平成29年9月定例会3日目(平成29年09月22日) 議事録
平成29年9月愛荘町議会定例会
議会日程
開会:午前10時00分 閉会:午後1時12分
日程 | 議案内容 |
---|---|
日程第1 | 議案第58号 平成28年度愛荘町一般会計歳入歳出決算の認定を求めることについて |
日程第2 | 議案第59号 平成28年度愛荘町住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについて |
日程第3 | 議案第60号 平成28年度愛荘町土地取得造成事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについて |
日程第4 | 議案第61号 平成28年度愛荘町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについて |
日程第5 | 議案第62号 平成28年度愛荘町後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについて |
日程第6 | 議案第63号 平成28年度愛荘町介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについて |
日程第7 | 議案第64号 平成28年度愛荘町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについて |
本日の会議に付した事件
日程第1から日程第7
日程 | 議案内容 |
---|---|
追加日程第1 | 議案第65号 平成29年度愛荘町一般会計補正予算(第3号) |
日程 | 議案内容 |
---|---|
追加日程第1 | 請願第2号 「日本政府は核兵器禁止条約に参加すること」を求める意見書の提出を求める請願 |
追加日程第2 | 議提第4号 議員派遣について |
日程 | 議案内容 |
---|---|
追加日程第1 | 意見書第2号 「日本政府は核兵器禁止条約に参加すること」を求める意見書 |
出席議員(13名)
1番 上林 村治
2番 西澤 桂一
3番 伊谷 正昭
4番 高橋 正夫
5番 徳田 文治
6番 河村 善一
7番 小杉 和子
8番 吉岡 ゑミ子
9番 瀧 すみ江
10番 森 隆一
11番 竹中 秀夫
12番 辰己 保
13番 外川 善正
欠席議員(0名)
なし
議事
開議の宣告
議長(外川 善正君)
皆さん、大変ご苦労さんです。3日目の定例会を開きます。座らせていただきます。
ただいまの出席議員は13名で、定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
議事日程の報告
議長(外川 善正君)
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。
議案58号~64号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(外川 善正君)
日程第1、議案第58号平成28年度愛荘町一般会計歳入歳出決算の認定を求めることについてから日程第7、議案第64号平成28年度愛荘町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについてまでを一括議題として、9月6日の議事を続けます。
まず、議案第58号平成28年度愛荘町一般会計歳入歳出決算の認定を求めることについては決算特別委員会に付託し、審査が行われ報告書が提出されていますから、決算特別委員会の審査報告を求めます。決算特別委員会、竹中委員長。
〔決算特別委員長 竹中 秀夫君登壇〕
決算特別委員長(竹中 秀夫君)
竹中でございます。決算特別委員会委員長報告を行います。
平成29年9月22日 愛荘町議会議長 外川 善正 様
愛荘町決算特別委員会委員長 竹中 秀夫
本委員会に付託された議案は、審査の結果、次のとおり決定したので、愛荘町議会会議規則第77条の規定により報告をいたします。
審査結果議案第58号平成28年度愛荘町一般会計歳入歳出決算の認定を求めることについてを原案可決。
審査経過9月19日に各部門別に総括質疑、全体総括質疑を行い、慎重に審査しました。
また、決算特別委員会に先だち、9月11日から9月14日にかけて第1委員会から第4委員会により詳細な説明・質疑を行ったことを申し添えます。
まず、総務部門の主な内容は地域総合センターの教養講座について、宿直業務の委託内容について、ストレスチェック委託業務について、税の滞納世帯の家庭状況について、大型ごみ処理機設置の評価について、ふれあい収集業務の評価について、紫雲苑でのペット火葬の啓発について、旧愛知郡役所の活用方法・地元の説明会等の状況について、行政改革と宿直業務委託の関係性について、地域の実情に応じた防災訓練の実施について、民生部門は放課後等デイサービスの状況について、学童保育の現状と課題・交通安全対策について、新総合事業への移行に向けた町の指導・方針について、障がい者差別解消法での合理的配慮に対する行政の取り組みについて、手話言語条例の制定について、国民健康保険事業特別会計の繰出金と税の二重投資という概念について、健康診断に関する精度管理について、検診機関の選定について、検診結果に対する保健指導について、産業建設部門は新しい制度となった農業委員会の総括と今後について、国道8号バイパス進捗状況について、町道愛知川栗田線の測量設計について、町観光ボランティアガイド協会の活動状況について、空き家対策について、教育部門は学力調査に対する評価について、愛知中学校トイレ様式化の内容について、フリースクールモデル事業の更なる発展について、アレルギー対応が必要な児童・生徒の校外学習(修学旅行)での対応について、最後に総括質疑として町営住宅愛知川団地の跡地利用について、給食費の未納対策と町の収納に対する考え方について、学校長期休暇の見直しについて、防災行政無線工事の効果と災害に対する取り組みについてなど活発に審査が行われました。
質疑終了後、討論を省略し、採決の結果、起立多数で議案第58号平成28年度愛荘町一般会計歳入歳出決算の認定を求めることについては、可決するものと決しました。
以上で委員長報告を終わります。
議長(外川 善正君)
ありがとうございました。以上で委員長報告を終わります。これより委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。はじめに反対討論はありませんか。辰己 保君。
12番(辰己 保君)
12番、辰己。反対討論を行います。
平成28年度一般会計決算の認定について、認定しないこととします。
共産党議員団は、平成28年度当初予算に賛成をしたところです。賛成した背景は、旧愛知郡役所の保存の是非が大きな政治問題となり、共産党議員団として、今後の愛荘町のまちづくりのあり方、こうしたことに対して明確な態度を示すことが求められたからです。
平成28年度決算においては、旧愛知郡役所保存事業の工事に着手、旧つくし保育園に児童デイサービス施設の整備、学校施設の校舎増築事業などについては認定するものです。
平成28年度当初予算では同和行政について、関係各位に現時点での課題解決の到達と総括を求め、真に町民すべての人権を尊重する政治への探求を求め提言をしてきました。しかし、平成28年9月議会において部落差別解消推進法、当時(案)に対して、町長は「一日も早い国会での成立を望む」と答弁、町民すべての人権の上に部落問題最優先の姿勢を示す、こうした表明を答弁されました。
その答弁は、これからのまちづくりにとって、どのように影響するのかを考察し、平成28年度一般会計決算の認定をしないことといたしました。
旧愛知郡役所が保存されれば、愛知高等養護学校生徒の学習施設にもつながるだけでなく、町民が集うことで他人を認めあう施設となるでしょう。障がい児のデイサービス施設整備を行い、子どもたちの教育環境の整備もすべて人権尊重につながります。フリースクールも人権尊重のうえの教育環境整備です。
現実の町政の事務事業は同和特別扱いを必要としなくなっています。なのに、町長は部落差別解消推進法の成案を望まれました。この姿勢・考え方は、国民健康保険事業の総括で税の二重投資論に異論を唱えないことにも表れていると考察しています。
町長のその考え方が、また哲学がいかようにあるのか、疑義を抱くとともに職員への影響に懸念を抱くところです。町長は原発に対しても異論をもち、核兵器のない平和な世界を念願されています。同じように、今国民は戦争のしない国を強く求めています。戦争は最たる人権侵害であることからです。
こうした立場から、国際社会は核兵器禁止条約を122ヵ国の賛成で決議しました。その決議は、この9月20日をもって実効性を伴ってきました。すなわち、各国が承認するかという作業に入ったと、もう既にこの決議が世界に実効性を持たせるための数、50ヵ国が承認をいたしました。まさにすごい流れが起こっているということです。
日本は力を持たない人たちが力を合わせて政治を動かそうとしています。また、国連では小さな国々が力を合わせて大国を縛り平和な世界のあり方をつくり出そうとしています。
安倍政権が社会保障費の自然増分を毎年カットしています。財源がないという理由です。しかし、国民は所得がなくても消費税8%を払って、国の財源確保に協力をしています。財源がないのは所得のある大企業や大富豪、これらの人たちに応分の負担を求めない。このことが決定的に財源不足をつくり出しているのです。
国の逆立ちした税制の中で、愛荘町は毎年5億円を超える黒字決算です。町民の安心安全のために使える財源はあります。国民健康保険事業の県統一化、そして介護保険事業で苦しめられる町民一人ひとりの幸せ、人権を尊重する政治の姿勢を求めて、反対討論といたします。
議長(外川 善正君)
ほかに討論はありませんか。河村君。
6番(河村 善一君)
私は平成28年度の予算が郡役所あるいはふれあい交流館、近江銀行跡地のことについて反対いたしましたので、この28年度の決算においても反対いたします。以上です。
議長(外川 善正君)
ほかに討論はありませんか。高橋 正夫君。
4番(高橋 正夫君)
4番、高橋 正夫です。議案第58号平成28年度愛荘町一般会計歳入歳出決算の認定について賛成討論を行います。
平成28年度の愛荘町は、次のステージに向かい各種事業において新たな一歩、次年度への架け橋をつくった大切な年であったように思います。
世界的にはトランプ氏のアメリカ大統領就任、イギリスのEU離脱など自主流通経済に大きな影響を与える出来事が起こりました。
我が国においても、継続するマイナス金利や電力の完全自由化、熊本県でマグニチュード6.5の地震や、岩手県や北海道で台風第10号による災害の発生など、経済を揺るがす要因がいくつもありました。不安定な経済状況にある中で、引き続き、我が町においても柔軟な財政運営が望まれるところであります。
さて、平成28年度歳入決算についてですが、対前年比6,596万円の増額となり、税収・収納率も上がりました。徴収強化対策の効果の表れと感じているところであります。また、有利な交付税措置のある合併特例債を借り入れ、町の主要事業に充当するなど、きめ細かい財源確保に努められています。
歳出につきましては、対前年比1億3,042万円の増ではありますが、近年において多発しております災害から、町民の命・財産を守る大切なツールとなる防災行政無線のデジタル化整備や、子どもたちの健やかな成長を願う教育環境を提供した秦荘西小学校校舎増築事業の実施また観光や交流の場として、愛荘町を発信する拠点施設などとなる街道交流館およびふれあい交流館の整備をするなど、多方面にわたるハード事業に着手、平成29年度への橋渡しも確認でき、今後の展開が楽しみなところであります。
ソフト事業におきましても、ふるさと納税を拡大検討され、町の事業所も巻き込む形で事業を運用、寄付金による財源確保はもとより、町のPR・観光振興などにつながるものとなり、さらなる広がりに期待をしております。
また、ボランティアの輪を広げる地域支えあいポイント制度や、けんこうづくりに取り組む健康ポイント制度の導入による町民参加型事業の実施など、創意と工夫による事業が実施されております。
年々厳しくなる財政状況ではありますが、職員の皆さんが一丸となって行財政改革に取り組んでいただき、更なる健全な財政運営と住民の満足度の向上に努めていただきたいと思います。
以上、本決算の認定について賛成するものでございます。
議員各位におかれましてもご賛同をお願いいたしまして、賛成討論を終わります。
議長(外川 善正君)
ほかに討論はございませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
これで討論を終わります。
これより議案第58号を採決します。本案に対する決算特別委員会は報告のとおり可決であります。委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(外川 善正君)
起立多数です。着席願います。
よって、議案第58号平成28年度愛荘町一般会計歳入歳出決算の認定を求めることについては、原案のとおり可決されました。
日程第2、議案第59号平成28年度愛荘町住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについて、日程第3、議案第60号平成28年度愛荘町土地取得造成事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについては、同和対策特別委員会に付託し、審査が行われた報告書が提出されていますから、同和対策特別委員会の審査報告を求めます。同和対策特別委員会、伊谷委員長。
〔同和対策特別委員長 伊谷 正昭君登壇〕
同和対策特別委員長(伊谷 正昭君)
同和対策特別委員会、委員長報告を行います。
平成29年9月22日 愛荘町議会議長 外川 善正 様
愛荘町同和対策特別委員会委員長 伊谷 正昭
本委員会に付託をされた議案は審査の結果、次のとおり決定したので、愛荘町議会会議規則第77条の規定により報告いたします。
審査結果議案第59号平成28年度愛荘町住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについてを原案可決。
議案第60号平成28年度愛荘町土地取得造成事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについてを原案可決。
審査経過9月12日に同和対策特別委員7名が慎重に審査いたしました。住宅新築資金等貸付事業特別会計の質疑はなく、討論を経て採決の結果、起立全員で議案第59号は可決するものと決しました
次に、土地取得造成事業特別会計の質疑はなく、討論を経て採決の結果、起立全員で議案第60号を可決するものと決しました。
以上、委員長報告を終わります。
議長(外川 善正君)
ありがとうございました。以上で委員長報告を終わります。
これより議案59号の委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。はじめに反対討論はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
これで討論を終わります。
これより議案第59号を採決します。本案に対する同和対策特別委員会は報告のとおり可決であります。委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(外川 善正君)
起立全員であります。
よって、議案第59号平成28年度愛荘町住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについては原案のとおり可決されました。
次に、議案第60号の委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
質疑なしと認めます。
これで質疑を終わり、討論に入ります。はじめに反対討論はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
討論なしと認めます。
これより議案第60号を採決します。本案に対する同和対策特別委員会は報告のとおり可決であります。委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(外川 善正君)
起立全員であります。着席願います。
よって、議案第60号平成28年度愛荘町土地取得造成事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについては原案のとおり可決されました。
日程第4、議案第61号平成28年度愛荘町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについて、日程第5、議案第62号平成28年度愛荘町後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについて、日程第6、議案第63号平成28年度愛荘町介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについては教育民生常任委員会に付託し、審査が行われた報告書が提出されていますから、教育民生常任委員会の審査報告を求めます。教育民生常任委員会、徳田委員長。
〔教育民生常任委員長 徳田 文治君登壇〕
教育民生常任委員長(徳田 文治君)
教育民生常任委員会、委員長報告を行います。
平成29年9月22日 愛荘町議会議長 外川 善正 様
愛荘町教育民生常任委員会委員長 徳田 文治
本委員会に付託された議案は、審査の結果、次のとおりに決定したので、愛荘町議会会議規則第77条の規定により報告いたします。
審査結果議案第61号平成28年度愛荘町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについてを原案可決。
議案第62号平成28年度愛荘町後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについてを原案可決。
議案第63号平成28年度愛荘町介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについてを原案可決。
審査経過9月13日に教育民生常任委員6名が慎重に審査しました。
国民健康保険事業特別会計の質疑の主なものは、一般会計繰入金の判断基準ならびに県統一化に向けた方向性について、2点目、出産一時金について、3点目、保険税滞納世帯の家庭状況等について、4点目、収納対策についてなど、審査が行われました。討論は反対討論が1件、賛成討論が1件ありました。採決の結果、起立多数で議案第61号は可決するものと決しました。
次に、後期高齢者医療事業特別会計の質疑はなく、討論は反対討論が1件、賛成討論が1件ありました。採決の結果、起立多数で議案第62号は可決するものと決しました。
最後に、介護保険事業特別会計の質疑の主なものは、1点目、保険給付費の不用額について、2点目、保険料の引き下げについて、3点目、認知症対策および認知症の予防に向けた取り組みについてなど、審査が行われました。討論は反対討論が1件、賛成討論が1件ありました。採決の結果、起立多数で議案第63号は可決するものと決しました。
以上で委員長報告を終わります。
議長(外川 善正君)
ありがとうございました。以上で委員長報告を終わります。
これより議案第61号について、委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
質疑なしと認めます。
これで質疑を終わり、これより討論に入ります。はじめに反対討論はありませんか。瀧 すみ江君。
9番(瀧 すみ江君)
9番、瀧 すみ江です。議案第61号平成28年度愛荘町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることに対し、認定しないことを表明します。
決算の総括では、雇用情勢の悪化や高齢者の進展による所得の低下を明記し、国保事業の運営は年々厳しさを増していると結んでいるように、国民健康保険は高齢者や低所得者層が多く加入しているという構造的な問題を抱え、高すぎる保険税や財政赤字につながっています。平成28年度決算においても国保税の収入未済額と不納欠損額の合計は予算規模の25%で重い負担に苦しむ被保険者の状況が表れています。
総括ではいつまでも一般会計の支援に頼ることは好ましくないということが書かれていますが、重い国保税を払えない低所得者を救うためには、町独自の法定外繰り入れをする事が必要です。
平成30年度から国民健康保険の都道府県化になれば、県が示した納付金を全額納入しなければなりません。保険税の収納率も高く設定されれば、弱い立場の人々を救うために、一般会計からの法定外繰り入れは、より一層必要です。町が福祉の心を失わないことが必要です。そして、何よりも町の独自性が失われる県統一化には反対であることを表明します。
国保の高すぎる保険税と窓口負担は、国民が必要な医療を受ける大きな障害になっています。保険税の引き下げは喫緊の課題であり、そのためには国庫負担を大幅に増やして国保の財政更正を抜本的に変えることが必要です。
また、平成28年度国保会計では、保険給付額の不用額5,384万1,170円が出ていますので、このようなお金を使えば国保税は引き下げられることを訴えて、反対討論といたします。
議長(外川 善正君)
ほかに討論はありませんか。小杉 和子君。
7番(小杉 和子君)
私は議案第61号平成28年度愛荘町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定に賛成する立場から討論を行います。
国民健康保険は医療保険制度の根幹をなす制度として、地域住民の医療の確保などに寄与しています。医療技術の高度化等により、全国的に国保事業の運営は年々厳しさを増しています。
平成28年度においては、資産割をなくすなどの保険税率の改定がなされたため、現年度分の保険税額は増加となり、医療費については昨年度に比べて減少する結果となったため、一般会計からの法定外繰入金は減少しています。
また、税負担の公平化と保険税収納率の向上を図るため、電話催告や戸別訪問、納付相談などの収納対策に取り組まれておりますが、保険税率を改定されたため、収納率が下がる結果となったことは残念でなりません。
しかし、レセプト点検の強化や医療費通知などの医療費の適正化やデータヘルス計画に基づく保健事業の推進により、安定的な事業運営に取り組まれていることは評価できるものです。
今後において、平成30年度からは制度改革が目前に迫っていることにより、税務課、健康推進課、住民課が、より一層連携していただき、保険税の収納アップ、保健事業の推進、医療制度適正化に尽力していただき、保険者として安定した事業運営と財政運営の健全化に努められることを求め、本決算の認定について賛成をするものです。
議員各位におかれましても、ご理解をいただきご賛同をお願いいたし、討論を終わります。
議長(外川 善正君)
ほかに討論ありませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
これで討論を終わります。
これより議案第61号を採決します。本案に対する教育民生常任委員会は報告のとおり可決であります。委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(外川 善正君)
起立多数です。着席願います。
よって、議案第61号平成28年度愛荘町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについては原案のとおり可決されました。
次に、議案第62号の委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
質疑なしと認めます。
これで質疑を終わり、討論に入ります。はじめに反対討論はありませんか。瀧 すみ江君。
9番(瀧 すみ江君)
9番、瀧 すみ江です。議案第62号平成28年度愛荘町後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることに対し、認定しないことを表明します。
平成28年度、29年度は第5期保険料になりますが、第1期の保険料と比べると負担は大幅に増えています。決算の総括には平成29年度は保険料軽減特例の見直しや高額医療費の上限額見直しが行われると書かれています。
平成29年度は9割軽減が7割軽減に、5割軽減が2割軽減になり、また平成29年8月から現役並みと一般の高額医療の上限額が引き上げになりました。私たちの目の届かない広域連合の場で大事なことが決められてきました。
今後さらに高齢者の負担が増加することは確実です。後期高齢者医療連合が運営主体になることで高齢者の実態把握ができず、ものが言えない制度であることを訴え反対討論といたします。
議長(外川 善正君)
ほかに討論はありませんか。小杉 和子君。
7番(小杉 和子君)
私は、議案62号平成28年度愛荘町後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定に賛成する立場から討論を行います。
超高齢化社会を展望した新たな医療保険制度の体系の実現のため、平成20年4月から75歳以上の高齢者にかかる医療を都道府県ごとに設置する後期高齢者医療広域連合が運営主体となって後期高齢者医療制度が創設され、9年が経過しました。
この間、国では保険料の軽減や徴収方法の変更などの措置が講じられ、制度が定着をしてきた状況にあります。
町においては制度の周知や保険料収納への理解を深めていただくために、広報紙や個人通知などによる啓発のほか、窓口対応や自宅訪問などのきめ細かな対応に努められているところです。
高齢者が安心して医療を受けられるよう制度の充実と円滑な執行に努められていることから、本決算の認定について賛成するものです。
議員各位におかれましても、ご理解をいただきご賛同をお願いいたします。討論を終わります。
議長(外川 善正君)
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
これで討論を終わります。
これより議案第62号を採決します。本案に対する教育民生常任委員会は報告のとおり可決であります。委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(外川 善正君)
起立多数です。着席願います。
よって、議案第62号平成28年度愛荘町後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについては原案のとおり可決されました。
続いて、議案第63号について委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
質疑なしと認めます。
これで質疑を終わり、討論に入ります。はじめに反対討論はありませんか。瀧 すみ江君。
9番(瀧 すみ江君)
9番、瀧 すみ江。議案第63号平成28年度愛荘町介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることに対し、認定しないことを表明します。
平成28年度は第6期介護保険事業計画の中間年度です。第6期計画では基準額が1ヵ月5,100円で、この保険料でも高額で、2ヵ月分の1万200円もの金額が年金から天引きされます。高齢者にとって大きな金額です。
その所得段階は、本人が町民税非課税で課税年金収入額+合計所得金額の80万円超120万円未満です。これ以上の介護保険料の引き上げは生活困窮者を増加させることになります。第7期介護保険事業計画において、今の時点から介護保険料の値上げを押さえることを前提にして計画策定に取り組むことが必要です。
平成28年度決算では、介護保険給付費は7,558万9,974円の不用額を計上しています。このことは第6期計画の数値や予算段階での見積もりが適切でなかったのではないかと考えるところです。
また、保険料252円下げるために4,261万円を取り崩すとされていた介護保険準備基金は平成27年度では積み立てはしても取り崩しはなく、平成28年度決算では基金取り崩しは100万円だけで386万2,901円が積み立てられ、6,662万5,204円になっています。さらに、平成29年度の補正予算では488万4,000円が積み立てられ、残高は7,000万円を超えています。
決算では給付費の不用額が出たことにより、国庫支出金などの公費負担分の収入はマイナスになっています。給付費の不用額分の介護保険料の余剰と見ることができます。すなわち保険料の不用分と考えられますが、町民に返金するはしていません。何らかの形で返すことが必要です。
いずれにしても介護保険給付費で7,558万9,974円の不用額と7,000万円の準備基金の分を、第7期計画の保険料に反映させれば保険料の引き上げを抑えることができます。行政は愛荘町の高齢者の暮らしを守るべきです。
介護保険制度は国の負担を引き下げ、国民に負担増を押しつける傾向です。全員1割負担の利用料だったのに2割負担をつくり、さらには現役並み所得者は3割負担に引き上げようとしています。要支援のサービスを介護保険から外し、新総合事業に移行させました。さらに要介護1・2までもが総合事業の対象とすることを提言しています。
次々に進めようとする介護保険制度の改悪にも反対を訴え、討論といたします。
議長(外川 善正君)
ほかに討論ありませんか。小杉 和子君。
7番(小杉 和子君)
小杉 和子です。私は、議案第63号平成28年度愛荘町介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定に賛成する立場から討論を行います。
高齢者の介護を社会全体で支える介護保険制度は、開始から17年が経過し、介護サービスの利用者も増え、制度も定着してきました。
平成28年度の介護事業については、介護認定審査や介護保険給付事業のほか、地域包括支援センターを中心に、高齢者の介護予防事業として運動教室や脳けんこう教室を積極的に展開し、多くの高齢者の参加を得たことは大変評価できるものであります。
高齢者が住み慣れた地域で、その人らしい尊厳ある暮らしを継続できるよう、事業執行に努められています。そのような状況の中、団塊の世代が75歳以上となる2025年を視野に入れ、一人ひとりに目が行き届く地域包括ケアシステムの強化をめざし、第6期介護保険事業計画を策定され、適正な介護保険料の算定に努められました。
介護保険料徴収においても、互助の観点から住民負担の公平性を確保するため、制度周知や納付相談に努められており、本決算の認定について賛成をするものです。
議員各位におかれましても、本決算の認定にご賛同をお願いし、討論を終わります。
議長(外川 善正君)
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
これで討論を終わります。
これより議案第63号を採決します。本案に対する教育民生常任委員会は報告のとおり可決であります。委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(外川 善正君)
起立多数です。着席願います。
よって、議案第63号平成28年度愛荘町介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについては原案のとおり可決されました。
日程第7、議案第64号平成28年度愛荘町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについては、総務産業建設常任委員会に付託し、審査が行われた報告書が提出されていますから、総務産業建設常任委員会の審査報告を求めます。総務産業建設常任委員会、竹中委員長。
〔総務産業建設常任委員長 竹中 秀夫君登壇〕
総務産業建設常任委員長(竹中 秀夫君)
総務産業建設常任委員会、委員長報告を行います。
平成29年9月22日 愛荘町議会議長 外川 善正 様
愛荘町総務産業建設常任委員会委員長 竹中 秀夫
本委員会に付託された議案は、審査の結果、次のとおり決定したので、愛荘町議会会議規則第77条の規定により報告いたします。
審査結果議案第64号平成28年度愛荘町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについてを原案可決。
審査経過9月12日に総務産業建設常任委員7名が慎重に審査しました。質疑の主なものは、愛知川祇園工区の供用開始時期について、不納欠損の内訳と時効中断措置の状況についてなどの審査が行われました。討論を経て、採決の結果、起立全員で議案第64号は可決するものと決しました。
以上で委員長報告を終わります。
議長(外川 善正君)
ありがとうございました。以上で委員長報告を終わります。
これより議案第64号について、委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
質疑なしと認めます。
これで質疑を終わり、討論に入ります。はじめに反対討論はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
討論なしと認めます。
これより議案第64号を採決します。本案に対する総務産業建設常任委員会は報告のとおり可決であります。委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(外川 善正君)
起立全員であります。着席願います。よって、議案第64号平成28年度愛荘町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定を求めることについては原案のとおり可決されました。
議長(外川 善正君)
暫時休憩いたします。再開は11時10分です。
休憩午前10時58分
再開午前11時10分
議長(外川 善正君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
議長(外川 善正君)
お諮りします。ただいま議案1件が提出されました。これを日程に追加し直ちに議題にしたいと思いますが、これにご異議はございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
異議なしと認めます。よって、議案1件を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定しました。
議案第65号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(外川 善正君)
追加日程第1、議案第65号平成29年度愛荘町一般会計補正予算(第3号)を議題とします。
本案について提案理由の説明を求めます。総務部長。
〔総務部長 川村 節子君登壇〕
総務部長(川村 節子君)
議案第65号平成29年度愛荘町一般会計補正予算(第3号)を、ご説明申し上げます。
一般会計補正予算書、1ページをお願いいたします。
平成29年度愛荘町一般会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。
第1条歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1,910万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ106億9,951万円とするものでございます。
第2条地方債の変更は「第2表地方債補正」による。
4ページをお願いします。第2表地方債補正でございます。合併特例事業の限度額を10億1,210万円から10億2,460万円に変更をお願いするものでございます。なお、起債の方法、利率、償還の方法には変更はございません。
続いて、7ページ、事項別明細書でご説明を申し上げます。まず、歳入でございます。13款国庫支出金2項国庫補助金6目土木費国庫補助金6節社会資本整備総合交付金226万5,000円は交付内示に伴うもので道路整備分でございます。
18款繰越金1目繰越金1節前年度繰越金352万8,000円の追加、19款諸収入5目雑入1節総務費雑入81万1,000円の追加は今年度から新たに創設されました災害対策費用保険により台風5号に関する経費分を保険金として見込んだものでございます。
20款町債1目総務債7節合併特例債1,250万円の追加でございます。
続いて、8ページでございます。歳出でございます。2款総務費1項総務管理費1目一般管理費71万9,000円は台風5号により出勤した職員の人件費、8款土木費2項道路橋梁費2目道路新設改良費1,838万5,000円は道路改良移転補償分でございます。
9款消防費3目防災対策費は財源更正でございます。
なお、9ページは給与費明細書でございます。
以上、説明とさせていただきます。よろしくご審議のほどお願いいたします。
議長(外川 善正君)
ありがとうございました。
これより質疑に入ります。質疑はありませんか。河村 善一君。
6番(河村 善一君)
今回、新しい保険制度として全国町村会総合賠償補償等保険に入られるということですが、これは年間がこの金額なのか。その金額についてと補償内容等について、もう少し詳しく説明を求めます。
議長(外川 善正君)
総務部長。
総務部長(川村 節子君)
この保険料でございますが、愛荘町A・B・Cプランがありますが、Cプランに入っております。年間支払い限度額が全体で500万円、1回の上限が100万円でございます。避難勧告と避難指示が出れば100%の保険料の費用の補償をいただいております。また、高齢者等準備開始等につきまして50%の補償となっているものでございます。
保険料につきましては基本が51万円+住民数×10円ということになりまして、今回の保険料の支払額は72万5,000円となっております。以上でございます。
議長(外川 善正君)
河村 善一君。
6番(河村 善一君)
それで、内容は台風が来る度に、この保険というのは入られるのか。年間的に予算として入っていかれるのか。内容についてはっきり見えないところがあるので、お尋ねしたいと思います。
議長(外川 善正君)
総務部長。
総務部長(川村 節子君)
年間の保険料が今申しました72万5,000円ですので、これからは補償分だけいただくと、1件限度額100万円が上限になっていますので、避難勧告・避難指示が出た場合は100%保険金が入ってくるという形になります。
議長(外川 善正君)
河村 善一君。
6番(河村 善一君)
年間81万1,000円とありますでしょう。保険金としてはいくら払うのですか。そこが見えてこない。
議長(外川 善正君)
総務部長。
総務部長(川村 節子君)
保険料として、愛荘町がこの保険で払わしていただいたのは、ただいま申しました72万5,000円でございます。
歳出の予算書を見ていただきますと、人件費が71万9,000円、消防費の方で財源更正しています9万2,000円は、今まで消耗品費で予算を見ていましたものを財源更正をいたしまして、合わせて81万1,000円を、全国町村会総合賠償補償保険金として入ってくるというものでございますので、ご理解いただきたいと思います。以上でございます。
議長(外川 善正君)
ほかに質疑はありませんか。辰己 保君。
12番(辰己 保君)
まずはじめに、町債の9月現在の発行額はどれだけですか。
議長(外川 善正君)
総務部長。
総務部長(川村 節子君)
今申していただいているのは、一般会計の補正予算として、合併特例債分と認識させていただきますと、41億4,600万円の地方債を発行となります。
議長(外川 善正君)
辰己 保君。
12番(辰己 保君)
今年度の一般の債務を含めて総額はいくらですか。
議長(外川 善正君)
総務部長。
総務部長(川村 節子君)
補正予算書に上がっておりますとおりでございます。4ページ、地方債の合計額が今年度の16億3,030万円が合計の起債の総額になっております。
議長(外川 善正君)
辰己 保君。
12番(辰己 保君)
全協で現在の本町の一般町債を含めて、どれだけかと言ったら、やはりこの16億円でしょうということを確認していたけれども、何か理解をされていなかったようです。
そのうち10兆で、単純に合併特例債が10兆で、約7兆円ほどは今年度の交付税算入するということになってくるから、本町はできるだけ起債を、合併特例債を活用していくということだろうとは思うのです。
しかし、されど、地方交付税算入、計算式がそれはなかなかぼやかしが多いわけで、難しい部分が出てきますし、地方交付税そのものをどんどん切り詰めていきたいというのは国の方針であるわけ、そういうのを鑑みると16兆円の起債が本町の今後の財政運営上大きく負担になってこないのか。
以前にはできるだけ10兆円に抑えたいという方針が示されたことがありました。それが、12兆円とか、そういう発行高になってきているので、実際問題、現段階で補正が16兆円になると、起債がどこまで単年度で膨らんでいくか危惧するもので、財政計画も含めて答弁をいただいておきます。
議長(外川 善正君)
暫時休憩いたします。
休憩午前11時20分
再開午前11時21分
議長(外川 善正君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
議長(外川 善正君)
総務部長。
総務部長(川村 節子君)
先ほどのご質問の中で16兆円というのは16億円ですので、よろしくお願いいたします。
それから、こうした起債がたくさん借りているけれども、後年度以降、大丈夫なのかというご心配だというふうに思っております。合併特例債につきましては充当率95%、交付税算入70%でございます。臨時財政対策債というのは今年度3億4,290万円ございますが、これは100%交付税算入のものでございます。できるだけ有利な起債を借りながら、事業を進めていきたいと思っているところですので、ご理解いただきたいと思います。
また、今年度以降につきましても、財政上厳しい中で、今後5年ぐらいの財政見通しを立てながら、どうしていくべきかというのを考えていかなければならないと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
議長(外川 善正君)
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
これで質疑を終わります。
これより討論に入ります。はじめに反対討論はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
討論なしと認めます。
これより議案第65号を採決します。本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(外川 善正君)
起立全員であります。着席願います。
よって、追加日程第1、議案第65号平成29年度愛荘町一般会計補正予算(第3号)については原案のとおり可決されました。
議長(外川 善正君)
暫時休憩します。
休憩午前11時23分
再開午前11時23分
議長(外川 善正君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
議長(外川 善正君)
お諮りします。ただいま請願1件、議堤1件が提出されました。これを日程に追加し、直ちに議題としたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
異議なしと認めます。よって、請願1件、議堤1件を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定しました。
請願第2号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(外川 善正君)
追加日程第1、請願第2号「日本政府は核兵器禁止条約に参加すること」を求める意見書の提出を求める請願についてを議題とします。
お諮りします。請願第2号については、会議規則第92条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしますが、ご異議はございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
異議なしと認めます。よって、請願第2号は委員会付託を省略することに決定しました。
本案について、紹介議員の説明を求めます。9番、瀧 すみ江君。
〔9番瀧 すみ江君登壇〕
9番(瀧 すみ江君)
9番、瀧 すみ江です。請願2号を説明させていただきます。朗読を持って説明に代えさせていただきますのでお願いいたします。
平成29年9月12日 愛荘町議会議長 外川 善正 様
紹介議員
- 上林 村治
- 徳田 文治
- 小杉 和子
- 瀧 すみ江
請願者氏名
- 勝馬 千司穂 住所 愛荘町中宿108
- 安孫子 義昭 愛荘町東出220
- 嶋中 雅俊 愛荘町愛知川1758
- 村西 俊雄 愛荘町安孫子780-4
- 寺本 了恵 愛荘町矢守102
- 那須 光章 愛荘町蚊野1451
- 村川 英幸 愛荘町香之庄886
「日本政府は核兵器禁止条約に参加すること」を求める意見書の提出を求める請願
請願趣旨1945年8月6日、9日、広島と長崎に投下された原子爆弾は、その年のうちに21万人の尊い命を奪いました。被爆者は72年経った今も、後障害に苦しめられています。地球上では今なお戦争が絶えず、罪のない人々が命を奪われています。また、現存する1万数千発の核兵器の破壊力は、広島・長崎の数万倍にも及びます。
三度過ちを繰り返してはならないと、平均年齢80歳を超えた被爆者は、核兵器廃絶を訴え続けてきました。このような被爆者の運動が実を結び、今年7月7日、国連は核兵器を違法化する核兵器禁止条約を国連加盟国の約3分の2である122ヵ国の賛成で採択しました。しかし、唯一の被爆国である日本は採択に参加しませんでした。
核兵器禁止条約は9月20日から各国による署名が始まり、署名した国が批准し、それが50ヵ国に達すると、その90日後に条約が発効します。日本政府は唯一の被爆国としての責任を果たし、核兵器禁止条約に参加し、世界の核兵器廃絶の先頭に立つべきです。
さらに、愛荘町は「愛荘町非核・平和都市宣言」を掲げ、平和な世界を願う町でもあります。
以上の趣旨に基づいて、下記の事項を請願します。
記
国に対して「日本政府は核兵器禁止条約に参加すること」を求める意見書を提出すること。
以上です。
9月20日、核兵器禁止条約の署名が国連本部ではじまり、初日だけで50ヵ国が署名しました。また、北朝鮮の核実験に対し、日本や核保有国も含め、世界の国々が非難していることからも核兵器禁止は世界の流れです。
皆さまのご賛成で、ぜひ採択していただきますよう、よろしくお願い申し上げまして、説明を終わります。
議長(外川 善正君)
これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。はじめに反対討論はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
討論なしと認めます。
これより追加日程第1、請願第2号を採決します。本案は原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(外川 善正君)
着席願います。可否同数であります。
可否同数の時は、地方自治法第116条第1項の規定により議長が決することになっております。議長は採択といたします。よって、本案は採択されました。
議長(外川 善正君)
暫時休憩いたします。
休憩午前11時31分
再開午後1時00分
議長(外川 善正君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
議長(外川 善正君)
お諮りします。ただいま意見書1件が提出されました。これを日程に追加し、直ちに議題にしたいと思いますが、これにご異議はありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
異議なしと認めます。よって、意見書1件を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定しました。
意見書第2号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(外川 善正君)
追加日程第1意見書第2号日本政府は核兵器禁止条約に参加することを求める意見書についてを議題にします。
本案について提案理由の説明を求めます。9番、瀧 すみ江君。
〔9番瀧 すみ江君登壇〕
9番(瀧 すみ江君)
9番、瀧 すみ江です。意見書第2号を提案させていただきます。
意見書第2号
平成29年9月22日
愛荘町議会議長 外川 善正 様
日本政府は核兵器禁止条約に参加することを求める意見書
上記の議案を、愛荘町議会会議規則第14条の規定により提出する。
提出者 愛荘町議会議員 瀧 すみ江
賛成者 愛荘町議会議員 徳田 文治
意見書第2号
日本政府は核兵器禁止条約に参加することを求める意見書
1945年8月6日、9日、広島と長崎に投下された原子爆弾は、その年のうちに21万人の尊い命を奪いました。被爆者は72年経った今も、後遺症に苦しめられています。地球上では今なお戦争が絶えず、罪のない人々が命を奪われています。
また、現存する約1万5,000発の核兵器の破壊力は、広島・長崎の数万倍にも及びます。
3度目の過ちを繰り返してはならないと、平均年齢81歳の被爆者は、核兵器廃絶を訴え続けてきました。このような被爆者の運動が実を結び、今年7月7日、国連は核兵器を違法化する核兵器禁止条約を、国連加盟国の約3分の2である122ヵ国の賛成で採択しました。
しかし、日本は欠席し採択に参加しませんでした。日本政府は唯一の被爆国として責任を果たし、核兵器禁止条約に参加し、核兵器のない世界を目指してリーダーシップを取るべきです。核兵器禁止条約は9月20日から各国による署名が始まり、署名した国が批准し、それが50ヵ国に達すると、その90日後に条約が発効します。
愛荘町議会では平成18年9月28日に、愛荘町非核・平和都市宣言に関する決議を議決しました。「非核平和のまち」を宣言し、あらゆる国の核兵器の廃絶をめざし、世界の恒久平和の実現を願う町の議会として、下記の事項を強く要望します。
記
唯一の被爆国として核兵器禁止条約に署名・批准し、世界の核兵器廃絶の先頭に立つこと。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。
平成29年9月22日
衆議院議長 大島 理森 様
参議院議長 伊達 忠一 様
内閣総理大臣 安倍 晋三 様
外務大臣 河野 太郎 様
滋賀県愛荘町議会
以上です。どうか皆さんの適正なるご審議をよろしくお願いいたします。
議長(外川 善正君)
これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
質疑なしと認めます。
これで質疑を終わり、討論に入ります。はじめに反対討論はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
討論なしと認めます。
これより意見書第2号を採決します。本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(外川 善正君)
着席願います。可否同数であります。
可否同数の時は、地方自治法第116条第1項の規定により議長が決することになっております。議長は採択といたします。よって、本案は採択されました。
議堤第4号の上程、説明、採決
議長(外川 善正君)
追加日程第2、議提第4号議員派遣についてを議題にします。
会議規則第127条の規定により、お手元に配付しました議案のとおり議員派遣することにご異議はございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
議長(外川 善正君)
異議なしと認めます。よって、追加日程第2、議提第4号議員派遣については、お手元に配付しました議案のとおり議員を派遣することに決定しました。
閉会の宣告
議長(外川 善正君)
これで、本定例会に付された日程はすべて終了しましたので、会議を閉じます。
町長、あいさつ。
町長あいさつ
町長(宇野 一雄君)
今議会の閉会にあたりまして、一言御礼を申し上げたいと思います。
今議会で提案させていただきました案件は、追加案件を含めまして人事案件5件、報告案件1件、条例の制定・改正案件3件、契約の締結につき議決を求めることについて1案件、財産の取得につき議決を求めることについて1案件、損害賠償の額を定めることについて1案件、平成29年度愛荘町一般会計補正予算2案件および平成29年度各特別会計の補正予算4案件、ならびに決算について認定を求めることにつきまして平成28年度愛荘町一般会計歳入歳出決算および各特別会計歳入歳出決算7案件、合わせて24案件につきまして、慎重審議のうえ、すべての案件につきまして可決認定いただきまして、ありがとうございました。
さて、昨年は台風の発生が例年より遅く、第1号は7月3日に発生いたしました。本年につきましては、第1号は4月26日に発生し、現在では19号まで発生しております。
本年7月2日に発生しました台風3号は、4日に九州に上陸し、日本列島を横断いたしましたが、台風通過後も九州北部で豪雨が続き、九州北部豪雨が発生し、大分県、福岡県で甚大な被害が出ております。
7月下旬になりますと、太平洋北西部と南シナ海での対流活動が活発になりまして熱帯低気圧が多発し、21日から30日の10日間で台風が6個も相次いで発生いたしました。これにより、7月の台風の発生数は8個となりました。史上最多タイ記録となったようでございます。
そのうち、21日に発生いたしました台風5号につきましては、本議会定例会の提案趣旨説明の中でも申し上げましたが、南鳥島付近で発生し、太平洋上を瞑想した末に日本に上陸し、本県も接近通過するなど、8月18日に日本海に抜け、温帯低気圧になるまで、台風であった期間は18日18時間と統計史上2番目の長寿台風となったところでございます。
9月17日には大型の台風18号が接近し、本県では午後9時過ぎから暴風圏に入り、午後10時ごろ兵庫県明石市に再上陸し、京都府、福井県、石川県と北東に進みました。
本町におきましては、午後5時より警戒本部を設置し、午後6時に町内全域に自主避難を呼びかけ、ラポール秦荘いきいきセンター、愛知川公民館、つくし保育園に避難所を開設いたしますとともに、パトロール等を実施し、強風の影響での倒木等の飛散対応を行ったところでございます。幸いにも大きな被害はございませんでした。
また、7月23日は一時的に、台風5号から8号までの台風4個が日本近海に同時に存在するといった事態になりました。これは平成6年以来、23年ぶりでございます。このように、本年は昨年に比較し台風が多く発生いたしており、今後も本県に接近することも予想されます。接近に際しましては、事前に危険想定箇所のパトロールや各部局でタイムラインの確認を行うなど、町職員全員が防災減災対策に万全に体制で取り組み、町民皆さまが安全で安心して生活していただける対策を講じてまいることといたします。
また、平成19年以降、北朝鮮から長距離弾道ミサイルを10数回発射しており、日本海に落下あるいは日本上空を通過し、太平洋上に落下するなど、その都度、全国瞬時警報システム、いわゆるJアラードで通過すると思われる地域に避難を呼びかけております。Jアラートが鳴るのは発射後数分程度かかっており、その時には既に日本上空を通過しているという状況にあります。
幸いにも現時点では近畿地方や本地域には影響を及ぼしてはいないものの、あっては困りますが、有事の際には防災行政無線を通じてJアラートで避難を呼びかけますし、エリアメールやテレビの緊急速報で流れますので、情報に沿った行動をとっていただきますとともに、町といたしましては愛荘町国民保護計画に基づきまして、町民皆さんが安全安心の確保に努めてまいりたいと思っております。
今議会中、本会議や各委員会で賜りました貴重なご意見やご提言を踏まえ、職員ともども誠心誠意、これらの執務執行にあたってまいりたいと考えております。今後とも変わらぬご指導・ご鞭撻をいただきますようお願いを申し上げます。
最後に9月議会閉会にあたり、議員各位におかれましては、今はすごしやすい秋の季節ではございますが、今後日増しに寒さが厳しくなり、風邪などをひきやすい季節となります。お身体には十分ご自愛いただき、ご健勝でご活躍いただきますことをご祈念申し上げまして、お礼の言葉とさせていただきます。ありがとうございました。
議長(外川 善正君)
ここで一部訂正をしておきます。
先ほどの追加日程第1意見書第2号の採決のあと、決まったことを私は「日本政府は核兵器禁止条約に参加することを求める意見書については原案のとおり採択することに決定しました」というのは、意見書は可決という方が望ましいので、採択を「可決」に変更させていただきます。以上です。
それでは、これをもって、平成29年9月愛荘町議会定例会を閉会します。
大変ご苦労さまでした。
この記事に関するお問い合わせ先
議会事務局
〒529-1380 滋賀県愛知郡愛荘町愛知川72番地
電話番号:0749-42-7670
ファックス:0749-42-7698
メールフォームによるお問い合わせ
更新日:2019年12月25日