとおりに可決されました。

報告第5号の上程、説明、質疑

議長(森 隆一君)

追加日程第2、報告第5号議会改革条例検証特別委員会の報告についてを議題にします。
本案について議会改革条例検証特別委員会委員長の報告を求めます。5番、外川君。

〔議会改革条例検証特別委員長 外川 善正君登壇〕

議会改革条例検証特別委員長(外川 善正君)

ただいまから議会改革条例検証特別委員会から報告いたします。

平成27年9月25日

愛荘町議会議長 森 隆一様
議会改革条例検証特別委員会
委員長 外川 善正

議会改革条例検証特別委員会の報告について

平成26年3月23日に設置された議会改革条例検証特別委員会の調査・研究が終了しましたので、愛荘町議会会議規則第77条の規定により報告いたします。
はじめに、この議会改革条例検証特別委員会(以下、検証特別委員会と称する)は、平成26年1月29日に制定され、平成26年3月議会より適用された議会改革条例の目的である議会の政策立案機能を高め、議会および議員の活動の活性化と充実に必要な議会運営の理念と改革事項を定めた各章および各条項の内容に対して、適用後、概ね1ヵ年の期間の中で、議会の運営ならびに活動の現状を把握し、検証することを目的としたものであり、平成27年3月23日に全議員の賛同により設置したものである。
検証の方法については、検証特別委員会より、すべての議員を対象に、議会改革条例の「議会の責務」から「議会広報の充実」の各条項ごとの実施状況と意見の聞き取りを行ったアンケートをもとにして、議員の議会活動や委員会などにおける運営状況、組織の体制などを含めた議会を取り巻く環境を対象に、議会改革条例との差異を掘り起し、要因を見つけ、改善に向けた提案を行うものである。
まず、議会の責務においては、条例や規則が一部遵守していないところが見受けられた。
また、議長主導による議会運営が議会改革条例の適用直後においては、一時期スムーズに展開されないことがあり、これらについては個々の議員の現在までの議会運営に携わった経験と新たな議会改革条例に記した内容とのギャップによる混乱が生じたものであり、それぞれの議員が就いたポジションの責務については条例や規則などを十分認識し、円滑な運用に努めることが重要である。
議会は町民の代表であり、議決機関であることから、行政執行が適正・公正かつ効率的になされているか監視・評価を行うものであるが、一部意見を反映させる場が持てていないこともあり、委員会付託にするまでには全議員を対象とした意見を反映させることができる仕組みを検討する必要がある。
このような議会としてあるべき姿を構築するには、議会運営だけに焦点を当てるだけでなく、課題や問題点に真正面から立ち向かうことが必要であり、議員としての資質の向上を図ることが必要である。
また、役職に就いた議員は、あらゆる面においてリーダーシップが大きな要素を占めるものであり、その指導力が議会や委員会の運営を左右する大きな要因となる。
社会全般をはじめとし、すべての機関等の役職においては、各々に決められた権限が定めてあり、その決め事により、当該の組織が稼働していくものであり、議会もそうであるように統制のとれた中で進めていき、それぞれの立場を尊重しつつ議論を行い、本町が発展していく活動が最も重要である。
次に、委員会活動においては、開かれた議会や透明性を確保した運営を展開していくことから、今回「すべて委員会は原則公開とする」ことを明記し、新たな一歩を踏み出したが、実績としては1年間を通じて僅かな人数の傍聴のみの実態であった。
このことは開催する委員会の議題やその時点における社会的要素を含んだ協議事項などの検討内容を、町民に対して事前に周知できなかったことが大きな要因であったと反省するところである。町民と議会との間を短くすることが開かれた議会の展開につながることから、議題等の事前周知については早急に取り組むことが必要である。
特に委員会活動においては、行政の監視・評価など議会を構築する基盤に位置するものであり、具体的な課題についても議論し、委員会として提案することが必要である。
従来の委員会活動は自ら課題に取り組んでいくことは少なく、一定の決められた議題などについて協議を行ってきたが、本条例が制定されてからは社会的情勢につながる課題などを抽出し、該当する施設などの視察を行い、運営内容などの調査研究を行うところまでの活動は実施できたが、提案までは至らなかった。
このことは前述で触れたとおり、当該の委員会のリーダーシップによるものであり、一定の成果はあったと見受けられた。しかし、更なる活動の展開を図っていくためにはリーダーとなるものは当該委員会の職責に専念し、委員会を構成する議員の活動に対して指導と支援を行っていくことが重要である。
各々の議員においても打って出る姿勢が必要である。短期で終結する事件、また反対に複数年にわたり議論・検討すべき事件など、多様な案件の中で、議会活動を推進させていくには、多くの役職においても単年度で終ることなく、議会の中において連携を図り、推進していくことが重要である。
併せて、議会活動を充実させていく段階において、1議会人としての意見は行っているものの、議会として広く町民との意見交換を行っていないことから、政策立案に反映させることが十分実施できていない。また、これらの要素が議会と町民の距離が縮まらない要因でもあり、テーマをもって意見を交換を図るなど前向きな対応が必要である。
次に、細部に特化した検証では、議員の質問において実施する形に若干の異なる部分が見受けられることから、一問一答、一括方式において、それぞれの課題を抽出し、検討することが必要である。また、質問に対しての明確な答弁、答弁に対する再質問の流れは、町民にとってわかりやすい形での進行が必要であり、即答できない場合において検討するなどの表現が多々見受けられることから、継続して追及していく姿勢が求められる。
議会の運営については、本町を取り巻く市町で構成する広域行政組合議会が存在し、当議会より関連の組合議会に議員派遣を行い、各種の課題や要望事項等を協議しているが、その実施状況についての報告が本会議、全員協議会とも行われていない現状であることから、早急に善処することが必要である。
これまでに述べてきた事項については、検証した中における一部であり、別紙1には条項に対しての調査状況・要因と、議員からの意見および改革に向けての提案内容が記してあります。
また、別紙2においては他の市町の運営状況の調査内容が記載されてあり、これらの調査・研究事項および懸案事項については、平成28年度からの実施に向けて早急にお願いするものであります。
なお、検証特別委員会は6名の議員で構成され、今日まで17回の委員会の開催と他の市町への調査を2回実施したことを申し添え、これをもって議会改革条例検証特別委員会の報告といたします。

議会改革条例検証特別委員会
委員長 外川 善正

以上です。

議長(森 隆一君)

これより、質疑に入ります。質疑はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

質疑なしと認めます。
これで報告第5号を終わります。

議堤第5号の上程、説明、質疑、討論、採決

議長(森 隆一君)

追加日程第3、議提第5号愛荘町議会会議規則の一部を改正する規則についてを議題にします。
本案について提案理由の説明を求めます。12番、竹中 秀夫君。

〔12番竹中 秀夫君登壇〕

12番(竹中 秀夫君)

議提第5号愛荘町議会会議規則の一部を改正する規則についてご説明をいたします。議案書8ページでございます。
議堤第5号

愛荘町議会会議規則の一部を改正する規則

上記の議案を、愛荘町議会会議規則第14条の規定により提出する。

平成27年9月25日

提出者 愛荘町議会議員 竹中 秀夫
賛成者 愛荘町議会議員 高橋 正夫
賛成者 同 小杉 和子
賛成者 同 伊谷 正昭
賛成者 同 辰己 保
愛荘町議会議長 森 隆一様

改正の理由でございますが、別冊説明資料7ページのとおり、近年の男女共同参画の状況を鑑み、地方議会においても男女共同参画を考慮した議会活動を促進するため、標準町村議会会議規則が改正され、女性議員が出産を理由に欠席できるよう規定が明記されたことに伴い、所要の改正を行うものでございます。
改正の要旨は第2条の第2項として、議員が出産のため出席できない時は、日数を定めて、あらかじめ議長に欠席届を提出することができるという1項を追加するものです。付則として、この規則は公布の日から施行するものでございます。
慎重なご審議を賜りご賛同くださいますようお願い申し上げます。

議長(森 隆一君)

これより質疑に入ります。質疑はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。はじめに反対討論はありませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

討論なしと認めます。
これより、議堤第5号を採決します。本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(森 隆一君)

座ってください。全員賛成であります。よって、議堤第5号愛荘町議会会議規則の一部を改正する規則は、原案のとおり可決することに決定しました。

議堤第6号の上程、説明、採決

議長(森 隆一君)

追加日程第4、議提第6号議員派遣についてを議題にします。
会議規則第127条の規定により、お手元に配付しました議案のとおり、議員派遣することにご異議はございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(森 隆一君)

異議なしと認めます。よって、追加日程第4、議提第6号議員派遣については、お手元に配付しました議案のとおり、議員を派遣することに決定しました。

閉会の宣告

議長(森 隆一君)

これで、本定例会に付された日程はすべて終了しましたので、会議を閉じます。
町長、あいさつ。

町長あいさつ

町長(宇野 一雄君)

今議会の閉会にあたりまして、一言御礼を申し上げます。
今議会で提案させていただきました案件は、追加案件を含めまして報告案件1件、愛荘町職員懲戒審査委員会委員および人権擁護委員の人事案件4件、条例の一部を改正する条例案件5件、契約の締結につき議決を求める案件3件、平成27年度一般会計および各特別会計の補正予算案件4件、平成26年度愛荘町一般会計歳入歳出決算および各特別会計歳入歳出決算案件7件につきまして、慎重審議のうえ、すべての案件につきまして同意および可決いただき誠にありがとうございました。
さて、本年は太平洋の海水温度が高く台風の発生が多いと言われ、既に21号が発生いたしております。この台風21号は現在フィリピンの東にありまして、北北西にゆっくりと大陸に向かうと予想されており、近畿地方への直接への影響はないようでございますが、秋雨前線が刺激されることにより、大雨の恐れがあり警戒が必要とされております。
また過日は台風18号が本県を直接通過するといった予想で警戒感を強めておりましたが、幸いにも台風圏域の西側に入ったものの、さほど影響もなく通過し、安堵しているところでございます。しかしながら、台風18号とその後に変わった温帯低気圧、また同時期に台風17号からの湿った空気も入り、ぶつかり合った空気が上昇気流となり、激しい雨をもたらす積乱雲が発生するなど不穏気象要因によって雨の降る区域が国内に広がる線上降水帯が生じたことにより、関東・東北地方で記録的な大雨となりました。
このことにより茨城県、栃木県、宮城県に特別大雨警報が発令されるなど、想像を絶する豪雨となり、国内でも最も広い流域面積の利根川水系で大規模な水害を引き起こしました。特に鬼怒川につきましては、南北に続いた豪雨の降雨帯が流域に重なったことから一気に増水し、水が堤防を越える越水や堤防決壊につながったと言われております。このため、茨城県常総市で死者、家屋の倒壊や浸水など、甚大な被害が発生いたしました。
お亡くなりになられました方々のご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆さまには心からお悔やみを申し上げます。また家屋の損壊や浸水、その他の被害に遭われた多くの方々に対しましても心からお見舞いを申し上げます。
昨年8月には広島北部で未明に発生いたしました豪雨により、大規模な土石流や土砂崩れが多数発生し、多くの方々が犠牲となっておられます。多くの建物の全半壊の被害が出ており、大きな災害が発生するたびに想定外といった言葉がよく聞かれますが、改めて自然の猛威を見せられた気がいたします。
本町におきましても、台風はもとより、気圧配置や積乱雲の発生、ゲリラ豪雨などの自然災害はいつ発生するかわかりません。今後とも発生が予測されます自然災害に備え、防災・減災対策の徹底を行いますとともに、有事の際には職員一丸となって対応するなど、町民の生命と財産を守るという町に課せられました最も重要な使命を意識しながら万全の体制で取り組み、町民全員皆さまが安全で安心して生活していただける対策を講じてまいることといたします。
今議会に賜りました貴重なご意見やご提案踏まえ、職員ともども誠心誠意、これらの事務執行にあたってまいりたいと考えております。今後とも変わらぬご指導・ご鞭撻をいただきますようお願いを申し上げます。
最後に9月議会閉会にあたり、議員各位におかれましては、今はすごしやすい秋の季節ではございますが、今後日増しに寒さが厳しくなり風邪などをひきやすい季節となります。お身体には十分ご自愛いただき、ご健勝でご活躍いただきますことをご祈念申し上げまして、お礼の言葉とさせていただきます。ありがとうございました。

議長(森 隆一君)

これをもって、平成27年9月愛荘町議会定例会を閉会します。
大変ご苦労さまでした。

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