8月29日　新教育課程の実施における1学期末アンケートの結果について

　今年度から始めている三位一体の改革（40分授業午前5時間制、学年担任制、教科担任制）による新教育課程について、1学期末にアンケートを実施したところ、たくさんの保護者の皆様にご回答いただき、ありがとうございました。結果をまとめましたので、報告させていただきます。

　＜40分授業午前5時間制について＞

　86％の児童が「よい」「どちらかと言えばよい」と肯定的に回答し、新しい日課にも慣れてきたようです。しかし、慣れていない児童の中には、午前中の5時間にあわただしさを感じるという意見もありました。そこで、2学期からは6時間の45分授業を40分授業とし、その短縮した5分を中休みに追加し、中休みを15分間にすることにしました。

　また、40分授業を実施することで学力の低下を心配する声もありましたが、昨年と今年の期末テストの結果を同学年で比較したところ、平均点が昨年よりもあがっている教科が多く、今のところ、学力の低下は認められません。

＜学年担任制（4年、6年）＞

　74％の児童が、「よい」「どちらかと言えばよい」と肯定的にとらえ、教員も学年全員を複数で見守る体制に慣れてきました。放課後は学年あるいは学年部で子どもたちの話を頻繁にしています。しかし、週ごとに変わることによるデメリットを克服できていない点もあり、今後、さらに様々な意見を聞きながら改善していきます。

＜交換授業（4年）、教科担任制（5,6年）＞

　79％の児童が肯定的にとらえています。また保護者の皆様も90％が肯定的に回答されており、より専門性の高い授業を求められていることがわかりました。教員も指導教科が絞られた分、教材研究に時間がとれ、複数回授業をすることで授業改善を進めています。今後、さらに児童、保護者の皆様の期待にこたえられるよう、よりよい授業づくりに努めていきます。

　また、本校の取組に対して様々な反響をいただいており、夏休み期間中に県内の市町の校長会や京都町村教育長会が本校を視察されました。2学期にも香川県小豆島や愛知県大府市、名古屋市の学校からも視察に来られる予定です。児童、保護者、教員みんなが安心できる学校を目指した本校の取組を今後もブラッシュアップしながら進めていきたいと思います。