平成23年9月愛荘町議会定例会 町長提案趣旨説明

更新日:2019年12月25日

ようこそ町長室へ

平成23年9月愛荘町議会定例会 町長提案趣旨説明

はじめに

皆さん、おはようございます。
本日ここに、平成23年9月愛荘町議会定例会をお願いいたしましたところ、議員各位には何かとご多忙の中にもかかわりませず、早朝よりご出席賜り厚く御礼を申し上げます。平素は、議員各位におかれましては、町政各般にわたりまして格別のご支援、ご協力をいただいておりますことに対しまして、心から厚く御礼申し上げる次第でございます。
さて、ただいまも議長の方から申されましたように、このたびの台風12号は、2日の夜から4日の朝まで長時間の居座りで、ところによっては1,000ミリメートルを超える雨量に見舞われ、紀伊半島を中心に多くの犠牲者が出るなど、多大な被害を及ぼしました。被災されました多くの方々に、心からお見舞いを申し上げる次第であります。
当町におきましては、2日・3日の夜、管理職を中心に徹夜の警戒態勢でパトロールなどにあたってきたところであります。かなりの雨量と強風に見舞われましたが、幸い、人的被害や大きな被害はなかったようでありますが、この愛知川庁舎の大屋根の棟の部分が一部剥がされるという被害に遭っております。早急に修復を必要といたしておりますことを報告とさせていただきます。

提出議案の説明

さて、今期定例会に提案いたします議案についてご説明を申し上げます。
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて2件、愛荘町職員懲戒審査委員会委員の選任つき同意を求めることについて3件、平成22年度愛荘町の財政健全化判断比率等の報告案件1件、条例制定ならびに改正条例案件6件、損害賠償の額を定めることについて1件、平成23年度愛荘町一般会計補正予算ならびに国民健康保険事業特別会計補正予算、介護保険事業特別会計補正予算の計3件。次に、決算案件で、平成22年度愛荘町一般会計歳入歳出決算ならびに各特別会計歳入歳出決算の承認案件7件、合わせて24案件を提案させていただきました。
次に、提案案件の概要を説明いたします。
まず、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて2件でございますが、平成23年12月31日の任期満了に伴い、人権擁護委員法第6条の規定に基づき、意見を求めるものでございます。
次に、愛荘町職員懲戒審査委員会委員の選任につき同意を求めることについての3件でございますが、愛荘町職員懲戒審査委員会規則の規定に基づき委員を選任するもので、地方自治法施行規程第17条の規定により同意を求めるものでございます。
次に、報告案件1件につきましては、平成22年度愛荘町の財政健全化判断比率等の報告でございまして、地方公共団体の健全化に関する法律に基づき報告するものでございます。
次に、条例制定ならびに改正条例案件の6件につきまして説明をさせていただきます。
議案第41号愛荘町暴力団排除条例の制定については、本年8月1日より施行されました「滋賀県暴力団排除条例」に基づき、市町への入札参加拒否、施設使用の不承認、利益供与の禁止の範囲、これにつきましてはそれぞれ市町の条例で規制するため、町条例の制定につき議決をお願いするものであります。
次に、議案第42号愛荘町長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の一部を改正する条例につきましては、地方自治法および法施行令に基づく長期継続契約によって、これまでの物品の借り入れや役務の影響を受ける契約のほか、新たに給食調理業務、給食運搬業務などの契約を追加するため、所要の改正をお願いするものでございます。
次に、議案第43号愛荘町税条例等の一部を改正する条例につきましては、「地方税法の一部を改正する法律」の施行に伴い、関係条例への一部改正をお願いするものであります。
次に、議案第44号愛荘町道路占用料徴収条例制定につきましては、現在、無料で対応をしている町道の占用料につきまして、道路法による占用料の徴収を行うため、徴収条例の制定につき議決をお願いするものであります。これによって、約4,000件の占用物件から年間200万円程度の占用料を徴収しようとするものであります。
次に、議案第45号愛荘町立学校施設の開放に関する条例の一部を改正する条例ならびに議案第46号愛荘町特別職の職員で非常勤のものの報酬および費用弁償に関する条例の一部を改正する条例につきましては、「スポーツ振興法」が「スポーツ基本法」として全面改正が行われたことに伴いまして、関係条例の一部改正をお願いするものであります。
次に、議案第47号損害賠償の額を定めることについてでありますが、公用車の抵触事故による損害を賠償するため議決をお願いするものであります。
次に、議案第48号平成23年度愛荘町一般会計補正予算ならびに議案第49号平成23年度愛荘町国民健康保険事業特別会計補正予算、議案第50号平成23年度愛荘町介護保険事業特別会計補正予算であります。
まず、議案48号平成23年度愛荘町一般会計補正予算でございますが、補正額は、歳入歳出それぞれ1億9,278万6,000円を追加し、総額を87億593万1,000円にお願いするものであります。
歳入の主なものでございますが、国庫支出金および県支出金では、グループホームきずなの事業規模拡大による補助金、八木荘保育園の園舎全面改築工事の補助金など、福祉対策補助金の追加をお願いするものでございます。
繰入金におきましては、福祉・保健基金を取り崩し、八木荘保育園園舎を全面改築事業補助に充当するなどであります。
次に、歳出における主な事業につきましては、グループホームきずなの事業規模拡大に対する補助金、八木荘保育園の園舎全面改築に対し、子育て支援環境緊急整備事業補助金、また、自然エネルギーの有効利用を促進するため住宅用太陽光発電システム補助金の追加、さらに、今年から農家の協力をいただき実施しております農家民泊、農業体験事業や鳥獣被害防止対策事業に対する運営貸付金の追加、教育費におきましては、愛知川東小学校および愛知川小学校に来年度エアコンを設置するための空調改修工事に伴う設計費を追加するなどであります。
次、議案第49号平成23年度愛荘町国民健康保険事業特別会計補正予算でございますが、補正額は、歳入歳出それぞれ890万7,000円を追加し、総額を16億550万7,000円にお願いするものであります。
次に、議案第50号平成23年度愛荘町介護保険事業特別会計補正予算でございますが、補正額は、歳入歳出それぞれ947万円を追加し、総額を11億4,182万円にお願いするものであります。
次に、議案第51号から58号までにつきましては、前年の平成22年度の愛荘町一般会計歳入歳出決算ならびに各特別会計7会計の歳入歳出決算について認定を求めるものであります。
まず、平成22年度一般会計における決算は、歳入96億9,342万4,687円で、昨年度に比べ3億4,924万円、3.7%の増となりました。歳出におきましても91億9,887万1,209円で、昨年度に比べ2億6,016万円、2.9%の増となったものであります。
歳入から歳出を差し引いた歳入歳出差引額は4億9,455万3,478円の黒字となり、翌年度へ繰り越す財源2億5,836万5,000円を差し引いた実質収支額は、2億3,618万8,478円となった次第であります。
増収となった主な要因につきましては、景気の持ち直し傾向によりまして、法人町民税が前年度比2億6,091万円、133.9%増となったことや、地方交付税が前年度比1億9,293万円、8.9%の増、地方交付税の不足を補う臨時財政対策債が前年度比3億4,390万円、78.9%の増となったことなどが要因であります。
22年度実施いたしました主な事業につきましては、給食センター建設事業、子育て支援事業、環境に負荷をかけない電気自動車設置費用、住基カードにより全国の提携コンビニで住民票の写し・印鑑登録証明書が発行できるコンビニ交付サービス事業、教育施設におきましては愛知川東小学校増築事業、また3月11日に発生いたしました東日本大地震の対策事業として、被災者の受け入れや救援物資の搬送事業を実施いたしました。湖東三山インターチェンジ、またアーチェリーやテニスコートなどの多目的グランド整備の事業に着手をいたしたところであります。
これらの結果、22年度末には剰余金9億5,200万円を基金に積み立て、年度中の取崩額を差し引いて、年度末基金残高は前年度に比し約5億円増えて37億2,000万円となったところであります。
一方、地方債残高は、一般会計において対前年1億9,000万円減少して、85億9,600万円となりました。下水道などの特別会計における起債残高は、2億3,700万円減少して、116億4,600万円となったところであります。
それから特別会計の概要でありますが、住宅新築資金等貸付事業特別会計決算では、歳入444万9,490円、歳出も同額の444万9,490円で、実質収支額はゼロ、貸付事業債は平成23年度に償還が完了し、本年度をもって会計を閉じる予定をいたしております。
次に、土地取得造成事業特別会計歳入歳出決算でありますが、歳入・歳出ともに総額4,289万518円でありまして、実質収支額はゼロであります。
国民健康保険事業特別会計決算でありますが、歳入総額15億3,883万9,246円、歳出総額15億1,916万1,133円、実質収支額は1,967万8,113円となりました。22年度末における被保険者数は、前年度より14人増の4,792人であります。
療養費など歳出におきましては、対前年6,500万円、4.1%減となっております。健康保健受診率は県下でも高く、一人当たり療養費が県下最低額であります。22年度は、基金からの繰り入れの必要はなくなった次第であります。
老人保健事業特別会計決算でありますが、歳入歳出ともに18万3,337円となりました。本会計は、医療制度改革により精算を行っているもので、22年度末をもって会計を閉じるものであります。
次に、後期高齢者医療事業特別会計決算でありますが、歳入総額1億2,860万451円、歳出総額1億2,855万1,667円で、実質収支額4万8,784円となりました。
制度開始から3年が経過し、一定落ち着いてきた状況であり、22年度末における被保険者は2,242人と、昨年度より1.6%、36人の増となっております。
介護保険事業特別会計歳入歳出決算でありますが、歳入総額10億4,941万7,049円、歳出総額10億4,101万6,773円、実質収支額840万276円となりました。22年度末における被保険者数は4,030人と、昨年度より76人、1.9%増となりました。
要支援1から要介護5までの認定件数は82件増えて837件、対前年比10%増となり、給付費総額におきましても対前年約10%増えております。
次に、下水道事業特別会計決算でありますが、歳入総額12億4,556万7,913円、歳出総額12億3,519万8,175円、実質収支額1,036万9,738円となりました。平成22年度末における下水道普及率は、対前年0.3%増の99%となり、水洗化率は対前年3.2%アップの84%となった次第であります。
以上、平成23年9月愛荘町議会定例会に提案させていただきました。何とぞ慎重なご審議うえ、ご議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案趣旨の説明とさせていただきます。

平成23年9月6日

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