平成26年3月愛荘町議会定例会 町長提案趣旨説明

更新日:2019年12月25日

ようこそ町長室へ

平成26年3月愛荘町議会定例会 町長提案趣旨説明

はじめに

皆さん、おはようございます。早朝よりご苦労さんでございます。
本日ここに、平成26年3月愛荘町議会定例会をお願いいたしましたところ、新議員さんを含め、14人のお顔も揃い、全員のご出席を賜り厚くお礼を申し上げます。日頃は、町政各般にわたりまして、格別のご支援・ご協力をいただいており、併せて、心から厚く御礼申し上げます。
はじめに、愛荘町第3期のスタートにあたりまして、所信の一端を述べさせていただきます。去る2月23日、愛荘町になって3回目の町長および議会議員選挙が実施されました。少数激戦を勝ち抜いて来られました議員各位に対し、改めて心からお祝いを申し上げますとともに、今後のご活躍をご祈念申し上げる次第でございます。
また、町長選におきましては、不肖私が僅差ではございましたが、町民皆さまのご支援の下、当選させていただきましたことに対し、改めて心から厚くお礼を申し上げます。誠にありがとうございます。
選挙期間中、多くの皆さまからいただきました叱咤激励に感謝申し上げますとともに、町政に対する厳しいご意見やご提言もしっかりと受け止めさせていただきました。この3月5日、議員ともども、私も町長に就任させていただいたところでございます。今ずっしりと責任の重さを感じておりまして、2万1,000人の町民の皆さまのご期待に、力の限り尽くさせていただく所存でございます。何卒、町民の皆さまをはじめ、議員各位の絶大なご支援・ご協力をお願い申し上げます。
平成18年2月、2町合併によります愛荘町が誕生し、町民の皆さまの夢と期待を背負って新しい歴史の扉を開けました。私は副町長として前町長とともに、町民の皆さまの信託に応えるべき全力で、新しい町の建設に邁進させていただきました。これまで、合併に伴う諸課題に対し、熱いご理解を賜り、ご支援・ご協力いただきました町民の皆さまをはじめ、議会議員、職員の皆さまに、心から感謝を申し上げる次第でございます。
合併後すでに8年が経過いたしました。合併の目的は、地域や自ら考えて行動し、21世紀に自立できる地域を築くための基盤づくりでございます。自己決定・自己責任のもと、真に住民主体の自治体を結成することを念頭に、取り組んでまいったところでございます。
そのため、行政業務といたしまして、組織目標を町民満足の視点などに立って設定し、ホームページを通じて、住民の皆さまと共有するとともに、積極的に発信し、公平公正な行政サービスをモットーに、協働のまちづくりに努めてきたところでございます。
今期目の行政にあたりましては、「一隅を照らす」を私の心情の下、信念と誠実をもって対応することを有権者の皆さまに訴えてまいりました。私がこれから目指します方針は、昨年開通いたしました湖東三山インターチェンジを生かしたまちじゅうミュージアム構想の実現などによる観光振興、国や県の施策を活用した中小企業の新興、商店街の活性化、町立保育所の改築移転による待機児童の解消や幼稚園の2年制から3年制への移行など子育て世代にやさしいまちづくり、五愛十心の理念に基づきます人格公正な人を育てる教育の推進、いじめや体罰のない明るい学校を目指す、自治基本条例の精神に基づき地域のまちづくり活動の支援など、愛荘町総合計画をはじめ、いろいろな諸計画の着実な推進、新しい住民ニーズに対応できる広域連携など図ってまいりたいと考えております。
これらの取り組みにより、愛荘町に住んでよかった、愛荘町に住み続けたいと思っていただける安全で安心なまち、若い人たちにとって夢と希望のまち、文化の高いまちを目指す、職員ともども全力で取り組んでまいります。
何卒、町民の皆さま、議員各位におかれましては、深いご理解とご支援を賜りますようお願いを申し上げまして、所信の表明とさせていただきます。

提出議案の説明

さて、今期定例会に提案いたします議案についてご説明を申し上げます。
条例制定ならびに改正条例議決案件9件、平成25年度愛荘町一般会計補正予算(第9号)、平成25年度愛荘町土地取得造成事業特別会計補正予算(第2号)、平成25年度愛荘町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)、平成25年度愛荘町後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)、平成25年度愛荘町介護保険事業特別会計補正予算(第5号)および平成25年度愛荘町下水道事業特別会計補正予算(第3号)の6件、また平成26年度愛荘町一般会計予算、平成26年度愛荘町住宅新築資金等貸付事業特別会計予算、平成26年度愛荘町土地取得造成事業特別会計予算、平成26年度愛荘町国民健康保険事業特別会計予算、平成26年度愛荘町後期高齢者医療事業特別会計予算、平成26年度愛荘町介護保険事業特別会計予算および平成26年度愛荘町下水道事業特別会計予算の7件、合わせまして22案件をご提案させていただきました。
まず、条例制定ならびに改正条例議決案件9件の概要につきまして説明を申し上げます。
議案第4号 愛荘町湖東三山館あいしょう条例の制定につきましては、今年秋にオープンを予定いたしております愛荘町湖東三山館あいしょうに係ります設置および管理とともに、指定管理者による施設の管理ができるよう必要な事項を定めるための条例を制定しようとするものでございます。
議案第5号 愛荘町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例につきましては、人事院勧告に準じまして、(看護職給料表の適用を受ける職員を除く)55歳以上の職員の昇給につきまして、標準の勤務成績で2号級昇給を行っておりましたが、昇給しないこととするための条例改正をしようとするものでございます。
議案第6号 愛荘町手数料条例の一部を改正する条例につきましては、建設用びょう打銃の譲り受け・消費許可事務、煙火の消費許可事務につきまして、町で処理していたものを東近江行政組合統合本部で処理することになるため、条例改正により関係手数料の削除をしようとするものでございます。
議案第7号 愛荘町消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例につきましては、新たな傷害保健福祉施策を講じるための関係法令の整備に関する法律の一部施行に伴い、条例整備をするため条例改正をしようとするものでございます。
議案第8号 愛荘町非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例につきましては、消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律の成立に伴い、団員の処遇の改善の一環として退職報償金支給額の改定を行うため主要の条例改正をしようとするものでございます。
議案第9号 愛荘町道路占用料徴収条例の一部を改正する条例につきましては、道路法施行令の一部改正が施行されたことに伴い、条例の改正をしようとするものでございます。
議案第10号 愛荘町公共下水道使用料条例の一部を改正する条例、議案第11号 愛荘町立ハーティーセンター秦荘条例の一部を改正する条例、議案第12号 愛荘町体育施設条例の一部を改正する条例につきましては、4月1日からの消費税引き上げに伴い、各使用料の見直しをしようとするものでございます。
次に、議案第13号から議案第18号までの6議案につきましては、平成25年度愛荘町一般会計補正予算ならびに各特別会計補正予算でございます。
まず、議案第13号 平成25年度愛荘町一般会計補正予算(第9号)でございますが、歳入歳出それぞれ2,092万9,000円を減額し、総額を92億8,329万3,000円にしようとするものでございます。
歳入歳出予算の主なものを申し上げます。
まず、町税につきましては、ucc上島コーヒー株式会社の償却資産が新規で増額となったことが主な要因でございまして5,200万円の追加でございます。
分担金および負担金につきましては、入所児童数が予定より少なかったことなどによりまして保育料保護者負担金、これは現年度分でございますが、1,436万7,000円の減額など、合わせて1,607万1,000円の減額でございます。
国庫支出金につきましては、実績見込みによる児童手当負担金の2,506万5,000円の減額など、合わせて3,035万1,000円の減額でございます。
県支出金につきましては、実績によります企業支援型雇用創造事業補助金680万円の減額など、合わせて1,768万2,000円の減額でございます。
繰入金につきましては、教育委員会所管の事業に財源充当するため教育振興基金より繰り入れいたしておりますが、各学校の防犯カメラの増設工事や愛知中学校第2体育館天井改修工事などの入札執行残が生じましたので、教育振興基金に繰り戻しをするため1,430万円の減額など、各種基金に合わせて1,641万3,000円の減額でございます。
補正予算、いわゆる支出の方の主なものにつきましては、総務費につきましては。農家台帳システムをクラウドに対応したことや、情報系端末等の更新設計の委託料の入札執行残などによりまして、電子計算運営事業の1,460万2,000円の減額など、合わせて3,135万円の減額でございます。
民生費につきましては、実績見込みによる児童手当事業の3,566万円の減額、入所児童が予定より少なかったことにより、町内民間保育所入所事業の2,734万2,000円の減額など、合わせまして8,401万1,000円の減額でございます。
衛生費につきましては、実績見込みによります予防接種事業の1,080万円の減額など、合わせまして1,655万5,000円の減額でございます。
農林水産業費につきましては、山川原揚水機改修の入札執行残、愛知川西部地区用排水路整備改修、管理道路設置工事延長減による農業基盤整備促進事業の1,019万8,000円の減額など、合わせまして1,627万7,000円の減額でございます。
土木費につきましては、維持管理事業の執行不用額の減額による下水道事業特別会計繰出金3,747万7,000円の減額など、合わせまして5,180万8,000円の減額でございます。
教育費につきましては、中央スポーツ公園施設管理業務委託料の入札執行残等によります体育施設管理事業1,117万9,000円の減額など、合わせまして3,416万2,000円の減額でございます。
諸支出金につきましては、財政調整基金など預金利息の実績によります積立金の増額補正と今補正の歳入歳出調整額分2億2,437万4,000円を、今後の学校増築等の財源とするため、教育振興基金費へ積み立てることとし、合わせまして2億2,659万5,000円を追加するものでございます。
次に、議案第14号 土地取得造成事業特別会計補正予算(第2号)でございますが、歳入歳出それぞれ4万5,000円を追加するものでございます。
次に、議案第15号 国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)でございますが、歳入歳出それぞれ2,664万6,000円を追加するものでございます。
次に、議案第16号 後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)でございますが、歳入歳出それぞれ64万6,000円を減額するものでございます。
次に、議案第17号 介護保険事業特別会計補正予算(第5号)でございますが、歳入歳出それぞれ115万5,000円を追加するものでございます。
次に、議案18号 下水道事業特別会計補正予算(第3号)でございますが、歳入歳出それぞれ3,978万円を減額するものでございます。
次に、議案第19号から25号まで平成26年度一般会計および6特別会計の予算でございます。平成26年度は、町長・議会議員の選挙が執行されることに鑑み、町長選につきましては、事務的経費や経常経費債務負担行為の予算化などの継続事業を計上いたします骨格的予算として、予算編成を行ったところでございます。
予算規模につきましては、一般会計91億2,900万円で、前年度当初比4億2,300万円増(4.9%増)になりますが、特別会計総額47億3,247万円で、前年度当初比2億4,227万円増額(5.4%増)となります。
一般会計歳入面では、自主財源の大部分を占めます町税収入のうち、法人町民税は主要企業の業績回復により、前年度当初比1億5004万円増額の3億9,930万円を見込み、個人町民税は平成25年度決算見込みとともに1,550万円増額(1.8%増)の8億7,110万円を見込んだところでございます。
次に、依存財源であります地方交付税につきましては、平成25年度実績と照らし合わせまして1,639万円の減額の21億3,400万円を計上いたしたところでございます。
また、地方債につきましては、前年当初比3,590万円増額となります。地方交付税の振替え分として後年度に償還額が交付税算入されます臨時財政対策債は8,600万円減額の4億5,600万円を計上いたします。3年保育に向けた両幼稚園の施設整備事業などの財源といたしまして、合併特例債を500万円減額の5億1,270万円を計上いたしたところでございます。
繰入金につきましては、前年に引き続き合併特例債を有効活用することで財源を確保いたしましたことにより、前年当初比5,002万6,000円減額を見込んだところでございます。
このような財源状況のもと、歳出で増額でなった主な事業につきましては、紫雲苑改築事業による彦根愛知犬上広域行政組合負担金1億5,312万円の増額などにより、衛生費が1億4,387万円の増額、土木費におきましては仮称ではございますが、東部地域公園整備事業で1億462万円の増額など、合わせまして1億8,258万円の増額、教育費におきましては3年保育に向けました幼稚園施設整備事業1億7,853万円の増額、秦荘西小学校の太陽光発電設置事業で4,719万円の増額など、合わせまして2億4,689万円の増額であります。
一方、減額となった主なものにつきましては、労働費におきましては緊急雇用創出特別推進事業の終了に伴いまして2,851万円の減額、商工費に置きましも湖東三山スマートインターチェンジ周辺地域活性化施設整備事業の1億5,363万円の減額などによりまして1億5,509万円の減となりました。
そのほか、主な事業といたしましては、現在進めておりますつくし保育園改築事業といたしまして用地にかかります不動産鑑定手数料、改築工事等設計業務委託料など1,181万7,000円を計上いたしております。また、3年保育につきましては幼稚園整備事業といたしまして、設計監理業務委託料および工事請負費1億7,852万5,000円を計上いたしております。
また、中山道再生整備事業の一環として旧近江銀行を活用いたしまして、仮称ではございますが、愛知川宿街道交流館の整備といたしまして、設計業務委託料など1,505万円を計上いたしております。
また、東部地域公園整備事業といたしましてグラウンドゴルフ場や芝生公園などを整備いたします測量設計業務委託料および工事請負費1億1,115万円を計上いたしております。
また、今年度オープンを予定いたしております湖東三山館あいしょうの指定管理料など1,597万5,000円を計上いたしております。
また、防災対策といたしまして、拠点避難場所であります4小学校に防災倉庫、発電機、灯光器等設置経費2,570万円を計上いたしております。
特別会計につきましては、先ほども申しましたが、平成26年度愛荘町住宅新築資金等貸付事業特別会計ほか5特別会計、総額47億3,247万円、対前年度当初比較で5.4%の増額を計上いたしました。細目は割愛させていただきます。
ほかに、平成25年度から平成26年度に繰り越しいたします事業といたしまして、電子計算運営事業ほか6事業につきましてお願いを申し上げております。
以上、平成26年3月愛荘町議会定例会に提案をさせていただきます。何とぞ慎重なご審議のうえ、ご議決賜りますようお願い申し上げ、提案趣旨の説明とさせていただきます。ありがとうございました。

平成26年3月10日

この記事に関するお問い合わせ先

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