平成29年12月定例会1日目(平成29年12月01日) 議事録
平成29年12月愛荘町議会定例会
議会日程
開会:午前9時00分 延会:午前9時51分
日程 | 議案内容 |
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日程第1 | 会議録署名議員の指名 |
日程第2 | 会期の決定 |
日程第3 | 町長提案趣旨説明 |
日程第4 | 一般質問 |
日程第5 | 同意第3号 愛荘町監査委員の選任につき同意を求めることについて |
日程第6 | 同意第4号 愛荘町公平委員会委員の選任につき同意を求めることについて |
日程第7 | 承認第4号 平成29年度愛荘町一般会計補正予算(第4号)の専決処分につき承認を求めることについて |
日程第8 | 承認第5号 平成29年度愛荘町一般会計補正予算(第5号)の専決処分につき承認を求めることについて |
日程第9 | 議案第66号 愛荘町ゆめまちテラスえち条例の制定について |
日程第10 | 議案第67号 愛荘町立福祉センター愛の郷および愛荘町立福祉センターラポール秦荘いきいきセンターならびに愛荘町立福祉センターラポール秦荘はつらつドームの指定管理者の指定につき議決を求めることについて |
日程第11 | 議案第68号 愛荘町立福祉センターラポール秦荘けんこうプールの指定管理者の指定につき議決を求めることについて |
日程第12 | 議案第69号 愛知川小学校区学童保育所の指定管理者の指定につき議決を求めることについて |
日程第13 | 議案第70号 契約の締結につき議決を求めることについて |
日程第14 | 議案第71号 契約の締結につき議決を求めることについて |
日程第15 | 議案第72号 平成29年度愛荘町一般会計補正予算(第6号) |
日程第16 | 議案第73号 平成29年度愛荘町国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号) |
日程第17 | 議案第74号 平成29年度愛荘町後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号) |
日程第18 | 議案第75号 平成29年度愛荘町介護保険事業特別会計補正予算(第2号) |
本日の会議に付した事件
日程第1から日程第3
出席議員(13名)
1番 上林 村治
2番 西澤 桂一
3番 伊谷 正昭
4番 高橋 正夫
5番 徳田 文治
6番 河村 善一
7番 小杉 和子
8番 吉岡 ゑミ子
9番 瀧 すみ江
10番 森 隆一
11番 竹中 秀夫
12番 辰己 保
13番 外川 善正
欠席議員(0名)
なし
議事
開会の宣告
議長(外川 善正君)
皆さん、おはようございます。早朝より大変ご苦労さまです。
この12月定例会は従来の議事の進め方を少し変えております。1点目は、一般質問については第1日目に今まで行っておりましたが、町長の提案趣旨説明などを受けた後に、一般質問書を提出するように変えております。2つ目、諸般の報告の時間をつくりました。各常任委員会等の活動報告を行うこととしました。
これらは今日まで進めてきました議会改革の1つでもあり、一歩ずつではありますが、前に進んでいきたいと思っておりますので、議事がスムーズに進行できるよう、ご理解ご協力のほどよろしくお願いします。座らせていただきます。
ただいまの出席議員は13名で、定足数に達しております。よって、平成29年12月愛荘町議会定例会は成立いたしました。これより開会いたします。
開議の宣告
議長(外川 善正君)
これより本日の会議を開きます。
議事日程の報告
議長(外川 善正君)
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。
会議録署名議員の指名
議長(外川 善正君)
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
今期定例会の会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により、3番伊谷 正昭君、4番高橋 正夫君を指名します。
会期の決定
議長(外川 善正君)
日程第2、会期の決定についてを議題にします。
お諮りします。今期定例会の会期は、本日から12月19日までの19日間にしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
異議なしと認めます。よって、会期は本日から12月19日までの19日間に決定しました。
町長提案趣旨説明
議長(外川 善正君)
日程第3町長の提案趣旨説明を求めます。町長。
〔町長 宇野 一雄君登壇〕
町長(宇野 一雄君)
皆さん、おはようございます。
本日、ここに平成29年12月愛荘町議会定例会をお願いいたしましたところ、議員各位には早朝よりご出席賜り、厚くお礼を申し上げます。平素は、町政各般にわたりまして格別のご支援、ご協力をいただいており、厚くお礼を申し上げます。
さて、本年も残すところひと月となりました。この1年を振り返ってみますといろいろな出来事があり、自然災害の脅威、国内での凶悪事件、諸外国におけるテロ事件、昨年に引き続き高齢者ドライバーによる交通事故等々、話題を欠くことがなかった1年と感じております。
本年1月下旬から2月上旬にかけまして、彦根市から日野町、高島市で33年ぶりの積雪となりまして、この大雪により本町におきましても除雪作業が追いつかず、住民皆さまにご不便などをおかけしたところでございます。
本年度も冬季を迎え、事前に気象情報などを入手しながら、降雪には早めに塩化散布や除雪など雪寒対策に万全の態勢で臨んでまいりたいと思っております。
また、本年7月5日、福岡・大分両県を襲いました九州北部豪雨により、家の流出や土砂の流入等々で多くの方々が亡くなられ、未だ安否不明となられている方を含め、多くの方々が被害を受けられている自然災害が発生いたしました。
一方、本年における本町の災害の状況でございますが、8月7日から9日にかけ本県に接近通過いたしました台風5号におきましては、7月21日の発生から8月18日に温帯低気圧になり、日本海に抜けるまで18日18時間存在するという、これまでに2番目に長い長寿台風となったものでございます。
この台風により永源寺ダム放流の関係で避難所を開設し、避難情報が発令されましたので、ただちに避難住民情報を発令したところでございます。幸いにも大きな災害には至りませんでした。
また、10月21日から23日の深夜にかけ接近いたしました台風21号は、超大型台風で本県への直撃は免れたものの、風雨が強く、町内の一部地域に土砂災害の関係で避難勧告を発令いたしますとともに、一級河川宇曽川や愛知川御幸橋の水位の関係で関係自治会に避難勧告および避難準備情報を発令させていただき、避難所を開設させていただきました。
被害といたしましては、山間部の町道崩壊、一級河川岩倉川の土手の崩壊、道路の冠水、倒木、ため池護岸の一部崩れ、パイプハウスにおけるビニールの剥離など、被害が発生したところでございます。
また、一週間後に台風22号が接近通過いたしまして、台風21号での被害対応ができていないこともあり、被害拡大を懸念いたしておりましたが、大事には至りませんでした。台風21号により発生いたしました被害につきましては、国や県と連携しながら適切に対応してまいります。
また、今新聞報道等で問題となっております神奈川県座間市のアパートで9人の遺体が見つかった事件で、ツイッタ―などのSNSを駆使し、自殺をほのめかした若い女性などを誘い出し、犯行を繰り返すという残忍極まりない事件が発生いたしました。
海外に目を向けますと、多くのテロ事件が発生をいたしております。本年1月にはトルコのイスタンブールにおきまして、イスラム教徒によるナイトクラブ襲撃テロ事件、過激派ですが、5月にはアフガニスタンのカブールにおきましてトラック爆破テロ事件、6月にはパキスタンにおいて爆弾テロ事件、10月にはソマリアにおきましてイスラムの過激派によるテロ事件や、アメリカニューヨークのマンハッタンにおきましてイスラム過激派による自動車突っ込みテロ事件が発生いたしました。
また、11月25日にはエジプトシナイ半島でモスク(イスラム礼拝所)が過激派により襲撃され、305人が犠牲になり128人が負傷されるというテロ事件が発生いたしております。まだまだ世界的には多くのテロ事件などが発生いたしており、本当に恐ろしい世の中になったと思っております。
これら地震や台風、残忍な事件、世界のテロ事件などにより、多くの方々が犠牲になられました。改めて亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、自然災害により被災されました皆さまには心よりお見舞いを申し上げ、早期の復興を願うものでございます。
また、本年は昭和22年5月3日に日本国憲法が施行されてから70周年が経過いたしました。併せて、我々の地方自治に関する基本的なルールを定めました地方自治法についても、本年5月3日で施行70年の節目を迎えました。
去る11月20日、東京国際フォーラムにおきまして、地方自治法施行70周年記念式典および記念シンポジウムが天皇皇后両陛下ご臨席とともに、三権の長の仕切りのもと盛大に開催されました。この式典に外川議長とともに出席させていただいたところでございます。
日本国憲法はご案内のとおり、国民主権、平和主義、基本的人権を三原則として、我々国民に広く支持され定着してまいりました。一方で、「日本国憲法は施行後一度も改正されていないため、新たな時代の多様な課題に対応できる内容に、着実に見直す」と、政府ではされました。戦争放棄などをうたっていた第9条について、教育の無償化を実現するための改正、台風災害時における緊急事態条項の創設などが重要な論点となっております。
また、地方自治につきましても、地方自治の本旨の概念が憲法に明記されていないといったことから、憲法上見直し論が出ており、憲法に新たに地方自治の理念や原則を明記すべきとの意見、一方で現行憲法の規定を維持すべきとの意見が出されております。
今後、衆参両院での憲法審査会で十分に議論を重ねられ、憲法9条の問題、教育の無償化の問題、教育の無償化につきましては過日の新聞報道で、教育の負担軽減に向けて国に努力義務を課する案で、「憲法には無償という表現は明記しない」と言った方向で、自民党の憲法改正推進本部が調整しているとのことであります。
また、地方自治の本旨の問題など、憲法改正原案を審査いただき、衆参両院での本会議において、時間をかけ慎重に議論を交わしていただきたいと思っているところでございます。
また、愛荘町におきましては1月、旧つくし保育園を改修し、社会福祉法人青い鳥会にお願いをいたしまして、放課後等デーサービス事業を開設いたしました。また、人口減少社会の中で本町におきましては児童の数が増加いたしておりますことから、昨年度から本年度にかけまして秦荘西小学校の増改築工事を実施いたしますとともに、本年度より愛知川東小学校の増改築工事に着手したところでございます。
また、地方創生事業を活用し、自治会が自主的主体的に地域での助けあいや見守りに取り組む居場所での活動活性化の1つの対策として、健康体操プログラムの開発や地元農産物や調理方法を取り入れた健康メニューの開発など、ハード・ソフト両面にわたり、議員各位のご理解・ご協力のもと、施策を講じてきたところでございます。
さて、今期定例会に提案いたします議案につきましてご説明を申し上げます。
人事案件2件、平成29年度愛荘町一般会計補正予算の専決処分につき承認を求めることについて2案件、条例の制定1案件、指定管理者の指定につき議決を求めることについて3案件、契約の締結につき議決を求めることについて2案件、平成29年度愛荘町一般会計補正予算(第6号)および平成29年度愛荘町国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)ほか2特別会計補正予算4案件、合わせまして14案件をご提案させていただきました。
それでは、提案案件の概要をご説明申し上げます。
まず、同意第3号、同意第4号は人事案件でございまして、同意第3号愛荘町監査委員の選任につき同意を求めることについてにつきましては、代表監査委員であります山本(やまもと)憲(けん)宏(こう)氏の任期が平成30年3月31日で任期満了となりますので、引き続き山本憲宏氏にお願いしようとするもので、地方自治法第196条の規定に基づき議会の同意をお願いするものでございます。任期は平成30年4月1日から平成34年3月31日までの4年間でございます。
同意第4号愛荘町公平委員会委員の選任につき同意を求めることについてにつきましては、北村(きたむら)太一郎(たいちろう)委員の任期が平成30年3月31日で任期満了となりますので、引き続き北村 太一郎氏にお願いしようとするもので、地方公務員法第9条の2第2項の規定により議会の同意をお願いするものでございます。任期は平成30年4月1日から平成34年3月31日までの4年間でございます。
なお、平成34年と前議案とともに申しておりますが、天皇退位の関係で、この平成という言葉がたぶん変わると思いますので、これについてはご承知をいただきたいというように思います。
承認第4号平成29年度愛荘町一般会計補正予算(第4号)の専決処分につき承認を求めることについてにつきましては、平成29年10月22日に執行されました衆議院議員総選挙などにかかります経費につきまして補正予算をお願いする暇がなかったため地方自治法第179条の規定に基づき専決処分により措置をさせていただきましたので、承認をお願いするものでございます。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,439万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ107億1,390万1,000円とするものでございます。
承認第5号平成29年度愛荘町一般会計補正予算(第5号)の専決処分につき承認を求めることについてにつきましては、10月21日から23日に接近いたしました台風21号により、町道斧磨多賀線が崩落し、通行不能となりましたので国の災害復旧費をお願いするについて、災害査定に際し、大至急設計を実施する必要がありましたので、地方自治法第179条の規定に基づき専決処分で処置をさせていただきましたので、承認をお願いするものでございまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ248万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ107億1,638万5,000円とするものでございます。
議案第66号愛荘町ゆめまちテラスえち条例の制定についてにつきましては、旧愛知郡役所の保存活用に関連し、現在旧愛知郡役所の整備を進めているところでございまして、過日、施設の名称募集をいたしまして、審査の結果「愛荘町ゆめまちテラスえち」と決定させていただきましたので、今議会において施設の設置などに関する条例の制定をお願いするものございます。愛荘町が有します歴史的建造物の価値およびものづくりの伝統を生かしながら、世代や文化を超えて多くの人々が集うことができる交流の拠点を創出し、地域の活性化を進めるため愛荘町ゆめましテラスえちの設置および地方自治法第244条の2第3項の規定に基づき、指定管理者による施設の管理について必要な事項を条例で定めようとするものでございます。
議案第67号から議案第69号は指定管理者の指定につき議決を求めるものでございまして、議案第67号愛荘町立福祉センター愛の郷および愛荘町立福祉センターラポール秦荘いきいきセンターならびに愛荘町立福祉センターラポール秦荘はつらつドームの指定管理者の指定につき議決を求めることについてにつきましては、現在の指定管理の期間が平成30年度3月31日で満了となりますので、引き続き、非公募により社会福祉法人愛荘町社会福祉協議会に指定管理をお願いするについて、議決をお願いするものでございます。なお、指定の期間は平成30年4月1日から平成35年3月31日までの5年間でございます。
議案第68号愛荘町立福祉センターラポール秦荘けんこうプールの指定管理者の指定につき議決を求めることについてにつきましては、現在、けんこうプールは屋根等の改修のため休止をしておりますが、平成30年4月1日よりリニューアルオープンするため、公の施設の指定管理者を公募し、審査の結果、株式会社linkworks代表取締役 廣瀬 琢也を選任いたしましたので、議決をお願いするものでございます。なお、指定の期間は平成30年4月1日から平成37年3月31日までの7年間でございます。
議案第69号愛知川小学校区学童保育所の指定管理者の指定につき議決を求めることについてにつきましては、現在の指定管理者の期間が平成30年3月31日で満了となりますので、引き続き、非公募により愛知川小学校区学童保育所えちっこクラブ育成会須田麻未に指定管理をお願いするについて議決をお願いするものでございます。なお、指定の期間は平成30年4月1日から平成32年3月31日までで他に指定管理をお願いしております学童保育所との終了期間を統一するため2年間としたところでございます。
議案第70号契約の締結につき議決を求めることについてにつきましては、現在施工中のラポール秦荘健康増進施設等改修工事(建築)で、外部軒天井部分の母屋交換と下地鉄骨の補修、稼動床の故障による改修、屋内整備・備品等の改修などで追加工事が生じましたので1億5,649万2,000円を1億9,624万7,880円に変更し、3,975万5,880円を増額しようとするもので、変更請負契約を締結するにつきまして議決をお願いするものでございます。
議案第71号契約の締結につき議決を求めることについてにつきましては、議案第70号と同様、現在施工中のラポール秦荘国民健康保険増進施設等改修工事(給排水設備)で、防鳥網および天井内ダクト保温工事などの追加、入口シャワー水栓の腐食交換、トイレ止水不良修繕、塩素用タンク交換などで追加工事が生じましたので、9,531万円を1億755万2,880円に変更し、1,224万2,880円を増額しようとするもので変更請負契約を締結するにつきまして議決をお願いするものでございます。
議案第72号から議案75号につきましては、平成29年度愛荘町一般会計補正予算および各特別会計でございます。
議案第72号平成29年度愛荘町一般会計補正予算(第6号)につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,095万1,000円を追加し、歳入歳出予算額総額をそれぞれ107億3,733万6,000円とするものでございます。
主なものをご説明申し上げます。歳入につきましては、老人ホーム入所負担金・障害者自立支援給付費負担金など福祉関連事業費の給付実績の増減に伴います国県支出金、環境保全型農業直接支払対策補助金・河川愛護作業補助金など県支出金の増減、がんばる愛荘町まちづくり応援寄付金の増額、財政調整基金繰入金の減額などを計上したものでございます。
歳出につきましては、ふるさと納税寄付謝礼に3,005万9,000円の追加、税におきます還付金および加算金の5,150万円の減額、障害福祉費など福祉関連事業費の実績に伴う増減、河川愛護作業補助金の増額、入札執行残額の減額など、お願いするものでございます。
また、債務負担行為といたしましては、議案第67号から議案第69号まででお願いをいたしております指定管理料に債務負担行為および庁用バス車両運行管理委託業務など、平成30年度からの事業実施分につきまして、今年度より事務手続きを進める必要があります。事業の債務負担行為、愛知川宿街道交流館情報発信施設展示制作業務にかかる債務負担行為をお願いするものでございます。
議案第73号から各特別会計の補正予算でございます。
議案第73号平成29年度愛荘町国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)でございますが、保険給付費等におきましては事業実績見込み等により医療費等に増減が生じましたので、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,323万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ21億6,714万9,000円とするものでございます。
また、債務負担行為につきましては、特定健診審査等事業におきまして、平成30年度について今年度より事務手続きを進める必要がありますので、お願いするものでございます。
議案第74号平成29年度愛荘町後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)では過年度分におきます保険料の還付金が生じましたので、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億7,159万2,000円とするものでございます。
議案第75号平成29年度愛荘町介護保険事業特別会計補正予算(第2号)でございますが、介護システム変更委託料の追加および高額介護サービス等費の増加により、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ446万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ15億3,897万8,000円とするものでございます。
以上、平成29年12月愛荘町議会定例会に提案させていただきます。何とぞ慎重なご審議のうえ、ご議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案趣旨の説明とさせていただきます。
議長(外川 善正君)
ありがとうございました。
諸般の報告
議長(外川 善正君)
続きまして、今期定例会初めての取り組みとして、議事日程にはありませんが、諸般の報告として委員会報告を行います。総務産業建設常任委員会の報告を願います。竹中委員長。
〔総務建設常任委員長 竹中 秀夫君登壇〕
総務産業建設常任委員長(竹中 秀夫君)
11番、竹中です。総務産業建設常任委員会より諸般の報告を行います。
平成29年12月1日
愛荘町議会議長 外川 善正様
愛荘町総務産業建設常任委員会委員長 竹中 秀夫
本委員会は7名の委員で構成されており、日々の委員会活動を行っております。今回諸般の報告という形で、初めて委員会活動の報告の機会が設けられましたので、今年度中の閉会中の活動の主なものをご報告いたします。
まず、本年5月15日に観光振興に関するまちづくり意見交換会を開催いたしました。同意見交換会は昨年度より開催しており、昨年は観光振興に関して4回、農林業の振興に関して3回、それぞれ関係団体の代表者等に出席をいただき、意見交換を行っております。
今年度は1回のみの開催となりましたが、現在、旧近江銀行・旧愛知郡役所の工事も行っており、来年度からの観光の拠点、まちづくりの拠点として開館されていくことから、他府県の先進事例を取り入れた活発な意見交換を行いました。
また、7月18日から7月21日にかけては、県外視察ということで島根県の離島である海士町(あまちょう)を中心とした研修に出かけました。このことは「議会だより」にも概要を載せさせていただいたところです。
そのほか、まちづくり意見交換会や視察研修の前後には数回の委員会を開催し、事前の打ち合わせや、まとめの会議等も行っていることを申し添えます。
議会改革を進めていく中に置いて、委員会活動の活性化も重要な部分であることから、まだまだ模索しながらの活動ではありますが、より活発な委員会となるよう努めてまいりたいと考えております。
以上、総務産業建設常任委員会の諸般の報告を終わります。
議長(外川 善正君)
ありがとうございました。次に、教育民生常任委員会の報告を願います。徳田委員長。
〔教育民生常任委員長 徳田 文治君登壇〕
教育民生設常任委員長(徳田 文治君)
ただいまの外川議長のお許しを賜りまして、教育民生常任委員会委員長を行わせていただきます。
7月10日、京都府精華町役場へ先進地視察研修を行いました。
まず1点目は、精華中学校校舎改築事業についてであります。平成28年2月、工事が完成する5年前の22年度に耐震化計画を策定し、建て替えか補修かの判断をしている。その2年後の24年度に基本計画を策定し、校舎改築等検討委員会を設置し、学校関係者をはじめ、いろいろな立場の人たちの意見を聞く場を設けておられます。建て替えするのかどうかを含め、どのような計画を立ていくのかについては、早い時期から関係者の意見を十二分に聞いて、話し合うことが大切であると感じました。
校舎内を見学した際、生徒が自由に集まれる空間が多くあり、伸び伸びと住ませ、窓もたくさんあり、非常に明るい感じを受けました。また、1階においては地域の人が研修などに使っておられ、本当に地域に根ざした学校という印象を受けました。
続いて、2点目に「せいか365プロジェクト」健康づくりについてであります。精華町の健康づくりは、食や運動などの取り組みによる病気予防と生きがい、人と人とのつながりなどの元気増進の、この2つを念頭に個人・地域・行政が共同で実施している企画が「せいか365プロジェクト」であります。
精華町は健康づくりを主にした健康介護予防サポーターを要請し、ボランティアによる住民共同の運営による健康づくりの取り組みが進まれています。一言で言うならば簡単ではありますが、住民の方々に動いてもらうために、行政がどんな考えを持ち、どのように支援していくのかが重要な点であると考えます。
「せいか365プロジェクト」については町の予算計上はなく、すべて既存に設定された予算を使っておられました。また、補助率の高いものを活用するとの説明でありました。このようなことについても勉強と工夫が必要であると痛感をいたしました。
そして、質疑応答によります例を一例申し上げたいと思います。「精華町くるりんバスは町内の停留所を巡回する形で運行されているが、停留所まで一人で行くのが困難な高齢者に対して、自宅から停留所までの移動支援は行われていますか」という質問に対し、「現在、停留所までの移動支援は行政としては行っていません。しかし、高齢者の介護や通院への移動支援のニーズがあることは把握をしております。買い物については町内の大型商業店舗にヒアリングを行いました。各店舗は高齢者向けに宅配サービスの実施や、京都生協においては家から店舗まで送迎サービスとしてお買いものサポーターカーの運行を行っている」という情報提供をしており、活用が広まっています。
次に、7月26日、福井県敦賀市役所に学力向上の取り組みと、越前市中央図書館の先進地視察研修を行いました。
敦賀市では全国学力・学習状況調査および市学力調査の結果から、子どもたちの良好な点としては毎日の宿題をやり遂げており、自分の力をできるだけ伸ばしたいと考えていることが上げられます。
一方、自分の考えや意見をわかりやすく相手に伝えることを苦手と感じている子どもが多く、話し合い・教え合いをする学習活動を通じて、わかったことをまとめ発表することや筋道を立てて考えることに改善すべき課題があるとわかりました。
また、コツコツと繰り返し学習することを苦手と感じている傾向があり、家庭・学校・教育において、自ら学ぶ力を育てる必要があります。さらに家庭でのテレビゲーム、携帯電話等の一日当たりの利用時間が長く、本や新聞を読む割合が低いことから生活面で改善すべき課題があることがわかりました。
このような現況に対し、平成16年度からすべて小中学校に対し、学校図書館支援員を配置され、学習センターとしての機能を重視した学校図書館の充実を進めておられます。
また、24年度から課題となる部分の補強教材を開発し、すべての小中学校の授業に取り入れています。そして、28年4月には学びのつながりをより明確にした敦賀市「智徳体充実プラン」を策定し、幼児教育から義務教育で関連する内容を効果的につなぐ教育を進めています。
「敦賀市の方針を各学校に共有させるための対策は」という質問に対し、まず1点目は校長会を月1回開き教育の共有をしている。2点目、教頭会も開いている。3点目、小中一貫カリキュラム、つながりで小学校と中学校の教育、例えば、つまずきやすい部分をどのようにしていくのか等々を、現場の小学校・中学校の教師が一緒に研究をする。最後の4点目、年に2回、指導主事が学校訪問を行う。前期(5月~7月)に経営方針を立てる。また新採用教員は福井県の方針で出身地以外に勤務しているとのことで、主任者研修を地域別に研究し、グループで模擬授業をしています。
敦賀市では、平成19年度から2学期制が導入をされています。そのメリットとしては1点目、授業日数200日間の確保ができる。2点目、年間を通しての学びのつながりが持てる。3学期は短いので止まってしまう。最後の3点目、長いスパンの中でつまずきを解消でき成長を助ける。
そして、最後の越前市中央図書館の研修を報告させていただきます。
越前市は読書のまち宣言を行い、この図書館には越前市にゆかりの資料を集めたむらさき式部コーナーがありました。愛荘町のように、施設の併設はなく単独になっていました。また、インターネットコーナーもあり、パソコンを自由に持ち込んで使用でき、学習支援室では多くの児童・生徒が学習をしていました。この館内の学習は蔵書に関係なく自由にできるとのことでした。
教育民生常任6名、残りわずかとなってまいりましたが、研鑚を積んでまいりたいと考えております。
以上で委員長報告を終わります。ご清聴ありがとうございました。
議長(外川 善正君)
ありがとうございました。次に、広報常任委員会の報告を願います。西澤委員長。
〔広報常任委員長 西澤 桂一君登壇〕
広報常任委員長(西澤 桂一君)
広報常任委員会の報告を申し上げます。
ただいま総務産業建設・教育民生がありましたけれども、広報は少し性格が違います。現在のところは「議会だより」を発行、年4回やっている内容が主なものでありますけれども、その目的は議会の状況がどういうようなことなのか、今町政がどういうように動いているのか、こういうところをしっかりと町民の皆さまにお知らせをして、町民の皆さんから、この町のまちづくりのために、それぞれの参画をしていただく、そういうところが大きな目的であると思っております。
1回の発行に対しまして、だいたい7回程度の常任委員会を開催しております。年々それぞれ少しずつでありますけれども、進化できているのではないかなと、私自体は思っております。
一方、研修といたしましては、今年の7月に全国町村会が主催しております広報ゼミに参加をいたしました。この中で言われましたことは、広報はまちづくりであると、先ほど申し上げましたように、そういう情報をしっかりと出して町民の皆さんとともに考えていくことであると、これは非常に私どもの日頃の思いと一致していることで様子良くしたところでございます。
それから、さらにまだ広報といたしましては、一方的な現在の状況でありますから、町民の皆さんからどういうような要望とか、ご意見とかがあるか、こういうところを今後はやはり上げていく、こういう公聴活動が必要であるというような指摘を受けました。これは今後の課題として大きなものであると受け止めております。
翌日には、山形県の川西町に視察にまいりました。ここを選びました理由は、川西町は平成22年度からずっと今日まで、全国の町村広報紙のコンクールにおきまして入賞しております。しかも、26年・27年、ちょっとその年はあやふやですが、2年間連続して最優秀賞を受賞していると、こういったところの思いなり、広報と言いますと、どうしてもほかの事業に比べますと少し違った角度からの見方というようになりますけれども、こういった思いを持っているのはどういうようなエネルギーを持っているのか、そういうところも併せて感じてきたところであります。
川西町はちょうど米沢市の隣りでして、規模は愛荘町とあまり変わりません。降りましたところも、駅と言いましてもJRではありますけれども、愛知川駅ぐらい程度のところでして、それほど中心的な大きなまちではないというように思っておりますけれども、やはりそういった状況の中で議会活動なり、町の取り組みなりをいろいろと勉強をさせていただきました。
やはり感じましたのは、先ほど申し上げましたまちづくりに対する思いをしっかりと各議員が持っているということであります。この議会だより、9月定例会の中でも報告をしておりますけれども、何点かそこに川西町の取り組みということで載せておりますが、それを少しばかりご紹介をさせていただきたいと思います。
1つは、先ほど申しましたけれども、各議員が広報・公聴、この公聴の重要性、一方通行ではなくて、しっかりと住民の皆さんの意見を吸い上げていく。こういうところの重要性を認識されており、常にそちらの方に関心を持って取り組んでおられるということであります。
それと、今言いましたように議会の議員だけではなくて、やはり町民と一体となった議会だよりをつくるというようなことで、公募モニター制度を取り入れておられました。広報アドバイザーとか、写真・文章等に係る精通をしている民間の方々のご意見を参考にして編集をしてきているというようなことでございました。
それ以外にも、せっかく非常に遠くのところまでまいりましたので、広報以外の面につきましても意見交換をいたしました。その主なところにつきまして何点か申し上げたいと存じます。
まず、平成25年に議会基本条例を制定し、目標として町民参加の拡大、政策提言を掲げる。これは公聴会を開きまして、その中から出てきた多くの意見を集約し、そして政策提言として町の方に提言をしていくという取り組みであります。それも1年後では、その政策提言が結果としてどういうように町の方で取り組まれたのかという検証をして、さらに町との間でそれを話し合っていくという取り組みでございました。
2点目は、議会活性化の1つといたしまして、予算特別委員会の常設化を行っておられます。このことは全国町村議会議長会からも、非常な取り組みであるということで特別表彰を受けておられるわけです。町長と議会の関係は2元代表制であり、町民に選ばれた町長を、同じ町民から選ばれた議員が監査審査を行う。町長には予算の編成権・執行権という大きな権限がある。予算の議決権は議会のみが有するものであり、議決なくしては予算の確定・執行はできない。そのためには慎重な予算審議が求められる。こういうようなことで常設化をされておられます。
3点目でありますけれども、情報公開であります。情報公開は議会各種委員会、全員協議会など、すべてを町民の前に提示をしていくと、こういうことでオープンにしていく、こういうことで取り組んでおられました。
4点目であります。公聴活動として町民との意見交換会を実施をすると、先ほども申しましたとおり、それを政策提言に生かしていくというような展開をされていられました。
5点目であります。議案のほとんどを委員会付託をされておられます。これによりまして執行部との間で高度な議論・研鑚ができると、こういうような結果という報告をいただきました。
こういうことを通じまして我々が感じましたのは、やはり非常に各市町村とも議会改革なり、あるいは議員の資質の向上なり、一生懸命取り組んおられる。そしてそれを町の発展のために、しいては住民の福祉の向上のために、最大限の自覚をされているということでございました。
今後とも、我々もこういうようなことを1つずつでありますけれども、研鑚を積んでいきたいというのが、参加いたしました委員全員の思いでありました。以上でございます。
議長(外川 善正君)
ありがとうございました。次に、一部事務組合議会の報告があれば挙手を願います。
〔「なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
ないようですので、これで諸般の報告を終わります。
初めての試みでありましたが、またいろいろな面で改善して充実させていきたいと思っております。これで諸般の報告を終わります。
延会の宣告
議長(外川 善正君)
お諮りします。本日の会議はこれで延会にしたいと思います。ご異議はありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
異議なしと認めます。よって、本日はこれで延会することに決定しました。
再開は、12月14日午前9時から本会議を開催します。本日はこれで延会いたします。
大変ご苦労さまでございました。ありがとうございました。
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更新日:2019年12月25日