5月21日　ノーチャイムに挑戦！

　本校では、5月を道徳教育の中で「善悪の判断・自律・自由と責任」の内容項目を重点月に位置づけ、力点を置いて授業を展開しています。そして、今年度は道徳推進教師、大蔵先生の提案で、今日の午前はチャイムなしで生活するノーチャイムデーに全校みんなで挑戦しました。

　子どもたちの生活を見ていると、休み時間終了のチャイムがなっても、「もう少しいいや」という考えから遊び続け、結果的に授業やそうじ開始に遅れてしまい、注意を受ける姿が散見されます。しかし、注意を受ける受けないに関わらず、一人一人の心の中で、自然な感情の中で、自分を律しながら成長しようとする気持ちを育てることが大切だと考えます。その気持ちが結果として善悪の判断となり、責任ある行動につながるものだと考えます。そこで、今日はチャイムを切ることで、自分自身で時間を意識し、生活を考え、行動することに全校みんなで挑戦しました。

　子どもたちの様子を見ていると、休み時間の終わりは高学年を中心に「もう、時間になったで！」などと声を掛け合い、多くの子どもたちがチャイムがなくても時間を守ることができていました。前の時間に少し遅れていしまった児童も、次の時間にはしっかり間に合っていました。そんな姿を見て、先生たちも喜んでいました。また、その先生たち自身も、「私たちも時間を意識して生活できたわ」と放課後の職員室で話題になっていました。

では、最後に、この提案をした道徳推進教師、大蔵先生から一言いただきましょう。

「ノーチャイムデー当日、さっそく朝から時間を意識して座っている姿が見られました。休み時間も、時間に気づいてさっと教室に戻る姿、その周りの姿に気づいて急いで教室に戻る姿もありました。いつもよりも時間を意識して行動しているみんなの姿がたくさん見れて嬉しかったです。また実施したいなと思いました。」