愛荘町ウォーカブルタウン創造事業について
1.ウォーカブルタウンとは
現在、世界の多くの都市で、まちなかを車中心からひと中心への空間へと転換し、人々が集い、憩い、多様な活動を繰り広げられる場へと改変する取組が進められています。
これらの取組は、ひと中心の豊かな生活空間を実現させるだけでなく、地域消費や投資の拡大、観光客の増加や健康寿命の延伸、孤独・孤立の防止ほか、様々な地域課題の解決や新たな価値の創造につながります。
これらを踏まえ、国において、「ウォーカブル推進都市」の募集が行われ、愛荘町としても、歩行者空間、自転車空間の確保、居心地がよく歩きたくなるまちなかの形成の観点から、これに応募しました。滋賀県内においては、愛荘町のほか、大津市、彦根市、草津市、守山市および東近江市の5市が応募しており、県内の町としては、唯一の応募です。
<参考>ウォーカブル推進都市一覧 https://www.mlit.go.jp/toshi/content/001375191.pdf
2.ウォーカブルタウンの形成に向けた取組
ウォーカブルタウンの形成を着実に進めるため、愛荘町においては、令和2年度より、国の地方創生推進交付金を活用し、3箇年計画で、愛荘町ウォーカブルタウン創造事業を開始しました。
中山道、近江鉄道愛知川駅、公共施設等の都市機能が集積する一帯を中心エリアとして位置づけ、歩行者空間の創出、観光資源や地域資源の活用、街道の活性化、さらには、各交流拠点施設のネットワーク化に向け取り組んでいます。
3.具体的な施策
愛荘町ウォーカブルタウン創造事業は、以下の4つの柱からなる施策です。
・まちなか賑わい創出事業
・魅力体感事業
・ウォーカブルゾーン整備事業
・観光まちづくり事業
それぞれの事業の具体的な内容は以下のとおりです。
(1)まちなか賑わい創出事業
中山道を中心としたまちなかの賑わいの創出のため、このエリアを中心とした空き家・空き店舗対策にモデル的に取り組んでいます。空き家・空き店舗への町外からの移住、新規出店を呼び込むことで、エリアの活性化を目指します。
具体的な事業として、空き家・空き店舗の権利状況等について実態調査を行うとともに、空き家・空き店舗の活用に向けたインセンティブとなる制度構築を行う予定です。
<関連リンク>
愛荘町空き家情報登録制度 https://www.town.aisho.shiga.jp/kurashi_tetsuzuki/sumai/akiya/1283.html
(2)魅力体感事業
愛荘町の強みであるものづくり文化を生かしたまちづくりを実現し、国の伝統的工芸品である近江上布やびん細工手まりなどの町独自の資源を有効に発信するため、後継者育成や振興を実施します。
<関連リンク>
びん手まりの館ホームページ https://www.town.aisho.shiga.jp/toshokan/index.html
近江上布ホームページ https://omi-jofu.com/
(3)ウォーカブルゾーン整備事業
歩行者空間を創出し、居心地がよく歩きたくなるまちづくりの構築を行い、上記の「まちなか賑わい創出事業」および「魅力体感事業」をハード面から支えるため、現在、歩行者がどのようなルートで移動を行っているかを、定量的に分析を行っています。滋賀県内では初となるWi-Fiパケットセンサーを用いた歩行者流動調査を、町内11箇所で実施しています。
<関連リンク>
Wi-Fiパケットセンサーによる流動調査 https://www.town.aisho.shiga.jp/sangyo/kankotyosa/5950.html
(4)観光まちづくり事業
町としての「稼ぐ力」の底上げと地元の愛着と誇りを醸成し、本事業をソフト面から下支えするため、観光地としての魅力向上に取り組んでいます。具体的には、町内の資源を有機的に連携させるため、町内観光周遊ルートの開発を行っているほか、町の魅力向上に繋がる観光施策を実施しています。
<関連リンク>
この記事に関するお問い合わせ先
みらい創生課
〒529-1380 滋賀県愛知郡愛荘町愛知川72番地
電話番号:0749-29-9046
ファックス:0749-42-7377
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更新日:2020年12月24日