平成22年12月愛荘町議会定例会 町長提案趣旨説明

更新日:2019年12月25日

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平成22年12月愛荘町議会定例会 町長提案趣旨説明

はじめに

皆さん、おはようございます。
本日ここに平成22年12月愛荘町議会定例会をお願いいたしましたところ、議員各位には何かとご多忙の中にもかかわりませず、早朝よりご出席賜り厚くお礼申し上げます。平素は、議員各位におかれましては、町政各般にわたりまして格別のご支援、ご協力をいただいておりますことに対しまして、心から厚くお礼を申し上げる次第でございます。

提出議案の説明

さて、12月1日、恒例の全国町村長大会が渋谷のNHKホールで開催されました。かつて2,500を超えていた町村数が、合併によりまして現在941となり、大ホールは満杯にならず隔世の感がありました。この大会に、いつもなら総理大臣が出席される習わしですが、今年は混迷の国会運営中のせいか、総理は見えず、少ししらけムードが漂いました。
大会は、喫緊の重要課題およびTPP反対の2つの決議を採択いたしました。
1つ目の決議は、真の地域主権改革を推進すること、地方交付税を復元増額すること、一括交付金は財政力の弱い自治体に配慮すること、地球温暖化対策のため森林整備に一定の地方財源化を図ること、個別所得補償については経営安定に留意すること、子ども手当の財源は全額国庫負担とすること、国民健康保険については都道府県を軸として医療保健制度の一本化を図ること、行政合併につながる道州制は導入しないことなど9項目を決議したところであります。
次に、特別決議としてTPP環太平洋(戦略的経済)連携協定につきましては、日本農業の現状を無視したものであり、TPP反対を明確に表明するとともに、政府がまずやるべきことは、農村の再生を責任を持って実現することを全会一致で決議いたしました。
その後、民主党および自民党に対し要請活動を実施するとともに、県選出の国会議員に対し、6町長全員がこれらの決議を強く要請してまいったところでございます。
さて、今期定例会に提案いたします議案についてご説明を申し上げます。条例制定ならびに改正条例議決案件3件、公の施設における指定管理者の指定議決案件2件、大字・字の区域ならびに名称の変更につき議決を求めることについて1件、彦根市と締結した定住自立圏形成協定を変更することにつき議決を求めることについて1件、平成22年度琵琶湖東北部広域市町村圏協議会収支決算認定案件1件、平成22年度愛荘町一般会計補正予算ならびに愛荘町介護保険事業特別会計補正予算の2件、合わせて10案件をご提案させていただきました。
まず、条例制定ならびに改正条例議決案件3件につきまして、説明をさせていただきます。
議案第67号愛荘町公有財産審議会条例の制定につきましては、公有財産のうち土地および建物の公正かつ適正な取得・管理および処分をおこなうため、愛荘町公有財産審議会を設置するため、条例制定をお願いするものでございます。
次に、議案第68号愛荘町特別職の職員で非常勤のものの報酬および費用弁償に関する条例の一部を改正する条例につきましては、愛荘町公有財産審議会設置に伴う公有財産審議会委員を、特別職の職員で非常勤のものとして追加するために、関係条例の一部改正をお願いするものでございます。
次に、議案第69号愛荘町体育施設条例の一部を改正する条例につきましては、11月1日に滋賀県から愛荘町へ移管された愛荘町アーチェリー場について、スマートインターチェンジ設置工事に伴い、平成22年12月末で廃止するため、関係条例の一部改正をお願いするものでございます。
次に、議案第70号愛荘町依智秦氏の里古墳公園の指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議案第71号愛荘町目加田城跡公園の指定管理者の指定につき議決を求めることについての2件につきましては、平成23年3月31日をもって1期目の指定管理期間が満了いたしますので、再度指定管理者の指定につき議決を求めるものでございます。
次に、議案第72号大字・字の区域ならびに名称の変更につき議決を求めることについては、土地改良法に基づく換地処分に伴い、大字・字の区域ならびに名称を変更することについて、地方自治法の規定に基づき議決をお願いするものでございます。
次に、議案第73号彦根市と締結した定住自立圏形成協定を変更することにつき議決を求めることにつきましては、本協定に基づき連携して取り組む政策分野および内容ならびに役割分担について、変更することにつき議決をお願いするものでございます。
次に、議案第74号平成22年度琵琶湖東北部広域市町村圏協議会収支決算認定につきましては、平成22年9月30日付琵琶湖東北部広域市町村圏協議会廃止に伴う収支決算書の認定をお願いするものでございます。
次に、議案第75号平成22年度愛荘町一般会計補正予算ならびに議案第76号平成22年度愛荘町介護保険事業特別会計補正予算であります。
まず、議案第75号平成22年度愛荘町一般会計補正予算でございますが、補正額は歳入歳出それぞれ2億1,713万1,000円を追加し、総額を82億3,963万1,000円にお願いするものであります。それでは、歳入の補正予算の主なものを申し上げます。まず、町税でありますが、長引く景気後退の影響により、個人町民税が5,500万の減額、一方、法人税はやや持ち直しまして1億3,100万円の増額であります。地方交付税は、普通交付税の交付決定により1億648万5,000円の追加などが主な内容でございます。町税、地方交付税が増額されたことによりまして、予定をいたしておりました財政調整基金からの繰入金2億754万2,000円については繰り入れをせずに減額をいたします。一方、歳出補正予算の主なものは、今回国の補正予算を受けまして、子宮頸がん予防ワクチンおよび髄膜炎を予防するヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンの3種類につきまして、接種費用を助成する経費336万円を計上いたしました。愛荘町ではこれを全額公費負担として保護者負担はなしで考えております。そのほか、公債費につきまして、利率の高い長期借入金7,657万円を繰上償還いたすものでございます。
次に、議案第76号、介護保険事業特別会計補正予算でございますが、介護認定件数の増加に伴い、各種サービス事業の利用者が増え、歳入歳出それぞれ3,537万円を追加し、総額を10億6,617万5,000円にお願いするものであります。
以上、平成22年12月愛荘町議会定例会に提案をさせていただきました。何とぞ慎重なご審議のうえ、ご議決賜りますようお願い申し上げまして、提案趣旨の説明とさせていただきます。

平成22年12月7日

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